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2011年8月

2011年8月25日 (木)

ドメーヌ・タカヒコ ヨイチノボリ ナカイブラン2010 ミュラー

110821yoichinoboriカリスマ、と呼ばれる人たちがどの業界にもいるが、最近はこの表現があまりにも一般的になり過ぎて、本来の人を引き付ける魅力、の他に若干の否定的なニュアンス、実のない表現しがたいものを指すような意味合いも感じられる。だから、あまり使いたくない表現だが、もし正当な意味のみで用いるのであれば、日本ワインにおいて小布施ワイナリーの曽我彰彦氏はその代表格だろう。

その弟さんである曽我貴彦氏は、実家の長野ではなく、あえて北海道、ウィスキーで知られた余市でワインを造り始めた。2010年に醸造を開始し、自らのドメーヌを「醸造所を持った農園」と呼んでいる。あくまで農民としての自分を大切にしている気持ちが現れている。

一人で栽培から醸造を手掛けるため、将来はピノ・ノワールに絞っていくようだが、白ワインであるこのミュラーは、契約農家が栽培する古木、樹齢26年のミュラー・トゥルガウから産まれたブドウ果汁を無ろ過、自然酵母発酵で醸し、出来るだけ手を加えない自然な醸造を行っている。

色はピンクがかった麦藁色。香りはニッキ、糠漬け、セルロイドのような工業系の香り、バックにミント。細かな泡がグラスの表面に現れ、若干の発泡性を有する。

口に含むとまずは鮮烈な酸が感じられ、その周りにしっかりコクのあるブドウの旨みが感じられる。この時鼻腔に上ってくる還元香が少し癖を感じる。味わいに若干のえぐみが伴うが、中盤の膨らみは柔らかく穏やか。アルコール度は低いものの、果汁の凝縮感からボリュームを豊かに感じる。

余韻は最後まで息を切らさない酸味と穏やかな甘さが残り、最後まで味わいの主役を譲らない酸味が口の中を引き締めつつ、意外に長いパワーに驚かされつつ、引いていく。

還元香と鋭い酸の感覚は、決して万人受けするとは言えないが、そこをくぐり抜けると予想外に穏やかな世界が広がっている、そんな不思議で個性的なワイン。自分はこういうやんちゃな酸のワインが結構好きなので、ピノ・ノワールだけ、と言わずに造り続けてもらいたいものだと思うんだけど?

【ネット通販 2,500円?】

2011年8月24日 (水)

わずか70年前の出来事 アウシュヴィッツ収容所

110821poland1この美しい青空のもとに伸びる線路。この線路が向かう先は終点、ここから何処へも行かず、何処に戻ることもできなかった。一握りの人々を除いて。

ポーランド、クラクフの郊外、アウシュヴィッツ収容所を訪れたその日は熱ささえ覚えるほどに晴れ渡っていた。広々と遮るものがないほどに広がるポーランドの大地、そこに同じような日に辿りついたユダヤ人も多くいた事だろう。この終着駅は、彼らにとってまさしく人生の終着駅でもあったのだ。

110821poland2110821poland3110821poland4ユダヤ人虐殺の跡を訪れたのは、ワシントンのユダヤ人博物館を訪れて以来だった。その時は興味半分だったが、犠牲者の残した靴から発せられるすえた臭い、かつて人が履いていたそれを五感で感じさせられた時、正直この地を訪れた事を後悔せずにはいられなかった。そして、今再びその悲劇の中心でもあったアウシュビッツを訪れた。

間違いなくこの記憶は留めなければならない。この悲劇を演出したのは、決して一握りの人物ではない。僅か60年前に、普通の人たちがそれぞれの立場の中で、それぞれの立場を守るがために、社会的に弱い地位に置かれた人々を葬り去っていった歴史の事実。同じ時代に生まれていれば、自分もまた加害者であったかもしれない事実を。

しかし、このようなことは二度と起こしてはいけない、そう頭で理解しつつも、いざ当事者となれば再び繰り返している歴史の証明が重くのしかかる。自分もまた、その時にどう対処するのだろうか、自問自答せずにはいられない旅だった。

2011年8月22日 (月)

