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2010年6月

2010年6月30日 (水)

ありがとう、日本代表。

100630japan5パラグアイ戦、120時間戦って0-0、最後はPK戦で敗れてしまったけど、最後まで気持ちを切らさない、諦めない気持ちが伝わってきたいい試合だった。

得点のチャンスの数はホンジュラスの方が多かったのかもしれない。

しかしその都度全員で守りきった。そして少ないチャンスが訪れたとき、相手も守りきった。この日のゴールは遠かった。

疲れていたのかもしれない。ここ3戦ほぼ同じスタメンで戦ってきた。GK川島、DF駒野、闘莉王、長友、中沢、MF阿部、遠藤、松井、長谷部、本田、FW大久保。しかしこのチームは常に前を向いて結束していた。批判を結果で跳ね返した。

100630japan6100630japan4100630japan3気持ちを切らさずに相手と競り合って守りきったDF陣と、常に前を見据えて恐れずにゴールを守り続けた川島選手。

彼らのおかげでいい夢を見させてもらった。できれば次のステージにも進んで欲しかったが、時に残酷なサッカーの神様はそれを許さずに一人の選手の失敗という結果を導いた。

00630japan2100630japan1 しかしその現実を受け入れて彼を再び列の中に引き入れた選手たち。試合終了後には涙した多くの選手たち。4年前には感じなかった胸に来るものがこの選手たちには感じられた。批判を感じながらも、それに結果をもって答えを出した監督、選手には、批判的な態度を示した事が本当に申し訳なく思う。

本当にお疲れ様でした、日本代表。次の4年が必ず今回よりも実りあるものとなることを今は確信しています。

2010年6月27日 (日)

アーセナルファン全員集合! オフ企画at『Qbrick』

100627arsenal2ワールドカップは盛り上がるけど、一方でこの2カ月を物足りなく過ごす者達もいる。そしてそんな男たちが集結した。

大阪アーセナルファンが集うビールバー、Qbrickで初のアーセナルファンのオフ会開催。関西だけでなく東京、名古屋からもグーナーが集まった。

この日の大阪は朝から雨が降り続き、外の不快指数は最高潮!しかしこの中は昼間っから日本各地の蔵出し樽生ビールをあおりながら、好きな選手、今季一番のゴール、好きなゲームを語り合う。

ちなみに自分としては。。。

 No.1選手 トマス・フェルメーレン

 No.1ゲーム ブラックバーン戦(6-2)

 No.1ゴール 3/6 ストーク戦 セスク・ファブレガス PKによる2得点目

 名シーン 11/1 ノースロンドン・ダービー トッテナム戦 

           何が起こったかわからないうちに決まったセスクの2点目

この後自分、罰ゲームで「マンチェスター・ユナイテッドが大好きだ~」と叫ばされた。入り口で踏み絵を踏ませたくせに、そりゃ殺生な。。。

100627arsenal最後は6月26日がナスリの誕生日(でいいの?)ということで、ケーキも登場し、来季の活躍を期待してハッピー・バースデーの合唱。このケーキはアーセナルファンではない友人に作っていただいたものだけど、大砲のマークといい、ナスリ、ハッピーバースデーの字といい、素敵な仕上がり。中はもっちり蒸しパンのような生地に桃が練り込まれ、生クリームがたっぷり使われてとても美味しかった。ご協力ありがとうございます~

ワールドカップでは物足りない者たちの忍耐の日々はあと2カ月続く。開幕はいきないリヴァプール戦、それまでモチヴェーションを保っていこう!

2010年6月26日 (土)

やはりこの男、ダビド・ビジャ。 スペイン、苦しんで1位通過 

100626spain2100626spain4 今朝のスペイン対チリ、初戦敗退、イタリアとフランスの敗退で嫌なムードも漂いながらも2-1で勝利し、終わってみれば1位通過で決勝トーナメント進出を決めた。これで初戦はポルトガル、勝ちあがれば準々決勝では日本対ホンジュラスの勝者と対決となる。

重要な一戦だった。しかし。。。スイマセン。この試合も見れていません。地上波での放送もなかったし、自分が10年ぶりに転勤となるのでその送別会第1弾で、夜の2時まで飲んで、撃沈してしまった。

でも、この試合ではダビド・ビジャが前半で先制点を決めて、2点目のイニエスタのゴールにつながる起点ともなり、相手チリが2枚のイエローによる退場で一人少なくなった事もあったのかもしれないが、2-1で逃げ切って決勝トーナメント進出を決めた。これで3得点目のビジャはトップスコアラー、EURO2008に続く得点王も視野に入ってきたようだ。やはりこの男が決めてくれなければ!

100626spain3100626spain1この試合、セスクは後半トーレスに代わっての出場、2-1で膠着状態に陥った局面を打開する役割を期待されたようだが、得点シーンを演出するまでには至らなかったようだ。

スペインが勝ち残って楽しみはまだまだ続く。とりあえず、ハイライトシーンでもチェックしようかな。。。

2010年6月25日 (金)

おめでとう日本代表! 決勝トーナメント進出

100625japan100625japan2100625japan4早朝の日本vsデンマーク、3-1で日本が勝利、決勝トーナメント進出を2位で決めた。本当におめでとうございます。お疲れ様でした。

自分は正直日本代表に対して熱い思いを持ってこなかったし、いまの時点でもそれを否定するつもりもない。現実、今もことさらに熱狂しているわけでもないけれど、それでもこの早朝の勝利は嬉しいし、土壇場の大勝負で素晴らしい結果を出した代表選手の力は本当に凄いと思う。あの批判の中で耐え続けた岡田監督、結果が全てです。恐れ入りました。脱帽です。

やはり1点目の本田選手のフリーキックが効いた。あの素晴らしいゴール右上隅に決めたシュートが2点目の遠藤選手のフリーキックの際にもGKの判断を迷わせて、連続の得点となった。そして3点目のゴール前でのDFをかわして前に詰めていた岡崎への心憎いパス、本田選手の試合と言ってもいい第3戦目だった。

