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2010年10月

2010年10月31日 (日)

進化する金髪ソング! アーセナルvsウェストハム戦 

101030alex序盤は怪我人続出でどうなるか?と思ったが徐々に勝負強さも発揮してきて、しかも怪我人が戻ってきて、上昇機運にあるアーセナル。今節は下位に沈んでいるが油断はならないウェストハム戦。

スタメンはGKファビアンスキ、DFクリシー、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFデニウソン、ソング、アルシャビン、セスク、ナスリ、FWシャマフ。

楽な相手ではないと思っていたけど、試合はその予感どおりにウェストハムが攻められながらも最後の一線でアーセナルの攻撃をかわし続ける、息詰まる展開。特にハマーズのGK、グリーンがこの日はまさに守護神と呼ぶにふさわしいファインセーブを連発し、ゴールを割らせない。前節でPKを失敗したセスクは、この日またしても24分に絶好のチャンスで放ったシュートを防がれてしまう。この時点でかなり嫌な雰囲気が漂った。アーセナルが攻め込まれる場面もあったが、この日前節不安視されたジュルーに代わって入った怪我から復帰のコシエルニーが1対1に強いところを見せて、手堅いスキラッチと共に決定的な場面を許さない。前半は0-0で折り返す。

後半も相手GKグリーンの神がかり的なセーブに阻まれて得点を挙げることができないアーセナル。怪我から復帰してカーリングカップで2得点を挙げたウォルコットを入れて打開を図るが、それでもグリーンの壁は壊せない。嫌な雰囲気が徐々に重くのしかかってくる。

しかし昨年は80分からの攻撃で何度も危機を脱してきたアーセナル、その底力は今年も健在だった!88分、左サイドのクリシーから放たれた右足での珍しく(?)柔らかい絶妙のクロスがゴール前に上がり、途中交代で入ったベントナーの足をすり抜けた所に入ってきたのは、攻め上がり過ぎを避難されていたソングだった。そのソングが金髪で合わせたボールがネットをついに揺らしてアーセナルが待ちに待った先制点!残り5分のロスタイムも守りきって、アーセナルが貴重な勝ち点3をもぎ取って1-0で勝利した。

この試合のMOMは文句なしでアレックス・ソング。今季は攻撃への参加が目につき、不安定な守備陣との兼ね合いから、そのポジションの上がりすぎが非難されたが、今節ではDFにコシエルニーが戻っていることもあり守備の負担を軽減されて、得点以外でも縦へのスルーパスなど好機を演出していた。この男、髪型以外でもまだまだ進化しそうだな。ニュー・アレックスの期待を大きく膨らませる2試合連続のゴールとなった。これでプレミアでは3得点目か。ヴェンゲル監督が彼の攻撃への参加を認めてきた意味がこの試合でようやく明らかになってきたのかもしれない。

その他でもセスク、ナスリは得点にこそ絡まなかったものの、相変わらず高いポテンシャルを維持してチャンスを自ら作り得る力を示した。そして何と言ってもこの試合目に着いたのは自覚の出てきたファビアンスキ。なんせCKの局面でキャプテン、セスクのユニフォームを引っ張って守備位置を修正させる自覚、このシーンはおそらく週末のENGで取り上げられるんじゃないだろうか(笑)?

待たされて、じらされた末にもたらされた勝ち点3。この快感がたまらないから、アーセナルに魅せられてしまう、そんな手に汗握らされた試合だったな。

2010年10月28日 (木)

アントニオーロ ガッティナーラ サン・フランチェスコ1995 DOCGガッティナーラ

101017gattinaraイタリアワインの巨頭、サンジョヴェーゼとネッビオーロ。何度も言うけど、自分はネッビオーロ派。他のブドウとは明らかに違う個性、オレンジのエッジを帯びた外観、充分な酸、タンニン、アルコール、内に秘めたものが飲んだ瞬間に爆発してくるようなパワーが感じられるからだろう。端的に行ってしまえば、解りやすいというのもあるだろうけど。

ネッビオーロと言えば、バローロ、バルバレスコとなってしまうが、勿論ピエモンテ州のその他の地域でも作られている。このワインの産地、ガッティナーラもその一つで、バローロよりも北、アルプスの麓に広がる産地で、冷涼でやせ気味の土地で育まれるブドウは自然と低収量になり、かつ元は海だったランゲの畑とは異なったキャラクターが生まれ、より繊細、ミネラル感に富んだワインとなるという。

アントニオーロはガッティナーラで約60年間ワインを造り続けてきた、この地では有数の造り手。約2週間と長めの醸し期間を置き、そしてこのフランチェスコの畑で採れたワインは300から500リットルのトノーと呼ばれる樽で熟成される。畑ごとに樽を変えて熟成するあたりがこだわりの強さを感じさせる。今は名だたるアントニオーロも90年代はあまり良い評価を得られてなかったそうだが、そのワインとは?

