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2015年12月20日 (日)

シャルル・エルナー セドゥクシオン2002 エペルネイ(ヴァレ・ド・ラ・マルヌ)

151220ellnerseduction2002シャンパーニュといえば、小規模なブドウ栽培者兼醸造者でもあるRM、レコルタン・マニピュランが脚光を浴び続けているが、当然シャンパーニュの歴史を作ってきた大手もまた、自社畑でのブドウ栽培によってRMのコンセプトを取り入れてきた。ネゴシアン・マニピュラン、NMは元々外部のブドウ栽培者からブドウを買い付けて醸造していた会社を指したが、最近はその定義もブドウ買いプラス自社栽培ということになっている。

このシャルル・エルナーもNMだが、その規模は大手に比べればかなり小さいものの、それでも年産約100万本だから、クリュッグ(約50万本)よりも大きい。エペルネィ近郊でシャルドネが50%、残りピノ・ノワールとピノ・ムニエを栽培し、フレッシュさを残すためマロラクティック発酵はせず、ヴァン・ド・レゼルヴは樽で熟成させる。ワイン自体魅力的だが、それを更に増すのは乾杯の気分を煽る、素敵なエティケット。華やかさの観点ではペリエ・ジュエのベル・エポックに勝るとも劣らないと思っているのだが?

色は全体に濃い目の色調で、茶色がかったゴールドイエロー。泡はやや弱めながら、可憐にゆっくりと立ち上る。香りは変色しかけたリンゴ、カラメル、幸水梨、焦がしバター、カカオ、枯葉のような土っぽさのニュアンスも感じられる。

口にすると、細かな泡の感覚とともに、熟成した果実味が細かな酸に包まれ、穏やかに、しかし力強く迫ってくる。スタートからの滑らかさが絶妙で、均整の取れたバランスは年月を経て余計なものを削ぎ落してきた故のものだろう。ボリューム感、グリップは中程度ながら、中盤から後半にかけて感じられるスパイシーさ、渋みが複雑さをもたらし、表現力を豊かなものにしている。

余韻はやや全体に濃い目の味わいがナチュラルに昇華して、予想外に優しく温和。程よい甘みが優しい浮遊感を醸しつつ、柔らかに長い斜面を下るように収束していく。

前半は濃い味わいだが、後半はそれが自然に解けていくような感覚で、後味もすっきりして何杯でもいけそうなシャンパーニュ。ヴィンテージの楽しさと熟成感がこの値段で楽しめるのはありがたい限り。

【フランスワイン専門店ラ・ヴィネ 7,500円】

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