ゴセ・ブラバン レゼルヴ・グラン・クリュ ブリュットNV

110821gossetbrabantブルゴーニュ好き、シャンパーニュ好きの方は多いが、自分はとてもその方々とお付きい出来るだけの知識も財力もないので、比較的お手頃なシャンパーニュをチビチビとやらせてもらうのが性にあっていると思う。

そんなお手頃価格のシャンパーニュも、今では結構な種類が手に入るようになったので、全然飽きない。これとチーズや生ハム、時には鮨と合わせて楽しめれば最高だな。

この日のシャンパーニュはアイ村で伝統的な造り手のゴセ・ブラバンのブリュット。シャンパーニュでは中部、ヴァレ・ド・ラ・マルヌに位置するアイでは、白亜質の土壌でピノ・ノワール主体のシャンパーニュが作られる。このレゼルヴはピノ・ノワールにシャルドネもアッサンブラージュされる。このアイ村で造られたシャルドネはボリュームも豊かで、生産者いわくシャンパーニュに醸すとピノ・ノワールと見分けがつかなくなるのだとか。

色は全体に艶感のある濃い目のゴールドイエロー。香りはリンゴ、ライム、バタークリーム、ブリオッシュ、バックに鉱物的な香りを感じる。泡は勢いが良く、全体から力強く立ち昇ってくる。

口に含むとまず泡のふくよかさ、力強さを感じる。酸は穏やかだが、果実味のふくよかさ、ボリューム感に加えて、しっかりしたタンニンの渋みと、日本酒に似たキレのある後味を感じる。 全体に力強いボリュームのある味わいで、重心の低い渋みとミネラル分が豊かな味わいが複雑さをもたらしている。

余韻は残糖の少ないドライな後味で口の中が渇くような印象。次の一杯を欲するような気持ちにさせられる。

泡の力強さ、しっかりした渋み、そこに加わる日本酒的なキレのある味わい。ボリューム観がありながら、味わいの要素はそれぞれが繊細に重なり合って複雑さをもたらしている。そして余韻のドライさ。乾いた者が水を欲するように、次の一杯を欲してしまう、不思議な魅力を持ったシャンパーニュだったな。

【レ・パピーユ・ジャポネーズ 5,350円】

2011年8月21日 (日)

先が見えない中での希望 アーセナルvsリヴァプール戦

110821arsenalクリシー、セスクの移籍が決まり、エブエもまた去った。そしてナスリの去就が定まらない中でのホーム開幕戦。相手は陣営を耐えて直して、スアレスとキャロルを擁する強敵リヴァプール。

ジェルビーニョとソングは開幕戦での軽率なプレイで3試合出場停止の1試合目。この日のスタメンはGKスチェスニー、DFサニャ、フェルメーレン、コシエルニー、ジェンキンスン、MFフリンポン、ラムジー、ナスリ、アルシャビン、ウォルコット、FWはキャプテン、RVP。

この日は再び心斎橋のダブリン・ベイでの観戦、約10人のグーナーが参集したにもかかわらず、結果は残念なものだった。得点の匂いもナスリとフェルメーレンの個人技によるミドル程度、後半にフリンポンが2枚目のイエローで退場となれば、今のメンツで勝ち越せることは困難。オウンゴールと、後半出場のスアレスに決められて0-2の敗戦。

2試合終えて未だ得点なしという結果が、チームの置かれた状況を物語っている。しかもDFの要となるコシエルニーが腰と思しき負傷で前半早々に退場し、早くも満身創痍状態となってしまった。そして中継ではやたらにナスリのアップが撮られていたが、この試合を最後にマンチェスター・シティへの移籍可能性を取り沙汰されているだけに、複雑な心境の中での試合観戦となってしまった。

ただし、不安ばかりを言い募っていても仕方がない。希望と言うべきところもあった。

GKスチェスニーはボールへの反応も早く手堅い。安定感が出て、同郷のファビアンスキーを完全に抜き去ってしまった。DFのフェルメーレンは、キャロル、スアレスにも対応できていて、気迫が感じられた。彼にはぜひキャプテンを張ってもらいたい。