色は落ち着いた湿り気のあるルビー色。ネッビオーロらしいオレンジの印象はあまり受けない。香りはダークチェリー、クレヨン、粘土、黒コショウ、鉛筆。

口に含むと鮮烈で鋭角に舌先から登ってくる若いベリー系の酸。その酸が通り過ぎた後に存在感を示す、細かな粒子がそれぞれの角を均し、密に詰まった凝縮感のあるタンニン。鰹だしのようなコクのある味わいが中盤から広がり、後半には鉄っぽいミネラル感が現れ、重みのある味わいを展開していく。

終盤は最後まで息を切らさない赤いベリーの酸が口の中を引き締め、熟れた果実味と絡み合いつつ、柔らかな旨みを切らさずに長い余韻を形成する。

15年を経ているにもかかわらず、明瞭に表れる赤い果実の酸、その中に詰まった細かなタンニン。ネッビオーロの特徴を示しつつ、余韻に展開した確かなミネラル感が感じられrた。不調の時期でもこれだけのものを作っていたんだから、期待されていたレベルが相当高かったのかもしれないな。

【まるやま 7,980円】

2010年10月26日 (火)

神業で粉砕! マンチェスター・シティvsアーセナル戦

101022arsenalプレミアの首位を走るチェルシーへの挑戦権を確保しておくためにもアーセナルにとっては負けられない2位マンチェスター・シティとのアウェイ戦。この試合のスタメンは、GKファビアンスキ、DFクリシー、ジュルー、スキラッチ、サニャ、MFの底にソング、前がデニウソン、ファブレガス、FWの左にアルシャビン、右ナスリ、トップがシャマフ。シティでは最近調子を上げて、プレミアにもフィットしてきたダビド・シルバに要注意。

開始早々2分、右サイドでジュルーがテベスに簡単にかわされ、ゴール前でフリーになっていたシルバに合わされた時は肝を冷やしたが、これをファビアンスキがナイスセーブでアーセナルのピンチを救った。ファビアンスキは完全に批判から立ち直り、自信を取り戻したようで、事実この試合では数々の好守でピンチを未然に防いでくれた。

危ないかと思った試合だったが5分、エリア内でシャマフが倒され反則のボヤタが一発退場で、マンチェスター・シティは残り85分以上を10人で戦う羽目に。数的優位に立ったアーセナルだが、この試合では質でもシティを完全に圧倒した。20分にはナスリがアルシャビンとのワンツーで受けたボールをゴールに突き刺し、これぞアーセナルのゴール!と言いたくなるような美しいシュートを決めた。

その後は0-1でスコアが膠着し、アーセナルも度々ピンチを招くがファビアンスキの好守もあり失点は未然に防ぐ。追加点のチャンス、39分にセスクが倒されて得たPKをセスク自ら蹴った場面では相手GKが読み勝っていやな雰囲気が流れる時間が続いたが、その空気を打ち消したのは66分、セスクの縦パスからシャマフ、最後はソングが決めて待望の追加点!これもアーセナルらしい縦への崩しから生まれたビューティフルゴール! 88分には途中交代で入ったベントナーーがらしからぬ(?)落ち着いたシュートをきっちり枠に入れてダメ押しの3点目。終わってみればアーセナルが0-3の快勝だった。

この試合一発退場を含め、前半はレフリーがカードを連発し荒れ模様の感じがあったが、後半はアーセナルがゲームを完全に掌握し、アーセナルらしいパス回しでシティを翻弄した。シティの中ではシルバがゲームを作ろうとしていたけど、残念ながら彼に合わせて動ける選手がいない。シルバ一人が空回りした感じ。

アーセナルはこれまで批判を受けていた選手が、それを跳ね返して結果を出した。特にファビアンスキはこのところ連戦いい結果を出し続け、彼自身手ごたえを感じ自信をもっているかのような安定したプレイで、この試合のMOMと言ってもいい活躍だった。まさに神アンスキ。そしてこの他にもレッドを誘ったシャマフの倒れ方、ナスリのワンツーからのシュート、そして最後のベントナーのシュート、アーセナルの選手に神が下りたような要所要所の神業が光った試合だった。

残念だったのはジュルー、中途半端なチェックで相手に抜かれてピンチを招いたのはいただけない。レギュラーには遠いという印象。

まず宿敵シティを引きずり降ろし、得失点差で2位に浮上したアーセナル。怪我人も復帰してきて層も厚くなってくるこれからが益々楽しみになる、そんな期待を与えてくれた試合だったな。

2010年10月23日 (土)

シチリアのピノ・ノワール? ネレッロ・マスカレーゼの魅力

101017hansin1101017hansin3先週阪神百貨店で開催されていたイタリアフェア。お目当ては勿論ワインだったけど、無料試飲よりも有料試飲のカウンターにいつも魅かれる。普段はボトルで飲みづらいものも、少量だけれども数多く試せるからね。

この日もトスカーナ、ピエモンテの名だたるワインが開いていたが、偏っている自分が注目したのはシチリアの赤、テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレの5種飲み比べ。

シチリア島北東部に位置する標高約3,340mの火山、エトナ山。このワイナリーはそのエトナ山北斜面の標高700~800mに位置する。暑いと思われるシチリアもこの高さともなれば気候は思いのほか冷涼でワインに強い酸をもたらし、かつ北部一帯の畑はエトナ山がもたらした火山性の土壌で、溶岩のミネラルがブドウに複雑さを与える。そしてこの土地の特性を表現するのに選ばれた品種がネレッロ・マスカレーゼだ。

ネレッロ・マスカレーゼの特徴を概して言うなら、刺激は少ないが伸びやかできめ細かい酸、これを僕は透明度の高い酸と表現するが、まさにその酸を表現しつつ、フレッシュな果実味と安定感のあるタンニンがうまく絡んでいる。誰かが「ネレッロはシチリアのピノ・ノワール」と表現していて安直な表現と思っていたが、最近はその表現が納得できるようになった。

