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2011年3月

2011年3月30日 (水)

山羊と山羊の伝道師、大阪に現る。 カーヴ・ド・テールのセミナー

110326yagi1110326yagi2ここは大阪ビジネス街の真っただ中、本町なのです。。。

本町に何故か山羊現る!しかもこの雌の子山羊はまだ生後1カ月そこそこなのだとか。山羊という生き物は家畜の中でも成長が早く、産まれて1年で子供を産むまでに成熟すると聞いて正直なところ驚いてしまった。では「アルプスの少女ハイジ」の「ゆきちゃん」が番組の中で1年中ハイジとペーターの後を歩いていた可愛らしい姿はなんだったの?と夢のない現実的な事を考えてしまう自分。。。

110326yagi4_2110326yagi3先週の土曜、3月26日にカーヴ・ド・テール淡路町で行われたセミナーは、京都のるり渓やぎ農園の塚原氏によるシェーブルセミナー。

この農場では山羊約40匹を飼育していて、そこから1頭当たり約2リットル取れる乳からヨーグルト、チーズなどを作っている。それだけではなく、山羊の糞から出来る堆肥を肥料として農作物を栽培する循環型の農法を実践しているのだそうだ。

自分が初めてフランス産のチーズを食べた時、味自体はヨーグルト的な酸味がありとても美味しく感じたのだが、いかんせんあの独特の香りがきつくて抵抗があった。最近入ってきているシェーブルチーズにそれほど強い山羊香を感じなくなったのは、自分が慣れたからなのか、新鮮なものが入るようになったのかはわからないが、こちらで作られた取れたての乳、ヨーグルト、チーズからは全くそうした香りは感じられなかった。

特に山羊乳は戦後は牛乳の代用でよく飲まれたらしいが、今飲んでも美味しい。ただし法律で乳脂肪分が3%に満たないものを販売してはいけないらしく、牛乳よりも脂肪分が少ない山羊乳は販売ラインに乗せることができないのだそうだ。しゃくし定規な法律の弊害が此処にも出ている。

この日のセミナーは自他共に認める(?)山羊オタク、もとい山羊の伝道師塚原氏の熱のこもった話と共に約1時間半。いつものワインセミナーは酒も入って後半気が抜け勝ちになるけど、この日は酒なしなので、よく頭に入った。非常に面白い企画、機会があればまた!

 

2011年3月28日 (月)

若き才能の対決! EURO2012予選 ウェールズvsイングランド戦

100326walesengland1今週はインターナショナルマッチのため、プレミアはお休み。ということで、EURO2012の予選、ウェールズvsイングランド戦を観戦。

この試合の注目は、なんといってもアーセナルの若き中盤、ケガから完全復帰したアーロン・ラムジーと、今や不可欠のレギュラーとなったジャック・ウィルシャーが共に代表スタメンで相まみえるということ。しかもラムジーは初キャプテンで、イングランドのキャプテンに復帰したジョン・テリーと堂々肩を並べて先頭での入場となった。これには感激!

そもそも所謂イギリスは、正式国名も「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」として、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各領国から成る同君連合国家だが、この辺りがヨーロッパ独特の制度なのでわかりにくい。しかし、元々ウェールズがイングランドとは異なる国であったことは事実で、今もイギリス皇太子が「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を帯びていることもイングランドがウェールズを征服した歴史に由来する事だ。

それにしても、国際試合に出場する機会を狭めてもウェールズ代表の道を選ぶ、というのは凄いことだと思う。ギグスにしろ、ラムジーにしろ、そして今や飛ぶ鳥落とす勢いのベイルも躊躇なくウェールズ代表を選ぶのだから、その祖国愛は日本人には想像できないほどに強いものだろう。

試合は0-2とイングランドがほぼ完勝し、これでウェールズは4連敗、かたやイングランドは3勝1分と明暗はくっきり分かれた格好になったが、それでもウェールズの本拠カーディフのスタジアムを埋め尽くしたファンは選手と一体になって戦っていたし、その雰囲気は素晴らしかった。ラムジーも不利な中で得点のチャンスをこじ開けようと前線へのパスを供給して、その才能とキャプテンシーを存分に見せつけたと思う。それに対抗するようにウィルシャーも活躍は少なかったが、当たりの強さ、運動量の豊富さでイングランド代表としてのポテンシャルを示した。

アーセナルの若き才能が激突した代表選。来週からはチームメートに戻って、マンUを追うためには負けられないチームの原動力の役割を果たしてもらいたいものだ。

2011年3月27日 (日)

イタリアのピノ・ネロ4種盛り コチネッラのワイン会

110325coti1110325coti2110325coti3_2先週の3連休の最終日は、毎回お邪魔している京都・三条新町 オステリア・コチネッラのワイン会だった。

