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2016年1月13日 (水)

G.D.ヴァイラ ランゲ・フレイザ2008 DOCランゲ

160113vajralanghefreisa

遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。スタンスは変えずにゆっくりと自己満足的にやっていきます。ブログなので、それが許されるかと(笑)

新年からいろいろ飲んでいたのだが、家呑みでのイタリアワインはこれが初呑み。ちょっとセラーで置いていたピエモンテのワインだけど、その理由も消極的で、わかる人であればフレイザ故のこと。

ピエモンテ土着品種の中でも、フレイザは軽め、弱発泡の作りが多いところだが、このワインに関しては値段も相応だった。だから買うには買ったのだが、やや使いづらさもあってしばらくセラーに置いていたのだが、この機をもって開けてみた。しかし、開けてみたら想像を全く超える味わいだった。やはりワインは奥深い。

G.D.ヴァイラはピエモンテで家族経営の作り手で、当然ながらバローロも醸すもののレパートリーは幅広く、バルベーラ、ドルチェット、その他ピエモンテで許される品種は栽培している。そしてその品種独特の味わいを重視しているところが、特徴。フレイザはピエモンテ州土着の品種で、通常は軽めのワインとして仕上げるところが多いはず、という印象だったが? 

色は濃密で黒々としたボリュームを感じさせる、深いダークルビー。香りはブラックベリー、スミレ、黒餡、墨汁、ややタールといった重さを感じさせる。

口に含むと濃密なリキュール的果実味と、その中にやや粗っぽく散らされた太めのタンニンが直後から迫ってくる。ただし、そのボリューム感も当初の印象からすれば、そのインパクトが収まればややスムージーな感じに素早く収束していく。当初のボリューム感に押されていた酸味も時間をおいて徐々にせり出してくるが、やや低めで落ち着きのある酸ゆえに全体の味わいを崩すとはなく、やや強めの前半から優しい中盤への自然な移行へとつなげる潤滑油的役割にはふさわしい。後半の熟したベリーの味わいはその厚みからすれば一見南のワインと思えるが、終始引き締まったボディが北ゆえの矜持を保つ。

余韻は中盤から広がる甘めの果実味がふくよかに広がるものの、細かなタンニンが適度にボリューム感を引き締めバランスを保ちつつ、厚みのある味わいを終始展開していく。

今まで何度かフレイザは飲んだことがあったけど、それとは全く別物の次元を表現した驚きのフレイザ。こういうのを飲むと、ワインって品種よりもやっぱり造り手なのかな、と思ってしまうのだが、そういう二元的な解釈で読めないところがワインの奥深さであり、素晴らしさ。ワインに限ったことではないけれど、この中間の表現にこそ真実があると思いつつ、今年も飲み続けていきたいと思います。

【エノテカ・イル・ソッフィオーネ(テラヴェール)6,000円?】

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