さてこの5種、左端はオーソドックスなエトナ・ロッソだが、残りの4種、サントスピリト、カルデラーラ・ソッターナ、フェゥード・ディ・メッツォ、グァルディオーラは畑違いによるもの。しかし予想以上に明瞭な違いが現れていた。

エトナ・ロッソは酸が前面に出ていて、若いベリーの果実味。サント・スピリトはおり奥行きのある太い酸と黒い果実味、カルデラーラはボトルの質が良くなかったので割愛、フェゥードはボリューム感とミネラル分の複雑味が強く出ていて、最後のグァルディオーラはより重心の低い安定感が感じられた。自分の好みはサント・スピリトかな。

101017hansin2シチリアの魅力を堪能した後は、せっかくなんでピエモンテのネッビオーロを。ルチアーノ・サンドローネ、パオロ・スカヴィーノのバローロと、ブリッコ・アジリのバルバレスコを。イタリアの南と北をしっかり堪能させていただきました。。。

2010年10月21日 (木)

We're by far the greatest team! CL予選リーグ アーセナルvsシャフタール戦

101020eduardoキャプテンも戻ってきたけど、この試合に関してはこの人に尽きる。今季移籍したエドゥアルドが早くもエミレーツに帰還。そしてこの選手を温かく迎えたアーセナルの選手、ファン、エミレーツの雰囲気、サッカーの試合でここまで観る者の気持ちを温かくさせた試合は他になかったんじゃないだろうか。

結果は5-1とアーセナルの圧勝には違いなかった。前半19分、相手GKのキャッチミスを押し込んだソングのゴールに始まって、42分ナスリ、60分セスクのPK、66分にはデニウソンから始まったシャマフ、ウィルシャー、ロシツキー、そして最後はウィルシャーの美しすぎるパス回しから生まれた芸術ゴール、そしてその直後69分にはオフサイド気味で蹴ったシャマフも半信半疑のダメ押し5点目と、アーセナルが力の差を見せつけた得点シーンが続いた。

しかしサッカーの神はこの男の誠実さ、努力を無視することはなかった。82分、恐らくはスタジアムの全員、しかも選手も含めてこの試合に関係する者全てが心のどこかで期待していたシーンがやってきた!左から走り込んできたエドゥアルドに通ったクロスをそのままゴールに突き刺し一矢を報いたその瞬間、エミレーツのファンがスタンディング・オヴェイションで彼を称える。しかしエドゥアルドは冷静にその歓呼を寡黙にかみしめているかのようだった。

101020jack試合は5-1でアーセナルが勝ったが、この試合はエドゥアルドのものだった。彼と彼と共にプレイした選手たちが試合終了後に歩み寄り、お互いの健闘を讃え合い、それを温かく見守り拍手で応えるファン。クラブとは何であるかをここまで自然に表現した試合を僕は知らない。アーセナルというチームの素晴らしさと、このチームに魅せられた幸福を感じずにはいられない試合だった。

2010年10月19日 (火)

ブリク・サッシ ガヴィ2008 DOCGガヴィ

101016好みに偏る傾向は否めないけど、それでも一応満遍なく、飲もうとはしているつもり。飲んでみないとわからないし、それぞれのワインにそれぞれの個性、良いところがあるから、あまり比較して優劣をつけるのは意味がない事だと思っている。

それでも、いつの間にかそのワインを軽く見ていることに気付かせられることがある。このガヴィもそうだった。

まだワインがこれほど一般的じゃなかったとき、イタリアの白ワインと言えば魚の瓶、ソアーヴェそしてガヴィくらいしか店にはなかった。そして時を経て豊富なワインが入ってくると、そうしたワインはいつの間にか飲む価値を自分の中で失っていった。でも豊富なワインが入っているという事は、そうした地域でも知られていなかった優れた作り手が入っているということ。売りにくくなったワインをあえて選んで入れるインポーターの熱も入っているかもしれない。

このガヴィはインポーターによると石灰質の泥灰土壌の畑で作られたワインだという。久々に飲むガヴィのワインは?

色は落ち着いていて湿り気のあるレモンイエロー。香りは若干弱めだが、ヨーグルト、ヤクルトの乳酸飲料の香りが前面に出て、そのバックにオレンジ、白い花、消しゴムの香り。

口に含むと、その瞬間はまろやかだが伸びを増してくる存在感のある力強い酸。その酸に溶け込んでいる甘みにはボリューム感がある。複雑さは少ないものの、味わいには幅があり、余韻にふくよかさを感じさせながら、心地よい渋さを残しながらゆっくりと引いていく。

久々に飲んだガヴィの印象は「こんなに甘かったっけ?」。甘さのボリュームと、それを受け止める酸の底力、ガヴィというワインのバランスの良さを見直すきっかけになったな。

【カーヴ・ド・テール淡路町店 2,000円?】

2010年10月17日 (日)

このもどかしさに魅せられた アーセナルvsバーミンガム戦

101017arsenal12連敗中のアーセナルが難敵バーミンガムをホームに迎える。この試合間に合うかと思ったセスクが欠場。しかしウォルコットがベンチではあるが復帰という明るい材料も。

この日の先発はGKファビアンスキ、DFクリシー、ジュルー、スキラッチ、エブエ、MFの底にディアビ、ソング、前はアルシャビン、ウィルシャー、ナスリ、FWはワントップでシャマフ。トップ下、司令塔の位置についにウィルシャーが座った。これには正直複雑な気分。ヴェンゲル監督は既に来季、セスクのいないチームを構想しているんだろうか?

