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2012年8月

2012年8月25日 (土)

ラエルト・フレール レ・クロ エクストラ・ブリュットNV

120825leclos暑い夏が続いております。まだまだ赤ワインという気分にはなれない。白か泡を体が欲してしまう。だから平日は缶ビールでも、ゆったりした休日はシャンパーニュでゆっくりと過ごしたい。

このラエルト・フレールは最近好きな作り手で、よく手にする。保守的な印象の強いシャンパーニュだが、最近は若い作り手が今までは評価が高くなかった地域で、ポテンシャルの高いシャンパーニュを造っている。このオーレリアン・ラエルトもその一人だと思う。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区の中心都市であるエペルネの南、旧格付けではプルミエ・クリュに入らないシャボー村に本拠を置くラエルト・エ・フレールの当主、オーレリアンは、父の代から既に除草剤を使わず鍬を使った耕作を始めていたが、それでは物足らずビオ・ディナミを導入した。それに加えて、シャンパーニュの主要品種であるシャルドネ、ピノ・ムニエ、ピノ・ノワールに加えて、今も使用が認められているアルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリも栽培している。その結果が7種類で醸したこの「レ・クロ」。今では名前も「レ・セット(7)」に改めている。

このワインはフロモントー(ピノ・グリ)10%、アルバンヌ8%、シャルドネ18%、ピノ・ノワール14%、ピノ・ムニエ18%、ピノ・ブラン17%、プティ・メリエ15%によるもの。バリックでの自然発酵で6か月間は澱と接触させての熟成、マロラクティック発酵は行わず、2/3はその年のワイン、1/3はシェリーと同様のソレラで2005年以来継ぎ足しのワインを使っている。

色は少しオレンジがかった明るいゴールド。力強く、しかし繊細な泡が穏やかに立ち上る。香りは少し酸化したリンゴ、シナモン、ナッツ、クロワッサン、土っぽい香りも感じられる。

入りは予想外に穏やかだが、その直後勢いのある泡が舌先ではじける感覚と、伸びのある細身の酸が入ってくる。酸は鮮烈だが、角が取れていて刺激は少なく自然な感覚。豊かな果実味はまろやかで、細かな酸とうまく調和し、バランスの妙を感じさせる。中盤から後半にかけて膨らむ果実味は、残糖分は少ないものの味わい深く、落ち着きのある旨味が心地よく座る。

余韻はスマートでフレッシュな酸味が残りながら、切れの良い旨味の後のほのかな甘さが口の中に浮揚感を伴って漂い、優しく爽やかに引いていく。

7種のブドウを使っているというから、個性がぶつかって角がある味わいになっているのかと思ったが、想像以上にバランスがよく、後半に膨らむ旨味は複雑さがあって充実感がある。作り手のバランス感覚の妙が十二分に出たシャンパーニュだった。Good JOB!

【Wineshop FUJIMARU 7,000円?】

2012年8月20日 (月)

フランツ・ハース ソッフィ ミュラー・トゥルガウ2010 IGT(イタリア アルト・アディジェ州)

120818haazこう自然派、自然な造りがもてはやされると、ブドウ品種もハイブリッド的な品種は迫害される運命になるのだろうか。

ハイブリッド、異なるブドウを人工的に掛け合わせて、特徴を引き出したブドウ品種は主にドイツで開発された。冷涼な気候が災いして、温暖な他国に比べて生産量で劣後していたドイツでは、病気に強く、かつ多産な品種を開発することが望まれた。1882年にミュラー博士によって開発されたこの品種は、リースリングとジルヴァーナ(シルヴァネール)を交配させたものだが、その生産性から瞬く間にドイツ全土に広まった。しかし、それと同時にドイツの白ワインを貶める結果にもなった。今では見向きもされなくなったリープフラウミルヒはまさにこのミュラー・トゥルガウによるもの。

しかし多様なワインを産みだすことが認められる現代にあっては、この悪役でさえその特質を引き出そうとする奇特な醸造家によって個性的なワインを産みだすことができるようになった。アルト・アディジェの有数の作り手、ドイツ系のフランツ・ハースが醸すこの白ワインはまさにその一例と言えるだろう。