100625japan5100625japan7決勝トーナメント進出を決めた最大限の原動力となったのは本田選手に違いないだろうけど、キャプテン長谷部選手、好守で失点を最小限に防ぎ続けたGK川島選手、そしてこの日も鋭い攻め上がりを見せた攻守の起点、松井選手が最高のパフォーマンスを大舞台で見せてくれたことも、この結果の大きな力になっていると思う。

今日は職場でもこの話で持ちきりになるだろうな。週末に大きなモチベーションを与えてくれた日本代表選手、ありがとう。

100625japan6そして今は傷心のこの人。。。

ベントナー、お疲れ様。気分を切り替えて、来季も頼むよ。アーセナルではこの試合見たいに外さないでくれ。

2010年6月24日 (木)

シャンパーニュ ル・メニル ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ ブリュット

100621lemesnil カーヴ・ド・テールさんの企画、「おいしい12カ月」、今回は「ラ・トルトゥーガ」と「ル・ベナトン」のそれぞれ煮込み、惣菜料理をリーズナブルな価格で自宅用に提供してくれるという、まさにおいしい企画。

その企画第一弾、6月はベナトンさんによるジャンボン・ペルシエ。豚のもも肉で造ったハムを香草とともに白ワインで煮込むというもの。ハムと言う事で塩味も比較的ありそうだし、香草の香りも楽しめるという事で、合わせるワインはシャンパーニュにしてみた。

このシャンパーニュはシャルドネを中心に生産するコート・デ・ブラン地域にある、ムニル・シュル・オジェールの生産者組合によるもの。この一帯は白亜質の石灰質土壌で、白亜質の土壌は吸水性・保水性に優れて土の中の水分を一定に保ち、そして石灰質がワインにミネラル分を与えるという。そしてムニル村の特徴は酸味がきれいということだが、このシャンパーニュもそうした特徴が表れているだろうか?

色は全体に黄緑のニュアンスを帯びた明るめの淡いイエロー。泡は力強く、直線的に勢いよく立ちあがる。泡の粒もしっかりしている。香りはグレープフルーツ、ヨーグルトキャンディー、パウンドケーキ、焦がしたバターの香りもある。

アタックからさわやかで、直線的な酸が感じられる。しかし活きはいいが丸みのある酸は舌先でほどけるように、優しい果実味にバトンタッチ。中盤はこぶりな味わいと言う感はあるものの、酸と果実味のバランス、抜けの良さがあり、バックの渋み、塩っぽいミネラル感が余韻に至るまでにしっかりと味わいを引き締める。

終盤から余韻にかけてはミネラル感と戻ってくる酸の味わいが絡み合い、程よい武骨さを残してゆっくりと引く。

大ぶりではないが、中身は詰まった質感のあるシャンパーニュ。存在感のあるミネラルが、塩分のある料理ともうまく調和し、狙ったとおりの味わいを引き出してくれた。この料理にこのシャンパーニュを合わせてしまうあたり、巧妙なお店の術中にはまってしまっているんだろうな?

【Cave de Terre 淡路町店 5,600円】

2010年6月23日 (水)

フルコースに満足 オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」

100620_2 今回の東京日帰りの目的はこれに尽きる。オルセー美術館改修に伴ってやってくる傑作の数々、残念ながらこの美術展は東京でしか開催されないとあっては、腰の重い自分も行かねばなるまい。

http://orsay.exhn.jp/

訪れたのは土曜日、朝6時の始発の新幹線で東京に向かい、会場の国立新美術館に着いたのは9時。開館は10時にも関わらず、すでに30人ほどが門の前で列を作っていた。その後も列は伸び放題で、9時半には開門するもここでチケットを持っていない人は、せっかく並んだのに再びチケットブースの前に並ぶように指示される。そして券売ブースが開くのは10時、なんて気の毒な。。。今回はちゃんとチケットを買っておいて良かった。

館内での列も伸びたため、いつもより少し早く開場となった。殆ど誰もいない空間であまり人のことを気にせずに名作と対面できるのが嬉しい。どっと混雑するのかと思いきや、音声ガイドなどで1作品にじっくり時間をかけて見る人も多く、それほどでもない。しかしいずれはごった返すのが目に見えているから、足早に一通り観賞してしまうことにした。

一通り見て言えば、まさに量、質ともにレベルの高い美術展。特にまとまってみることの少ないジョルジュ・スーラの作品が「新印象主義」という一つのセクションの中心で鑑賞できることが凄い。光を描いた印象派、それを理論的に突き詰め画面の中に光の3原色を点で配して、完璧さを求めたスーラ。スーラの作品はその完璧主義に加え、彼が夭折したためそれほど多くない。今回は彼の大作「グランド・ジャット島...」、「サーカス」の習作、「ポール=アン=ベッサンの外港、満潮」など10作が観賞できた事が何よりも嬉しかった。この他にもピサロ、シニャックといった彼の手法を引き継いだ画家の作品が並ぶが、スーラこそが最初で最後の新印象派と言っても言い過ぎではないと思えるし、こんな絵を描き続ければ32歳で亡くなったのも仕方ないと感じた。

この後にもセザンヌ、ゴーギャン、ゴッホと言った大家の傑作に加えて、日本ではそれほど重視されないナビ派、象徴主義の作品も多く、ボナール、モーリス・ドニ、ルドン、モローの作品が並ぶ。そして、自分が好きな作品、ピュビ・ド・シャヴァンヌ「貧しき漁夫」。

http://orsay.exhn.jp/work8.html

落ち着いた乳白色のフィルターを纏ったかのような色調の中で、小さな船の上で物思いに沈む男の姿を描いたこの作品に再び出会えた。この前に立つとなぜか自分さえも神妙な祈りを捧げたくなってしまうような気持ちにさせられる。

