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2010年1月

2010年1月31日 (日)

超豪華! ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの古酒を楽しむ会

100130drc1_2100130drc2_2 最高峰に辿りついた、そんな気分の会だった。

ワイン好きなら憧れる、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ、その作品を鑑賞できる素晴らしいワイン会。そしてその他にも名だたるピノ・ノワール、シャルドネが集い、その個性を競い合う。これだけ贅沢なラインナップにそうそう出会える機会はない。そして、会の最初からこの両主役が注がれる。ブルゴーニュグラスの中でたゆたう、レンガのような色調を帯びた高貴な液体にまずは酔う。。。

①ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ロマネ・サン・ヴイヴァン1986

オレンジを帯びた明るいルビー色。ダージリン、ドライフラワー、バラの香り。アタックは柔らかでゆったり。酸は熟ししなやかに舌先を包む。低いトーンの旨みが薄く広がり、細かくほどけていくかのような余韻。

②ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ラ・ターシュ1973

香りは重く硬質で墨、インクの香りが包み、その直後に黒ブドウの落ち着いた香りがある。口に入れるとボリューム感、硬質なエッジの利いた味わい。タンニンも重心低く、その上に優しい酸が果実味を挟み込むように乗った重層の味わい。余韻は若干細めだが、旨みの伸びは長い。

③ルノーダン シャンパーニュ ブリュット・レゼルヴ スペシアル1985

焦がした色合いの強い黄色。泡もはっきりしており、力強く中心に立ち上る。香りは焼きりんご、タルトの甘さ。酸は穏やかだが、味わいは強く膨らみが感じられ、甘みも強い。余韻もリッチで焼き菓子を食べたような感覚。

④ジョセフ・ドルーアン コルトン・シャルルマーニュ1990

照りのある艶やかな黄色。花梨、オレンジピール、蜂蜜の香り。アタックは乳酸のようなまろやかさ、角の取れた広角の肉感的な味わいが印象的。穏やかな中盤から、ミネラリーな浸透力のある余韻につながる。

⑤カレラ セレック マウント・ハーラン ピノ・ノワール1987

黒みのある重たいルビー色。苔むした土、シダ、色の濃い紫の花。当たりは柔らかいが、凝縮度のある濃密な果実味、アルコールからくる甘さのボリュームも豊か。厚みのある味わいだが、芯のある酸がさらなる立体感をもたらす。

⑥ニコラ・ポテル サントネィ 1erクリュ ボー・ルペール1981

薄めの明るいルビー色。ドライフラワー、サクランボ、バラの香り。ピュアで若い果実味のなかに主張のあるタンニンが輪郭を形作り、このワインの味わいを構成する。余韻はやさしく、酸と旨みがうまく絡んで繊細。ブラインドで出されて「ポマール」と答えたが、当たらずとも遠からず?

⑦フォン・ヘーヴェル オベーレンメラー・ヒュッテ アウスレーゼ モーゼル・ザール・ルーヴァー1966

オイリーな香りが広がり、その背後にギンモクセイ、白ネギのような香りがアクセントに感じられる。くどい甘さが融解し、磨かれたように流れる旨みの成分。酸もまだ命脈を保ち、口の中に膜を張るかのように薄くじんわりと広がって、最後には心地よい甘みだけを残していく。

100130drc3_10100130drc4_5100130drc5_3100130drc7_4 100130drc6_6  料理も大満足。阿波座のカジュアル・フレンチ、サンセリテの女性シェフの造る繊細かつ大胆な料理の数々、特に最後のウズラの丸焼きは、ソースになんとカレラのセレックを使ってしまうというぜいたくさ。

肉質も軟らかだったけど、特に胆のところがなんとも甘く、セレックを飲んだ時に立ちあがるふんわりとした香気がたまらなく贅沢だった。

ワインも料理も凄すぎの会。おそらく今年これ以上に贅沢なワイン会はお目にかからないことだろう。。。                                                                               

2010年1月30日 (土)

ミューズ ザ・レジスタンス(The Resistance)

100119muse 去年発売されたロックのアルバムの中でおそらく最高の評価を受けた一枚だろう。使い古された表現だけど、その壮大な世界はロック・オペラと形容するにふさわしい。