色は濡れた感じの麦わら色。香りはマスカット、乳酸飲料、白い花、ライチ、アプリコット、桃缶といった、全般的に柔らかで甘い香りが感じられる。

第一印象からまとまりのある味わいで、突出した部分がない。酸は穏やかで重心が低い。果実味も糖分が控えめで、純朴な旨味が細やかに感じられる。控えめで派手さはないものの、涼風のごとく漂う香味と、舌の表面を撫でるように広がる滋味は心地よく、味わいの向こうに穏やかな山里の風景を感じるかのよう。中盤から余韻にかけて、ほのかな塩味のミネラル感が静かに広がってくる。

余韻は柔らかいミネラル感が口の中に球のように漂い、最後まで静かな音楽を奏でるような落ち着いた印象を残しつつ引いていく。

派手さはないが、抑制のきいた落ち着いた味わいはわかりやすい香味を伴って、だれにでも受け入れられる美味しさを保っている。イタリア、産地の涼しげな特質を活かした、純朴、質実剛健なワインといえるだろうな。

【エノテカ・イル・ソッフィオーネ 2,800円?】

2012年8月19日 (日)

プレミア開幕!繋がりに欠けた試合 アーセナルvsサンダーランド戦

120818arsenalついに8月18日、2012/13シーズンのプレミアが開幕した!2年連続キャプテンが移籍となったが、かねてから次期キャプテンと見られていたフェルメーレンがその座に就いたから、その点で全く不安は感じない。

しかし、アーセナルの中核に育ったと思っていたDF、アレックス・ソングのバルセロナ移籍は正直ショックだった。昨シーズンは守備もさることながら、彼が時折見せたセスク的な敵の意表を突く縦パスが試合を変えるきっかけにもなっていたので、今期はますます深化していくものとおもっていただけに残念でならない。正直、新天地での成功を願う、とまで大人の対応ができないほどの残念さだ。

それだけに守備面での対応が開幕戦では注目されたが、結果的には0-0のスコアレスドローで煮え切らない結果になってしまった。

個々の面では収穫というか、安心できる結果があった。新加入のカソルラは安定したプレイで、緩急をつけた動きでゴールに切り込む能力がある。この試合は周囲との連係がまだしっくりこず、盟友アルテタがソング不在の影響で終始後ろ下がりの位置でプレイせざるをえなくなったため、ゲームを演出するまでには至らなかった。ただ、これは単にフィットの問題なので、試合を重ねれば解消されるはず。あと、今の状況であれば少々リスクはあるものの、アルテタをトップ下に据えてカソルラをサイドに張っても面白いのではと思う。

FWではポドルスキーと後半からジルーも出場したが、どちらも孤立気味で、チームとしてこの試合彼らの持ち味を引き出すまでの場面が少なかった。ただ、決定的なシーンもあっただけに、そこを決めきれなかったのが残念。

この試合で課題の守備に関しては、メルテザッカーの緩慢さはあったものの、総じて安定していたと思う。ただし、サイドの力不足は否めず、特に右のジェンキンソンの後ろ向きなプレイが攻撃のプレー気になる場面が見られた。サニャに比べるとスピード、攻撃の判断の素早さはまだまだだが、クロスの精度は見るべきところがある。サニャ不在の序盤戦が彼の正念場だろう。

スコアレスドローは残念な結果だが、これから徐々にペースをあげてくるはず。9月にはリヴァプール、チェルシー、シティと早くもライバルとの連戦が控える。次の日曜日、ストーク戦は必ず勝利をあげてもらわないとね。

2012年8月17日 (金)

ペンフォールド シラーズ マギル・エステート2004 オーストラリア

120814penfolds一番好きく涼しいセラーの中で13か月のフレンチオーク、アメリカンオークによる熟成を経る。

色は濃厚で黒味の強い凝縮感のあるエキゾチックなダークルビー。香りはカシスリキュール、プラム、干しイチジク、ヴァニラ、ガトーショコラ、バックにローズマリーの涼やかな香りが感じられる。

アタックは瑞々しくも熟したベリーの酸味が口の中に直線的に突き進む。その後を追うように濃厚な果実味が広がってくるが、均整のとれた味わいで、濃厚だけれども甘さを抑えた均整のとれたボディにいささか意表を突かれてたじろぐ。タンニンは大きく主張しないが、稠密でこの味わいをやさしくサポートする。

中盤のコントロールされたボリューム感は見事で、決して重々しさだけに走らない、充実した甘さと均整のとれたボディの両立という矛盾した課題を見事にこなす。後半にかけての穏やかで角のないデリケートな甘さが心地よい。

余韻は雑味のない切れの良い甘みと、最後まで息を切らさない若々しい酸味が口の中をリフレッシュさせつつ、疲れを感じさせない味わいを残しながらゆっくりと引いていく。

シラーズにはいささか粗さを感じるものだけど、このワインにはそうした印象は全く受けなかった。まだまだ熟成のポテンシャルを感じさせ、この時点で開けるべきではなかったかもしれないが、こうしたワインに出会えて改めてオーストラリアのシラーズというジャンルに目を開かせてくれたことはまさに一期一会。Great JOB!