いずれも傑作で、フランス絵画の伝統に圧倒された1時間。ただ、一通り見終わった後に戻ってみたら、すでに館内は御堂筋線のラッシュを超える大混雑。こうなれば是非もなく、会場を後にするしかなかった。残念ながらこういう美術展に行くと、幾分かは「行って満足。」に終わらざるを得ないかな。

オルセー美術館展2010 「ポスト印象派」

国立新美術館(東京・六本木)

2010年5月26日~8月16日

2010年6月22日 (火)

Aimez-vous l'impressionnismes? ブリジストン美術館「印象派はお好きですか?」

100620自分のヘビーローテーション美術館、関西ならば兵庫県美、東洋陶磁が上がるけど、関東では国立西洋を抑えて間違いなくここ。東京駅近くのブリジストン美術館は、ロケーションといい開館時間といい、帰阪前にアート散策の余韻に浸るには絶好の場所だ。

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/

この日もアート散策(というか美術展の固め打ち)終了後、銀座での夕食までの空き時間を利用して訪れたが、そこには大きく「印象派はお好きですか?」とあった。うーん、どんなの当たり前じゃない?と思うが、この題は問いかけと言うよりも、日本人の印象派熱に先駆けて名品を収集してきたこの美術館の誇りが感じられる。

展示自体は常設展で展示されていたものを中心とした、頻繁に通っている者にとってはさほど大きく様変わりしたものではないが、やはり140点を超える作品数と、質の高さには圧倒させられる。そして今回はこの美術展久々の新蔵品、ロートレックの「サーカスの舞台裏」が初公開となっている。最初にこのモノトーンの作品を見た時はロートレックにしては地味な作品、と肩すかしをくらった気分だったが、何度か時間をおいて繰り返し見ていると、モノトーンの中にも光の描写の描き分け、本番を迎えて緊張する人物の表情が真実味を持って迫ってくるなど、ゆっくりと良さが感じられてくる。すると、最初は単彩に思えた色調もロートレックらしい世界に見えてくるから不思議なものだ。

印象派だけでなく、彼らから影響を受けた日本の画家の展示も充実。まるで美術史の教科書を実体験するような美術展だ。この美術展を見た後なら、間違いなく質問にはこう答えるんだろうね。"Oui, je l'aime beaucoup. C'est evident!"

印象派はお好きですか? Do You Like Impressionism?

ブリジストン美術館(東京・京橋)

2010年4月20日~7月25日

スペイン、ホンジュラスに2-0で快勝!  ...したの?

100622spain3_2100622spain1_2スイスによもやの敗戦で後が無くなった「優勝候補」スペインの第2戦、ホンジュラス戦は地上波中継もなく、深夜3時半キックオフだったので見ること叶わず。勝利を信じて床に就いたが、結果は2-0で勝利、最終戦、チリ戦に決勝進出の望みをつないだ。

この日はビジャが2得点、やはり決めるべき男が決めてくれれば勝ってくれるという事か。倒れながらでも枠に入れてくる決定力、集中力はさすが。フェルナンド・トーレスの祝福シーンもEURO2008を思い出すようで気持ちいい。

試合後は話題の人、GKカシージャスのガールフレンドのインタビューを受けるビジャ。代表に結果が出て、両者ともほっとしたことだろうな。

それにしてもこの試合、勝つには勝ったがまわりの試合評は散々。「退屈な試合」、「こんな試合見る価値ない」、オシム氏も辛辣なコメントを残したようだ。一体どんな試合だったのだろう?リアルに見れなかったことが残念だ。

100622spain2そして我らがキャプテン、セスクは途中交代で出場したものの、やはりいい所を見せられなかったようだ。ゴールポストを蹴るシーンが彼の不本意さを物語っているのだろうか?

次の試合も中継がないみたいだから、なんとか勝って決勝トーナメントに残って「これぞスペイン」という試合を見せて欲しい。

2010年6月20日 (日)

ダンディーにイタリア土着品種を飲む会 in ダンディズモ

100617dandi8 別に会と言うほどの企画でやったわけではないのだが。。。四ツ橋の「キャピトロ・ドゥエ チヴェテリア・オ・ダンディズモ」(通称、ダンディズモ)で、前々からこの店に興味があって行けなかった人たちを誘っての夕食会と相成った。

ワインはイタリアの土着品種ワインが充実しているという事もあり、そのラインナップで決まる。しかし、いくらダンディに注文しようとしても「どちゃくひんしゅありますか?」と聞いた時点で既にダンディズムは失われているな。この濁音はやはり洗練されない。。。

この日は料理はおまかせ(といいながら、アラカルトのメニューの中から何点か指定する我儘さ)にして、そこからワインを何本か持ってきてもらい飲みたいワインを選ぶ展開に。

100617dandi1_2100617dandi2_2100617dandi3_2100617dandi4100617dandi5 前菜のオリーブ&サラミから始まって、パオロ・スカヴィーノのコルクと共に湯掻かれたサザエ、白子、シチリア風パスタ、メインの鶏。

最後はお手製フォッカッチャ。弾力があってもッチリした肉厚の仕上がり。ローズマリーは少し控えめに利かせていて、とてもいい感じだ。一緒にいたフォッカッチャ職人の方には参考になっただろうか?