それに比べるとMFは問題深刻。ラムジーの低迷は深刻で、試合を作れるでもなく、早くもなく、単にパスの通過点に陥っている。アルシャビンは切れが全くなく、容易に相手にインターセプトされてカウンターの原因になっていた。ウォルコットはスピードを止めれば相手を怖がらせるものは何もない。ただ一人ナスリだけが光って、群を抜く存在だと思い知らされた。この中では例え退場したとはいえ、フリンポンのチェックの早さはまだ希望の持てるものだった。しかし、2枚のイエローはいずれも軽率で、自分の感情をコントロールできない点は猛省してほしい。

この試合サブの宮市は出場機会がなかったが、正直今のアルシャビンなら彼に希望を託したほうがまだまし、と思える内容だった。あまりにも早すぎる期待をかけなければならない事が今のアーセナルの状況を物語っているんだろうな。

2011年8月19日 (金)

まばゆい光を描く アルプルの画家 セガンティーニ -光と山-

110818sagawa1110818sagawa2一度見てその魅力に何故か捉えられて続けてしまう画家が何人かいる。自分にとって、この画家もその一人だ。かつて国立西洋美術館でその作品を目にして以来、その迫力ある、他の誰とも比べられない迫真の光の表現に魅了され続けている。

そのセガンティーニの個展が滋賀・守山市の佐川美術館で開催されているということで、訪ねずにはいられなかった。

http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/cgi-bin/plan/detail.cgi?file_id=20110716_00000029

イタリアの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニ(1858-1899)はアルプスの画家と形容されるが、それは彼が光を追い求めて後年スイスのアルプスに移り住み、そしてそのさなか、より高みを求める中でアルプス山中に41歳の短い生涯を閉じたことに由来する。

若いころはどちらかというと暗い色彩で、農民の素朴な世界を描いていたが、1890年頃を境にその画面は急速に光の輝きを散りばめたものへと変化していく。

セガンティーニのまばゆいばかりの表現を特徴づけるのは、光を描くために色彩を細かく分割するにあたって、モネなどとは違い光点ではなく光線として還元したことによる。そしてその光線は画面上でうねる様な動きを与えられ、絵の具を厚塗りしたことによってよりその動きは強められた。

後期の彼の作品の前に立つと、まばゆい光に満ち溢れた世界が美術館内の暗がりの中でより増幅されて、思わず目を細めずにはいられない反射的な感覚に陥っていることに気づく。この感覚は、他の画家の作品では経験したことがない感覚だ。アルプスの高地で清浄な空気の中で純化された光、その光が遮るものなく降り注ぎ、痛さすら感じる世界が見事に表現されている。

今回の展覧会ではその彼の真骨頂でもあるアルプスの風景画に加えて、人物画や象徴主義の影響を色濃く受けた幻想的な作品も加えられているが、そうしたモチーフであっても彼のうねり、そして刺すような表現は活かされ、対象に深みと緊迫感を加えている。

感傷的に流されやすい風景を、その独特の光の表現法によってまばゆいばかりに二次元に再構築しきったセガンティーニ。「アルプスの画家」とは彼だけに相応しい称号なのかもしれない。今年自分の中でベスト、と思えた美術展だった。

アルプスの画家 セガンティーニ -光と山ー

佐川美術館(滋賀県守山市)

2011年7月16日-8月21日

2011年8月17日 (水)

ラミアブル ブリュット グランクリュ NV

110812lamiable暑い、たまらなく暑い。寒いのは耐えられるけど、暑いのは全くダメという自分にとって、この季節は完全に野外活動縮小。最低限体重を維持するためのスポーツ、ジョギング以外は屋内引きこもりが常態。

そして節電のために、勢い体感上涼しくなる泡物の消費が増えてくるのはやむを得ない。ファーストチョイスは勿論ビールだけど、一日ゆっくりの時はやはりシャンパーニュがいいかな。

最近はシャンパーニュもお手頃価格で色々なものが楽しめるし、シャンパーニュの味わいを吟味することは、他のワインよりもより繊細な要素を嗅ぎ取ることになり、ティスティングの格好の勉強にもなる。