【Cave de Vin大阪店 7,000円】

2012年8月16日 (木)

ストーン・ブリューイング スモークド・ポーター(ウィズ ヴァニラビーンズ) アメリカ合衆国(サンディエゴ)

120814smokedporterワインばっかりテイスティングコメントを残しているが、ビールもティスティングの対象として前々から関心はあったのだが、やはり目先の泡の快感に惑わされて、一気に飲んでしまっていた。たまにはビールともゆったり向き合って飲むくらいの余裕を持とう。

このビール、アメリカの人気醸造所のビールということで、近くのショップに勧めてもらったビール。自分はビールに関してはあまり濃くない味で、さっぱりしつつ、ホップの苦みが効いたものが好みなので、色合いとヴァニラビーンズで香りづけしているその時点で若干好みのラインからは外れているのだが、お勧めいただいたからには理由があるはず。信頼できるショップの方から勧められたものは、自分の嗜好から外れてても試すのが、不思議な出会いへの第一歩だよね。

色は焦がした濃いダークブラウン。香りはビターチョコが前面に押し出し、コーヒー、そのバックにヴァニラ、スパイス、ブラックチェリーの香りが感じられる。

口に含むと予想外に締まった、苦みの効いた味わい。甘みは抑えられ、ヴァニラの香りはふんだんに口の中に広がるが、しつこさは全く感じない。ヴァニラとスモークの香りが上品に調和し、ローストの風味も抑制が効いて、すべての味わいが見事にコントロールされている。中盤から後半にかけて、舌の横を絞るかのように苦みが引き締まり、深みのある味わいを形成する。

余韻が底力のある苦みがどっしりと座り、ふくよかなヴァニラの香りを口の中に漂わせながら、切れの良い味わいを残しつつ長くゆっくりと引いていく。

色合いと香りからすれば予想以上に締まった、深みのある味わいのビール。たぶん自分では絶対買わないと思うけど、知っている人が背中を押してくれたからこそ出会えた素晴らしい、自分の好みドンピシャのビールだった。やっぱり飲まず嫌いはダメだね!

【BEER CAFE BASE 700円?】

2012年8月15日 (水)

マルティン・ルター、世界を変えた男の肖像 ベルリン国立美術館展

120714マルティン・ルター、世界史の教科書で誰しも必ず目にしたことのあるその男の肖像は、それまでのキリスト教聖職者の肖像とは全く異なるものであった。すでに剃髪をやめ、そして肥満と言ってもいい肉付き、そして何よりも挑戦的で自己を主張する得意げな表情、それらはルネサンスの芸術に慣れた目にはあまりにも異なる個性だった。描いたのはルーカス・クラナハ、工房による作品ではあるが、クラナハの特徴が表現された、その時代とヨーロッパ歴史の分岐点を表現する名品だと思う。

マルティン・ルターはいわゆる聖人ではない。聖職者になったきっかけも、雷に打たれそうになり、必死の思いで聖人に助かれば僧籍に入ると叫んでしまったからだという。そして親の反対も押し切って修道院にはいり、そこからは愚直に神の言葉、聖書のみに信仰の基を置いて研究の道に入った。まさか彼自身もその道が宗教改革へ通じ、ヨーロッパを二分し、近代への道を開こうとは思わなかっただろう。しかし、その肖像からは、一つの道をまっしぐらに進んだ意思の強さ、なによりも人間臭さが感じられる。

フェルメール作品、「真珠の首飾りの少女」で注目を集めているベルリン国立美術館展だが、確かにこのフェルメールの作品は、その数少ない30数点の中でも上位位に位置する名品だろう。暗い室内で左の窓、一方向から光が届き、その光に向けて真珠をかざす若い女、その光が白い真珠の表面で乱反射し、その美しさに恍惚とした表情を浮かべる。交錯する光を一瞬で閉じ込め、三次元の世界に表現し、そこに作為性を感じさせず自然な光景として再現したフェルメールの力量の凄さが素直に理解できる作品だ。

