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2013年1月26日 (土)

飛鳥ワイン カベルネ・ソーヴィニヨン樽熟成2007 大阪市羽曳野市

130125asukawine日本でのブドウ生産のベスト3は山梨、長野、山形。大阪は山梨に比べると栽培面積は約9分の1にすぎないが、かつて戦前は山梨を抜いて日本1位であった時期もあったという。今では信じられないものの、大阪は一大ブドウ生産地であった。

そのかつてのブドウ王国大阪でもワインの生産が大きく広がりつつあるようだ。この飛鳥ワインは創業1934年、室戸台風の被害で樹から落ちた商品価値のないブドウをワインにすることで農家を救済するところから始まったという。このカベルネ・ソーヴィニヨンは自社畑の垣根仕立てによる栽培で、収量制限しアリエ産のオーク樽で熟成されたもの。

色は黒みががったダークルビー。香りはカシスリキュール、カスタードクリームの甘い香りが強く出ているが、胡椒、枯れ枝の香りもバックにある。

口に含むと刺激の少ない冷涼で丸みを帯びた酸味と、グミのような弾力感を伴った果実味が跳ねるように感じられる。ストレートな熟したベリーの甘さが中盤にかけて広がり、カベルネらしいタンニンの力強さは奥に控えて、後半から優しく包み込むように働く印象。後半からは樽熟成らしい香りがより強く感じられるが、果実味の繊細さを壊さないように節度を保ち、最初から最後まで調和のとれたまろやかさが続く。

余韻は雑味を残さないブドウの程よい甘さが薄皮一枚の繊細さで広がり、そして全体が舌の表面で一気にほどけるように潔く引いていく。

ブドウの旨味、樽のかかり具合のバランスが取れていて、飲んでいて抵抗を一切感じない。っそれでいて、しっかり内容の濃さを感じるところは、醸造者の技を感じさせた。こういう質の高いワインが大阪で生産されることを府はもっと宣伝して欲しいし、知らせる機会をもっと作ってもらいたいものだな。

【パピーユ・ジャポネーズ 3,000円?】