こちらのワイン会はテーマも面白いし、会費も物凄くリーズナブル。ワインの品ぞろえも個性的なので、大阪から通ってくる甲斐がある。この日は他の店では絶対に企画しない、イタリアのピノ・ネロ(ピノ・ノワール)をまとめて飲んじゃうというまさに個性的な企画。ただし、サンジョヴェーゼLOVEのシェフだから、どんな企画でもサンジョヴェーゼは欠かさない。この日はそのサンジョヴェーゼも特に凄いものだった。

この日のワインのお伴は、鰆(さわら)、水牛のモッツアレラと春野菜のサラダ、シャラン鴨モモ肉のインボルティーニ。甘い芽キャベツとほろ苦い菜の花がいかにも春らしい。そしてシャラン鴨は弾力性があって、肉汁もジューシー。この力の入った料理も楽しみの大きな要素。

110325coti4110325coti5110325coti6110325coti7110325coti8110325coti9 ①ロンク・ディ・ヴィーコ ティトゥブラン2008(フリウラーノ)

グリーンがかった乾いた黄色。シトラス、湿った石灰。落ち着きのある酸に硬質なミネラル感がうまく絡む。余韻に浮かんでくるミネラルもインパクト大。

②クリュシャーレ シャルドネ2009(シャルドネ)

湿った薄黄色。黄桃、カシューナッツ。冷ための酸は密度が高く重心が低い。均整の取れた味わい。残糖分少なく、クリア。余韻のドライさもメリハリが効いている。

③モンテヴェルティーネ セルジジオマネッティ1989(サンジョヴェーゼ)

艶のある明るいルビー色。黒コショウ、赤肉、熟したイチゴ。冷涼で透明度の高い酸が伸びやか。果実味は一転して温かく、水平に広がる浸透力が力強い。平原の一本道のように伸びて行くような余韻に吸い込まれるかのよう。

④ヴィーニャ・デッラ・レオン ピノ・ネロ1992(ピノ・ネロ フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州)

黒みの強いルビー色。ブラックベリー、インク。熟した濃い目のベリーの酸に、大柄のタンニンが溶け、充実した味わい。どっしり腰の据えた果実味が後半まで続く。

⑤アングイッソラ カゼリーヴァ・デル・チリエージョ2002(ピノ・ネロ エミリア・ロマーニャ州)

明るめの透明感のあるガーネット色。ドライフラワー、干しシイタケ。ふくよかな酸がゆっくりと広がる。タンニンは細かく穏やか。ジューシーな旨みが中盤を支配、後半はクリアな酸が戻る。

⑥アヴィニョネージ ピノ・ネロ1996(ピノ・ネロ トスカーナ州)

凝縮感のある濃いルビー色。弾力のある太い酸。パウダー的なタンニンがうまくマッチ。熟した果実の味わいがどっしり。余韻はグリップの効いたタンニンが外向的味わいを引き締めて収束させる。

⑦ポデーレ・フォルトゥーナ コルダイア2006(ピノ・ネロ トスカーナ州)

輝きのあるルビー色。乳清、ストロベリーキャンディー、ザクロ。 エッジの効いた酸、若々しいベリーの旨み。タンニンは若い味わいに寄り添うような柔らかさを備える。ボディは細めだが、味わいは思いのほか強靭で、余韻に優しいベリーの甘さがが細く長く残る。

イタリアのピノ・ネロ4種飲んでみて、これはピノ・ノワールと呼ぶよりもピノ・ネロと呼ぶ方がふさわしいと改めて感じた。根は同じでも異なる個性、これを同じように扱う必要はないのかもしれないな。いつもながら良い料理と良いワインでした。

2011年3月25日 (金)

2軒目誕生! リジュボア・タシュカ・ポルトゲーザ

立ち飲み屋でもないのに、立ち飲み屋づかいで飲んでしまう大阪淡路町、カーヴ・ド・テール淡路町で紹介してもらったポルトガル料理店に初めて突入できた。僕が知る限り、大阪でも2軒目のポルトガル料理専門店。こちらはカウンター中心の気軽なレストラン。

http://lisboa-jp.com/

この日は仕事が終わった22時半からという、完全晩酌モード。

110325por1110325por2110325por34時間残業で腹も減っていたので、到着後立て続けにしっかりしたメニューをオーダー。

この日選んだのは、トマトとバカリャウ(鱈)のオムレツ、タコのサラダ、そして放牧豚のソテーとアサリのアレンテージョ風。

ここで初めて知ったんだけど、ポルトガルってパクチー使うんだね。コリアンダーとして乾燥させて使うのはヨーロッパでもあるけど、ベトナムのように生の葉っぱのまま使うとは知らなかった。ベトナムでも人のパクチーを横取りするくらいのクサクサパクチー好きとしては、これはポルトガル料理に否が応でも魅かれてしまう。

