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2013年8月

2013年8月26日 (月)

ファンキー・シャトー シャルドネ2012 長野県小県郡

130825funkychateauchardonnay以前は日本ワインを「日本ワイン」というカテゴリーで一括していたが、最近は山梨、長野、近畿など、多様な地域のワインが簡単に、かつ手ごろに手に入るようになってきたので、ディリーワインに登場することが多くなってきた。そろそろカテゴリーを分割しないと、後の整理が面倒になりそうだ。

このワインは長野県、日本でいち早くAOC制度を取り入れたことでも一時話題に上った。このファンキー・シャトーは名前はかなり際っぽいが、ワインはいたって正統で2012年に初出荷を果たした新しいワイナリー。

完熟したブドウを選果、自然発酵、無濾過、無清澄でワインに仕上げることをモットーとしており、このシャルドネも生産はわずかに571本、除梗破砕の後に数時間コールドマセラシオンさせ、ステンレスタンクで3週間の自然発酵の後に新樽で6か月の発酵熟成を行っている。

色はねっとりした質感を感じさせる、柔らかなゴールドイエロー。香りはカシューナッツ、バター、栗、蜂蜜と、ほのかにマンゴーの香りも感じられる。

トップには凝縮したトロピカルフルーツの甘みと、繊細で細かな酸が緊密に絡み合う。甘みの予想外の強さに驚くが、粘りのない磨かれたクリーミーな味わいは雑なところがない。甘みが収まった後に広がるほのかな苦みのアクセント。全体的にはコンパクトで、もう一段の膨らみ、複雑さが加わるとより素晴らしいものになる予感を感じさせる。熟成を経ると、さらなる変化が期待できるだろう。

余韻はすっきりした甘味の心地が滑らかに広がり、穏やかなフィニッシュに導いていく。

ポテンシャルは素晴らしく、日本のシャルドネの品質の高さを十分世界に訴えかけるだけの力が備わっていると思う。これが初リリースという事で、今後の深化に期待したいところだ。

【パピーユ・ジャポネーズ 4,500円?】

2013年8月25日 (日)

ようやく開幕! フラムvsアーセナル戦

20130824arsenal先週のホーム戦での敗戦はあまり思い出したくない。ので、まさにこの日からが開幕、という思い込みでアウェイ戦のフラム戦を観戦。この日の先発はGKスチェスニー、DFギプス、メルテザッカー、サニャ、ジェンキンスン、MFロシツキー、ラムジー、ポドルスキー、カソルラ、ウォルコット、FWジルー。

前節はアーセナルが先制した後のモチベーションに欠けるところが気になったが、さすがにこの日は敗戦で集中力が高まったのか、アーセナルの選手に攻撃の意識が切れなかった。結果は1-3でアーセナルが勝利し、開幕初勝利を手にした。

大雨の中での試合で先制点は16分、右サイドのラムジーからの低いパスをジルーが押し込んで、CL予選を含めて3試合連続の得点を決めた。ジルーの好調はアーセナルにとって好材料。続く追加点は40分、カソルラのパスから右のウォルコットの鋭いシュートをGKが弾いたものの、そのデフレクトを中央に走り込んできたポドルスキーがお得意の左足で振りぬき、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さる。

前半で0-2と有利に進めたアーセナルは、68分にエリア内でボールを保持したカソルラが隙を見て後ろに戻して、フリーになっていたポドルスキーが追加点を決めて0-3で突き放す。その後1点を返されたが、アーセナルが1-3で攻撃的な試合をものにした。

この試合ではポドルスキーが2得点を決めて目立ったが、開幕戦で良くなかったカソルラのコンディションが目に見えて戻っているのが頼もしかった。ラムジーもすっかり定位置を確保し、自分の役割が自覚できたのか、あらゆる場面に顔を出す積極性が観られた。選手のモチベーションも上がっているようで、この試合がまさにアーセナルの開幕、というにふさわしい結果だったと思う。

ようやく始まったプレミアリーグ。無敗優勝はなくなったけど、これからの快進撃に期待したい。あと、やっぱりお金は使って欲しいとは思うんだけど。。。

2013年8月24日 (土)

