フォトアルバム

カテゴリ

最近のトラックバック

お気に入りリンク

« 2010年11月 | メイン | 2011年1月 »

2010年12月

2010年12月31日 (金)

また詰めの甘さ病発病! ウィガンvsアーセナル戦

101230arsenalあんまり勝ち過ぎてしまうと、後の試合が怖い、結果が出ないという事があるけど、まさにそんな試合だ、ったな。

質と結果で魅せつけられたチェルシー戦直後のウィガン戦、当然スタメンは少し落として来ると思ったけど、ちょっと落とし過ぎたかもしれない。GKファビアンスキ、DFエブエ、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFデニウソン、ディアビ、ロシツキー、FWはアルシャビン、ベントナー、シャマフ。

結果的には追いつかれての2-2同点ドロー。試合全体を通してみれば、ピッチのコンディションの悪さもあったものの、終始チグハグ感が否めなかった。あまり組んだことのないスタメンだけに、連携も悪かった。そしてこの試合キャプテンを務めてトップ下に入ったロシツキー、個人技では見せるんだけど、今節は味方選手と合っていない。ヒールパスを多用してたけど、それを味方が感じずカットされてしまっていていた。自分で行くのも突破力があるからいいが、それにこだわるのはどうだろう?今のスタイルだと、アーセナルの司令塔としては難しいような気がする。

あと、MFもいただけない。特にデニウソンは先発出場でヤル気を期待したが、相変わらず諦めの早い守備。一度かわされるとすぐに相手を見送ってしまう。これじゃ出場機会が減って市も仕方ない。MFでタメも効かず、かといって守備のフィルタリングも機能しないでは。。。そして戻ってきたディアビがまたも負傷で前半早々での交代、数週間の欠場ということで、せっかく層が厚くなったと喜んだ束の間のいつものアーセナル劇場の再来。

DFも出来が悪かった。コシエルニーのチェックの甘さ、軽い守備が目立ってしまい、元々彼は出来不出来の差が大きいけど、この日はまさに不出来の極み。やはりソングのような選手が前にいないと、彼一枚では不安が大きい。

そんな悪い試合の中でもよく頑張っていたのはディアビ交代後に入ったウィルシャー。今年急成長の若手はこの試合でも豊富な運動量でよく走っていた。たぶん、今彼は一番サッカーをするのが楽しくて仕方ないんだろう。ただ、チェルシー戦でも活躍していたので、疲労の蓄積度合いが心配だ。働きすぎて彼まで負傷なんてことになると、後半戦は厳しい展開が予想される。今のアーセナルでは彼が一番替えのきかない選手になっているかもしれない。それにしても、たった1年でこれだけの選手になるとは、つくづく凄い進化だと感心する。セスクの後継者の呼び声はもはや伊達じゃなくなってきている。

プレイ以外に目立ったのは審判。運、不運はつきものだけど、最後のナスリのFKの敵方ハンドは取ってくれないと。セスクの時は取られたのに。。。ピッチのコンディションも悪かった。これもお互い様ではあるけれど。

なんとかアルシャビン、ベントナーの2点もあり、最低限の結果となる引き分けで収まった。追いつかれて勝ち点3は逃したものの、まだましと思った方がいいのかもしれない。できれば勝って終わりたかったけど、それでもまだユナイテッドを追いかける権利は持ってのターン、前向きにいかないとね。

2010年12月30日 (木)

ヤマザキ・ワイナリー シャルドネ2008 北海道三笠市

101226yamazakichardonnay最近は時流に流され(笑)日本ワインがマイブームになっているかもしれない。全然知らなかっただけに、好奇心をくすぐられるエリアだし、そしてそれを裏切らない結果を見せてくれる。価格的には少し高めだけど、それも仕方ない。日本でワインを作る難しさはこれまで幾度も語られてきたことだから。

北海道は昔からワインを生産してきたけど、それも一部の生産者による土産物目的程度の薄いワインが多かった。今もワイン用ブドウの生産は日本一だが、既に多くのエリアで単に土産物じゃない本物志向のワインが登場しつつある。

山崎ワイナリーは北海道中部、札幌からは東の内陸に位置し、4代にわたって農業を営んできた一家による家族経営のワイナリー。7haの畑から少量でも高品質のワイン造りを志向し、除草剤、化学肥料は使わず、葡萄のストレスを和らげるため畑にクラシック音楽を流しているという。シャルドネは樽発酵のものもあるが、このワインはステンレスタンクで発酵させている。

緊張感のある薄いレモンイエロー。香りはライム、レモン、乳清、若草のような香りがある。

口にすると鮮烈なレモンのような酸がまず伸びてくる。舌先に感じる軽いガス感。その後に広がるクリーンな青い柑橘の果実味。ただ青いだけでなく、後味に広がるしっかりした旨み。若々しく爽快な味わいで、ストレートに迫ってくる。

余韻はクリアな酸味が口の中を引き締め、レモンスカッシュを飲んだ後に感じるような清涼感が支配しつつ、さっと引く。

クリアでストレートだけど、それを支える果実味にしっかりした厚みが感じられた。昔は薄っぺらいと思った日本ワインだが、今ではそれさえも信じられないくらいのこの酒質の厚み。本当に素晴らしく期待を裏切ってくれます。このワイナリー、ケルナーの評価が高いらしいので、そちらも後日確かめないと。

【les Papilles Japonaises 3,510円】

2010年12月29日 (水)

ミシェル・ゴネ シャンパーニュ ブリュット グラン・クリュ ミレジメ1998 ブラン・ド・ブラン

101225michelgonetクリスマス寒波、一気に冷え込んでさすがに今日は出歩くのが億劫に。すき焼きを食して帰ってきた後は、ゆっくりと画集でも見ながらシャンパーニュ。

このシャンパーニュ、去る日にカーヴ・ド・テール淡路町店でグラスのシャンパーニュを嗜んでいる時に店長のY場氏がいきなりボトルを持ってきて薦めたいわくつきのシャンパーニュ。昔飲んで感動したボトルに最近思わず再開したとかで、そこまで彼に薦められては飲まずばなるまい。ブラン・ド・ブランは若干苦手な領域ではあるが、ヴィンテージで1998年は秀逸年でもあるし、申し分ないし。