試合は序盤からアーセナル攻勢。この日は影をひそめていた縦パスも決まり、アーセナルらしい鋭く早い攻撃が続く。しかしゴールは遠く、その内にバーミンガムに先制されてしまう嫌な展開。しかし40分、PK演出職人(?)シャマフがエリア内で倒され、得たPKをナスリが決めて前半の内に同点に追いつく。ここで何故シャマフは蹴らない?この消極性がいただけないな。

後半は早々の47分、ウィルシャーが一旦ソングに預けて、そのソングがお洒落にヒールで浮かしたパスをウィルシャーが胸でトラップして落として、ゴール前に走り込んできたシャマフに絶妙のパスを出す、美しすぎる連携でアーセナルが2-1と勝ち越す。

101017arsenal2 その後もディアビがエロすぎる、スローモーション的なドリブルで持ちあがってチャンスを作るが、得点には至らず。そしてこの試合、セスクと重なるほど切れていたウィルシャーがロスタイム、不用意な後ろからのタックルで一発レッドカード退場という残念なシーンもあったが、2-1でアーセナルが逃げ切り、貴重な勝ち点3を獲得した。

この試合のMOMは結果からすればPKのお膳立て(?)と自ら勝ち越し点を挙げたシャマフだろう。しかし、直接の結果は出さなかったものの、GKファビアンスキの好守、ソングの自省&自制による献身的なパスとチャンスメイク、ディアビの独特の間合いのあるドリブル、ナスリの(セスク不在時の)積極性、と今のアーセナルのポテンシャルが良く出ていた試合だったと思う。

そしてこの試合、最も輝いたのは文句なし、ジャック・ウィルシャー。今季活躍の場を与えられ過ぎるほど与えられている彼、セスクの後継者と目してもいいくらいの試合観、独創性を見せてくれた。最後のレッドカードはいただけないし、負傷者を出さなかったことはせめてもの救い。でも、これで彼も一枚経験してくれれば、いい薬になるだろう。そうした経験も、今の彼なら糧にしてくれる、そんな事を確信させてくれる活躍だった。

正直勝つには勝ったけど、もどかしさも満載だった試合。でもこのもどかしさをひっくるめて、アーセナルの魅力。このチームを好きになったのもこのもどかしさがあるからこそ、ってところは否めない。それが嫌なら他のチーム、飴さんや赤鬼さんを応援したらいいんだからねぇ!

2010年10月16日 (土)

醸造酒に醸される夜。。。カモシヤクスモト

10101681010169カモシヤクスモト、その存在はかなり前から知っていたけど、場所がよくわからない(この日も迷った)のと、かなり人気店、そして若干予算お高めという感覚を持っていたので、足を向ける機会がなかった福島の名店にようやく到達した。

店内に入ってカウンターの席にこの日は6人で座る。目の前には多くの種類、サイズを取りそろえたグラスが棚の中に整然と置かれている。最初はこの意味が分からなかった。

まずは泡物ということでビール、とは勿論行かずにシャンパーニュ。2種類のシャンパーニュを選べたが、この日はしっかり、がっしり系好きの自分はポール・ロジェを。期待に違わず凝縮感のある詰まった味わいの中に、柔らかい泡が散りばめられた感覚。

実はこれを飲む前に、レギュラーにするか、ハーフにするか聞かれた。この店ではグラスの大きさを指定でき、ハーフでちょっとずつ多くの種類を試すことができる。しかも全てグラスオーダー可能。このシステムには意表を突かれた。こういうシステムは、いろいろ試して呑み比べたい自分にはかなり嬉しいシステム。

1010161101016210101631010164101016510101661010167

                                                                                       

                                                                               

                                                                            

                                                                          

                                                                                   

                                                                         

                                                                

                                                                

                                                                  

その後は次々と料理が運ばれてきて、デザート含みで計7品。フォアグラを削り節に見立てて散らした伊勢海老とカボチャの冷製から始まって、秋刀魚と松茸、鮎の揚げ物、鮑、マナガツオ、エゾシカ、最後はだだちゃ豆のアイスクリーム。

この日飲んだお酒はポールロゼのシャンパーニュ、ヴーヴレィ、佐賀の日本酒鍋島の濁り酒、マコン、コルナス、オーストラリアのタナ(作ってるんだ!?)、そして最後はヴァイツェンビール。

これだけ飲んで食べて、予算的には範囲内(1万7千円)だった。この日の料理では伊勢海老のプリプリ感、秋刀魚のいい感じの〆具合、あと一番いい感じだったのは子持ちアユの腸の苦さが日本酒によって程よく浮かび上がらせてくれる絶妙のマリアージュ。こういうのを体験すると、やっぱ日本料理、魚には日本酒かなぁと思ってしまう。

7時から始まった会も終わりのミント水を飲むころにはいつの間にか11時過ぎ。4時間あっという間のマリアージュ捜索活動だったな。満足です。

カモシヤクスモト

大阪府大阪市福島区福島5-17-14

06-6455-8827

18:00~翌1:00(L.O)