オムレツは鱈の旨みがしっかり出ているし、放牧豚はニンニクとパクチーが効いて力強い味わいだった。この最後の一皿に合わせたのは勿論、アレンテージョの赤ワイン。

110325por5 しかし、ポルトガルワインって全然知らないな。白ワインなんか特に飲む機会がないので、どういうワインか名前からでは全く推測できない。一つには赤ワインもそうなんだけど、ポルトガル独特の土着品種で作られているからなんだろうけど、飲んでみると果実味が強く出ているストレートな味わい。これからもっと飲んでみたい、自分にとっては未開の地域だな。

グラスも結構開いているし、この時は飲み損ねた「ぶどうの焼酎」というのもぜひ試したい。ジェシー・アイゼンバーグ的風貌の若いポルトガル人シェフもいい感じ。近いうちにもう一度訪れたい、一人でも気軽に楽しめるポルトガルレストランだったな。

リジュボア・タシュカ・ポルトゲーザ

大阪市中央区本町4-8-8 篠福ビル1

06-7494-9592

11:30-13:30(平日) 17:30-20:30

火曜休

2011年3月22日 (火)

理想の女性像対決 ラファエル前派からウィリアム・モリスへ

110322 最近デパートの美術展が殆ど消滅してしまった中で、今でも意欲的な展覧会を開催してくれる数少ない、京都伊勢丹 「えき」美術館。ここで開催されているラファエル前派を中心に据えた展覧会が良かった。

http://www.wjr-isetan.com/kyoto/floorevent/index_7f.html

ラファエル前派は日本ではあまりなじみのない美術運動だが、ルネサンスの巨匠、ラファエロの均整のとれた表現に始まる流れが美術界の活力を失わせた、という認識に立ってラファエロ、盛期ルネサンス以前を模範として、ヴィクトリア時代、19世紀イギリス美術の流れに反発した一派だが、この美術展ではその中でも中心事物であるロセッティとバーン・ジョーンズを大きく取り上げている。

当時の美術界への思いは別とすれば、彼らが描く世界は現実とはかけ離れた理想、美へのあこがれ、美のみに奉仕する世界だったように感じる。ロセッティが描き続けた女性像は眉が濃く、鼻が高く、唇が赤く厚い、どちらかというと男性的な女性像であり、バーン・ジョーンズのそれは、儚げで頼りなさげで媚びるような女性像であった。題材はどうであれ、常に彼らは自分の中で美の権化として確立していた女性を描き続けた。この美術展の作品でもそうした共通性が感じられる。

英国が最も輝きを誇った19世紀、まだ社会の矛盾が表面化していない時代は生活に美を追い求めることを許す余裕が社会にあった。ウィリアム・モリスが生活に美を持ちこむことを目的としてアート・クラフツ運動を始めたように、この時代は生活に美しさを求めていた時代であり、だからこそ画家が自分の中で昇華させた女性美を繰り返し表現することが許される時代だったのだろう。

今見ると芸術に必要な毒の少ないこれらの作品は、深く鑑賞する価値が大きく見いだせない仇花のようなものなのかもしれないが、戦乱に向かう20世紀の合間に咲いた美しさを追い求めたかれらの芸術は、実は心の中では一番人間が欲するものを表しているのかもしれない。そういう自分も彼らの作品に大きな魅力を感じているのだから。

ラファエル前派からウィリアム・モリスへ

2011年2月25日~3月27日

美術館 えき(京都駅 伊勢丹7階)

2011年3月21日 (月)

ヴィエ・ディ・ロマンス フロールス・ディ・ウイス2008 DOCフリウリ・イソンツォ

110319florsdiuis震災に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。こうしてワインを飲むのも申し訳ない気持ちはあるけれど、この一杯がいただけることを感謝しつつ、ワイングラスを傾けさせていただきたいと思います。

しばらくきれいな白ワイン(?)を飲んでいなかったような気がしたので、久々にフリウリの名手、ヴィエ・ディ・ロマンスのワインを。このワインはフリウリ独特の品種、マルヴァジア・イストリアーナ48%、フリウラーノ31%、リースリング・レナーノ21%のアッサンブラージュ。発酵はステンレスタンク、熟成もステンレスタンクでシュル・リーというクリアな造り。

色は薄めの緑がかったイエロー。香りはヨーグルト、グリーンハーブ、白い花、ジャスミン、バックにライチの香りも感じられる。

口に含むと硬質でしっかりした輪郭を感じさせるクリアな酸。ボリューム感は大きくないが、引き締まった酒質で残糖分も少なく、乾いた味わい。しかし旨みはふくよかで、徐々に心地よい苦みへと変わっていく。