いたるところにクラシックなモチーフが使われていて、クイーンとダブるところがある。自分はクィーンはあまり好きになれなかった(やっぱフレディのボーカルが合わなかったのかな?)けど、彼らの音楽は派手さと陰鬱さ、両面を併せ持っている所が魅かれるのかもしれない。

すこしやりすぎちゃう?って所もあるけど、聞き続けていると不思議に気にならなくなってくる。そしてどんどん引き込まれていく不思議な感覚。人を呑み込むパワーがある一枚だ。

トートワーズ・クリーク レ・ザムルー カベルネ・メルロー2008 ヴァン・ド・ペイ・ドック

100123tortoise_2デイリーワインで何飲んでいるかと言うと、やっぱり千円台の軽いワインが気軽でいいです。しかもいつ行っても売ってるところが楽でいい。

このワインもそうした一つ。フランス南部の地酒、ヴァン・ド・ペイ・ドックのワインで、愉快なカメのラベルもなかなか味がある。このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローの混醸、いわばボルドー・タイプのワインだが、ボルドー物よりも果実味がありつつ、南にありがちな甘さのくどさが抑えられて、とてもバランス感覚に優れたワインだと思っている。

色は艶やかで華やかさを感じさせる明るめのルビー色。香りはカシスリキュール、チョコレート、タバコ、アメリカンチェリー。熟したベリーの香りを強く感じる。

口に含むと酸と果実味のバランスがよくやってくる。酸はしっかりしていて伸びがあり、口の中を一旦クリアにした後で、力強さは中程度だが重心の低い引き気味のタンニンが落ち着きをもたらす。

余韻はほのかな甘さと共に、細かな渋さの感覚が優しく残り、中くらいの長さを保つ。

千円代、場合によっては千円を切って売っている店もあるようだが、その価格帯でこれだけきれいな味わいを持って、しかも旨みも乗っているワインはそうないと思う。もしブラインドで出されるとそこそこいいボルドーとたぶん間違えちゃうんじゃないだろうか。そんな妙な自信のあるワインです。

【いかり大阪駅店 1,260円】

2010年1月29日 (金)

かつて恐れた地獄、再び ドレの神曲 

100123dore子供のころ、図書館にあったこの本がなぜか怖くて、目にするのも嫌だった。そう意識すると必ず目が行ってしまうので、その棚を避けて通ったものだ。今から思うとなんでそんなに怖がったのか不思議だけど、再び手にしてその理由がわからないことはない。

ダンテの不朽の名作、神曲。道に迷ったダンテが導かれるように地獄、煉獄、そして天国を廻っていくという壮大な幻想的世界を、フランスのギュスターヴ・ドレが挿絵で再現したのがこの本だ。何度か出版されているが、今回3回目の出版という事で読みやすいサイズ、しかも比較的廉価ということもあり、購入した。

極細の線で描かれた黒と白の世界は、まさに地獄を再現するにはふさわしい。ただ細密で暗いだけではなく、細い線が幾重にも重なって微妙な明暗、深い陰影を表現していて、線の持つ力の凄みを感じる。

三篇構成だが、ダンテの筆力、ドレの表現力双方とも地獄篇でこそその本領を発揮しているようだ。読み進めながら、人はここまで冷酷な罰を考え出すことができるのか、と思いながら、同時にそんな世界に不思議と魅かれている自分がいることにも気がつく。いつの間にか怪しい心地にさせられる、そんな本だった。

ドレの神曲

原作 ダンテ 挿絵 ギュスターヴ・ドレ

翻訳・構成 谷口江里也

宝島社刊

1,429円

2010年1月28日 (木)

試練の4連戦初戦! アストンヴィラvsアーセナル戦

100127arsenal_2 いよいよ始まった試練の上位4連戦。今日のアストン・ヴィラから、ユナイテッド、チェルシー、リヴァプールのこの試合をどう切り抜けるかで今年のタイトルが見えてくる。アーセナルの先発はGKアルムニア、DFクリシー、フェルメーレン、ギャラス、サニャ、MFデニウソン、セスク、ラムジー、FWロシツキー、アルシャヴィン、エドゥアルド。