シュグ ピノ・ノワール ソノマ・コースト2010 カリフォルニア

130822schugpinotプレミアは開幕したいるとはいえ、我がアーセナルはまだ開幕したとはいえない。なんせホームの試合で1-3で負けたんだから。相当ひどい試合だったそうなので、録画の試合もまだ見ていない。だから開幕はまだなんだ、と思い込んでいる。そして今日の試合こそ、らしさを見せてほしいものだ。

昨日自宅で飲んでいたのは、珍しくカリフォルニア。何故かしっとりした、かつふくよかなワインを飲んでみたいと探していて、行き当たったのはカリフォルニアのこのシュグのワイン。

シュグはカリフォルニアの中では好きな作り手の一つで、カリフォルニアらしい濃密な果実味は控えて、酸と協調させた味わいが心地よい。何をカリフォルニアらしい、と定義するかだが、ある意味カリフォルニアワインらしくないワインかもしれない。

色は鮮やかな光沢のある、明るめのルビー色。香りはイチゴジャム、ブルーベリー、干しいちじくの果実の香りがストレートに表れ、バックにやや青さも残る。

口に含むと熟したベリーの甘みと、素直な酸味がはっきりと伝わってくる。豊かだが過熟にならず、抑制が効いた整った甘みが心地よく、決して粘らない。ややボディがコンパクトすぎて、あっさりしすぎという感じは残るが、雑味の少ない統制のとれた味わいが透徹しており、後半も品の良い甘みが薄皮一枚で漂う感覚が、落ち着きをもたらす。

余韻は細やかなタンニンが口の中を引き締めつつ、シルキーな果実の旨味が細くゆったりと続いて、滑らかに引いていく。

全体的にまとまり過ぎて、インパクトという点では欠ける味わいなのかもしれないが、統制のとれた流れるような一体感が味わえる点が何より好ましい。落ち着いた時間を共に過ごせるワインという事だろうか。

【Wassy's中之島店 3,500円】

2013年8月10日 (土)

山梨マルスワイナリー ペティアン・ド・マルスNV 山梨県笛吹市

130810petillantdemarsここ1週間の暑さは異常なほどだ。こういう時期はワインよりもビールに嗜好が傾きがち。事実、金曜日以外は殆どビールを飲み続けていた。でも週末はやはりゆっくりとワインを傾けたいもの。

この日のワインは、暑い時期にはピッタリのスパークリングにした。山梨県産の甲州を用いた瓶内二次発酵によるもの。

本坊酒造は鹿児島で焼酎「桜島」を作るメーカーで、1960年に山梨の地にワイナリーを設立した。甲府市を中心とした5地区からのブドウを用いてワインを作っており、この微発泡のペティアンは毎年9~10月に甲府盆地で収穫された甲州葡萄から、フリーランジュースのみを用いて低温発酵後、瓶詰め(瓶内二次発酵)を行っている。

色は少し黄がかった薄い乳白色。香りは乳酸飲料、食パン、杏仁豆腐。グラスに注ぐ瞬間、勢いのよい細かな泡が表面を包む。

口に含むと柔らかで細かな酸が舌先をくすぐるようにはじけ、その後は残糖分をほとんど感じない、ライムのようなドライな果実味と、酵母に由来する丸みのある味わいが絡みあう。後半はプロセッコに似た乾いた味わいの中に、鉱物的なミネラル感が豊かに感じられる。

余韻はドライな味わいの中に、日本酒の後味に似たふくよかさを感じさせながら、さっぱりとした飲み心地を残して引いていく。

予想以上に細かな泡が溶け込んでいて、口に含んだ時のはじける感覚が心地よい。味わいは甲州らしくドライで、そこに日本酒のようなふくよかさが合わさって、個性的なワインとなっている。価格を考えればとてもお値打ちなワインと言えそうだ。

【パピーユ・ジャポネーズ 1,600円

2013年8月 5日 (月)

ジャン・ルイ・シャーヴ エルミタージュ ファルコネ2007 AOCエルミタージュ

130804hermitage少し暑さも和らいだ感のあるこのところ、最近はビールばかり飲んでいたので、この機に少ししっかり目の赤を飲んでみることに。で、それならとこのローヌの名手、ジャン・ルイ・シャーヴのお手頃なネゴシアンもののエルミタージュを。