ミシェル・ゴネはコート・ド・ブランの特級畑であるアヴィーズ村を本拠としている。この地域で植えられているのはシャルドネで、白亜質の土壌に石灰質が混ざっているということで、シャブリに近いが、シャブリの土壌はジュラ紀に堆積したもの、シャンパーニュはそれよりは早い白亜紀という違いはある。しかし石灰質土壌であれば共通しており、ミネラル豊かなその土に育まれたワインは、滋味の豊かなものになる。ミシェル・ゴネはこの地で6代目になる古い造り手。

色は少し熟成感のある枯れた感じの麦藁色。香りはタルト、アーモンド、ナッツ、シナモン、カスタードの大判焼のような香りも感じられる。

口に含むと鮮烈な酸の印象と共に強いアタック。少し酸化したリンゴの味わいが濃く現れ、酸はレモンのように瑞々しく、口の中を引き締めるように働く。この酸味が味わいの中核を成し、それを支えるように働く濃い果実味のボリューム。味わいの要素が非常に強く、若干戸惑いも感じさせるが、全体の調和を乱すまでの放埓さはない。これだけ個性的なのに、不思議と着地点に収まっていく中盤から後半にかけての収束が面白い。

味わいの個性が強力な、パワフルシャンパーニュ。ブラン・ド・ブランらしい酸の鮮烈さが中心ではあるが、それだけではない豊潤な旨みが詰まっていた。今まで飲んだシャンパーニュでは一番濃い~味だったかも?

【Cave de Terre淡路町店 5,980円】

余韻は最後まで主役をを譲らない酸に寄り添うように現れる乾いた旨みが口の中を優しく撫でるように労りつつ、力強い味わいを残しながらゆっくりと引いていく。

2010年12月28日 (火)

これがキャプテンの仕事です! アーセナルvsチェルシー戦

101227cescマンチェスター・ユナイテッド戦で完敗後1試合を雪で延期して、約2週間ぶり、休養十分のアーセナルが鬼門、本拠地にチェルシーを迎え撃つ。この試合ではディアビも復帰し、残る怪我人はアルムニア、フェルメーレン、そしてレンタル中のラムジーくらいで、大事な後半戦に選手層が厚みを増してきたのは嬉しい限り

この試合、敵は調子を落としているとはいえ、ランパードが復帰してきた。そしてなんといってもアーセナル戦でめっぽう強いドログバがいる。このドログバをいかに抑えるかが勝負の要。

その役を担うDF陣だが、GKファビアンスキ、DFはスキラッチが欠場で、クリシー、コシエルニー、ジュルー、サニャが先発。MFはソング、ウィルシャー、セスク、ナスリ、FWファン・ペルシー、ウォルコット。こうなるとジュルーの出来も大きな要素になるはず。

そして試合は序盤から精度の高いパスが交錯する、質の高い展開。こうなると一つの小さなパスミスが即座に相手のチャンスになりかねない。しかも相手は堅守のチェルシー、のはずだったが、この日のチェルシーは攻撃力に怖さがない。中盤のタメがきかずに、前線のドログバは孤立気味。時折ボールが渡り、怖い場面はあったものの、枠を完全に捉えさせるまでにはいかない。

そして徐々に効いてきたのはこの日久々先発のウォルコット。チェルシーはマンマーク気味でアシュリー・コールがつきっきりで対応せざるを得ないほどウォルコットの好守の動きが良く、サイドの攻撃を封じていた。中盤エシエン、ランパードも動きが悪く中盤から組み立てができない。試合はアーセナルペースの度合いを強め、点が取れそうな雰囲気も高まってきた前半終了間際に、ゴール前混戦からセスクのボールをソングが拾って右サイドネットに突き刺し先制点!アーセナルがまず先行する展開に。

後半に入って、両チームの動きの違いが目立つようになる。アーセナルではセスクの動きがこれまでの数試合と違って格段に良い。パスの精度も上がっているし、相手に囲まれても体を入れて抜いていく。そしてそのセスクの相棒となるウィルシャーも、相手に当たり負けせしない力強さを見せて、抜群の運動量でボールを確実に拾い、前に供給していく。こんなに動きのいいアーセナルを見るのは久々で、見ていてワクワクする

そしてその興奮は51分、ファン・ペルシーが3人に囲まれたが粘って出したボールが右サイドを駆け抜けてきたウォルコットの前に転がり、ゴール前チェフと交錯するところを自分で撃たずにセスクに、そのセスクが落ち着いて決めて2点目。そしてその2分後には相手のパスミスからウォルコットがボールを奪い、一旦セスクに預け、セスクが浮かした柔らかいパスをウォルコットがサイドネットに突き刺して3-0に。この後、FKからイヴァノビッチに頭で合わせられ1点返されたものの、3-1でチェルシーに勝利、2位を守った

この試合は久しぶりに見ていて興奮、しかもそれが相手チェルシーと言う事でなおのこと。ほぼベストメンバーがそろえば、チェルシーだって完勝できるポテンシャルがあることを十二分に見せ付けてくれた。このところ揺らいでいた信頼を完全に取りもどした格好だ。

それにしてもセスクの出来は素晴らしかったまさにこれがキャプテンの仕事。自分も得点、そしてアシストも演出、この試合一番手ごたえを感じているのは彼じゃないだろうか。そしてドログバを抑えきったジュルー、安定して集中力のある守りが光っていた。彼も自信をつけたはず。

ここのところモヤモヤがたまっていただけに、それを一掃する快勝!これがアーセナルの試合です、って感じだったな。

2010年12月26日 (日)

初インド、腹こわさないかハラハラ旅

101218india2101218india3101218india4インドのデリーに行ってきた。インドに行くと絶対に腹壊す、という恐怖に慄きつつ、初めて悠久の大地に降り立った。