そしてこの日の土着品種ワインの数々は、かなり甘みの強いモスカート・ダスティ から始まって、ヴェネトのガルガネガ主体の白、パスタに合わせたヴェルデッキオ、そして赤はブラインドで挑戦されたバルベーラ・ダスティ。

100617dandi6_3100617dandi7_2この日の一番人気は文句なく2番目のジュゼッペ・クィンタレッリによるヴェネトIGTの白。ガルガネガ、トレッビアーノ、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、サオリン(トカイ)による混醸だが、アタックは濃密な果実味、それが中盤になると浸透力のあるミネラル感と舌の側面を引き締められる収斂感のある立体的味わいに一同興奮。

最後にブラインドで出されたのは、トリンケーロのバルベーラ・ダスティ、ラ・バルスリーナ2000。伸びのある鮮烈な鋭角的酸の印象は、まさに自分の中のバルベーラ。しかし果実味もしっかり乗っていて太い味わい。これはちゃんと見分けて当てましたよ、オーナー。

土着ワインと面白くて旨い料理で楽しんだ突発ワイン会。平日のしかも週半ばで参戦した皆さまありがとうございました。そして我儘なリクエストを聞いてくれた藤田オーナー、感謝です。結局ダンディーだったのは、またしても彼だけだったようで。。。

確信犯的視線 三菱一号館美術館開館記念 マネとモダン・パリ

100619 東京丸の内に新たな美術スポットがオープンした。明治23年に三菱がこの一帯を購入して立てた建築物を復元してのプロジェクト。

http://mimt.jp/index.html

美術館の開館記念第一弾は、近代絵画の父と呼ばれるエドゥアール・マネの作品80点を集めた展覧会。美術史の上では最重要画家として位置づけられているが、日本ではそれほど人気が高いとは言えないこの画家の展覧会を第一弾に持ってくるとは、美術館の挑発ともいえるだろか?

挑発、マネほど挑発という言葉がふさわしい画家はいないかもしれない。有名な「オランピア」は真正面に裸体を描くことがタブーとされていた時代に堂々とその禁忌を犯した作品であったし、写実的に描くことが最も尊ばれた絵画の伝統を確信犯的に踏みにじって、平板的、二次元的な描写を持ちこんだ。

そしてその作品に描かれた人物の視線こそがまさに挑発的だ。「オランピア」は勿論、愛すべき義妹ベルト・モリゾを描いた「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」の自信に満ちたまなざし、対するものを一瞬おじけさせずにはいられない、真正面から見据える視線にたじろぐ自分。

そうした事を抜きにしてもこの美術展は楽しい。古い洋館の部屋を廻るように作品を辿り、そして時折暖炉の上に掲げられた作品が、かつて絵画はかく飾られていた事を思い起こさせる。そして展示の合間にひろがる中庭の緑あふれる風景は、ヨーロッパ上流階級が愛した世界であったに違いない。

マネがこよなく愛したベルト・モリゾも4作来ているこの美術展、「近代絵画の父」などという難しい事は抜きにしつつも、マネの一様には言い難い、作品それぞれに宿る不思議かつ多彩な魅力を感じさせてくれる他には無い美術展だった。

三菱一号館美術館 開館記念展<Ⅰ>

マネとモダン・パリ

三菱一号館美術館(東京千代田区丸の内)

2010年4月6日~7月25日

2010年6月18日 (金)

ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ・プルミエ・クリュ ヴァイヨン2007 ACシャブリ1erクリュ

100613dauvissat雨がちの週末、どうやら梅雨模様の関西。これが明けたらカーッとした暑い夏がやってくるんだろうな。暑いのが結構苦手な自分としては嫌なんだけど、商売がら暑くないと困るのは悩みの種。

そんな時期はやはり白ワイン主流になるし、ブルゴーニュであればシャブリが第一選択。そのシャブリでも、このところ評価が高まるばかりのヴァンサン・ドーヴィサを一度は飲まないとね?

ワイナートの56巻でようやく取り上げられたシャブリ。一昔前はブルゴーニュの白ワインと言えばシャブリ、だったのにすそ野が広がりすぎて損をしている感が否めないけど、再びその独特のキャラクターで復権してきたのは、シャブリ好きの自分としてはやはり嬉しい。

ヴァンサン・ドーヴィサはそのシャブリでビオ・ディナミを初めて12年の先駆者的存在。今年53歳の彼が醸すシャブリとは一体どういうものなのだろうか?

色は張りのある金属的なしっかりとした黄色。香りはビニル、セルロイドの有機的な香りが強く出ているが、バックには石灰、ヨードのミネラル香が感じられる。

口に含むとタイトで緊張感のある酸がスピードに乗って突き抜ける。その酸の中に溶け込んだ塩っぽさ、ミネラルの味わいが凝縮感を持って現れてくる。まだまだ堅さは否めないが、充実感のある味わいが今後の熟成のポテンシャルを十二分に感じさせる。

余韻は塩っぽい味わいと最後まで息を切らさない鮮烈な酸が絡み合い、まだ粗っぽさはあるが息の長い旨みを残して、強靭な旨みを感じさせつつ長い味わいを残していく。

まだまだ堅さは否めないけど、それはこのタイミングで開けた故のことだろう。この酸とミネラル間の本領を知るにはまだまだ時が必要だった。それを体感できるまで待てないところが自分の未熟さではあるけれど、でも待てないから仕方ないか?

【Wineshop FUJIMARU 8,000円?】

2010年6月17日 (木)

まさにジャイアントキリング! スペイン、スイスに敗れる

100617spainこれまで大きな波乱もなく進んでいたので、そろそろあるかと思っていたけど、まさかこのチームが。。。いや、そんな嫌な予感は最初からあったんだが。。。

優勝候補の筆頭、自分も今回はイチオシ、優勝を願っているスペインが初戦でスイスに0-1で敗れる大波乱。正直これは痛い。

スペインはダビド・ビジャが1トップ、そして世界に誇る厚い中盤にはイニエスタ、シャビ、シルバ、ブスケ、シャビ・アロンソを揃えて、前半立ち上がりから持ち味の細かで精度の高いパスを回し、好機と見るや縦への鋭いパスを通してスイスゴールをうかがうが、スイスはコンパクトに中盤を絞った堅い守りで防ぐ。

スイスの守りの要、CBセンデロスが前半途中で交代するアクシデントで、これはさすがにスペインの猛攻に穴が開くのは時間の問題かと思ったが、スイスの防備は崩れない。そして逆に後半早々、ゴールキックから中央の競り合いに勝ったスイスが一気にゴールまで運び、ゴール前混戦の中押し込んでまさかの先取点はスイスに。その後スペインはトーレスを投入、そして惜しいシーン、シャビ・アロンソのシュートがバーに弾かれるなど得点のチャンスはあったが、ついにゴールならず痛い初戦の負けを喫してしまった。