エルミタージュと言えば、やはりジャン・ルイ・シャーヴが筆頭に上がるだろう。それ故に、価格も相応するが、このネゴシアンものはやや安価で楽しめる。しかし選ばれたドメーヌとの間で細かな管理のもとに生産されるので、品質は信頼がおけるはず。

色は濃密だが、艶と張りのある鮮やかなダークルビー色。香りは甘いベリー、ラズベリージャム、黒オリーブ、黒胡椒、バックに土の香り。

口に含むと瑞々しい酸味を伴ったベリーの旨味が濃密でインパクトを持って迫る。その酸は高めながら角が取れ、稠密な果実味を包み込む余裕を持っている。ボリューム感自体は中庸でこじんまりとしているが、バランスよくベースにしっかり感じられるスパイシーさがシラーらしい個性を展開する。中盤から後半にかけて広がる繊細なベリーの熟した旨味が心地よく、堅さを感じない酒質も好ましい。

余韻は綺麗で程よい甘みが残る完熟ベリーの旨味がなだらかな水平線のように広がり、穏やかな後味を作りながら、優しくゆったりとビロードのような感覚で引いていく。

全体のまとまりと、緻密な構成を同時に演出したよくできたワインだと思う。シラーらしいスパイシーさと、熟した果実味の調和をここまでネゴシアンとして演出できるのは、さすが盟主ならでは。まだまだ熟成できるポテンシャルがあるけれど、この時点でも十分美味しくいただけました。

【Cave de Terre淡路町店 6,000円?】

2013年8月 4日 (日)

プレイバック豊田 アーセナルvs名古屋グランパス戦

130804arsenal7月21日、22日、夏季休暇を利用して豊田スタジアムに行ってきた。この日は勿論アジアツアー中のアーセナルが、地元名古屋グランパスとの試合観戦。豊田スタジアムは初めてで、バックスタンドでの観戦だったが、ピッチ全体が見渡せて、とても気持ちのいい環境だった。この日は試合前に凄い雨が降ったそうで、その直後という事もありさほど暑いという感じではなかったが、それでも約4万2千(?)の観衆はこのスタジアムでは最大の入り。さすがはアーセナルという感じだった。

130804arsenal1この日のために関西のアーセナルファンの集まり、ハイバリーナイトで弾幕を作っていたのだが、これもしっかりアーセナルサポーターの席に張られていて、バックスタンドからも綺麗に見えた。かすかに映ってるの解ります?この試合、バックスもメインも比較的静かに観戦していたし、名古屋のサポーター席も盛り上がりに欠けていたせいか、この弾幕周辺だけがやたら盛り上がっていた。後から見たニュース報道でもこの部分だけクローズアップされていたせいもあり、知ってる顔がチラホラ。

130804arsenal2試合はアーセナルが3-1で圧勝。前半はコンフィデ杯直後で来なかったスペイン勢、負傷のフェルメーレン以外はほぼベスト的なメンバーで、前半は宮市、ロシツキー、ウォルコット、サニャ、メルテザッカー、ファビアンスキー、アルテタ、ジルーが登場。特にウォルコットのスイッチが入った瞬間からの速さは圧倒的で、静かなスタンドが一気に歓声と感嘆に包まれた。もう一人挙げれば、ラムジーの運動量、当たりの強さには目を見張った。彼の今季の活躍が楽しみだ。

宮市は前半からのスタメン出場だったが、正直良くはなかった。一本左からのシュートが惜しくも枠を外したシーンはあったが、後はスピード感もかなり見劣りがして、正直このレベルでトップチームに残るのは厳しいという印象だった。2点目のPKは帰還のご祝儀といったところ。

しかし、シーズン間際にこれだけの選手が来てくれるというのは本当にうれしい限り。後半は若手中心で、その中でもゼラレムという選手の才能が際立っていた。今年の注目若手になるだろう。ぜひ早く、トップチームで見てみたい。

実はアーセナルの選手を直接見るのは初めてだった。次回はぜひ本拠イングランドで見てみたいものだな。