やはり今まで行った場所とは違う雰囲気。街ゆく人の顔もアジアで見慣れた顔とは違うエキゾチック、誰もが哲学的憂いを秘めたような顔つき。これが人力車を運転するおっちゃんもそう見えるんだから、不思議なもの。

旅先では可能な限りその土地のものを食べるという主義なので、カレー、カレーと思ってたんだけど、予想外にインドのカレーって辛くないんだな。今回行ったのはデリー周辺なので、もっとインド色の濃い地域、南とか行けばまた違うのかもしれない。

101218india5101218india1101218india6インドならでは、と思ったのはマクドナルド。ヒンズー教で牛は神聖な動物ということなので、牛肉はタブー。マクドナルドも看板には「100% BEEF FREE」とある。そしてこのベジタリアン・バーガーの中に挟まっているのは、いわゆるカレーコロッケ。さすが、ここでもカレーが登場するのがインドらしい。

夕日をバックにしたインド門、そしてバカでかいニューデリーのインディラ・ガンジー空港。なかなか面白い経験をさせてもらったインド。お腹も壊さず、とりあえず無事に帰ってこれたのがなによりでした。

2010年12月25日 (土)

ドメーヌ・フランソワ・ラヴノー シャブリ プルミエ・クリュ モンテ・ド・トネール AOCシャブリ 1erクリュ

101223chablis最近復権の兆しあるシャブリ。かつて白ワインの代表格で名前が売れ過ぎていただけに、色々なワインが楽しめるようになると、かえってその知名度が仇となってしまっていた気がする。そしていつしか酸の刺々しい、酸っぱい白ワインといった印象も持たれて、敬遠されるようにもなった。確かに一時そんな薄っぺらいシャブリをよく見かけた。

しかし、そのシャブリも今では多くの優れた生産者によって、より多様なスタイルが楽しめるようになった。そして、その生産者の知名度で一、二を争うのはヴァンサン・ドーヴィサとフランソワ・ラヴノーだろう。

共に樽の使い方で定評のある作り手だが、ラヴノーの方がより長く樽熟を行う。そして樽は古樽の比率が多く、カーヴで瓶熟もさせる。2003年はブルゴーニュの白にとっては厚かった気候の影響で難しい年になったが、さて?

色はねっとりした質感のある黄金色。香りは蜂蜜、サワー、石鹸、白い花、オレンジの香り。シャブリにしては甘さを感じる香り。

口にすると酸はまろやかで若干大人しめ。その直後時間をおいてミネラル感の詰まった冷涼な酸味が舌の表面を巻くように広がってくる。酸がひと段落すると、舌の表面から浸透する塩っぽい旨みが感じられる。若干グリップの力強さに物足りなさを感じるが、全体のバランスは良く整えられている。

余韻はしっかりした渋さとミネラル感を残しつつ、穏やかな酸味が口の中を引き締めて、さわやかな印象とともにゆっくりと引いていく

シャブリらしい硬質な味わいを持ちつつも、若干酸の締まりという点では緩さが感じられる所に2003年の気候の難しさがあるのだろうか。しかし、全体の味の構成は見事にまとめられているし、この樽の上品な使い方も好感が持てる。こうなれば違うヴィンテージも飲んでみないと、真価はわからないだろうな。

【葡萄酒蔵ゆはら 9,800円?】

2010年12月23日 (木)

東京ランチ

2日間仕事で東京に行った。今回はあまり出歩かなかったけど、それなりに気楽~に息抜きもできた。

息抜きスポットとして最近よく使っているのは実は丸の内。東京駅に近い丸の内も、最近はファッションショップが増えたり、美術館もできて、オフの日も十分楽しめるスポットに。帰阪の空き時間に使えるのが良い感じ。

101223lunch1そして楽しみはランチ。

                                                    

                                                   

初日はのランチは、牛タンの厚切り定食。分厚く切られた牛タンを塩焼きで。ご飯も勿論大盛り。

牛タンの醍醐味は歯ごたえだけど、これだけ厚く切られていると噛みごたえあるし、噛むたびに肉汁が染みだしてきて、とても美味しい。そして、この牛タンに付け合わせられていた漬物が辛くて、これが自分好み。何の漬物なのか聞いておけばよかった~

101223lunch2101223lunch3二日目は屋外での昼酒タイム。三菱一号館美術館前のワインバーで、オムライスと共にグラスワインを。

一杯目はロワールのシュナン・ブラン、そして二杯目はブルゴーニュ、オーセイ・デュレスの1998年。このオーセィ・デュレスは繊細な味わいで、角の取れたきれいな酸がスムースに口の中に浸透してきて、昼酒にはもってこいだったな。

今年最後の東京、来年もまた美味しいランチが楽しめますように。。。

2010年12月20日 (月)

シェフ暴走か!? 北イタリアワイン会inコチネッラ

帰国直後の休暇の〆は、ワイン会には必ず出没する、店にとっては最も迷惑な客であることをものともせず京都三条、オステリア・コチネッラのワイン会。この日は北イタリアがメインテーマとあれば、万難を排して行かなきゃね。

この日はなんとワインは9種類、そして料理も前菜2品から魚、パスタ、肉、そしてデザート付のフルコース。会費12,000円でありえへんわ。森山シェフの気合満開、全開のラインナップでした。

101219kotini1101219kotini2101219kotini3101219kotini4101219kotini5101219kotini6101219kotini7101219kotini8101219kotini9101219kotini10101219kotini11101219kotini12101219kotini13101219kotini14                        

                             

               

                  

               

                  

                           

                             

                                                                       

                                                                        

                                                                                

今日はワインもさることながら、料理が凄い!肉厚の牡蠣から始まって、セコガニ、寒ブリ、ジビエに穴熊、蝦夷鹿と、どんだけ出すのと言うほどのボリューム。そしてこの料理に合わせた9種類のワインは、北イタリア6州を網羅する念の入れよう。