余韻は太い苦みがベースに座り、そこに最後まで伸びる細く爽やかな酸味が重なって、きれいな味わいを残しながらゆっくりと引いていく。

予想かつ期待通りのクリアな味わいの中に、複雑な旨みも感じられる。フリウリらしい個性的なワインだったな。

【阪急百貨店 3,800円?】

2011年3月20日 (日)

らしくなさ満載 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンvsアーセナル戦

110320arsenal1いつの間にかタイトルのチャンスがプレミアだけに限られてしまったアーセナル。。。それだけにこれからの残り試合は負けられない中でのアウェイ戦。相手は前節で2-3とホームで負けを喫したWBA。降格圏付近で低迷しているとはいえ侮れない。

この日は試合開始前に日本の震災被害者のために両チームの選手が黙祷を捧げてくれていた。1週間を経て、まだ復旧の見込みが立たない甚大な被害に対し、多くの国から支援の輪が広がっている。自分も何かできる事をしたいという思いを新たにした。

しかし、試合は正直アーセナルらしくもあり、らしくもない展開だった。先発は怪我人続出のGKでアルムニア、サブにはなんとレーマンが電撃復帰。DFクリシー、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFウィルシャー、久々先発ラムジー、アルシャビン、ナスリ、デニウソン、FWファン・ペルシー。

試合開始3分、いきなりセットプレーから失点してしまい、その後はWBAの厚い守りと数を頼みの厳しい寄せにパスの出し先に戸惑い、雑なボールを上げて相手にカットされる、という展開を繰り返すアーセナル。守りの意識が強いチームに組まれると攻め手がない、悪い時のアーセナルの連鎖にはまってしまった揚句、後半58分にはまたしてもDF、GK連携のミスというか、アルムニアがエリアを大きく超えて飛び出して、無人のゴールに蹴り込まれてしまい、2点差を背負ってしまう

この展開で2点差は厳しいか、と少し諦めが出かけた中で救ってくれたのはアルシャビン70分に自分が持ち込んで一旦シャマフに預けて、ふたたびエリア内DF2枚の隙間を突きさす、お手本のようなワンツーで1点差に詰め寄る。そして78分には同じく左からDF2枚をかわしたアルシャビンのクロスが起点となって、右のベントナーのシュートが阻まれてこぼれたボールをファン・ペルシーが倒れ込みながらも押し込む同点ゴールが決まり、なんとか2-2に追いついて、勝ち点1を拾った。裏で苦戦していたマンUは退場で10人になりながら勝ち抜いたため、勝ち点差は1試合消化が少ないものの5点差となってしまった。

ケガ人が多いのはいつものことだけども、それにしても試合毎の試合の質の差が大きすぎる。セスク、ソングがいないと、好守の切り替わり、溜めがないのでボールは廻っていても単調に見えてしまう。その役割を期待したナスリも不発では、アーセナルの攻撃に幅が生まれない。

この試合もボールは持つんだけれど、自分の中で廻すだけでゴールまでのシーンが見えない。攻撃がある意味素直、裏を狙うのでなく、WBAが手厚く守る中を前に向いてボールを供給するだけでは、相手からも守りやすいというもの。この試合はアルシャビンの個人技で救われたが、チームとしていいサッカーをしたのは明らかにWBAだった。

ただ、2点目は是が非でも得点する、という思いが現れたようなアーセナルらしくない、泥臭いシュートが決まったように、今は貪欲に点を取りに行くサッカーを見せてもらいたいな

2011年3月19日 (土)

カリフォルニアのピノも素敵

先日、カリフォルニアワインを中心にしたワイン会にお邪魔した。カリフォルニアワインって、なかなか難しい分野で、チリワインとは違いカジュアルなワインではないけれど、同じように見られてしまう。カリフォルニアのワイン会を開いても、ブルゴーニュなどと違ってすぐには人数が集まらないようだ。この日もいつもよりは少なめ、しかしワインは充実したラインナップだった。

110319cali1_2110319cali2_2110319cali3_2110319cali4_2110319cali5この日は淡路町のビストロ、サンセリテでフレンチと共に、カリフォルニアとブルゴーニュのピノ・ノワール尽くしのワイン会だった。

いつもならブルゴーニュに魅かれるかもしれないけど、この日のお目当てはウィリアム・セリエムのピノ・ノワール。

ソノマで1970年代後半にワインを作り始めたワイナリーだけど、凝縮感あふれるワインを作ることで評価が高い。この日は畑違いの比較もできるとあって、楽しみで仕方がなかった。この日のラインナップは...