月曜、第1日曜休

2010年10月13日 (水)

ルチアーノ・サンドローネ ネッビオーロ・ダルバ ヴァルマッジョーレ2001 DOC

100925nebbioloイタリアワイン界の両雄、と言えば、ピエモンテ州とトスカーナ州を挙げることに異存のある人はほとんどいないと思う。で、この2州と言う事になると、おそらく文化的なバックボーンもあってトスカーナに軍配を挙げる人は多いんじゃないだろうか。

でも自分は迷わずにピエモンテ。サンジョヴェーゼもそうなのだけれど、ピエモンテ固有の品種、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェットといったこの地でしか本領を発揮できない頑ななブドウに愛着を感じる所が大きい。単なる土着好きなのかもしれないけれど。。。

ピエモンテといえば代表的なブドウはやはりネッビオーロだろう。そのネッビオーロの最高峰、バローロは勿論素敵だが、そんなにしょっちゅう高いワインも飲めないので、一段ランクは低いネッビオーロ・ダルバを。しかし作り手は今や飛ぶ鳥を落とす勢いの作り手、ルチアーノ・サンドローネ。

ワイナリーを興したのは1978年。最初は0.5haから始まったワイナリーも今では16haを超えている。近代的な醸造所を設立し、モダンなバローロ、果実味を重視しつつ、土地の恵みを最大限に生かしたワインを心がけているという。その彼のネッビオーロとは?

色は深みのある全体にオレンジがかったガーネット色。色素の量は十分あり、落ち着きを感じさせる。

香りは全体に甘く、干しイチジク、プラム、黒オリーブ、なめし皮の香りが強く放たれる。

口に含むと滑らかな舌触りで、酸はまろやか。しかし中に溶け込んだしっかりしたタンニンはネッビオーロらしくボリューム感にあふれているが、一粒一粒の粒子は細かく、ざらつく感じはしない。そのタンニンの隙間を埋めるかのような、若いベリーのしなやかな酸がまとまりをつくる。果実味は甘く優しい赤いベリーの味わい。後半にしっかりした渋さを感じさせる。

余韻は程よく熟した果実の甘みと、乾いた味わいが交錯しつつ、最後まで伸びてくる息の長い細かな酸が洗い流すようにやさしく口の中をリセットしていく。

確かに熟した果実の甘さ、柔らかで優しい味わいに満ちたワインだった。ネッビオーロ・ダルバでこのポテンシャルだから、バローロもさぞかし凄いことだろう。飲んでみたいワインがまた一つ増えたな。

【ワインショップ リヴ・ゴーシュ ?】

2010年10月12日 (火)

イタリアワインの巴戦? オステリア・コチネッラのワイン会

101011_6101011_7101011_8結構出不精の自分だが、この店のイベントの時にはホイホイ出掛けるくらいハマっている、京都三条新町のオステリア・コチネッラのワイン会にまたまた参戦。

この日はネッビオーロ、バルベーラ、サンジョヴェーゼから選りすぐった8種を飲ませてくれるという企画。一応イタリアワイン、しかもピエモンテ好きを自称する自分としては見逃せない企画。そしてラインナップも予想を超えて豪華でした。。。

①バルトロ・マスカレーロ バルベーラ・ダルバ2004

熟した艶やかなルビー色。ブルーベリー、ドライフラワーの香り。甘みが豊か。伸びのある若い酸。余韻まで繋がる酸がバルベーラの個性を体現する。

②トリンケーロ ロッソ・ディ・ノーチェ

1997、98、99、2001のブレンド。暗めのルビー色。ブラックベリー、ゴム。まろやかなアタック。均整の取れたボディ。やや低めの酸に充実した果実味がうまく絡む。

③アルド・コンテルノ バローロ チカラ1998

明るいガーネット色。ドライフラワー、スミレ、アセロラ。丸みを帯びた酸に溶け込んだきめ細かなタンニン。スレンダーなボディ、シルキーな果実味が抵抗なく体に染みてくる。

④ドメニク・クレリコ バローロ チャボット・メイティン・ジネストラ1994

華やかな赤みの強いガーネット色。プラム、バラ、インクのような香り。酸はまろやかだがタンニンは存在感があり豪快。15年を経ているとは思えない、ネッビオーロの剛直さを体現。

⑤ブライダ バルベーラ・ダスティ ウッチェネーロ1995

照りのあるルビー色。紫蘇、イチジク、鉄。アタックの印象は柔らかな熟した果実味。一呼吸置いて伸びのある酸が鋭角的に入ってきて、広角に広がる。透明感のある味わい。

⑥ハスタエ バルベーラ・ダスティ クオノレム1998

落ち着いた重みのあるルビー色。腐葉土、ドライフラワー。巾のあるゆったりしたアタックから、厚みのある果実味がゆっくりと広がる。甘みが豊かで、落ち着きのある味わい。

⑦ヴァスコ・サセッティ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ1993

瑞々しい若さを感じるルビー色。焦がした醤油、黒オリーブ。若く赤い果実味に絡んだ細かなタンニン。17年を経てもまだ硬さを感じさせる長熟ポテンシャル。

⑧ポッジョ・ディ・ソット ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ1998

落ち着きのあるルージュ。フランボワーズ、紫蘇。統率のとれた味わいで、酸、果実味、タンニンが突出することなくまとまる。しなやかだが、内に秘めたエネルギーを感じさせる凝縮感。