予選リーグ突破には落としてはならない初戦を落としたスペイン。残りの相手は既に1勝を挙げているチリと、そのチリに敗れたホンジュラスの中南米陣。負けられない残り試合は攻めを強めるためにも、トーレス、シャビのEURO2008で見せた2トップ体制で行くだろう。本当の攻撃サッカーを見せてもらいたいものだ。(中継がないのが痛いけど。。。)

でもこれはやっぱり痛すぎる敗戦だなぁ。。。

2010年6月15日 (火)

日本代表、 白星発進。

100614japanスペインを応援するとか、ソングの活躍に期待とか、ひねくれてるのでいろいろ言うけど、はやり日本代表戦は気になるし、できれば勝ってほしい。でも期待していままで失望してきた経緯もあるし、なかなか素直に言えないのが残念。

日本代表のワールドカップ初戦、カメルーンとの試合は相手が中盤の要となるはずのアレックス・ソング不在で臨んだこともあって、攻撃の流れを欠く相手のちぐはぐさにも助けられ、1-0で貴重な勝利をものにしてくれた。それにしても、ソングを外すとはやはりカメルーン、チームとして危ういのだろうか?

この試合39分、右サイドからの松井のクロスに本田が合わせての先制点もそうだけど、松井のテクニック、相手を外す切り返しの技、パスの精度が良く機能していた。先制点の本田がMVPなんだろうけど、自分は松井選手を推したい。

そして一貫して攻守に集中していたキャプテン長谷部、要所を防いだ集中力、GK川島の貢献も素晴らしかった。最後ロスタイム4分、集中して防ぎきったところも代表の底力を感じた。8年の空白を埋めた代表選手の気力を称えたい。本当にありがとう。そして冷めた事を言ってしまって誠にすいませんでした。申し訳ない気持ちでいっぱいです。。。

次は19日、デンマークを2-0で破ったオランダ戦。さすがにカメルーン戦のようにはいかないだろうし、攻撃力のあるオランダは難敵に違いない。ますは思い切って積極的な試合を見せてほしいな。

2010年6月14日 (月)

中央葡萄酒 グレイス・ケルナー2006 余市(北海道)

100613 このブログのカテゴリーに「ワイン 日本」という項目を設けないといけないな、と思う事が多くなってきた。最近の日本のワイン、本当に質が上がったし、いろいろな種類も出てきて、ヴァラエティも多くなってきている。

その反面、ワイン用のブドウを生産する農家は減り続けているそうだ。元々栽培も難しく手間もかかり、それでいて収穫量も抑えなければ質の高いブドウは作れず、さりとて価格には反映しにくい。農家としては食用のブドウを作った方が金になるとなれば、日本のワイン生産者の苦労も並大抵ではないだろう。

このワインは甲州勝沼を本拠とする中央葡萄酒が、北海道余市に開いたワイナリーでドイツ品種を用いて作った白ワイン。ケルナーはリースリングとトロリンガーを交配して作られたハイブリッド種。最近北海道ではよく見かける品種になってきた。

色は薄めのレモネードのようで、金属的な色合い。香りはライム、白菜、若草、ミントといった涼しげな香りが立ち上ってくるが、バックにはキャラメルのようなミルキーな香りも。

口に含むとまずしっかりした甘みとほろ苦さを感じ、一息おいて鮮烈な少し刺激のある若々しい酸が急速に伸びてくる。ミネラル分も豊かで、じわっと舌の表面を染みてくる浸透感も充実している。少しぺったりした後味が残るものの、総じて豊かな酸味に負けない厚みのある旨みが感じられる。

余韻はほのかな苦みと、戻ってくるライムの酸、旨みが重なり合って、涼しさを演出しつつ引いていく。

北海道の気候を思わせる涼しげな酸が印象的なワインだったが、旨みもしっかり感じられるところがいい。一昔前は酸ばかりが立っていた印象があった日本のワインだったけど、確かに最近の白ワインの質の向上は素晴らしいな、と思わずにはいられなかった。

【Cave d'Orange 2,500円?】

2010年6月13日 (日)

チャンピオンズ・リーグ総括? トレ・ルマーケで反省会

100612tre1100612tre2_2100612tre3_2 サッカー好きの皆さんとこの日は遅まきながらチャンピオンズリーグの総括のための食事会。優勝はご存知のとおり、イタリアのインテル。従って優勝したチームと、優勝を予測的中させた方に敬意を表して、場所は南森町のイタリアン、トレ・ルマーケ。イタリアでも郷土料理、力のある味で、今では指折りの有名店になったけど、自分は夜は初めてということもあって、前々から楽しみだった。最初にパスタの種類をこうしてサンプルで選ばせてくれるのは、素敵なサービスだと思う。

100612tre4_2100612tre5100612tre6最初はサッカーの話をしていたけど、好きなチームが所属するリーグが違うと、知っている選手も背景も違うから、話の共通項がありそうで、なさそうなのが悩みどころ。それに元々食べるのが好き、飲むのが好きなメンバーなので、徐々にサッカーの話とは離れて飲み食い話に話題が移っていったりして、当初の目的は何だったのか?という感じになってしまったな。ま、それでいいんだけどね。

100612tre7100612tre8100612tre9この日は前菜のチーズ盛り合わせを含めると5人で7皿、1.5人前にしていることもあったけど、一皿一皿結構なボリュームで、自分はパスタのあたりでかなり満腹感が出ていた。最近こちらのお店のブログで辛子にこだわっていたのは知っていたけど、2皿目のパスタが凄く辛い~。そりゃ辛いとは書いてあったけど、予想を超える辛さ。イタリア人って、実は辛いのが好きなのか?