まず4分、アグボンラホールの危険なシュートをアルムニアがナイスセーブでピンチをしのぐ。9分は逆にCKからデニウソンが撃ったミドルをヴィラのシュナイデルがこちらもセーブ、両GKの集中力が得点を防いだ。

27分、これまでフル出場でアーセナルの守備を担ってきたフェルメーレンが負傷。一旦戻るが結局35分にはキャンベルに交代。DF補強したと思ったら、フェルメーレンの負傷と、なんでこんなことに。。。

46分にセスクがドリブルで運んで放ったシュートは左ゴールポストに嫌われ、リバウンドのボールに詰めたロシツキーにラムジーが重なってしまいダイレクトで打てず、絶好のチャンスを逃してしまう。前半は0-0で終了。

後半58分、エドゥアルドが負傷し一人少ない中で61分、アルシャビンが左からのシュートをGKがセーブして、そのリバウンドをロシツキーが詰めたが、これもポスト。ここでエドゥアルドに代えて3か月ぶりのベントナー!しかし一人帰ってきたと思ったら、また一人ケガとは。。。

60分代から70分代は息詰まる攻防が続く時間帯で、アーセナルが攻め込まれる展開。そして80分にロシツキーからナスリへと3枚の交代枠を使い切る。

時間も残り少なくなり、苦しい展開の多くなったアーセナルが86分、エリア前のいい位置で得たFKだったが、セスクのキックは壁に弾かれ、そこからの猛攻もかわされる。91分、アルシャビンの左からのシュートはシュナイデルがセーブ。そして最後のCKも潰されて、試合はスコアレスドローのまま終了。

引き締まったいい試合だったが、チャンスが多かったアーセナルが1点をものにできなかたったという印象が強い。前半終了間際のセスクのシュートが入っていたら、と思ってしまう。ただピンチも防いで、ヴィラのアグボンラホール、アシュリー・ヤングといった危ない選手を封じ込めたので失点もなかった。。

アウェーで引き分けたので御の字とはいえ、後のことを考えればやはり勝っておきたかった。そして何よりもフェルメーレン、エドゥアルドの負傷が痛い。ただ、ベントナーとナスリが戻ってきたのがせめてもの慰めかな。

2010年1月27日 (水)

コチネッラでクエ・コラーゲンに浸る...

100125_7100125_8ヴィーニ・ジャポンであんまり落ち着いて楽しめなかったので、その後は会場のある五条通りから大宮通りを北上、途中漬物の川勝本店によって、振る舞いのお茶と漬物を賞味、大好物の千枚漬を買ってから、最近ワイン会でお世話になっている三条のイタリアン、コチネッラで夕食。

この日は黒豚ときのこソースの手打ちパスタと、メインはクエのズッパ・ディ・ペッシェを注文。パスタは程よい甘さとコクのあるソースが、縮れた細めのパスタに良く絡んで旨かった。

そしてなんといっても、メインのクエのスープ。クエってこんなにコラーゲンたっぷりの魚だったんだな。皮の下のところが旨い魚ってなかなかないし、トロトロのスープが京野菜、蕪や里芋にしみ込んで、ただでさえ冬に甘くなる根野菜がなお甘くなって味の濃さを増している感じだ。

100125_9 この料理と共にいただいたのは初めて飲むウンブリアのワイン、修道女が作る安ウマワイン、コエノビウムの茶色バージョン。品種は普通出回っている白ラベルバージョンと同じヴェルディッキオ、トレッビアーノ、マルヴァジアだが、発酵前に果皮を長く付け込んで旨みを抽出する工程を長くとっているそうだ。だから、甘さがまろやかで深みが一段と感じられる。白ワインだけど、しっかりめのソースの料理にもきちんとフォローしてくれるだけの力が備わっている。

ということで、最後はゆったりとワインと料理を楽しんで、京都の休日は終わったのだった。しかし京都で終わっただけで、大阪ではまだまだ終わらない。その行先は?ご想像にお任せします。

2010年1月26日 (火)