101011101011_2101011_3この日もワインに添えて具だくさんのミネストローネと、カツオのカルパッチョ、ハツのステーキ、やんばる豚のパテ、そしてハム、チーズ等々、ワインにあわせて考えてくれている料理と一緒に楽しんだ。最後は手打ちのモッチリしたトリッパのアラビアータを追加でオーダーして、3連休の呑み飲み休日を締めくくり。しかし、この8種は贅沢ですねぇ。次回南イタリア会も期待してますよ、シェフ。  

2010年10月11日 (月)

赤ワインの季節到来! 自宅ピノ・ノワール ワイン会

101011_3101011_4ようやく赤ワインが美味しく飲める季節がやってきた。気温も下がり、赤ワインをゆったりと飲みたい気分にさせる10月。

この日はしっかりとした赤が飲みたいと、珍しく品種指定で自宅ワイン会。その品種は、これも自分には珍しくピノ・ノワール。とにかく、なぜかピノを気軽にタップリ飲みたいと思ったわけで、この日はいつもより少なめの、しかしピノ系には造詣の深い4人様をお迎えしての会となった。

いつものように1品1本持ちより、ということだが、気のきいた皆様、それぞれ複数の品を持ち寄って、しかも皆うまいことかぶらずに、満遍なく持ってきてくれるのがありがたい。これぞ阿吽の呼吸?で、当日10日のラインナップ...

①エリック・ロデツ キュヴェ・ド・グラン・ヴィンテージ アンボネィ グラン・クリュ ブリュットNV

②ジャン・マックス・ロジェ サンセール2000 (AOCサンセール)

③AtoZ オレゴン・ピノ・ノワール2008

④ティエリ・エ・パスカル・マトロ ムルソー・ブラニィ (AOCムルソー1er)・・・シャルドネ

⑤アロイス・ラゲデール ピノ・ノワール リゼルヴァ・マゾン1993 (DOCアルト・アディジェ)

⑥マルク・ロワ ジュヴレ・シャンベルタン キュヴェ・アレクサンドリーヌ2008 (AOCジュヴレ・シャンベルタン)

⑦フランソワ・ラマルシュ グラン・エシェゾー2000 (AOCグラン・エシェゾー グラン・クリュ)

⑧ポール・ジャヴレ・エネ コルナス1983(AOC コルナス)・・・シラー

⑨ピエール・シャロー ソーテルヌ2007 (AOCソーテルヌ)

最初のロデツのブラン・ド・ノワールは凝縮感に溢れつつ、泡は軽やか。サンセールは瑞々しい酸と思いのほかしっかりしたタンニン。オレゴンはサンセールに通じる酸の素直さと軽快な若い果実の味わい。

そして幕間にピュアな青リンゴの風味を感じさせるムルソーを入れて、後半はいきなり超変化球でアルト・アディジェの1993。まだまだ色褪せない果実味に熟成の色を纏ったピノ・ネロ。今までの濃いだけのピノ・ネロとは全く一線を画す。そしてマルク・ロワのジュヴレはミルランタージュ(結実不良)のブドウから作られる。皮の部分に栄養が蓄えられるのだそうだが、確かに重心の低いボリューム感に溢れていた。まだまだ硬いが、これが開くにはどれくらい時間がかかるのだろう?そしてラマルシュのグラン・エシェゾーはグラン・クリュだが押しの強さよりもしなやかさで向かってきて、細く長く伸びる旨みが綺麗に感じられた。

最後は何故か飲みたくなったので、シラー100%のコルナス1983。シラーと言うよりも余計なものをそぎ落とした酸の印象はむしろピノ・ノワールに近い。熟成したシラーって、ピノ・ノワールに近くなるな、と実感。

101011_5楽しんだ後は、お決まりのデザート。ソーテルヌと共にベリー満載のチーズケーキを楽しんで、久々の自宅ワイン会は終了。今回は人数少なめでやったけど、これくらいの人数の方が量を楽しめる。しかし、当然飲み過ぎて、お開きの後は早々にベッド直行でした。。

2010年10月10日 (日)

アーセナルにもツィッターブーム?

101010arsenal3101010arsenal1101010arsenal2自分もツイッターでつぶやいてるけど、最近アーセナルの選手のツィッターも増えてきたようだ。

いわゆる「なりすまし」ってのもあって、ファンが選手をかたっているだけのものもあるので、ツィッターも本人を確認して認証しているページもあるが、まだ少ない。そういう中で本人しか撮り得ないような写真が出てれば、まず信用してもいいのかなと思う。

まずはキャプテン、セスク。セスクのツィートはなんと英語、スペイン語、そして地元のカタルーニャ語の3カ国語という念の入りよう。カタルーニャ語ってのが彼らしく、クール。スペイン語の勉強にも使えそう。

そして売り出し中の若手、ヘンリ・ランズベリ。最近はゴルフが気に入っているようで、盛り上がっていた。本業の方も頼むよ。

そして今や不動のレギュラーの座を確保したジャック・ウィルシャー。「本当に僕のツィートだよ」ってわざわざ証明しているところがGood。

この他にもデニウソン、アルシャビンもやっているようだし、アーセナル以外のサッカー選手もセルヒオ・ラモス、イニエスタ、カカ、C・ロナウドなんかもページを持っている。最近は好みの選手がツィートしてないか探すのも楽しみだ。

3連休初日はフットサル→ワイン→ビール!!