ワインはヴェネトのプロセッコから、アルト・アディジェのシルヴァネール、プーリアのアリアニコ・ロゼ、最後はモリゼのサンジョヴェーゼとなかなか面白いラインナップ

シルヴァネールのアタックの甘みの凝縮感、サンジョヴェーゼの、トスカーナとは違う獣っぽさが不思議だった。こういうワインを飲むと、やはり土地の力の強さというものを感じずにはいられない。

最後は定番のグラッパで締め。自分はもうギブアップだったので少しだけ味見させてもらったが、 ネッビオーロ、バルベーラ&ピノ・ネロというピエモンテ産のグラッパでもやはりキャラクターは全然違うものだった。好みは香水のニュアンスが良く出ていた後者かな?

かくしてインテル優勝記念会は終了。しかし、今回優勝したのがインテルだったからイタリア料理だったけど、アーセナルが優勝したらどうしよう?イギリス料理なんかあるのか?誰が来るのか?なんて余計なことも考えちゃう楽しいひと時でした。

2010年6月12日 (土)

ドメーヌ・カレー・クールバン ヴォルネイ プルミエ・クリュ タイユピエ2000 ACヴォルネイ 1erクリュ

100612volnay 今週はなかなかハードな1週間だった。出張から帰国以降、持って帰ってきたデータの整理、それに加えて自分が入れていたイベントの参加が重なって(これは自業自得?)、金曜日の仕事が終わった時は久々に解放感を感じたな。

そして金曜深夜から始まったワールドカップ。その記念すべき大会の開幕記念と、自分の疲労回復に開けたワインは、やはりブルゴーニュ、ボーヌ地区のヴォルネィのワイン。

ヴォルネイは知名度では北に位置するポマールに一歩譲るかもしれない。しかし大好きな地域の一つだ。勿論値段も手ごろということもあるが、質の高さも感じられる。この村の面積約213haの内、半分以上が1級畑だ。特級こそないけれど、そのレベルの高さを物語っている。しかし地形は畑それぞれに違い、必ずしもヴォルネイ共通のキャラクターがあるとは言い難い。この畑、タイユピエは標高275mから300mの間に位置し、等高線の狭まった場所であるから、比較的急峻な東向きの斜面に位置し、タイユピエ、という畑名もそうした意味があるようだ。

色は滑らかで柔らかな質感をたたえたルビー色。エッジにオレンジを感じる。香りはスミレ、ラズベリー、鉛筆、インクの香りがある。

口に含むと、当初はまろやかで控えめだった酸が、一呼吸おいて伸びてくる。酸はクリーンで繊細、時と共にそぎ落とされたであろう輪郭の丸さが感じられる。凝縮感はそれほど強くはないが、心地よい果実味、ゆったりした味わいが喉をするすると降りてゆく気持ちの良さがある。タンニンは細かく、ワイン全体の味わいを崩さない存在感を示す。

余韻の程よい甘みを感じる果実味が最後まで残り、優しい味わいを形作ってゆっくりと引いていく。

重量感、ボリューム感のあるワインではないけれど、ゆったりとした優しさを感じさせてくれるブルゴーニュ。疲労回復という点でこれほどふわわしい雰囲気を演出してくれるワインはなかなかないかもしれないな?

【Cave de Terre淡路町店 5,000円?】

開幕ワールドカップ! メキシコ代表ヴェラは不発。。。

100612vela100612santosようやく始まったワールドカップ。1ヶ月間世界のトップレベルの試合がたっぷり見れる。寝不足になるのが仕方ない、なにせ4年に一度の大イベントだ。

ありきたりだけど、自分のイチオシ、優勝候補はやはりスペインしか考えられない。どうも今回はスペインに関しては「いつ負けるのか?」という感じで見られているような気がして仕方がない。でもEURO2008で完璧に近い内容で優勝したメンバーが健在だし、やはり中盤、シャビ、イニエスタ、シルバ、セスクの層の厚さ、独創性は群を抜いている。今回もスペイン戦は必見だ。

あとはアーセナルの選手たちが出場している国に注目している。まずはカメルーン、チームの中心選手として日本人にもその名が広まったソングの活躍には目が離せない。ファン・ペルシーのいるオランダも攻撃力と速さがある。ベントナーのデンマークも頑張ってほしい。でもギャラス、クリシー、ディアビがいるフランスだけは何故かどうもあまり応援しようという意欲が沸かないな。試合が面白くないからだろうか?昨日のウルグアイ戦も見忘れたくらい。ウォルコットが落選してしまったけど、イングランドはルーニー、レノンといった好きな選手がいるのでここも注目。あとはアルゼンチン、ここが優勝したら監督って何?ってことになりそうだけど、それはそれで面白いかも。

で、開幕戦、南アフリカとメキシコの一戦は、開始直後はメキシコが圧倒して攻め続けてこれはワンサイドゲームかと思えたが、ラストパスの精度の甘さ、キーパーの好守にも阻まれてメキシコがなかなか思うように最後まで詰めきることができず、引き分けに終わった。

注目のカルロス・ヴェラが左ウィングで先発したが、あまり目立つ活躍ができずに途中交代。同じ世代のジョヴァンニ・ドス・サントスが相手のボールをカットしてからの早い攻撃で、再三得点のチャンスを作っていたのと比べると、不満は否めないかな。次の試合での巻き返しに期待したい。

さて、今日はアルゼンチン、メッシが登場。代表選では結果が残せていないメッシが爆発するか?そしてイングランドがアメリカと対戦。今日も眠れない夜になりそうだな。。。

2010年6月10日 (木)

バローロ プルノット2004 DOCGバローロ

100608brunotto サンジョヴェーゼよりも、ネッビオーロ派の自分だが、ネッビオーロの果実味主体の酸とがっちりしたタンニン、両極に分かれるはっきりした味わいが同居する他にない味わいが性にあってるとしか言いようがない。