ワインに酔わず、人に酔う ヴィーニ・ジャポンin京都

100125 日曜日は京都で開催の自然派ワインイベント、ヴィーニ・ジャポンに行ってきた。この日はシチリアからフランク・コーネリッセン、ロワールからフィリップ・テシエ、ボジョレーのマチュー・ラピエールといった現役バリバリの醸造家と、日本人として本場の世界に挑戦した新井順子さん、大岡弘武さんがさんかするとあって、かなりの人出になることは想像できた。

ただ、予想を超えて会場は大混雑。各インポーターのコーナーには、ワインめがけて集まる人、人、人で、なかなか到達できない。開場は1時で、自分は少しずらして3時に着いたんだけど、全く効果がなかった。

100125_2

「ワイン片手にゆったりと楽しめる試飲会」なんてのは、全然信じてなかったけど、それにしても場所の割には人が多すぎ。会場規模としては狭すぎると思う。せめて中央のスペースをもう少し確保して、試飲できるスペースを確保すべきだ。混雑の中でグラスを持ち歩くので、いつの間にか誰かに服の上にワインをひっかけられてるし。。。

確かにいろんなワインを味わえる機会ではあるけれど、あの雰囲気で飲んだとしてもどれだけ記憶に残せるだろうか。本当に期待していた醸造家も東京のみの出店とこの場で知って落胆。なんか残念な結果になってしまった。

最後の写真はシチリアの自然派の造り手、フランク・コーネリッセン。あの暴れん坊的なワインからは想像できない、やさしそうな人でした。もっとゴツい人だと想像してたんだけど、人とワインは見かけによらぬもの?

2010年1月25日 (月)

見事にやられた。 FAカップ ストークシティvsアーセナル戦

100124cesc FAカップ4回戦、アーセナルはリーグ戦で昨年デラップの超スローインにやられたストークシティ戦。この試合はGKファビアンスキ、DFが左サイドトラオレ、右コクラン、中がシルベストルと復帰のキャンベルというベテランコンビ。中盤はデニウソン、セスク、イーストモンド、FWは左ヴェラ、右ウォルコット、トップにエマニュエル・トーマス。若いメンバーだけで来ないところが、プレミアで今後強豪との過密スケジュールが待っている中で、今一つどっちつかずの感があるスタメンとなった。引き分けは再試合となるので、それだけは避けたいところではあったが。

しかし前半2分、やはりデラップのスローインからのセットプレイで早くも失点。ファビアンスキの集中直にかけた緩慢なプレイは残念だった。ストークはこれしかないので、守備は徹底的に固めているので、こうした相手には今のアーセナルは弱い。ミスも目立ち、相手にセットプレイを与えてしまうが、なんとか防ぐ。切り込めない中でようやく前半終了間際42分、相手のハンドから得たフリーキックをセスクがショートで出したところを詰めてきたデニウソンが決めて、前半1-1で折り返す。

後半はなんとかしてくれるかと期待したが、前半以上に守備の意識が強いストークになす術がない。もどかしい時間が続いた中、67分にはヴェンゲル監督が一挙に交代枠3枚を使い、若手を下げてアルシャビン、エドゥアルド、ラムジーを投入、勝負に出る。しかしこれでも流れは変わらず78分にアーセナルがゴール前で枚数で勝っていたにもかかわらず、ストークにゴールを決められてしまう。守りが崩壊して気力もうせたか、86分に追加点も決められ3-1でアーセナルがいいところなく敗れてしまった。

今日の試合はストークシティが自分たちの勝てる試合をやりきった事に尽きる。モチベーションが彼らのほうにあったということなんだろう。アーセナルはセスクをフル出場させての敗戦、このところ不振のヴェラ、ウォルコットはまたしても結果を出せず、最終的にはアルシャビン、エドゥアルド、ラムジーまで出して流れを変えられなかったということで、痛い試合となってしまった。若手選手も経験不足は否めず、デニウソン、セスクとの連携もうまくいかなかったから、アーセナルとしては持ち味も出ず、勝機も少なかった。

長い試合の中にはこういう試合もあるのは仕方ない。もはや残されたタイトルはプレミアとCLしかないからこっちに集中できるし、この敗戦がプレミアでなかったのが幸いと思って、次のアストンヴィラ戦に気持ちを切り替えていってもらいたいな。