101009footsal13連休の初日、午前中は料理の仕込みをして、午後からは上新庄のヨコタでフットサル。最初はまだ良くて得点も決めたけど、後はバテバテ、途中で腰を変にひねってからは全く走れなかった。いつもながらスイマセン...

フットサルを終えた後は、紀伊国屋でエクスペリアのガイドブックを購入。最近乗り換えたものの、まだまだ機能の1%も使えていない。しばらくはにらめっこ状態が続きそうだ。そしてその足で1階下の成城石井でシャブリ1erとカリフォルニアのピノ・ノワールをティスティング。

少しほろ酔い加減となった後、近くのうどん屋でとり天おろしを腹に入れてから毎年10月の恒例行事、Qbrickのオクトーバーフェストに参戦。しかし、この前にCave de Terreに寄って北イタリアの料理とワインのイベントでお米サラダと、アルト・アディジェのピノ・ブラン、アルザス・ピノ・ノワールをさらに入れていたため、ビールへの余力殆ど無し。ジョッキ2杯で早々に退散した。1.8リットルは入るマス・ジョッキに挑戦する気力は勿論なく。。。

ということで3連休初日は健康的+不健康的な出だしとなった。残り2日は不健康モード満載です。。。

2010年10月 9日 (土)

全州は無理でしょ!? カーヴ・ド・テール北イタリアワイン ミニセミナー

101009北イタリアワイン、と聞くと反応せずにはいられない性分。。。

仕事場近くのカーヴ・ド・テール淡路町店で、店長Y場氏自らによる北イタリアワインのミニセミナーとティスティングがあるという事で、この日はそそくさと会社を定時退社して参戦。実はこういうセミナーを今まで何回かされていて、都度参加表明していたものの、仕事の都合で断念という結果になっていたので、今回が晴れて初参加。

この日は4州を取りあげて、泡1、白2、赤2を題材にして北イタリアの特徴を探っていく。

①コスタリパ メトード・クラシコ ブリュットNV(ロンバルディア) シャルドネ100%

②ロンコ・デル・ベトゥッレ リボラ・ジャッラ2007(フリウリ・ベネツィア・ジューリア) リボラ・ジャッラ100%

③ラヴィス トラミネール・アロマティコ2008(トレンティーノ・アルト・アディジェ) ゲヴュルツ・トラミネール100%

④ラヴィス イ・バルダッツィーニ2008(トレンティーノ・アルト・アディジェ) ラグレイン100%

⑤グラッソ・フラテッリ バルバレスコ ソリ・ヴァルグランデ1999(ピエモンテ) ネッビオーロ100%

いずれも単一品種からなるワインなので、イタリアらしく品種のキャラクターがしっかり前面に出ていたチャーミングなワインだった。

ロンバルディアのシャルドネ・スパークリングはバランスよく、泡が柔らかく舌の表面でほどけていく感覚が心地よい。リボラは酸のまろやかさと形の整った硬質な味わいが印象的。トラミネールはゲビュルツ全開の香りだが、味はドライ。ラグレインは若くて赤い小ぶりの果実の味わいが凝縮していた。そしてネッビオーロは独特のオレンジがかったガーネット色、枯れ葉、乾麺、蝋のような香りを感じさせ、10年を経ても落ちない酸と密度の濃いタンニンが感じられた。

北イタリアワインのイメージは、決してこれがすべてではないけれど単一品種から生まれるキャラクターの楽しみ、そして北らしい透き通った酸と、凝縮感のある果実味だと思っている。今回のワインはそうしたイメージに合っていて、とても楽しむことができた。

最近イタリア色を増してきたカーヴ・ド・テール淡路町店。これもY場店長の影響に違いないだろう。今後もイタリアをテーマにしたセミナーをやってくれるそうだけど、さすがに一州ずつは無理です。リグーリアで断念しますから。。。

2010年10月 6日 (水)

足りなかった決定力 チェルシーvsアーセナル戦

101005arsenal悔しく、尾を引く週末だった。やはり飴は強かった。。。

前節で思わぬ敗戦を喫したアーセナル。この試合はセスクまでもケガで欠いてしまい、去年を軽く上回る怪我人オンパレード。セスク、ファン・ペルシー、フェルメーレン、ウォルコット、ベントナー、そしてアルムニア...これだけ欠いて、序盤戦の山場を迎えなければならないとは。このチームは一体何なんだろう?呪われているのか??