①マイオリーニ フランチャコルタ サテン ミッレジマート2004(ロンバルディア シャルドネ100%

オレンジ、柑橘の香り。泡細かく、アタック優しい口当たり。酸は硬質。フレッシュな味わい。

②ジュリアン&パシニ チンクェ・テッレ2009(リグーリア ボスコ、アルバローラ、ヴェルメンティーノ)

薄い麦藁色。青いハーブ香。アタックのボリューム、直後に直線的な酸。余韻に程よい甘み。

③マルヴィラ ロエロ・アルネイス サリエット2003(ピエモンテ アルネイス100%)

ねっとりした薄黄色。桃缶の香り。優しい甘みが豊か。後から伸びてくる酸。後半は軽快。

④レ・クレーテ シャルドネ キュベ・ボア2007(ヴァッレ・ダオスタ シャルドネ100%)

山吹色。アプリコット、ほうじ茶。樽がしっかりかかっている。酸化熟成のニュアンス。味わい濃く、北イタリアというよりブルゴーニュ的などっしり感のあるシャルドネ。

⑤バルトロ・マスカレッロ バルベーラ・ダルバ2006(ピエモンテ バルベーラ100%)

熟したルビー色。ザクロ、プラム香。果実味が凝縮、そして伸びやかで華やかな酸味。細かなタンニンとの調和。余韻は優しい。

⑥アルド・コンテルノ ドルチェット・ダルバ2006(ピエモンテ ドルチェット100%)

濃い目のダークルビー。熟したカシス。アタックは滑らか、しかし直後予想外に力のある酸が迫る。ボディは中程度。余韻まで伸びる活きのいい酸味がドルチェットらしからぬ?

⑦ジタリッヒ カルーソ テッラーノ2001(フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア テッラーノ100%)

しっとりしたルビー色。インク的な香り。アタック直後から伸びる鮮烈な酸。赤いベリーの若い果実味。余韻まで酸味で走らせる疾走感。

⑧ブローヴィア バローロ ロッケ1993(ピエモンテ ネッビオーロ100%)

うっすらオレンジがかった明るいルビー色。鰹節、ゴムの香りも。果実味、酸、タンニンが調和。酸は力あるが角が取れてまろやか。コクが力強く、最後まで息を切らさない。

⑨ポイエル&サンドリ エッセンツァ2006(トレンティーノ・アルト・アディジェ トラミネール、ソーヴィニヨン、シャルドネ、ケルナー、リースリング)

濃いレモンイエロー。ライチ、レモン。瑞々しくクールな酸。その直後ゲビュルツ的なライチの甘みが広がる。酸に引き締められた、きれいな甘み。

もう本当にここのワイン会は凄すぎます。どこまで行くのか先行き不透明。シェフがネタが尽きないくらいワインを仕入れたそうなので、来年も恐ろしいことになりそう。怖いもの見たさで、次回も即エントリー。新年一発目もよろしくお願いします。。。

2010年12月19日 (日)

たまにはいいでしょ? ベルギービール会

101219beer1101219beer2101219beer3前回のワイン会の時に、「ベルギービールもいいっすね」って話になって開催の運びとなったベルギービールを飲む会。

場所は大阪でベルギービールと言えば、という感のある老舗ドルフィンズの堺筋本町店。この日は9人が集結し、それぞれ好きなものを他の人とかぶらないように注文し、少しずつ回し飲みしていく、というスタイルがその場で出来あがった。

自分が選んだ3種。。。

①マレッツ6(マレッツ修道院) きめ細かい泡。オレンジピールの香り。ほんのり甘く、優しい渋み。まろやかでバランス良い味わい。

②スカルディス・アンバー(デュブイソン醸造所) アルコール12度。バニラ香。最初は優しい甘さでするっと飲めるが、飲んだ後に喉から胸が熱くなる。ボリューム感充分。

③ブリガン(ヴァン・ホンセブルグ醸造所) きれいな琥珀色。フルーティでドライフルーツのような甘さとホップの香りがうまく調和。

101219beer4101219beer5101219beer6フリテンや豚バラ肉のベルギービール煮込みなど、ビールによく合う料理と共に、開けたビールは総勢27種類。これだけの味の違いを一々覚えておくことは不可能だけど、飲み比べるとわかるそれぞれの味の個性。これだけ一気に数を飲めて、幸せなビール会でした。

欲を言えば、もう少し酸っぱいグーズが飲みたかったけどね。(誰も賛同しないだろうけど)

2010年12月17日 (金)

日本ワインの革命児たち ウスケボーイズ

101127usuke正直に言うならば、つい最近まで僕は日本のワインに否定的だった。値段の高さと昔の記憶に惑わされ、試す価値がそれほどない、と思っていた。

しかし、最近はそうした考えは全く根拠がないと思っている。試飲会などで何度かその味を試した際に、日本ワインの質が以前とは比べられないくらいに素晴らしく上がっていることを確信できたし、より多くの造り手によるより多くのワインが市場に出てきたことで、その豊潤な世界がさらに身近に体験できるようにもなった。そして、その世界の中で独自の世界を切り開き、描こうとする造り手が現れ始めたのが良く理解できるのがこのルポルタージュ本。

日本ワインをけん引する岡本氏、城戸氏、曽我氏。山梨大学で集った彼らがいかに自分独自のワインを造り、そして表現するに至ったかを長年にわたり丹念に取材したのが本書。この本が興味深いのは三氏が決して同じ思想の下でワインを造っていない点。師と仰ぐ人は同じでも、彼らは三者三様に自らの信念に従ってワインを造る。ワイン造りに一つの答えはない、それぞれが信じた造り方を経て、そして結果がおいしければそれでいい、そうした考えは潔さを感じるし、AOCといったもののない日本ゆえに与えられた利点なのかもしれない。

この本を読めば、三人のワインが飲みたくて仕方がなくなる。しかし残念なことに彼らは商業的でないゆえに、ワインは高くないが品数が希少。確かに飲めないのが不幸だけど、それもいたしかたない、と思えるくらい読んだ後に潔よい気持ちにさせられる本だった。