様々なバローロがある中で、このバローロは価格がリーズナブル。伝統的なワイナリーだが、現在は販売、生産共にトスカーナの雄、アンティノリが手掛けている。

色は深みのある艶やかなルビー色。香りはチョコレート、胡椒、プラム、鉄さびのニュアンスも感じられる。

口に含むと、柔らかだが渋みもしっかりしたブラックチェリーのような甘みを感じる。タンニンは凝縮感があり、細かだが稠密。落ち着きと重心の低さを感じる。中盤は厚みはあるものの、序盤から展開してきた味わいが大きく変化することはない。メリハリに期待すると若干物足りなさはあるが、全体にはバランスのしっかりした味わいを構成している。

余韻は程よい甘さと、存在感のあるタンニンの名残がバローロらしい味わいを残しつつ、長くゆっくりと引いていく。

こじんまりとした観はあるが、バローロらしい特徴をしっかり備えて柔らかな味わいも感じられる、落ち着いたワインだと感じた。この日は青カビ、スティルトンとともにいただいたが、ブルーの塩味がバローロを飲むと甘さに変わり、チーズのコクが前面に出てくる。このマリアージュを楽しみながらの晩酌のひと時はまさに最高!

【Cave d'Orange 5,200円?】

2010年6月 9日 (水)

出張のささやかな楽しみ

100605hongkong1_2最近は海外にちょくちょく行かせてもらっているけど、殆ど仕事なのでそんなに楽しい事がある訳じゃない。一人で行く訳でもないので、そうそう自由時間もない。

それでもなんとか時間を捻出して、せっかくなので自分もリフレッシュする機会も設けたい。今はなんとか2つのうち1つはできるように、と心がけている。

一つはその土地で開催している美術展に足を運ぶこと、もう一つは朝の時間にジョギング。特に朝のジョギングは最近の日課なので、トランクの中にはジョギングウェアとジョギングシューズが欠かせない。

この日は香港でのジョギング。昼間は熱い東南アジアも朝のうちなら心地いいし、海辺の町ならなおのこと。この楽しさは一度味わうとやめられないね。ま、こうでもしないと体重アップに歯止めがかからないという切迫した理由もあるんだけど。。。

2010年6月 8日 (火)

長い店名の誘惑 CAPITOLO 2 CIVETTERIA O DANDISMO

100605itaky1まず、この写真は失敗。明るすぎて、この店の雰囲気を伝えるにはふさわしくない。(オーナー、ゴメンナサイ!)

金曜日にマイミクさんの誕生日パーティーに誘われていくはずだった四ツ橋の旧厚生年金会館近く、宅配ピザ屋さんの2階にある隠れ家的なリストランテは、大阪でもクリティティヴな人の集まる街の雰囲気に合って、すこし薄暗い雰囲気の中にある。

7月のミーツに紹介されたこの店は、多分最高に名前が覚えにくい。直訳すれば「第2章 戯れまたはダンディズム」となるだろうか? 入った時には普通に想像するイタリアン的店とは想像が異なるかもしれないが、雰囲気に慣れれば戯れ的な空間が心地よく感じる。ワインはイタリアでも土着品種中心で、あまり目にせず、それでいて価格的にリーズナブルなワインが並ぶのが嬉しい。

100605italy2_2100605italy3 100605italy2_2この日は岡山のイタリア人、農場が造った野菜によるサラダをアテにしつつ、モリーゼ州の白ワインと、パッセリーナをいただく。特に後者のワインは、苦みが効いた野菜サラダとの相性を考えて出してくれたワインだったが、確かに苦さのある野菜と一緒に取った時に、その苦みが柔らかくなって、ワインとうまく調和してくれた。苦みとに合うワインを即座に出してくれる所に感服。

でもこの日の目的は、前回の来店の際におススメいただいたグラッパを飲む事だった。モスカートとバルベーラによるグラッパは、前者はウォッカのようなアルコール感が満ちた液体の中に若いバナナ、ハーブの香りが強く感じられ、味わいは凝縮感があり、引き込まれたかと思うと一気に発散するメリハリの強さが衝撃的だった。一方バルベーラは香水、バラエッセンスのような華やかな香りが強く、味わいはアルコールの厚み、上品な甘さが感じられ前者とは対照的に穏やかだった。

ワインの知識も素晴らしいけど、まだまだ引き出しが多そうなオーナー。日曜日も6時から開いているので休日の帰宅前に一杯飲んで早めに仕上げ、って感じで行かせてもらえるのが嬉しいかも。イタリアらしさと、ミナミらしさを両方持った個性的なお店だったな。

キャピトロ・ドゥエ チヴェテーリア・オ・ダンディズモ

大阪市西区新町1-11-9 2F

06-6451-0800

18:00~24:00

月曜・祝日休

 

2010年6月 7日 (月)

野外活動!ダッチオーブンと朝からワイン

100605dutch1_2100605dutch2100605dutch3マレーシアから帰国して直後の休日は、初体験、屋外でダッチオーブンという深鍋を使った料理を屋外で楽しもうという企画に誘っていただいた。

施設が整った大阪狭山市の施設で朝の9時半から作業開始。ピザ、フォカッチャ、鶏料理といった美味しそうな料理がどんどん仕上がっていく。もちろん片手にはワイン。しかし、みなさん手際よく下ごしらえを進めていくもんだ。初参加の自分はタジタジ。

100605dutch5100605dutch6_2100605dutch7_2チーズケーキも焼けてしまうダッチオーブンだけど、火加減はなかなか難しいみたい。いつも同じにはいかないどうだが、だからこそ楽しさがあるのかもしれない。この日のワインはいずれもアウトドアにふさわしいカジュアルなワイン。イタリア好きな人が多かったこともあってワインもイタリアものが多く、かつ白中心のラインナップ。自分はブルゴーニュ、マコン地区の白とイタリア、ヴァレ・ダオスタ州の赤っぽい色合いの不思議な白を持ちこんだ。

100605dutch8 楽しいイベントの後は併設リス園を散策。でもリスってもうすこし耳が三角の印象があったんだけど。。。タイワンリス、少々鼠っぽいリスでした。

2010年6月 5日 (土)

ヴェラ、メキシコ代表戦で先輩をパクる?

