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2015年12月25日 (金)

フランシス・ブラール ブラン・ド・ブラン ブリュット・ナチュレNV 

151224francisboulardクリスマスの夜は、何故か気取って、少々スノッブ的でも構わずに身を委ねたい。そんな夜だからシャンパーニュの、ちょっと気になる造り手と相対してみる。お供のミュージックは、ラヴェル「夜のガスパール」。

フランシス・ブラールはまだ日本では著名度が低いかもしれないが、フランス本国ではその評価はすさまじいものがある。価格は40ユーロ以下だが、その品質は名だたる造り手と既に伍するほどだ。2010年に父、レイモン・ブラールの3人の子供がそれぞれ独立、フランシスは娘デルフィーヌとともにビオディナミを実践、わずか年産25,000本ではあるが、フランシス・ブラールの名の下で自然なまでのシャンパーニュを世に送り出す。

このブラン・ド・ブランはシャルドネ100%、75%は2011年、残りは2009年、2010年のブドウをベースとし、ドサージュはなし。マロラクティック発酵を行う。

色は澄んでいて張りのある、明るめのゴールドイエロー。泡は細かめでやや弱い。香りは当初キノコ、土っぽさが感じられたが、その後フレッシュさのあるライム、グレープフルーツとともに、カマンベールの白カビチーズのニュアンスが広がる。

アタックは細かくクリーミーな泡が舌先をくすぐるように弾け、その後ストレートでエッジのきいた酸が疾走し、その後ドライな果実味が訪れる。引き締まったボディだが果実味に凝縮感があり、その均衡はどちらかに偏ればバランスが崩れそうな、ともすれば危うい印象を受けるものの、その緊張を過ぎたころから後半に向けて酸に裏打ちされたボリューム感が内から湧き出るように膨らみを伴って広がる景色が、安らぎに満ちて心地よい。

余韻は終盤まで芯を通した酸をくるむように、薄皮の旨味が螺旋を描いていく立体感を感じながらフィニッシュに至る。

ブラン・ド・ブランらしい酸とともに、繊細さとふくよかさを両立する果実味の密な絡み合い。秀逸な造り手の今後をぜひとも楽しみたいところだが、年産25,000本というところが悲しくも悩みの種?

【今井商店 7,400円】

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