1  Franciacorta Brut Millesimato Riserva “Valentino Maiolini” / Majolini 1994
2  Saint Aubin 1er Les Murgers des Dents de Ciens / Vincent Girardent 2008
3  Pinot Noir Allen Vineyard / Williams Selyem 1995
4  Pinot Noir Hirsch Vineyard / Williams Selyem 1995
5  Clos Saint Denis / Domaine des Chezeaux (Ponsot) 2001
6  Richebourg / Gros Frere et Souer 1993

カリフォルニアワインも畑が違うと個性が明瞭に違う。アレン・ヴィンヤードは細身の輪郭線の中に果実味が密に詰まっていて、対してヒルシュは凝縮感とともにふくよかさが感じられた。

そして最後はブルゴーニュのグランクリュ。クロ・サン・ドニは濃い味わいだが、バランス良い感覚、そして最後のリシュブールは飲んだ瞬間言葉を留めてしまうくらいの深み、タンニンの重厚かつ緻密な広がりが素晴らしく長い余韻を形作っていた。

カリフォルニアとブルゴーニュ、同じピノ・ノワールでも似て異なる個性を感じられた素敵なワイン会だった。

    

    

     

       

2011年3月16日 (水)

震災に思う。

110315arsenal彼のメッセージに全てが凝縮されていると思います。

今はただ少しでも多くの方の命が救われますように。

しばらくはメール等控えます。

お金で解決するわけではないけれど、今の自分がすぐにできることは募金に協力することかと思っています。

あと、批判はあるかもしれませんが、原子力発電所の現場で命を張って懸命の努力をしている職員、作業員の方に敬意を表します。

ただ批判するだけではなくて、彼らの事も思いやっていただきたい。現場の方が一番苦労しているに違いないのだから。

今はただ、一人でも多くの人の命が救われますように。それのみです。

そして関西、自粛したい気持ちもあるけれど、今こそ日本を支える勇気を!

2011年3月10日 (木)

愛すべき英国のベルギー紳士 名探偵ポワロコレクション

110310poirotこういう週刊ものを買わないようにしているわけですが、これは別だった。。。部屋がまた本でかさばること必然!

アガサ・クリスティのシリーズ物の最高傑作にして、最高の愛すべきキャラクター、名探偵エルキュール・ポワロ。このシリーズがDVDとして隔週で発売されている。

最初NHKで放送されていた時は欠かさずビデオ録画して見ていたし、英語のヒアリング教材にもしていた。自分はシリーズものって通してみるほどはまらない性格なんだけど、このシリーズだけはハマってしまい、小説も読みまくったものだった。

ちなみにシリーズの中で一番好きなのは

 ・エッジウェア卿の死

 ・物言わぬ証人

 ・あなたの庭はどんな庭?

なのだけど解る人いる?

やっぱりこのシリーズが魅力的なのは、主役のデヴィッド・スーシェが演じるユーモラスだけど、底辺に哀感ある人物像にあるんだと思う。単なる探偵もの、謎解きに終わらないところに魅かれてるんだろうな。

2011年3月 8日 (火)

アンスティテユート・アグリコレ・レジョナル ヴァン・ド・プレヴォ2007

110228prevo北イタリアは土着品種の宝庫だけど、それだけじゃない。国際品種、シャルドネなどのブドウも栽培されている。しかし、そうした品種も育つ場所が違うと不思議にその土地に根差したブドウに寄るワインと風味が似通ってくるから不思議なもの。

このアオスタ州の農業学校でもカベルネ・ソーヴィニヨンによるワインを作っている。しかし、その造りにおいてもモットーは土地の個性を生かしたクリーンな味わい。北イタリアのカベルネ・ソーヴィニヨンとはどのような味わいになることだろうか?

色は赤みが強くでている明るめのルビー色。香りはブルーベリー、ピーマン、インク、赤い花の香り。

口に含むと瑞々しい若いベリーの酸味と程よい甘さ。口に広がる香りに若干青さを感じる。タンニンは中程度のボリューム、果実味の優しさとバランスよくまとまる。中盤はこじんまりとしているが、クリアな味わい。

余韻は繊細で素直な果実の旨みがきれいに残り、細く長く続いていく。

カベルネらしいタンニンの強さはあまり出てこず、青さを少し残しつつクリアなアオスタらしいワインに仕上げている。複雑なワインではないけれど、飲んでいて負担感のないピュアな味わいが楽しめるところが好感が持てるワインだな。

【酒喜屋 3,450円】

2011年3月 7日 (月)

ダニエーレ・ピッチニン モンテマグロ2008 ヴェローナIGT

110306danielepiccinin最近ちょっとブル、シャンパン回帰ぎみというか、昔手当たり次第に飲んでいたワインを今飲んだらどう感じるだろうか?という事を思って飲んでみたけど、やはり昔に比べると自分の中にベースがそれなりに出来ていて、記憶と比較しながら特徴も理解できるし、何よりもよりワインに対して向き合う余裕が生まれている。その事が時に初めて相対するようなワインでも楽しむことができるようになっているんだと思う。やっぱワインも場数だよね。