フェルメールばかりに注目が集まるきらいもあるが、この美術展では他にもドイツ最高の彫刻家リーメンシュナイダー、精緻な肖像画を残したアルプレヒト・デユーラー、宗教改革時代の代表的な画家でありながら、裸体像も多く残したルーカス・クラナハといった、日本ではあまり公開されない貴重な画家の作品も展示されている。特にルーカス・クラナハの裸体像は決して美しくはないのだが、美しくないゆえにその蠱惑的な表情と、薄い透けて通るような布をまとっているが故にかえって感じる、本能的なエロティズムに何故か惹かれる。

最近の美術展は殆ど大阪にも巡回するが、この美術展は東京、九州しか開催されない。しかし、東京まで行って観る価値は十分ある、個性豊かな作品が集った美術展だった。

ベルリン国立美術館展

国立西洋美術館(東京・上野)

2012年6月13日~9月17日

2012年8月14日 (火)

モレッティ・オメロ グレケット ウンブリア2011 IGT

120812grechetto夏真っ盛りの間、イタリアワインからは自然と遠ざかる傾向にある。

やっぱり白ワインの時期なので、フランスでもアルザス、ロワールとか白の銘醸地域、そして日本ワインといった白ワイン中心の地域に流れることが多い。イタリアワインは自分の中ではどちらかというと赤、という地域割りになっているし、白ワインでも好きな地域は味わいが深いので、あまり冷やさずじっくりと奥底まで楽しみたい、と思っているので、夏でも出番はそう多くない。

しかし、たまにはイタリアワインの白も楽しんでみたくなる時もあるので、今日は普段飲まないウンブリア州のグレケット種のワインを。これはインポータ、コスモジュンの試飲会で気に入ったワインを購入したもの。

モレッティ・オメロはウンブリア州で第二次世界大戦後に開かれたワイナリー。元々はオリーブ油の生産がメインだったようだが、ワイン造りにも取り組み、1992年からはビオ・ディナミ製法を実践、認証も取得している。

グレケット種はイタリアの土着品種で、その名からもわかるとおりギリシア由来の品種だ。主にイタリア中部の白品種として栽培されている。

色は茶色がかったしっとり感のある落ち着いた麦わら色。香りは乳酸飲料、メープルシロップ、セルロイド、マンゴー、キンモクセイ、甘いトロピカルな香りが強く出ている。

口に含むと香りとは異なるドライで酸化熟成のニュアンスがあり、最初からどっしりした強めの苦みがある独特の味わい。酸は細く抑え目だが、包容力があり、この不思議な味わいとのバランスが保たれている。ボリューム感は中程度で、湿った旨味が後半にじんわりと染みるように現れる。前半からミッドに至るまでも座る苦みが少々強すぎる感じはあるが、このワインのキャラクターに他とは比べようのない独自性を与えていることも事実。

余韻まで苦みが強く表れるが、味わい自体はすっきりしており、ふっくらした感覚を残しつつ、緩やかに引いていく。

これだけ苦みが感じられる白ワインを飲んだのは久々、という気がするくらい苦みの印象が強いワインだった。グレケット自体が決してこういうスタイルだとは思わないので、造りによるものだろうか。少々持て余した感があるけど、さすがイタリア、いろんな白ワインがあるということも改めて実感。

【Cave de Terre淡路町店 2,500円?】

2012年8月13日 (月)

都農ワイン シャルドネ・アンウッデッド2010 宮崎県都農町

120812tsuno今年の梅雨は九州の大雨があり、特に熊本県には大きな被害をもたらした。被災された皆様にはお見舞い申し上げます。

九州には多くのワイナリーがあり、評価も高まっている中で、今年の出来が心配されるところだ。元々台風被害も多く、降水量の多い九州はワイン生産には不向きな場所のように思えるが、都農町と農協、現地企業の協力で第三セクターとして設立されたこのワイナリーは、その「そもそも」に真っ向から取り組み、土壌改良、科学的な分析による栽培の精緻な管理、優れた醸造によって、今や日本ワインで大きな名声を勝ち取るに至っている。

