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2012年1月

2012年1月28日 (土)

自分にとっての難解さ プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影

111219goya_2自分の中で整理できない画家というものもいる。このゴヤもその一人だ。ナポレオンに蹂躙され、没落の真っただ中にあったスペイン王国に一人文化史上輝きを与えられた、フランシスコ・デ・ゴヤ。

時間を封じ込めるかのように非常に早いタッチで描かれた作品、写実的に入念に描かれた作品、そして後年聴覚を失う悲劇に見舞われた中で描かれた、一連の黒い版画、彼の作品表現は多岐にわたる。

今回は彼の代表作ともいえるマハ2作のうち、「着衣のマハ」がやってくるとあって、プラド美術館を訪れたことのない自分はぜひ見たいと国立西洋美術館で開催されている美術展を訪れた。そして見た。しかし、やはり消化しきれない何かが残るのだ。「この絵は本当に素晴らしいのだろうか?」

動きのあるタッチは画面に躍動感を与えている。そしてこちらを挑発するかのような表情、足を前に出してにじり寄ってくるような姿勢からは、マハが今にも画面から動き出しそうな錯覚を感じる。しかし、正直そこまでなのだ。自分にはこの絵を美しいと感じることができなかった。

ゴヤの絵すべてにそう感じるわけではないのだが、他の画家に比べるとそれほど魅力を感じることができていない。肖像画のいくつかは素晴らしいものがあったが、あるものはあまりに平面的に人物を捉え、滑稽にしか思えないものもある。技巧的に書き分けているのか、それとも彼の描く対象に対する親近感がこの差を形作っているのか。いずれにしても、これほどの受け止め方の激しい落差は他の画家には感じられない。

今回の美術展でも自分の中の疑問は解明されなかった。まだまだゴヤの作品とはじっくりと向き合い、考える時間が必要なようだ。

プラド美術館所蔵 ゴヤ~光と影~

国立西洋美術館

2011年10月22日~2012年1月29日

2012年1月25日 (水)

この緩い守備では。。。アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッド戦

120125arsenalなんと今年初のアーセナル記事だけど、別にみていなかったわけではない。わけではないのだが、気力が失せる試合ばかりだったので、書く意欲も湧かなかった。

しかし、この試合は書かずにはいられない。ホームに2位のマンチェスター・ユナイテッドを迎えた一戦は、アウェイでの屈辱的な8-2の敗戦があっただけに、奮起をk対していた。しかし、そのチームが抱える環境はいつもの怪我人続出のアーセナル劇場。。。この試合は前節に引き続き中盤の要、アルテタと復帰のアンリを欠くとあって不安満載のキックオフだった。先発はGKスチェスニー、DFフェルメーレン、コシエルニー、メルテザッカー、ジュルー、MFソング、ラムジー、チェンバレン、ロシツキー、ウォルコット、FWファン・ペルシー。

前半は拮抗した試合展開で、アーセナルも見せ場を作りアウェイ戦の時のような一方的な展開にはならない。その中ではチェンバレンが周囲との噛み合いが今一つだったが、動き良くチームに新たなアクセントとなってくれた。

しかしチームの状況が根本から変わったわけではなく、前半終了間際、右サイドを狙われてジュルーの甘すぎ、仁王立ち、棒立ちチェックを抜かれて失点を喫して0-1。

後半はさすがにジュルー交代で、初登場のイエナリスが右サイドに入る。その後は締まり、50分直後から惜しいゴールシーン、ファン・ペルシー、ラムジー、チェンバレンと続くが得点に至らない。しかし71分にはチェンバレンが一呼吸外したパスをファン・ペルシーに通して、これを右隅に同点弾を流し込む。

しかし今日の最大の間違いはその直後、ここまで好調だったチェンバレンを下げてアルシャビンを入れたシーン。そのアルシャビンが81分、ヴァレンシアのフェイントに引っかかり、振り切られてからゴールを襲われて2点目が決まってしまい、これが決勝点となってアーセナルがついに3連敗となった。

正直質の低い試合で、まだ失点2に収まったといえるのかもしれない。選手層の薄さは悔しいがマンUに比べていかんともしがたかった。そして両チームミスは多かったが、その中で守備の惨いほどの甘さが勝敗を分けてしまった。ジュルー、アルシャビンのミスはこの両選手の限界を痛いほどさらけ出した。チェンバレンとアルシャビンの交代がなかったらどうなっていたか?と想像せずにはいられないほど、あの交代が大きな分岐点になってしまったというのは結果論だろうか。

痛さも感じた反面若い力、チェンバレンとイエナリスの存在はせめてもの光明かな?いや、そう思わないともうやってけないんです。次の試合こそ、スキッとさせてくれ!

2012年1月21日 (土)

ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ キュムラ ピノ・ノワール2009 北海道余市郡余市町

120121kyumura今年も日本ワインからは目が離せない。ここ1、2年で完全に定着したといってもいいほど、どんなショップでも何らかの日本ワインがストックされるようになった。そして普通にイベントなども開かれるようになって、いろんな種類のワインを楽しめるようになったことはありがたい限り。

それにしても、こんなに多くのワイナリーがあったことに今更ながら驚くばかりだ。悩みの種は、それぞれの生産量が少ないため、飲みたいワインがあってもよほどタイミングが合わないと飲めないことだろう。

このドメーヌ・タカヒコもそうしたワイナリーの一つだろう。かつて白ワインを飲んだことがあるが、生産者の曽我貴彦氏はむしろ赤ワイン、ピノ・ノワールに情熱を燃やしている。

http://cesc22.blog.eonet.jp/default/2011/08/2010-98bb.html (ケルナー)