で、久々にイタリアの土着もやってみないと、ということでダニエーレ・ピッチニンが土着中の土着、ドゥレッラ100%で作ったワインを。

ラ・ビアンカーラの愛弟子、ダニエーレ・ピッチニンのワインは2006年が初ヴィンテージ。まだ若い醸造家だが、ヴェネト州のヴェローナ北東、標高300mから450mの畑で、この酸が強いといわれるドゥレッラをメインに、シャルドネ、ピノ・ネッロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどを栽培している。さて、このドゥレッラ100%のワイン、開栓直後は瓶から漂うその香りに思わず「ウッ!」と顔をそむけてしまったが、少し置いてからのティスティングでは?

色は乾燥アプリコットのような茶褐色。ただし色の割には粘性は感じない。香りは焦がしたバター、アプリコット、金粉、バックにライムの鮮烈な香りも感じられる。

口に含むと思いのほかまろやかなアタック、その直後輪郭のはっきりした鮮烈な酸が鋭角に進んでくる。味わいはドライで残糖分は少ないが、果実味はしっかり感じられる。細身のボディだが、その分締まっていて決して痩せているわけではない。強い酸に負けないだけの味わい、ミネラル感から来る複雑さ、柑橘の皮の部分にあるようなオイリーなコクも備わっている。

余韻は最後まで力を緩めない勢いのある酸がこのワインの味わいを主導し、その酸がようやく引き際を悟った時にふわっと広がる夏ミカンの甘みが心地よく、最後に柔らかな旨みを残していく。

最初の香りと鮮烈な酸は正直どうか?と思ったけど、不思議と刺激は少なくグラスを重ねるごとにはまっていくから面白い。ドゥレッラという酸の強いといわれる品種だけで勝負して、ワインに仕上げていく醸造家のこだわりを十二分に感じるワインだな。

【葡萄酒蔵ゆはら 2,900円】

2011年3月 6日 (日)

がっぷり組まれてしまった アーセナルvsサンダーランド戦

110305footsal110305qbrick土曜日は久々にフットサルをしてきた。先週ジョギング中に足首をひねってしまい、歩く時も少々痛いんだけど2時間なんとかしのいで、怪我もなく終わった。相変わらずへたっぴぃなのに、動きも悪く、チームメイトの皆さんすいませんでした。。。

痛い足を引きずって、日本唯一のグーナーのためのビールバー、大阪本町のQbrickでアーセナルのホーム観戦。サンダーランド戦に勝てば翌日のマンU対リヴァプール戦結果次第で首位に立てるとあって、期待は大きかった。そしてこの試合、ついにアーロン・ラムジーが選手生命を危惧されたケガから復帰してのベンチ入りとあっては、ぜひともその雄姿を見たい!先発はGKスチェスニー、DFクリシー、ジュルー、コシエルニー、サニャ、MFウィルシャー、デニウソン、アルシャビン、ディアビ、ナスリ、FWベントナー。

110305arsenal結果は0-0でのスコアレスドロー。勝ち点1は得たものの、またしても大事な局面で勝ち切れないところが出てしまった。

試合を振り返ると、サンダーランドに守りきられてしまったなという事に尽きるかな。悪質なファウルはなく、人数をかけてアーセナルのパスコースをふさぎ、エリア内決定的なパスを上げさせなかった。サンダーランドのモチベーションを強く感じ、試合としては緊張感が最後まで途切れなかった上質の試合だったと思う。

アーセナルとしては中盤の溜めが作れず、単発的な攻撃に終始してしまった感は否めない。選手個々の出来は悪くなかったけど連携が。。。ナスリも動きは良かったけど、この日のシュートはキーパー正面など最後が淡白。アルシャビンはここのところ良かったんだけど、この日は鋭さが見られなかった。ディアビは相変わらず柔らかいタッチでボールキープ力は凄いんだけど、それを活かすパートナー不在。今日は先発ロシツキーでも良かったのでは?ジャック・ウィルシャーはこの試合でもソリッド。

しかしこの日は87分、アルシャビンへのパスがオフサイドと判定されて勝ち越しが幻に消えてしまったのは本当に腹立たしいというか、審判の質の低さに飽きれるというか。。。完全にオンサイドだった。これが後々タイトルの結果に影響しかねないだけに、忘れることのできない手痛いシーンになってしまった。