このシャンパーニュは、いつものカーヴ・ド・テール淡路町店で購入したもの。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地域のトゥール・シュル・マルヌ村にあり、マルヌ川に広がるこの地域は川面から反射する太陽光の影響もうけて色の濃いボリューム感のあるシャンパーニュの産地として定評がある。石灰質土壌の畑から、ピノ・ノワール主体のシャンパーニュが作られる。ラミアブルはこの村でも特筆される生産者で、大きくはないがピノ主体のシャンパーニュを家族経営で作っている。

色は艶やかで張りがある、ピンクのニュアンスが全体に出たゴールドイエロー。泡はやや大粒で、ゆっくりと力強く立ち昇る。香りは金属的な香りが強く出ており、金属の削りかす、ビスケット、アップルパイ、茶色くなりつつあるリンゴの香り。

口に含むと芯のある酸味としっかり質感のある酸が舌先を突く。最初は締まった味わいだが直後にどっしりした渋みを伴った、凝縮感のある果実味がボリューム豊かに現れる。中盤は渋みがベースとなった太い味わい。少し重たさを感じそうになるが、伸びのあるくっきりした酸味がそれを引きとめ、味わいをまとめている。

余韻は若干酸味の強さを感じるものの、ボリューム感のある果実味がしっかりと居座り、そして旨みを残しつつゆっくり引いていく。

ピノ・ノワール主体だけど、シャルドネのような酸味が感じられる面白いシャンパーニュ。酸味と果実実、ミネラル感がうまくバランスして一つの個性的な味わいが造られるお手本のようなシャンパーニュ。こんなの開けちゃうと、ついついグビグビいっちゃうよーな、夏好みのシャンパーニュだったな。

【Cave de Terre淡路町店 3,980円】

2011年8月16日 (火)

さらば、キャプテン。 セスクのバルサ移籍に関して

110816cescついにこの日がやってきた。フランセスク・ファブレガスは16歳から8年間のアーセナルにおけるキャリアにピリオドを打って、彼の故郷、バルセロナに帰る決断をした。プレミア開幕というこの時期にはあまりにも重い切ないニュースだった。

ツイッター上にはセスクがバルセロナに移籍した事をかなり批判的に捕えるコメントが多かったけど、僕は正直それほどネガティブではない。故郷の彼が育ったチームにいつかは帰りたい、それも選手としてのピークを迎えるまでに、と考えた彼の気持ちは理解できる。

それと、自分がサッカーが好きになったのは第一に彼のプレイを見たからだ。正直その時はアーセナル、というよりセスクが好きになった方が先だったから、セスクの今回の移籍に関していろいろ割り切れないところはあるけれど、それでもそのことだけでセスクを悪しざまに言う気分にはなれない。彼には向こうで成功してほしいし、バルセロナを応援するつもりは全くないけれど、彼がレギュラーを獲れるか、活躍するかは見極めたい。ただ、あのユニフォームに袖を通している彼を見るのは正直辛い。

彼がアーセナルの大黒柱として活躍した時代は、残念だけれどアーセナル無冠の時代とシンクロして語られることになるだろう。レジェンドにはなれなかったかもしれないが、彼がつないだこの時期がこれからのアーセナルにとって決してマイナスではなかった、と思いたい。

ありがとう、セスク。Adios! Cesc!! 

2011年8月14日 (日)

不安を掻き立てた開幕戦 ニューカッスルvsアーセナル戦

110814arsenal3ついに開幕の時を迎えたプレミア!しかしアーセナルと言えば、クリシーが早々とマンCに移籍、そして開幕を迎えて主力のセスク、ナスリが公式発表はないとはいえ難しい状況に陥っているだけに、例年になく不安が多い開幕戦となった。 そして相手はアウェイで昨シーズン4点差をひっくり返されて調子を落とすきっかけとなったニューカッスルとなれば。。。

先発はGKスチェスニー、DFギブス、フェルメーレン、コシエルニー、サニャ、MFラムジー、ソング、アルシャビン、ロシツキー、ジェルビーニョ、FWファン・ペルシー。この中では昨シーズンはアキレス腱のケガで不本意なシーズンを送ったフェルメーレン、そして新加入でプレシーズンに結果を出したジェルビーニョの出来が注目だった。