2010年1月24日 (日)

レオナールに至る道 レオナール・フジタ展 よみがえる幻の壁画たち

100123fujita大丸神戸店で開催中のレオナール・フジタ展に行ってきた。レオナール・フジタとは藤田嗣治のことで、彼がフランス国籍を取得し、カトリックに改宗して洗礼名レオナールを得てからはこう呼ばれた。今回わざわざその名前を展覧会の名称に使っていることは、開催者の意図あってのことだろう。そして、それは実際に展覧会を鑑賞すればよく理解できた。

前半は、彼特有の乳白色の艶やかな画風に至るまでの作品群。中でもモディリアーニのような彫刻的な作品も描いていたことに驚かされた。エコール・ド・パリの時代、モンパルナスに集う画家の中で、藤田もまた彼らから少なからず影響を受けていた。そしてその中から自分のスタイルを磨き上げていったのだろう。

そして中盤は彼が自己の世界を確立した中で描き上げた大作4作品が並ぶ。一見すると裸の人物が混沌とした中に配置されていて、視点の置きどころに戸惑うがその内に中心となる人物の元に不思議と落ち着く。この感覚はミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の壁画によく似ている。もちろん迫力という点では大きく異なる。ただ、正直なところこの絵を描いた藤田の気持ちは僕には読めない。彼の作品の持つ静謐な雰囲気とはあまり合わないこの作品は、やがて人目に付かない場所に隠れ、その存在を長く消すことになる。

大きな壁画の後ろには、藤田のアトリエを再現したコーナーが置かれていて、その周りには生涯最後の仕事とした礼拝堂の壁画の習作が配置されている。そこに置かれた藤田の使った筆、絵具、作業着などはまだ画家の訪れを待っているようだ。絵の具の瓶に書かれた日本語が親近感を覚えさせてくれる。

そして最後は平和の聖母礼拝堂、通称フジタ・シャペルの壁画の習作、そして礼拝堂の映像が展示されている。習作とその映像がオーバーラップし、練り上げた構想を忠実に現実のものとした藤田の渾身の思いが伝わってくる。

これ以外にも彼が残した小さな工芸品、妻に送った小道具の数々、そして細部まで造りこまれたアトリエ、教会の模型などが展示されていて、それらは彼の気まじめな性格を映し出していて面白い。

デパートでの展覧会が少なくなってしまったが、久々に見ごたえのある素晴らしい構成の展覧会だったと思う。藤田嗣治の違う側面を知ることができたことがとても嬉しい展覧会だった。

レオナール・フジタ展 よみがえる幻の壁画たち

大丸ミュージアムKOUBE

2010年1月8日~1月28日

2010年1月23日 (土)

コンソルツィオ・ヴィニ・ティピチ・ディ・サン・マリノ テッサノ・ディ・サン・マリノ リゼルヴァ2005

100120tessanoジムでは2時間以上じっくりと汗を流す。1時間はクライム・マシン、残り1時間はトレーニング、そして風呂に入って、家に帰ればワインで晩酌。全然意味ない!って批判が飛んできそうですが、これをしないと太る一方なので。。。

で、今日の晩酌のお伴は久々に初めて体験する国からの赤ワイン。その国はサン・マリノ共和国。四方をイタリアに囲まれたアドリア海側の高台にあるこの国は、実は世界最古の共和国なんだそうだ。しかも国連にも加盟している。言語はイタリア語だから、イタリア文化圏であるけど、複雑な歴史の中で独立を保ってきた人々はさぞかし誇り高いことだろう。

このワインはサンジョヴェーゼが最低50%、残りは国が認めた品種だが、輸入元のサントリーいわくカベルネ・ソーヴィニヨンということだ。

色は濃厚で落ち着いているが、黒みはそれほど強くなく、ベルベットのような質感のあるルビー色。香りはブルーベリー、スミレ、インク、クレパスの香り。

口に含むと、穏やかで柔らかい酸味と、繊細な甘さを持った若いベリーの果実味が舌先からじっくりと広がる。そしてそれを細いがしっかりとした存在感のある詰まったタンニンが追ってくる。膨らみよりも、舌の面に添うように低く広がってくる優しい味わいが心地よい。ボリュームは小さいが、飲んでいて疲れない柔らかさ、しとやかさが印象的だ。