100604vela これはどう考えてもあの人のパクりでしょ?

本番前のメキシコ対イタリア戦は、メキシコ代表が2-1で勝利。アーセナルの最終戦でも得点を挙げていたメキシコ代表、カルロス・ヴェラは前半早々に先制点を挙げて勝利に大きく貢献。映像は見ていないけど、エリア内でマークがなかったどフリーのヴェラ、味方からのボールを落ち着いて決めての得点だったようだ。

それにしても、このポーズは本選に出場できなかった先輩、アンドレイ・アルシャヴィンへのリスペクトだろうか。それとも、ただ一回やってみたかっただけ?

スペイン代表戦では、韓国との試合でセスクが2ヶ月ぶりに復帰、先発出場を果たした。60分ほど出場し、パスの精度とチャンスメイクは相変わらずすばらしいものがあった。

アーセナル出身選手のチームは無条件に応援しますが、特に注目はスペイン、メキシコ、デンマーク、カメルーンだ。あ、どこかのチームの敵国が入ってるって?全く関係ないですね~

2010年6月 3日 (木)

アーセナル、バルセロナからのセスク移籍オファー拒否!

Cesc ここしばらくは最悪のニュースも覚悟していただけに、まずはチームが金満チームの図々しい、リスペクトも無い、どこかの辞めざるを得なくなった首相のような軽々しい発言に対して毅然と「NO」を言ってくれた事に素直に感謝したい。

アーセナルは公式ページでバルセロナからのセスク・ファブレガスについての公式オファーを拒否する旨の声明を発表した。

「セスク・ファブレガスは我々のチームと2015年夏までの長期契約を結んでいる。彼はチームにとって最高に価値のある選手であり、将来的なチームの構想の中にある。」

「我々はセスクがアーセナルを去るであろうといった最近の観測に対しては静観していた。しかしこれまでにただ2回の非公式な打診があっただけで、セスクに関する正式なオファーは全くなかったし、その非公式な場でさえも我々がセスクを放出する意図は一切持っていないことを明らかにしていた。そしてこれまでは公式なコメントを発表することを控えてきた。」

「しかし昨晩バルセロナからのセスクに関する公式なオファーを受け、我々は即座にかつ断固としてアーセナルのキャプテンを売り渡す意向は全く無いことを再度バルセロナに対して伝えた。」

「ここで明らかにしておきたいことは、アーセナルとしてはいかなる逆オファーも交渉の場に着く意図もないことである。バルセロナは公式に我々の意向を尊重することを表明しており、これが守られることを願っている。」

チームの意思は示された。次に待たれるのはセスク本人がどう語ってくれるかだ。しかし、チームがセスクの重要性、将来構想に欠かせない選手であると表明した以上、キャプテンとしてその重さを理解していると思う。

先日はラムジーが長期契約にサイン、フランスからはモロッコ出身のFW、シャマフが加入した。攻撃面では不安はそれほどないが、やはり後ろが問題だ。要となるCBフェルメーレン、MFソングが両方欠けて以降の無残さはもう見たくないから、守備陣の補強は絶対に欠かせないと思う。この点ヴェンゲル監督は不気味な沈黙を通している。セスク移籍問題が山場を越した中で、今度はセスクが出て行きたいと思うことがないようなチームを示せるか?今後の注目はその一点だな。

2010年6月 2日 (水)

逆戻り〜

逆戻り〜
またクアラルンプールです。土曜日帰国予定。とほほ、風邪気味なのに〜(泣)

2010年6月 1日 (火)

テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレ グァルディオラ エトナ・ロッソ2007 DOCエトナ・ロッソ 

100530etonalosso シチリアのワインと言えば、つい最近までは比較的安価な赤のネロ・ダヴォーラと決まっていたんだけど、最近は色々なタイプのワインが入ってきた。赤でいえばネレッロ・マスカレーゼ、フラッパート、白ならカタラット、グリッロといった土着品種もよく見かけるようになった。

そのせいか、ネロ・ダヴォーラの人気がイマイチらしい。最初に出てきた安くて濃い、重ためのワインと言う印象が定着しすぎて、質のいい若干高めのワインを仕入れても売れないんだとか。それはとても残念。

で、このワインもエトナ・ロッソということで、ネレッロ・マスカレーゼ主体。造り手のテヌータ・デッレ・テッレ・ネーレはこの地の代表的生産者だが、その中でも区画名「グァルディオラ」が付いているところが興味を引いた。なんでも、この区画はエトナの畑でも標高の高い場所のようで、そこに植えられた樹齢の高いブドウで造られたワインとのこと。

香りはエッセンスのように凝縮した香りで、イチゴジャム、バラ、消しゴム、バックには黒コショウも感じられ、全体的に甘さを感じさせる香りが既に開いている。

口に含むと充実したベリーの甘さがじっとりと浸透し、その直後、活きのいい芯のある若いベリーの酸が舌先から突き進んでくる。全体には熟した果実本来の甘みを伴った味わいで、どことなくラングドックのグルナッシュ的なニュアンスを感じさせるが、全く違うのは果実味を引っ張る酸の存在感。この酸も突出するでなく、果実味主体の味わいを引き締めるように作用する。おそらくは、熟成するともっとポテンシャルを表してくることだろう。

余韻も酸に引き締められた後の柔らかいベリーの甘さが心地よく、優しい味わいを残しながらゆっくりと引いていく。

最近、ネレッロ・マスカレーゼをピノ・ノワールに例える向きもあるけど、確かにこの酸と甘みのバランス、そこから生まれる深みのニュアンスは共通するものがあると思う。しかし、ピノ・ノワールよりもさらに土地のパワーを感じさせてくれるこの品種は、イタリアワインでもなかなかない個性だと思う。でも。ネロ・ダヴォーラも好きですけどね。。。

【ニシノ酒店 3,980円】