元々は巨峰といった食用ブドウの生産から始まったこのワイナリーでは、今や国際品種をメインにしたブドウの栽培、ワインの生産に取り組み、日本ではまだ目にすることが少ないシラーでさえもメインの商品に据えているほどだ。

このアンウッデッドは、自社農園によるシャルドネをオーク樽を使用せず、ステンレスタンクで低温発酵している。

色はグリーンがかった輝きのある薄めの黄色。ステンレス発酵は空気に触れることが少なく、ブドウ由来のグリーンがそのまま表現されるというが、まさにそうしたすがすがしい、麦わらが黄色くなる前の緑が感じられる。香りはミント、ライム、メロン、杏仁豆腐。柑橘系の香りに、甘めの香りが引き出されて、複雑さが感じられる。

口に含むとガス感を舌先に感じる。酸はシャープで細身だが、エッジは丸みを帯びており、中盤へのつながりが柔らか。ボディは細く、シンプルだが、果実味は充実しており、まとまりのある味わい。香りにやや化粧っぽさを感じるものの、味わいはクリアで、バックにはミネラル的なほろ苦さもあり、後半に集中力、グリップを与える。

余韻は苦さがしっかりと座り、そこにかぶさるように滑らかな旨味を薄く優しく残しながら、キレのある味わいを締めくくる終盤を演出する。

ステンレスタンクで醸した素材を生かしたワインらしく、ストレートな旨味がしっかりと感じられる。そして南国らしくまろやかでトロピカルな個性も備えた、きれいなワインに仕上げられていた。

【Papille Japonaise 2,500円?】

2012年8月12日 (日)

開幕1週間前 アーセナルの充実新戦力

早いもので、ロンドンオリンピックも残すところあと1日となったが、それが終わればいよいよプレミアの幕開けだ。8月18日の土曜日はホームでサンダーランド戦、そして9月にはなんと、リバプール、マンチェスター・シティ、チェルシーといった強敵との連戦が控え、早くもタイトルに向けた山場が待っている。

今季の移籍市場ではまず、ファン・ペルシーが自ら残り1年の契約期間を残して、新たな契約を更新しないとの自らのコメントが出されたまま、これまで沈黙が続いている。心変わり、契約更新を願わずにはいられないが、それ以外は例年になく、積極的な補強が相次いだ。

120812arsenal1最近で一番うれしかったのは、マラガから移籍するスペイン人MF、サンティ・カソルラの加入だった。

前回ユーロ2008でも活躍し、その後不調の時期もあったが、今季はマラガを牽引し、チャンピオンズ・リーグへ導く活躍を示した。168cmの超小柄だけど、中盤トップ下からウィングまで幅広く活躍できる選手だから、アルテタとの絡みで試合にリズムと変化を与える、アーセナルの攻撃に厚みを造る活躍を期待したい。

120812arsenal2移籍市場の開幕早々に決まった大型補強は、なんといってもドイツのFW、ルーカス・ポドルスキだろう。

ドイツ代表としての実績は既にキャップ3ケタの大台に乗せているし、交代も激しく、左に比べて不安があった右サイドの攻撃力の安定化につながってほしいし、ポジションがかぶりそうな成長株のチェンバレンにとっても、相乗効果を期待したい。

120812arsenal3最後はフランスの優勝チーム、モンペリエからやってくる、オリヴィエ・ジルー。リーグ得点王で代表にも名を挙げた25歳は192cmの長身は、ゴール前で大きな威力を発揮するだろう。

どうしてもファン・ペルシーの移籍を見据えて、との感は否定しようがないが、状況が状況だけに、手を打たないほうがクラブにとってはマネジメント的におかしい。ジルーの加入によって、今季開幕を迎える上で、ジルーの加入がファンにとって一定の安心感と展望をもたらしたことは、素直に評価していいのではないかと思う。

120812arsenal4来るものあれば、去る者も。メキシコ人FW、カルロス・ヴェラはレンタル移籍中のレアル・ソシエダへの完全移籍が決まった。ドリブルの突破力は魅力があり、好きな選手だったが、2008年以降アーセナルでは62試合出場、11得点と結果を残すことはできなかった。新天地での一皮むけた活躍を期待し、ぜひメキシコ代表にも戻ってもらいたい。ありがとう、ヴェラ。

さて、来週は開幕戦。全国各地で観戦イベントも行われるようで、東京・大阪・名古屋が確定している。自分も大阪で参戦、開幕戦を観戦する予定。熱い戦いを期待したい!