樹齢25年のピノ・ノワールが栽培されるキュムラという区画のみで作られたピノ・ノワールを自然発酵で無濾過瓶詰という手法で生産している。

色は少しうす濁り、曇った感じの明るいガーネット色。香りはアメリカンチェリー、フランボワーズ、紫蘇、スパイスの香り。

口に含むとすがすがしい鮮烈な酸味が直線的に広がり、その直後に角度を広げていく繊細なタンニンを伴った熟した赤い果実の旨味が感じられる。若々しいが、タンニンの存在感があるので、重心が低い落ち着きのある味わいになっている。中盤も穏やかで果実味のゆったりした存在感が備わり、自然な浸透力と相まって優しい心地を感じさせてくれる。

余韻は少し硬さも残るものの、最初から最後まで透徹する若いベリーの酸味が、程よい甘みとともに口の中にゆったりと広がり、好ましい味わいを残しつつ、優しくなだらかに引いていく。

もう少しとげとげしさがあるのかと思っていたが、予想とは違った穏やかな味わい。この地のピノ・ノワールに惚れた生産者が醸したことが納得できる、今までの日本のピノ・ノワールとは少し違いを感じさせてくれたワインだったな。

【3,500円? パピーユ・ジャポネーズ】

2012年1月16日 (月)

ジャン・フィリップ・マルシャン ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエクリュ レ・ブード1996 AOCニュイ・サン・ジョルジュ1er

120114nuits_2今年もたぶんワインを飲み続けるんだろうけど、その主体となるのはピノ・ノワールにどうしてもなってしまいそうだ。シャンパーニュもブラン・ド・ブランより、肉付きとしっかりした酒質のあるブラン・ド・ノワールにより惹かれてしまう。

ピノ・ノワールといえば、やはりブルゴーニュだけど、自分の好きな地域はニュイ・サン・ジョルジュであり、モレ・サン・ドニ。この嗜好もおそらく変わらないんだろうな。

そのニュイの中でもこのワインの畑は一級畑でレ・ブードというが、ニュイ・サン・ジョルジュという地域は町とその中を流れる川を挟んで南北に分かれ、北はヴォーヌ・ロマネ、南はボーヌへとつながる。このレ・ブードは最北端に位置し、その北はすぐヴォーヌ・ロマネの畑になる。ヴォーヌらしい上品な厚みのあるワインになりそうだが、どうだろうか?

色は周縁に熟成感を漂わせた褐色味を帯びたルビー色。香りはカシス、土、バジル、アールグレイの香り。

口に含むと柔和な酸味が広がり、滋味豊かな薬草成分のような味わいが広がる。スモーキーサとスパイシーさが融合し、複雑さが感じられるが、果実味が少し細い感じ。しかし、全体には薬草的な味わいが勝っているため、若干バランスの偏りも感じさせる。若干のざらつき感もある。後半はしなやかな旨味が広がり、隠れていたタンニンの渋みもしっかりと顔を出し、落ち着きを与える。

余韻は繊細な程よい甘みが伸びやかに引き出され、その味わいを保ちながらゆっくりと引いていく。

熟成感もあり、しなやかな酒質もあるが、もう少し味わいの厚みがあればと思う。1996年でこのレベルのワインとしては少しピークも落ち気味なのかもしれないが、

2012年1月15日 (日)

新年第一回のワイン会はコチネッラ!

今年第一発のワイン会は、京都三条新町のイタリアン、オステリア・コチネッラでした。こちらの森山シェフのイタリアワイン、特にトスカーナ、そのまた特にサンジョヴェーゼ、そしてそのまたまた特にモンテヴェルティネを愛する気持ちはおそらく関西一でしょう。

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この日も途中一本、フリウリの白。ヴィトフスカの追加もあいながら都合8本のワインと料理2品がセットで会費9千円。このコストパフォーマンスは最近の価格上昇ワイン会が多い中ではありえないレベル。商売っ気殆どなしの男前な心意気に感謝するしかありません。

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個人的にはヴィトフスカ2品の味の違い、ヴォドピヴェッチのアンフォラのフォルムの柔らかさと旨味の個性、ジダリッチの輪郭がしっかりしつつ、後半はさらっと引いていく味わいの違いが面白かったし、モンテヴェルティーネ1999マグナムの整った果実味と余韻の膨らみの雄大さ、ピエモンテの希少品種、ルケのチャーミングな果実味が印象的だった。特にルケはかなり日本人受けしそうな味わい(問題は価格)。

しかし、この日のとどめはなんといってもカーゼコリーニのラ・バルラ1996、バルベーラだった。若いバルベーラとは隔絶した熟しつつ細やかだがボリューム感のある酸、味わいのバランス、中盤の静謐かつ豊かな酒質、そしてとても長い余韻、今まで飲んだバルベーラとは全く質感が違っていた。これを飲めるのは生涯唯一だったかもしれないな。

120109coti13その後、酒豪のメンバーに量が足りないと思ったかグラスで開放してくれたワイン2本を含めた10種類のワインと、具だくさんミネストローネ、仔羊とともに昼酒の楽しい新年ワイン会になった。森山シェフ、いつもすいませんねぇ。。。本年も引き続きなにとぞよろしくお願いしますorz

2012年1月12日 (木)

遅ればせながら...

120113arsenalもう2週間たってますけど、あけましておめでとうございます。

正月以降サボッてましたが、こちらは例年通りのペースでやってまいります。見てくれている方、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

完全にアーセナル&ワインだけになってますけど。

それでもいいかな、と思ってますのでたぶんこのまま行っちゃいます!

年末年始もドラマを見せてもらいました。今年もこのチームにはハラハラさせられることでしょう。