(でも後日、なんとか城戸ワイン メルロー・リザーブだけは入手できました。)

ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち

河合香織著

小学館刊

1,600円(税別)

2010年12月16日 (木)

全てを飲み、全てを吐き出した画家の一生 没後120年ゴッホ展

101127vangoch おそらく日本で最も著名で人気のある画家と言えば、フィンセント・ファン・ゴッホに違いない。そしてこの画家の本国オランダにおけるコレクションでは双璧と言えるファン・ゴッホ美術館、クレラー=ミューラー美術館で構成される美術展ならば、人気が集まるのも当然だろう。そして、その人気に応えるように力作がそろった、充実した美術展だった。

この美術展では初期から最晩年、精神を病んで、療養のかいなく自殺と言う悲劇で生涯を終える画家の生涯を作品で辿ることができる。そして、その辿った道を追体験すると、この画家がいかに多くの先駆者の作品を学び、作風をわがものとし、そして異なる表現世界を自己の中に取り込んで吸収咀嚼し、自分だけが表現できる唯一の世界に仕上げて行ったかがよくわかる。

初期はミレーの暗い農村の風景を描いた作品から、印象派モネの明るい光の粒を細かく描いた世界、そしてゴーギャンの鮮やかな色彩、そうした彼の周りの画家達が編み出した表現方法を、ゴッホは貪欲に自分の中に取り入れ、そしてそれらは驚くべき彼の精神のフィルターを通ることによって全く違う世界となって現された。表題の自画像は、その光の粒の世界は印象派のものだが、渦巻く背景、正面を見据える描写は彼だけが描きうる世界だ。

そして彼の作品を見るたびに感じることだが、彼は自分の作品をまるで木版画のように、削り込むように描いている。そうした彼独自の描写方法もまた、木というものに特別の愛着を感じてきた日本人の感性に訴えかけてきた一つの要因なのだろう。

没後100年以上を経ても、なおその作品の生命力は増しこそすれ、決して消えることはない。僅か37年の生涯でこれだけの変化を遂げた画家はおそらくないだろう。ゴッホの展覧会は見るたびにワクワクさせられるし、この美術展もまさしくそんな展覧会だった。

没後120年 ゴッホ展

国立新美術館(東京・六本木)

2010年10月1日~12月20日

2010年12月15日 (水)

シャンパーニュ ルネ・ジュフロワ ア・キュミエール ブラン・ド・ブラン ブリュット プルミエ・クリュ2004

101210geoffroyお祝い事にはシャンパーニュ。なんかあった時のために、必ず一本は冷蔵庫の中に保管しております。そして、この日はどうやら夏から携わってきた仕事が良い方向に動き出してきたことを記念して、今まで飲みたくて我慢してきた一本を開けることに。

ルネ・ジュフロワのブラン・ド・ブラン。この造り手はピノ・ノワール主体のシャンパーニュで定評があるが、ブラン・ド・ブランも作っているということで、とても興味をひかれた。ピノ・ノワールの名手が作るシャルドネによるシャンパーニュとは?

表面に張りのある質感を伴ったレモンイエロー。きめ細かな泡が力強く立ち昇る。香りは金属、ライム、オレンジ、サワークリームの香り。

口に含むと細かだが力のある泡が舌先をくすぐる。酸は熟しまろやか。ほろ苦さを伴った果実味がしっかりと備わっており、口の中を横に広がる浸透力、重みを感じる。

余韻は充実感のある果実味がどっしりと座り、力強い味わいを残しつつ、ゆっくりと引いていく。

凝縮感のあるピノ・ノワールの造り手らしく、シャルドネながらエキス分の濃い、厚みのあるそれでいて繊細さも併せ持つ、充実したシャンパーニュ。ブラン・ド・ブランにありがちな酸の突出といったこともなく、まろやかさ、調和を感じさせてくれる豊かな味わい。ジュフロワ、シャルドネでも魅せてくれますね~

【Cave de Terre淡路町店 8,000円?】

2010年12月14日 (火)

齧りたい器の世界 ルーシー・リー展

101212lee1101212lee先週末の大阪は冬晴れの気持ちいい日和だった。こういう日に中之島、公会堂の辺りはとても気持ちのいい散歩道となる。そして、その一角、東洋陶磁美術館もまた、レンガ風の建物が色濃い青空の中にあって映える格好のスポット。

その美術館で始まった英国の女性陶芸家、ルーシー・リーの大規模な展覧会。日曜朝の時間とあって、会場はそれほど混むでもなく、ゆったりと鑑賞できた。

http://www.moco.or.jp/exhibition/2001/39.html

彼女の作品の魅力は何と言っても多様な釉薬の世界。ポスターに使われているピンクの釉薬、この日の空のように濃い蒼の釉薬、緑、黄色、そして独特の泡立つ質感が強烈に迫ってくる溶岩釉、作品とともに展示されている彼女の釉薬ノートには多くの分子式が書き留められており、彼女がいかに釉薬の効果を自らのものとし、計算しつくして表現していたかがわかる。

彼女の作品を見ていると、触れたくなると同時に、無性に齧りたくなる衝動に駆られる。おとぎ話、ヘンゼルとグレーテルの世界のように、お菓子で作られた陶器のように思えてくるのだ。特に黄色の釉薬で彩られた陶器は、表面の艶からしてプディングそのもの。彼女は陶芸をお菓子を作るかのように楽しんでいたのではないかと思えるほどだ。

女性らしい薄手の造りだが、その上に大胆な色彩の釉薬を施し、そして繊細な掻き落としで調和をいたずらっぽく乱す。見るたびに微笑ましく、愛おしく感じる彼女の作品に出会えるまたとない機会となった。

ルーシー・リー展-ウィーン、ロンドン、都市に生きた陶芸家-

大阪市立東洋陶磁美術館

2010年12月11日~2011年2月13日

2010年12月13日 (月)

山間の小都市に咲く精華 ザ・コレクション・ヴィンタートゥール スイス発-知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂

101212winterthur名前も知らなかったスイスの小都市にある美術館のコレクション。しかし質の高さには驚いた。スイスという国の経済力、ヨーロッパの実業家の美意識、そして国民の文化の高度さ、そうしたものを感じさせる充実した美術展だった。

この美術館のコレクションが日本にやってくるのは初めてとあって、目にする作品の全てが新鮮に自分の中に迫ってくる。これだけでもワクワクする。

それに加えてフランスの名だたる画家の作品が網羅されている。ドラクロワからコロー、モネ、シスレー、ドニ、ボナール、ルドン、ピカソ、ブラック、そしてルソー。しかもそれぞれの作品が大作ではないが、特徴が現れた力作ぞろい。

また、日本ではあまり取り上げられないスイスの画家の作品も面白いものが多かった。特にアドルフ・ディートリッヒという画家のリアルでいてリアルでない、素朴な絵でありながらシュールレアリスム的な作品が印象に残った。

著名な画家の中で充実していたのはルノワール、ルドン、ボナール、ヴュイヤール、ピカソ、そしてスイスの画家ヴァロットン。そして特にルドンの花の絵と神秘的な瞑想する修道僧の絵が、彼らしい静謐さに溢れた心を落ち着かせる作品だった。

小都市の小さな美術館の作品がこうして日本で見られるのも嬉しいものだが、会期が終了すれば再び目にすることがないかもしれない、と思うと帰るのが惜しい、そんな気分にさせられた展覧会だった。

ザ・コレクション・ヴィンタートゥール

スイス発-知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂

兵庫県立美術館

2010年10月21日~12月26日

2010年12月11日 (土)

ドメーヌ・ジャメ コート・ロティ2004 AOCコート・ロティ

101211rotie12月に入り、ボーナスもいただきました。職場が代わった時はどうしようか、と思ったけどなんとか6ヶ月やってこれて幸甚幸甚。

お疲れさんの慰労も兼ねて、少し良さげなワインを開栓。シラーの中でも好きなコート・ロティ。造り手は伝統的なロティを作るドメーヌ・ジャメ。

ローヌ河岸西、南向きの谷に位置するアンピュイ村に本拠を置くこの造り手は、数々の単一畑を持ちながらただ1種類、ブレンドによるコート・ロティを醸す。畑の違いを見極め、その年ごとにブレンドの割合を考慮しているのだそうだ。ロティには白ブドウであるヴィオニエを混醸してもいいことになっているが、この造り手はわざわざシラーの良さを薄めることはしない、と言ってシラー100%にこだわる。

色は凝縮感のある、全体に黒みを帯びた落ち着いたルビー色。香りは焼き芋、黒コショウ、お焦げ、焼きたてパン、バニラの香り。香ばしい焦がした香りが全体に広がる。

口に含むと落ち着いた柔らかく、ボリューム感は控えた酸。その酸の後に凝縮したとろみのある果実味が水平線を這うようにゆったりと迫ってくる。その果実味から放たれるスパイシーな香りとロースト香が口の中に満ち溢れる。タンニンは強くはないが、この繊細な味わいにマッチし細かで優しい。全体の味わいには大きな抑揚こそないが、滋味にあふれた味わい。音楽に例えるならばベートーヴェン第9、第3楽章のような静謐な流れが感じられる。

余韻は最後まできれいな果実の甘みが残り、口の中に全く雑多なものを残さず、ボリュームのみを落としていくかのように、落ち着いた心地を感じさせながらゆっくりと引いていく。

調和と言う言葉がこれほど当てはまるワインも少ないだろう。酸、果実味、タンニン、そして香りといった要素がそれぞれを減じることなく、それでいて一つの味わいを見事に形成している。確かにこれは自分がイメージしたロティの味わいにピタリと当てはまる味わい。最高のお疲れさんワインでした。Excellent JOB!

【カーヴ・ド・ヴァン 7,000円?】

2010年12月 9日 (木)

今日は勝てばいい CLアーセナルvsパルチザン・ベオグラード戦

101209nasri CLグループ・リーグ、3連勝のあと思わぬ連敗を喫したアーセナル。この試合で勝たないと、決勝トーナメント進出は他力本願となってしまう。スタメンはGKファビアンスキ、DFギブス、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFアルシャビン、デニウソン、ソング、ナスリ、FWシャマフ、ファン・ペルシーの2トップ。

序盤はアーセナルがパスを回し、既に敗退が決まっているパルチザンが引き気味に守りつつ、カウンターを狙うという予想された展開。途中16分にギブスが自分から足をひねってピッチがいに出るという、「またケガ?」という場面があったが、戻って再開。しかし24分にはこの日はクリシーが腰を痛めて不在なため、エブエに交代。

前半、パルチザンのコンパクトな守りと早いチェックに攻め手を欠いていたアーセナルだが、29分にエリア内でファン・ペルシーが倒され、このPKを彼がきっちり決めて待望の先取点!この後もパルチザンが辛抱強く守り続けて、がっぷり組まれてしまったようなアーセナルはパスで相手を崩す場面も殆どなく、前半は1-0で終了。

後半の立ち上がり、ようやくアーセナルの攻めにリズムが出始めたと思ったが、その矢先の52分、コシエルニーが抜かれ、スキラッチもかわされてしまい、逆にDFが崩されて同点に追いつかれる。

相手に勢いが出てきて、攻めのリズムがつかめないままのアーセナルは66分にシャビンからウォルコットに交代。そしてそのウォルコットが相手DFのミスから足元にこぼれてきたボールを落ち着いて決めて勝ち越し点!これはラッキーだけど、よく決めてくれた。直後シャマフからベントナーに交代。

この試合いい展開がなかったアーセナルだが、中央付近のソングの上がりから、一旦ナスリに預け、ナスリがソングにパスを出すと見せかけて自分が撃ったシュートが決まり、突き放す3点目!ナスリ、このところの質の高さは素晴らしいの一言!!