110305arsenal2誤審もあって痛い結果になってしまったけど、アーセナルが攻めきれなかったというのも事実。後々振り返ると、やはりこの御両人がいなくて、中盤での組み立てが十分にできなかった、ということが今回の引き分けの最大の理由に思えてきた。ミッドウィークのバルサ戦では何とぞよろしくお願いします。。。

2011年3月 5日 (土)

まるでサロン! コート・ロティ尽くしワイン会

110228rotie1110228rotie2まさにシラー好きにとっては夢のようなラインナップでした。。。

先日のイタリアジビエ会がきっかけとなって「こんなの本当にするの?」と半信半疑だったワイン会が実現。この日は素敵なワインを数々お持ちの方のお宅にて、料理だけを持ち寄りでの会となった。こんなに豪華なラインナップに持っていけるようなコレクション持ち合わせてませんので。。。

1. ドメーヌ・ロシュ・オードラン コート・デュ・ローヌ・ブラン セサール2007(グルナッシュ・ブラン70% ヴィオニエ30%)
2. ギガル コート・ロティ ブルンヌ・エ・ブロンド 1999(シラー)
3. ギガル コート・ロティ ブルンヌ・エ・ブロンド 1994(シラー)                                    
4. ニコライホーフ グリューナ・フェルトリーナ ヴァッハウ ? (グリューナ・フェルトリーナ)                                                                                       5. シャプティエ コート・ロティ1971
6. シャプティエ コート・ロティ1967

コート・デュ・ローヌ・ブランは酸がまろやかでしっとりした味わいの中にミネラル感、ヴィオニエらしい苦みがしっかり感じられた。ギガルのロティ、1999は凝縮した赤い果実味わいがうまくまとまり、エネルギーが感じられた。それに比べると1994は最初のインパクトは少し弱かったが、時間と共に果実味が広がり、スパイシーさが前面に出て肉づきの良さが感じられた。

合間のクリーンなグリューナでリフレッシュして、シャプティエは1971は表面を磨いたような均質な酒質、年月が角をそぎ落としても大事なものは一切落としていない、そんな気持ちにさせられた品のある味わい。しかし1967はそんな落ち着きとは全く違う、40年を経ても衰えないピュアな果実味が漲り、このワインは年をとらないのか?と疑ってしまうほどだった。

110228rotie3全ての状態が良く、ローヌらしい肉質、その内側にしっかり感じられる繊細な美質、気品が感じられる素晴らしいワイン達だった。この間にはホスト宅の奥様による生バイオリン演奏、宮崎駿特集という素晴らしいサプライズ・プレゼントもあって、会話と素敵な音楽、まさにサロン的な雰囲気のワイン会だった。

その素晴らしいワイン会に持っていったのが拙い手料理であったのが申し訳なかったのだけど、左は春キャベツとアボガド、キゥイ、そこにレンコンとパプリカをはちみつとヨーグルトをあえてブラックペッパー、ジンジャー、ミントを加えたドレッシングと、最後にブルーベリーを添えたサラダ。右はチキンのトマトソース、マサラスパイス煮込み。スパイスを効かせすぎて、カレー煮になっちゃったなぁ。でも完食していただき、ありがとうございました!

次回はイタリアの古酒会かな?自分もネタを仕入れておかなくちゃね!

2011年3月 4日 (金)

ゴールが欲しかった男達揃い踏み! FAカップ アーセナルvsレイトン・オリエント戦

110303clichyカーリングカップではよもやの終了間際勝ち越し点を決められて優勝を逃したアーセナル。ミッドウィークはまだタイトルの可能性が3つある内の一つ、FAカップ戦5回戦の再試合、レイトン戦。

先発はGKアルムニア、DFギブス、ミケル、スキラッチ、エブエ、MFディアビ、デニウソン、ロシツキー、ヘンダーソン、FWにベントナー、シャマフ。連戦気味のナスリ、ウィルシャー、クリシーあたりを温存したスタメン。

結果は5-0の完勝だったが、この試合では得点を挙げて欲しかった選手が揃ってゴールを決めたのが収穫。

まず、シャマフはファン・ペルシーの調子が良すぎて前半の活躍からは気の毒な控えに甘んじていたが、この試合では7分にロシツキーの精度の高い横パスから落ち着いてゴールを決めて久々、11月以来の得点シーンを見せてくれた。ファン・ペルシーがカップ戦でケガをして3週間の離脱となったため、彼にとってもチームにとってもいいゴールシーンだったと思う。

そしてベントナー。彼もこのところサイドで使われたり、得点シーンに恵まれず不満を感じているんじゃないかと心配したが、この日はギブスの柔らかいクロスからのヘッド、自分で切り込んでのナイスシュート、そしてペナルティとハットトリックの固め打ち、来週のバルサ戦に向けて勢いがついた。