先発はGKファビアンスキ、DFクリシー、コシエルニー、スキラッチ、サニャ、MFソング、ディアビ、左サイドにアルシャビン、右にウィルシャー、トップにシャマフ、トップ下にナスリ。しかし、この日のチームキャプテンはなんとスキラッチ。年長とはいえ、加入間もない選手にキャプテンを任せるとは。。。

試合は開始早々から息詰まる高いレベル。開始早々、シャマフが頭で合わせてゴールを狙う積極的な展開。その直後、セットプレイからゴール前のコシエルニーのヘッドはフリーだったが外れてしまう。前節の緩い試合からは見違えるアーセナルの攻撃力。これはやるのでは?と期待が高まる。

しかし敵は目下首位を行くチェルシー。アーセナルの攻撃を正面から受け止めて、徐々に絡め取っていく。今季の好調は、堅い守備あったればこそ。最序盤のアーセナルの速攻は次第に影をひそめ、そして39分、中央ラミレスから、ゴールエリア端を左から走り込んできたアシュリー・コールに、そして横パスがゴール中央に入って来ていたドログバ、そしてドログバがイメージ通り押し込んで、やはり先制点をチェルシーが挙げる。

後半はアーセナルも諦めずに攻めの好機をうかがうが、守備を堅くしていくチェルシーの懐の中で試合をしているようで、決定的なチャンスが作れない。そして反撃の気迫をそぐように、85分、コシエルニーのファウルからゴール正面、十分ドログバなら狙える距離を残してのFKだったが、蹴ったのはアレックス。この意表を突くFKはファビアンスキも反応はできても獲ることはできず、痛恨の2点目。そしてアーセナルが2連敗、首位チェルシーとは7ポイント差となる敗戦を喫した。

この試合見ていて、月並みだとは思うけど選手、特にFWの決定力の違いは歴然としていた。シャマフは決めれたシーンも決め切れなかったし、この日トップ下のナスリもセスクの代わりは出来ずに、強豪チェルシーの裏をかくような独創的な攻めはなかった。アルシャビンも前半は良かったものの、後半は明らかに息切れ。最近はスタメンの位置を確保したウィルシャーも疲労の色は濃く、後半は途中退場。ドログバの決定力に比較できる選手が今のアーセナルには皆無だし、その事を思い知らされた試合だった。

後日NBAを揃ってみていたセスク、RVP、フェルメーレン。彼らの戻ってくる日が待ち遠しくて仕方がない。というか、早く戻ってもらわないと飴との差は開くばかりのような気がする。間2週間の憂鬱が募りそうな敗戦だったな。

2010年10月 3日 (日)

神が望んだ戦争・序曲 絵で見る十字軍物語

033_3古代ローマ、ルネサンスと時代は違えどイタリアを描き続けてきた著者が、今その舞台を変えようとしている。彼女が歴史を再現しようとしている舞台はパレスティナ。

ローマ人の物語を綴り終えて、その後にイタリアを襲ったイスラムの嵐、そこからルネサンスを経て近代へと向かう歴史を語ってきた塩野七生氏が新たに選んだ題材が十字軍、というのもうなずける。ヨーロッパ社会の最大の脅威として勃興してきたイスラム、その猛威にさらされた歴史を乗り切ったヨーロッパが今度はイスラムに対して挑戦したのが十字軍というものだとすれば、彼女にとってこの道に進むのは必然的なものだったのかもしれない。

彼女の十字軍絵巻は4巻が予定されているが、その序章とも言えるのがギュスターヴ・ドレが描いた絵と地図と共に十字軍の歴史を概観しようという本著。挿絵画家として有名なドレはこの絵を他の作品の挿絵として描いたという。

ドレの細密な版画からは、この凄惨な戦争の背景にある宗教的対立、味方の中にある名誉欲、その中で失われた無名の戦士、住民の命といった悲劇は窺えない。しかし、一方で神が望んだという戦争を闘うキリスト教戦士への共感はベースに感じさせながら、敵であるイスラムを醜く描くこともしない画家の冷徹な描写は、歴史を再現しようとする歴史家の精神と共通点がある。ドレの絵を見て美しいと思うのは、そうした一つの見方に偏らない客観性にあると思う。そしてそれは塩野氏の歴史が伝えるそれとまさしく通じるところではないだろうか。

序章の後に、既に第一巻が刊行された。ヨーロッパ世界の武力によるイスラムへの挑戦が失敗に終わることは解っているが、その結末までには数多くの知られざる物語が秘められているに違いない。その物語を読み続ける事がこれから楽しみだ。

絵で見る十字軍物語 

塩野七生著(絵 ギュスターヴ・ドレ)

新潮社刊

2,200円

2010年10月 2日 (土)

ようやく来たぞ 川村記念美術館

101002kawamura1101002kawamura2101002kawamura3_2ずっと生きたかった美術館、川村美術館にようやく行くことができた。

なにせ、千葉県佐倉市、しかも駅から車で20分ということもあって、ここに行くだけで一日仕事、ということもあり、なかなかきっかけもなく、踏ん切りもつかなかったが、千葉市美術館の田中一村展とともにようやくこの日初めて足を踏み入れた。

JR佐倉駅からは30分に1本の無料送迎バスが出ており、そのバスに揺られること約20分、佐倉市郊外の広い敷地のなかに美術館はある。そして美術館の門をくぐると緑豊かな大きな池、そこに棲む白鳥などの鳥たちと、よく整備された庭園が目の前に広がってくる。その庭園を前に眺めることができるレストランでまずは腹ごしらえ。この日は1,200円のランチプレート。スープ、サンドイッチ、自家製のパンといった結構のボリューム。美術館のレストランだけど、品数も豊富で、グラスのシャンパンも用意されている。勿論シャンパンもオーダー。

美術館での食事って、見る前ならばこれから出会う作品への期待、そして見た後ならば感動を語る機会にもなって、楽しいものだ。この後、待望のロスコルームを初体験。その感想はまた次回に。。。