しかし終わってみると結果はスコアレスドロー。試合の中で惜しいと思わせる得点シーンもなく、膠着状態のまま相手に組まれて、それを跳ね返すものもないままに終わってしまったという感は否めなかった。

110814arsenal2110814arsenal1試合内容も褒められたものではなかったが、ソングがバートンの足を踏みつけたシーン、そしてジェルビーニョがエリア内で倒れて、そこを挑発したバートンに乗ってしまい手を出して一発レッド退場になったシーンは残念。

ジェルビーニョはバートンという選手の事を良く知らなかったのもあったんだろうけど、不用意に手を出した事は全く言い訳できない。またしても一人少ない中で約20分間を耐えて引き分けに持ち込んだのだから、せめてもの慰めか。

個々の選手はスチェスニーは安定していて、まず正GKの座は堅いだろう。ボールに対する反応がいいので、飛んでも安心して見ていられる。DFはまず手堅く、フェルメーレンがいるとこれだけ落ち着くかというほどだった。

しかしMFがいただけない。ソングは足を踏んづけたシーン以外は安定。アルシャビンは昨シーズン後半よりはまし、と思うがやはり運動量が少ない。ロシツキーは冴えがなく、ラムジーは消極的でボールを回す程度で、ウォルコットは昨年との違いが殆ど見られない。これではFWのファン・ペルシーのオプションが殆ど無く、得点チャンスも生まれない。0-0は必然的な結果だったと思わざるを得ないほどの芸のない試合だった。これでは守るニューカッスルも怖くないだろう。

アウェイの0-0はスコア上は悪くない結果かもしれないが、試合の質、選手のパフォーマンス、可能性を考えると、例年にない残念な開幕戦に終わったと言わざるを得ないな。次、土曜日はホームでリヴァプール、かなり厳しい試合になりそうだ。

2011年8月13日 (土)

ポルトガルワインの伝道師 LISBOAワイン会

本町通りにあるLISBOAは、決して大きいとは言えないが、カウンターとその中で手際よく料理を作るポルトガル人シェフと、気持ちよいサーブをしてくれる日本人の奥様による素敵なポルトガル料理の空間だが、その店が初めてポルトガルワイン会をするとあれば、これは行かずばなるまいに。

この日は「軽いおつまみしかでませんので、サンドウィッチか何か食べてきてください」と言われていたので、それを真に受けて(?)ちょっとお腹に入れてきたのだが、それが大きな間違いだったと後で思い知らされる羽目になった(笑)。7種類、たっぷり出てきて最後にはサンドイッチなんだもの!

110812lisboa1110812lisboa2110812lisboa3110812lisboa4110812lisboa5110812lisboa6110812lisboa7110812lisboa8                      

                  

                

                

                 

                  

                                                                  この日のワインはオーガニックワインの泡+白3+赤3の7種、そして最後はデザートのポート・ロゼ。いずれも根の張らない気軽なディリーに使えるワインだけど、これはポルトガルワイン全体の値段が安いからであって、質が低いという事ではない。事実、この日見せてもらったポルトガル語のワイン本を見ると1本1本が安いこと。20,30ユーロってのはかなり稀だった。

110812lisboa9110812lisboa10ブドウ品種は地場の(白)ロウレイロ、マルヴァジア・フィナ、ビカル、セルシアル、コウヴェイオ、エスガナ・カン(赤)トゥリガ・ナシオナル、アルフロシェイロ、ジャエン、トリンカデイラ、アラゴネス、アリカンテ・ブーシェ...ポルトガルならでは、だけど、全体にアタックはフルーティで酸は穏やか、中盤はタンニンよりも稠密な果実味によるボリューム感を感じ、余韻は心地よいベリーの旨みを残す、心地よい味わいのワインだった。

これで会費は4,000円。最近やたら高い会費でワインだけを誇るような会もあるけど、それとは対極にある、本当にワインを楽しんでほしいという店の熱意が感じられる素晴らしい会だった。おかげで、相当へべれけになって後工程に支障が出ましたけどね(笑)!