そして最後は出そうで出なかった、この日途中出場のクリシーの、右のエブエの低いクロスをシャマフが股抜き、それをウィルシャーが見逃して、転がってきたところを左足で決めて、彼にとっては2008年11月以来となるゴールとなった。これは彼にとってもさぞかし嬉しい試合になったことだろう。

点を取り過ぎると次の試合はあまり良くない、ってことがままあることが心配になるほどの快勝。次の相手はマンチェスター・ユナイテッドとなった。そのマンUはチェルシーに敗れたため、次節アーセナルがサンダーランドに勝てばついに1ポイント差に詰め寄る。カーリングカップの失敗にそうそう引きずられてはいられないな。

2011年3月 2日 (水)

ドメーヌ・エレスツィン ジュヴレ・シャンベルタン1er ラ・ペリエール AOCジュヴレ・シャンベルタン 1erクリュ

110227heresztyn好きなブドウ品種はシラー、シラーと言っているものの、ピノ・ノワールは別格なのかもしれないな。今まで飲んできたものを見ていると、かなりピノ系の比率が多いことに気がつく。思えばワインに最初にはまったのはシラーだけど、そこからピノ・ノワールを彷徨った時期が結構あった。そこからボルドー、そしてやはり今はどちらかと言うとピノ系に落ち着いている。

ブルゴーニュの中でも好きな地域はモレ・サン・ドニや、ニュイ・サン・ジョルジュだが、今日は珍しく王道ジュヴレを。

ジュヴレ・シャンベルタンに本拠を置くドメーヌ・エレスツィンは、その名称からもポーランド系という事がわかる。フランスとポーランドの関係は歴史上も結構あり、ヴァロア王家のアンリがポーランド王に推戴されて後に兄の死と同時にフランスに舞い戻ってアンリ3世として即位、ルイ15世の妃はポーランド王の娘、そして皇帝ナポレオンが惚れた最も有名な愛人はポーランド人のマリアだったりして、その関係は昔から深いものがあったようだ。

ドメーヌ・エレスツィンは1993年からジュヴレでワイン造りを始めた新興のドメーヌ。高温発酵で色素を抽出し、浸漬は3週間、発酵は酵母無添加、14~18ヶ月をオーク樽で寝かせて熟成させる。

色は全体にうっすらとオレンジがかった明るいルビー色。香りは華やかで、スモーク香、鹿肉、香木、カシスリキュールの香り。

アタックはピュアな酸と緻密なタンニンが溶け合う、こなれた感覚。その後に角の取れた丸みのある果実味が小さな塊のように迫ってくる。外郭をくるむ酸は柔らかくとても伸びやか。ボリューム感は中程度だが、密度があり、旨みもしっかり感じられる。酸、タンニン、果実味のバランスも良い。もう少しグリップがあるとさらに深みが感じられるかもしれないが。

余韻は静寂を感じさせる落ち着いて広がりのある旨みと柔らかな甘さが続き、長くゆっくりと引いていく。

あまり名の知られていないドメーヌだけど、非常に真面目で目の行き届いた造りをしていることは感じ取れる。ジュヴレらしい厚みを持たせつつ、味わいはクリアで優しい味わいを目指すこのドメーヌは注目株かもしれないな。

【Cave d'Orange 7,500円?】

2011年3月 1日 (火)

タイトルへの道は遠いけど カーリングカップ決勝 アーセナルvsバーミンガム戦

110301arsenalまぁ、この場であのゴールが決まるとは思ってませんでした。。。

正直正確に振り返るのもつらい結果に終わったカーリング・カップ決勝、アーセナルにとって5年ぶりのタイトルがかかった試合だったが、結果は後半終了間際、アーセナルの守備の連係ミスから奪われた勝ち越し点によって1-2でバーミンガムが48年ぶり(だったかな?)の タイトルを獲得する結果となった。

この試合、セスクの不在はあったがそれにしてもアーセナルらしい連携、中盤の冴えが見られなかった。確かに運もなかったし、相手GKの好セーブに阻まれたところもあったが、確実に崩しきるまでには至らなかった。アーセナルの選手も久々のタイトルに集中していたとは思うが、それでもこの試合に関しては気迫が相手、バーミンガムの方が勝っていたとしか思いようがない。

彼らは40年以上待ち続けたのだから、バーミンガムの選手には敬意を表すべき。ただ、最後にコシエルニーの頭を叩いたシーンは許せない。高揚していたとはいえ、あれは猛省すべき。

まだ全てが終わったわけじゃない。チャンスはまだ3つも残っているんだし、この結果が必ず明日以降活かされるはず。そのポテンシャルを持ったチームであることは、誰よりも自分達が知っているんだから。

しかし、祝杯用のマグナムシャンパーニュ、厄払いになるとは思わんかったなぁ。。。