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2015年12月12日 (土)

ティエリ・エ・パスカル・マトロ ヴォルネイ サントノ プルミエ・クリュ2008 AOヴォルネイ 1erクリュ 

151212volnaymatrot2008

ブルゴーニュの難しいところは、エチケット上ではわからない事実が多すぎるということもあるに違いない。例として、このヴォルネイもその一つ。

コート・ド・ボーヌの中央に位置するヴォルネイ村は赤、つまりはピノ・ノワールの産地だが、その南ムルソー村は白、シャルドネの産地として今に至っている。斯様にくっきりと村の境界線で栽培するブドウが分かれるものでもなく、やはりどこにもグレーゾーンは存在する。それがヴォルネイ・サントノという畑だ。

この畑、ヴォルネイを名乗るものの実際にはムルソー村の北端に位置し、白ワインであればムルソーの1級を名乗るが、赤であればヴォルネイ・サントノで1級を名乗る。表土自体は赤のみを造るヴォルネイ側からこの一帯にかけて石灰岩の上に小石交じりの赤土が広がる土壌であるから、ムルソーに位置してもこの地はピノ・ノワールを栽培するに相応しい、ということなのだろう。

マトロはムルソーに本拠を置く生産者なので、白ワインに秀でていると評価されるが、ボーヌの各村で赤も生産している。その一つがやはりムルソー村に位置するサントノでの赤ワイン。

色は赤みの強い、チャーミングさを感じさせるルビー色。香りはスミレ、ラズベリーに加えて、ややインクっぽさ、スパイス、シナモンを感じさせる。

アタックはみずみずしい酸味とともに、やや硬めの果実味がパワフルに迫ってくる。7年を経ても、まだ角が取り切れていないポテンシャル。低めの酸はやや甘めの果実味と調和し、全体では落ち着きと安定を感じさせる。中盤からかすかに覗く後味のくどさも感じられるが、それでも密度の濃い凝縮した味わいは、最後までしっかりと品格を保って終盤へと誘う。

余韻は熟したベリーの甘味がふくよかに広がり、リッチさを感じさせながら長めの後味を残しつつ引いていく。

まだまだキープしていけば、余計なものをそぎ落として収斂していきそうなポテンシャルを感じさせてくれた。本当はもっと置いておけばいいんだろうけど、飲みたい時に飲まないといつ飲む?と思うのもホンネなので、飲み頃は一番難しい命題だ。

【エノテカ グランフロント店(エノテカ)7,800円?】

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