2011年8月12日 (金)

暑さもまた調味料?京都の有名店 鉄板28号

110811teppan2110811teppan1最近大阪よりも京都の店の方が興味がある。ツボにはまる個性的な店が多いというか、マニアックというか。。。あまりガヤガヤしていない、混んでいてもアクセクしない不思議な余裕があるような気がして、結構居心地が良い。

このお店も前々から耳にはしていて、ぜひ一度は行きたいと思っていたお店。しかし、京都の夏はとにかく暑い、大阪より数段暑い、という印象があるのでこの季節は足が向きづらかったのだけれど、意を決して突入。

阪急四条大宮駅から後院通を北に歩いて5分くらいの「鉄板28号」。まず、名前でウケる。突入した5時半ごろはまだ人もまばらで、この時間はふつうのタコ焼き、焼きそばのお店だが、6時を超えるとそれが一変、ワインタイムとなり、一挙にお客の数も増えてくる。

110811teppan3110811teppan4_2アテもワインに合わせて一挙に品数も増えて、この日選んだグレープフルーツのサラダと牛筋のピリカラ風味もボリュームたっぷり。

グラスワインは銘柄が書いてなくて、あっさり白、しっかり赤、のようなオーダーの仕方で出てくる。そしてなんとブラインドで国と品種を当てたら100円引いてくれるという面白企画も。やっぱりワイン好きはあててみなければ、と思ったが5杯飲んで当たったのは1杯だけでした。。。

噂に違わぬ面白いお店だけど、店主のワインにかける情熱が感じられるお店だった。京都はさすが奥深い。。。

鉄板28号

 

2011年8月11日 (木)

日本の10代、プレミア挑戦キックオフ!

110811miyaichi2110811miyaichi1高校卒業いきなりプレミア、しかもアーセナルに入団した、Japanese Gooner期待の星、Ryo Miyaichこと宮市亮選手に待望のイギリス、特例での労働許可が下りた。プレミアデビューに向けて、まずは法的な制約を超えた。

http://www.arsenal.com/news/news-archive/miyaichi-granted-work-permit-to-play-for-club

1月の入団以来、イギリスでの許可が下りずオランダのフェイエノールトにレンタル、結果を出していたが、これで彼の今季プレミアデビューも期待できる環境が整った。

中京大中京での高校サッカーでは大きなタイトルを得ることはできなかったが、それでも彼のスピードはインパクトがあった。100m10秒84の走力はヴェンゲル監督も認めるが、今後の課題はチームへのフィット、他選手との連携、単なる「駆けっこ勝負」だけではないポテンシャルを見せられるかにかかっている。

しかし、つい最近でも高校即プレミア、なんて選手が登場するとは想像だにしていなかった。日本人の殻を破って活躍する彼の活躍に期待。でも、まさか背番号が「381」ってことだけはないだろうけどね。

110811gervinhoPS シーズン前のMVPは今年加入のジェルヴィーニョ。一昨年のフェルメーレンのように、いい選手獲ったなーと思う。ヴェンゲル監督の観る目はやはりさすが。

ただ、この髪の毛の生え際だけは何とかならんかなぁ。ちと怖い。でもこれが結構的チームの選手の脅威になったりして?

2011年8月 7日 (日)

ジャン・ヴェッセル ブリュット ロゼ・ド・セニエNV

110805hanabi1110805hanabi2110805hanabi3毎年8月第1週の土曜日は、淀川花火大会。

家から毎年観ることはできるものの、小部屋のベランダからアパート越しという、あまり見栄えの良くない感じなので、少しでも打ち上げ場所が変わると見えなくなりそうなのが不安なのだが、今年もちゃんと見ることができた。真夏の大イベントを涼しい環境で鑑賞できることは、この地に住んでいるものの数少ない役得、というべきか?