このまま行けるかと思ったアーナルだが83分、サニャがエリアの外で相手を倒してしまい、これに一発レッド退場。ファウルだけど、赤は厳しすぎる判定。このFKはファビアンがセーブし、ピンチを逃れる。これで10人になったアーセナルだが、残り時間も少なく逃げ切って3-1で勝利、アーセナルが自力で、シャフタールが勝ったことにより2位での通過を決めた。

全体ではパルチザンの方がいい試合をしていた。アーセナルはパスの崩しで決定的なチャンスをつかむ場面も少なく、シュート数も少なかった。中盤の切り替え、ための少なさが前と後ろ、両方の動きを不安定なものにしていたように思う。ソング、デニウソンにその役割を負わせるのは難しいだろう。デニウソンはせっかく丸刈りにしてフル出場だったけど、通して良い出来ではなかった。

その中でナスリの動きの良さと、ファン・ペルシーの回復ぶりが目立った。ナスリは最後のソングとのコンビネーションから生まれた3点目がまたしてもアーティスティック。この流れでマンチェスター・ユナイテッドとの対戦を迎えることができるのが心強い。

勝ちぬけて決勝進出し、いい流れでマンUとの決戦に向かうアーセナル。セスクも次節は復帰確実で、最高の試合が期待できそうだな。

2010年12月 8日 (水)

なんでこんなに生牡蠣が好きなんだ!?

101205wine1101205wine2以前ワイン会でご一緒した方のお宅にお邪魔して、生牡蠣と昼酒の会。

チューブ入りの牡蠣じゃなくて、殻つきの牡蠣はわざわざお宅でむいていただいたもの!どうもありがとうございます!!

一人当たり5,6個以上はあったかな?生牡蠣の合間には焼き牡蠣、温かいオイル漬けなど、心のこもったおもてなしをいただいた。この合間には具が全て本物、カマボコなしのカニ入りシーフードサラダ、鴨のハム、そして最後はみぞれ鍋など、次から次へと美味しい料理を御馳走していただいた。もう感謝しきれない感じだった。

この料理に合わせたのはシャンパーニュと日本酒。日本酒は不老泉、そして秋鹿「へのへのもへじ」が冷酒、燗酒で出されて、すっかりいい気持ち。最後にはついウトウトして、目の前のシャンパングラスをひっくり返す大失態。やっぱ日本酒は危険や~。。。

この会で確信したのは、やはり生牡蠣には日本酒って事。日本酒は牡蠣の磯の香りを深めつつ、そして日本酒自体も牡蠣のエキスとともにその味わいを深める。これはシャンパーニュでは全く感じなかった。海の幸には日本酒が最高だねぇ。。。

2010年12月 6日 (月)

ジャン・ポール・リュダン ヴァランタン ウィユ・ド・ペルドリ2009 AOCヌーシャテル

101205neuchatel101205neuchatel2スイスのワインに対して、正直肯定的な印象は持っていなかった。比較的高値だし、品数も少ない。元々ワイン造りにそれほど熱心ではないのではないか、という思い込みもあった。

しかしスイスの気候自体は冷涼だし、チーズなどの酪農にも熱心であるから、ワインだって質がいいものもあるはず。そして先日のカーブ・ド・テール淡路町店でスイスワインの作り手、ジャン・ポール・リュダンのセミナーに参加し、その思いが確信に変わった。何種類かテイスティングさせてもらったが、シャルドネのフォルムの締まった味わいに感心させられた。その彼が作るピノ・ノワールによるロゼワインがこれ。

ジャン・ポール・リュダンはフランス語圏、フランス国境ジュラ地域と接するヌーシャテルに本拠を置く。ウィユ・ド・ペルドリは「鶉の目」という意味だが、本物を見た事がないけど、このワインの色が鶉の目の色に似ていることからそうした名前がつけられている。

色はアセロラ果汁を薄めたような、暗めの血の印象があるロゼピンク。香りはイチゴ、ドロップ、赤い花の香り。香りに複雑さはないが、凝縮した果実の香りが感じられる。

口に含むと穏やかで丸い酸、その中に瑞々しい若いベリーの味わい。酸と果実味のバランスが良く取れており、ベースの甘みも十分ある。タンニンは少ないが、後半に穏やかな味わいを引き締めるには十分な量。中盤から後半に広がる、若いベリーの食後感のような酸と甘みの絡みも心地よい。

余韻は軽い苦みが口の中を程よく引き締め、その後で熟したイチゴを食べた時のような味わいが優しく広がり、潔くさっと引いていく。

強いワインではないが、旨みはしっかり感じられる。スイスワインの可能性を十二分に感じさせてくれるワインだったな。

【カーヴ・ド・テール淡路町店 2,980円】

2010年12月 5日 (日)

一皮むけたMFの華麗な暴走 アーセナルvsフラム

101205nasri首位が確実に手の届くところに来たアーセナル。首位独走か、と思われたチェルシーが失速するなかで、この試合も勝てば暫定1位になるチャンス。負けられない戦いが続く中で、セスク離脱を埋めるのはナスリ、ロシツキーしかいない。

この試合、先発はGKファビアンスキ、DFクリシー、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFウィルシャー、ソング、ロシツキー、FWは左アルシャビン、右ナスリ、トップがシャマフ。

序盤からアーセナルがボールを支配、フラムのチェックの緩さを突いてパスを用意に回していく。そして14分、アルシャビンからのパスをエリア右で受けたナスリが足技でDF2枚をかわしてシュートを決めて、早々に先制点を決めた。このシュートは凄かったなぁ。まさにナスリの神業!