110805shampangeその華やかな花火大会に相応しいワインと言えば、やはり弾けるシャンパーニュ、という発想になるだろうか。このブジー村で作られるロゼシャンパーニュは、ピノ・ノワール100%。その名前の通り、セニエ(瀉血)法で作られている。

セニエ法はかつての外科手術法で静脈から悪い血を抜き取る方法に似て、赤ワインを作る手法の過程で破砕後、醸し状態であまり色がつかない早い段階で果汁を抜き取ることにより、ロゼに仕立てることからこのように呼ばれている。シャンパーニュでは直接圧搾法(圧搾状態で果皮接触を行う)、アッサンブラージュ法(赤ワインと白ワインのブレンド)があるが、セニエ法だと種子や果皮の味わいがワインに移りよりしっかりした味わいとなる。

ジャン・ヴェッセルはこの地で10haの畑を所有する小規模な造り手だが、当主のデルフィーヌ夫人によりピノ・ノワールの個性を重視したシャンパーニュを作っている。

色は暗めで赤の色調が濃く出たピンク色。泡は細かく、全体に力強く立ち上る。香りはラズベリーの甘い香りが強く出ており、その中にミント、シナモンといったハーブ、スパイスの香りが感じられる複雑さを持っている。

口に含むと細かな泡と共にまずはっきり現れる強いタンニン。どっしりした渋みが口の中を引き締める。ミドルに進むにつれてこの渋みが大きく広がり、重厚な味わいを形成する。酸味と果実味がバランスよくマッチし、爽やかさと重厚さがうまく重なりあい、凹凸を感じさせない。

余韻は最後まで力のある渋さが口の中に残り、戻ってくるピュアな酸味がリセットの役割を果たしながら、 ゆっくりと引いていく。

ロゼ・シャンパーニュでもこれほどタンニンの強い味わいも珍しい。同じ造り手の違うロゼを飲んだことがあるが、それはこれほどの渋さを感じなかった。シャンパーニュも造り方によって全然味わいが違ってくることの好例。シャンパーニュもやはり奥が深いです。。。

【Cave de Terre淡路町店 6,000円?】

2011年8月 6日 (土)

ポーランド料理の名店 ウ・フキエラ

海外に行けば、なるべくその土地の料理を食したいもの。しかし、仕事で行くとそうした融通もなかなかきかないんだけど、この日はポーランドの首都、ワルシャワでも有名な店の一つでポーランド料理を初体験。

110805fukiera2110805fukiera1ワルシャワは第二次世界大戦で徹底的に破壊されてしまったが、市民は崩されたレンガを一つ一つ積み上げて昔の景観を元通りに復元した。

そのことを知らないと、古い街並みがそのまま残っているとしか考えられないほど整ったたたずまいをみせるワルシャワ旧市街のレストラン、ウ・フキエラは、ポーランド料理のレストランとしては最高級の部類に入る。伝統が感じられる装飾、インテリアが連なる店の奥へと通されると、少し狭めだが中庭へと案内された。

110805fukiera3110805fukiera4110805fukiera5この日頼んだのは、ポーランド風餃子のピエロギ、酸味のあるスープ、 そして、アヒルをソテーしたメインディッシュ。

やはり色合いがフランスやイタリア料理に比べると華やかさに欠けるけれど、このレストランは味わいはフレンチの要素も入りつつ、上品な仕立てになっていた。ピエロギの中は餃子のように豚のミンチ、キノコなどが入っているが、皮が厚めでねっちりした歯ごたえ。スープは酸味も抑えられつつ、ハマると結構癖になる味わい。そしてメインのアヒルだが、それよりも付け合わせのキャベツとジャガイモの多さ。。。

110805fukiera6110805fukiera7この料理に合わせたのは、前半こそビールだけど、やはりワイン。ポーランドにもワインはあって、白はシャルドネ、リースリング、赤はカベルネ、メルロー、ピノ・ノワールがあったが、この日は無難に地域的な近さを考慮して白のリースリングにした。

アルコール度は10%と控えめで、ドイツのリースリングよりも酸味はまろやかで、ボリューム感はそれほど大きくなく、全体にこじんまりとした感じだが、ちゃんとバランスよく作られていた。

最後のデザートはこれを食べると翌日踊り続けなくてはならない?というピスタチオを練り込んだケーキ。これでもか、という量と甘さ。こんなの毎日食べ続けたら確実に糖尿病になるよなぁ。

華やかさはないものの、土地の農産物をふんだんに使ったポーランド料理。日本では食べることのできない料理を楽しむ、まさに旅の醍醐味でした。