これならば大量得点も、と期待したいところだが、そうはいかないのが今のアーセナルの試合の流れで、パスは面白いように回るのだが、最後の最後で相手GKシュウォーツァーの好セーブに阻まれる。そして30分、スキラッチとコシエルニが空中戦で接触してしまって動揺が走った隙をつけ込まれてフラムに同点弾を押し込まれてしまう。この接触プレイでコシエルニーは鼻を負傷してそのまま担架で運ばれてアウト、ジュルーがイン。コシエルニーは負傷が多いなぁ。軽いケガであることを祈ろう。前半は1-1のまま終了。

後半もゲームコントロールはアーセナル。しかしフラムも前半の緩いチェックが徐々に改まり、コンパクトな守備でアーセナルの選手にスペースを与えない。こういう展開になると最近のアーセナルはどうも苦しくなる。そしてやはりフラムのGK、シュウォーツァーの連続好セーブが追加点を与えない。64分にはロシツキーからファン・ペルシー、74分にウィルシャーからウォルコットに交代。

そして75分、ゴール前でアルシャビンからファン・ペルシー、そしてナスリにつながり、ナスリがまたしても足元の技でDFを振り切り、GKもかわしてエリア最奥からターンしてのシュートが鋭角にゴールに突き刺さり、待望の勝ち越し点はまたしてもナスリの個人技から生まれた!

この後、アーセナルも苦しい時間帯が続いたものの、なんとか守り抜いて2-1でホーム戦を勝利、チェルシーが引き分けたためついに勝ち点で上回り、試合のなかったマンチェスター・ユナイテッドも抜いて暫定1位に立った。

この試合はナスリのナスリによるナスリのための試合といってもいいな。2得点に絡むアルシャビンのパスも良かったけれど、得点を決めたのは相手DFを細かな足技で翻弄し、的確に決めたナスリの美しいゴールに尽きる。この2得点は今季の名場面として忘れられないだろう。最後に足の張りを気にするそぶりを見せていたのが心配だ。たいしたことなければいいのだけれど。。。

この試合を見ていると、試合観ではセスクかもしれないが、相手がいても自分で何とかしてしまう「暴走力」は格段にナスリが勝る。昨季は物足りない所が否めなかったけど、ナスリは確実に今季一皮も二皮も向けて危険な選手になった。首位にもなったし、この1週間はこの2ゴールだけでも幸せな気分にさせてくれそうだ。そして次は首位攻防、大一番!

2010年12月 2日 (木)

タイトルの予感 カーリング・カップ準々決勝 アーセナルvsウィガン戦

101202velaなにがなんでもタイトルが欲しいアーセナル。その中で今季はカーリングカップが現実味を帯びている。水曜日は準々決勝、ホームでのウィガン戦。

この試合は若干主力を休ませての布陣。そのなかで、最近出場機会の少ないヴェラとベントナーが先発ということで、この2選手に期待を込めて見ていた。

試合はアーセナルが危なげなく2-0で勝利、準決勝進出を決めた。準決勝からはホーム&アウェー方式とはいえ、相手はバーミンガム、アストン・ヴィラ、2部のチームとアーセナルが絶対有利。これを落とす手はない。

注目の2選手は必ずしも手放しの賛辞というわけにはいかなかった。ベントナーは1点取ったものの、彼本来の高さは生きず。シャマフとのポジション争いを覆す結果を出せたとはいえなかった。

ヴェラは2点目のアシストはあったが、彼自身前半のどフリーチャンスを外すなど、決定的なチャンスをものにできなかった。交代なしのフル出場は久しぶりで、試合自体はそつなくこなしたが、チャンスを決めることのできないFWでは信頼感が揺らぐ。試合終了後も決して満足していなかった彼の表情からは、今の自分のアーセナルにおけるポジションに聴き感があることが読み取れた。今年最も躍進を期待している選手だけに、もっとチャンスを与えても欲しいのだが。。。

この試合に関しては勝ち残り、タイトルにコマを進めたアーセナル。こっちもとっては欲しいが、やはり本命はプレミア!

2010年12月 1日 (水)

ドメーヌ・ド・ラルロ ニュイ・サン・ジョルジュ レ・プティ・タルロ AOCニュイ・サン・ジョルジュ

101128lepetitarlotブルゴーニュの中で好きな地域を挙げろと言われても、たいして飲んでいないのでわからないのだが、それでもニュイ・サン・ジョルジュは思い入れのある地域には違いない。知名度はあるのに、さほど人気があるわけではない。しかし酒質は文句ない、といういい意味での不均衡さに魅かれているのかもしれない。

ドメーヌ・ド・ラルロはそのニュイ・サン・ジョルジュを本拠として最近とみに知名度を上げた作り手。元々保険会社のアクサが買い取った畑から始まったドメーヌだが、ドメーヌ・ド・デュジャックで仕事をしていたジャン・ピエール・ド・スメを迎えて、今では1973年生まれ、若いオリヴィェ・ルリッシュがその責を担っている。2003年以降畑は全てビオ・ディナミ、醸造においては可能な限り除梗せず、全房で仕込んでいる。

プティ・タルロはドメーヌ・ド・ラルロがプレモー村に所有する一級畑のモノポール、クロ・ド・フォレ・サン・ジョルジュの若木から作られる村名ワイン。ニュイ・サン・ジョルジュの南に位置するプレモーだが、ワインにその名が現れることはなく、この村のワインはニュイ・サン・ジョルジュを名乗ることが許されている。実はこのプレモー村にペルドリやダニエル・リオンといった名だたるニュイの作り手が集結しているのだから不思議。

色は少し薄濁りだが、明るめのルビー色。香りはチェリー、山ブドウ、グミ、ハーブミント。

アタックは意外に滑らかな酸。その後で若い小ぶりな果実味と、まだ硬さが否めないタンニンが押し寄せてくる。果実味は凝縮感があり、若いベリーの詰まった味わいが感じられる。ざらつき感があるのは、まだまだ開けるのが早かったせいだろう。ボリューム感は大きくないものの、ほどよい広がりがあり、ベースとなる渋さの力強さ、重量感が頼もしく、熟成のポテンシャルが感じられる。

余韻は穏やかで、酸の後に控えていた甘みが膨らみ、心地よい充実感を感じさせつつ、ゆっくりと引いていく。

早く開けたのだから、若さと未熟さゆえの粗さは承知の上だが、それでもその粗さがインパクト、魅力と感じつつ若いなりに飲ませてくれる。作り手の意図するところが十分発揮されたワインと言えるのかもしれないな。

【Cave d'Orange 5,220円】