余韻も繊細な旨みが息長く、最後まで低さを保ちつつきれいな味わいを続けていく。

爆発するようなパワー、高揚するような湧き上がる力はないけれど、押しつけがましさのない優しい味わい、内に秘めた旨みを感じさせてくれるワインだ。小国乱立し、それらも消え去ったイタリアの中で、今も独立国の歴史を保っているサン・マリノという国のワインにふさわしい味わいと言っていいんじゃないだろうか。出る杭は打たれる、の譬えもあるし、打たれなかったからこそ現代までその歴史を伝えることができたのだから。

【Cave de Vin 4,500円?】

2010年1月22日 (金)

線の力に震える 井上雄彦 最後のマンガ展 重版 大阪版

100121最初に言ってしまおう。今年最高の展覧会だ。おそらくこれ以上衝撃的なものは残り11カ月自分が巡り合えるとは想像できない。

「スラムダンク」、「リアル」、「バガボンド」と執筆してきた漫画家、井上雄彦の展覧会ということで興味はあったが、作品の原画を集めたようなものとしか考えていなかった。しかし、入口に大きく掲げられた展示を見て、これは様子が違うと感じた。

さすがにマンガ世代、人気の作家とあって会場は高校生、大学生ばかり。いつもの美術展とは全く違う雰囲気だ。そして見に来る彼らの多くもおそらくは自分とあまり違わない感覚で来ていたのではないだろうか。

100121_2しかしエレベータを上がると、そうした期待は全く違う形で裏切られた。目の前に大きく広がっていた水墨画の幽玄とした世界に圧倒させられる。墨の濃淡、線の力を自在に書き分けて描かれた世界は自然そのものだ。

そこからある所は漫画の原稿、ある所は墨絵、線画というように、それぞれを組み合わせて、展覧会自体で一つの物語、作品として構成されている。展示も暗闇を通り抜け、突然大きな世界に開け、そして静寂の世界というように、いつのまにか見ている自分も主人公の辿った心の旅路を追体験していることに気がつく。

それにしても、作者の描写の素晴らしさには鳥肌が立った。加えられる力をこれほど自然に操れる人が画家にもいるだろうか?その世界は長谷川等伯にも通じるところがあると言っても言い過ぎでは決してない。日本画が失ってしまったものがここにこそある、そんな気がしてならなかった。

そしてこの展覧会だけは早々に画集を買わないと決めた。気に入らなかったわけではない。むしろ逆で、この世界は画集では到底振り返ることができないと気づいてしまったからだ。だから真剣に展覧会に向き合おうと思った。そして出てきたとき、それが間違っていなかったことを確信した。これほど心と体が震えた展覧会はなかったのだから。

井上雄彦 最後のマンガ展 重版 大阪版

大阪 サントリー・ミュージアム

2010年1月2日~3月14日

2010年1月21日 (木)

Top of the TABLE at last! アーセナルvsボルトン戦 

100121vermaeren相変わらずの故障者続出だけど、それでも今年は勝負強いアーセナル。トップのチェルシーとは勝ち点3差の3位につけて、日曜日と同じ顔合わせのホーム、ボルトン戦。ここで2点差以上で勝てば、試合数は上回るけど初めて首位に立つ。

スタメンは予想通りで、GKアルムニア、DFクリシー、フェルメーレン、ギャラス、サニャ、MFディアビ、デニウソン、セスク、FWはアルシャビン、エドゥアルド、ロシツキーの4-3-3。

日曜日の試合でも何度か攻め込まれていただけに油断はできないと思っていたが、この試合もエリア内まで攻め込まれ、早くも7分にはゴール前で空いた隙を詰められてのたわいない失点でまずは先行される展開に。ボールは支配するアーセナルだが、パスがちぐはぐで流れが悪い。その中で27分、デニウソンがイ・チョンヨンをエリア内で倒してしまい、このPKもアルムニアが触るが決められてしまって前半でアーセナルが2点のビハインドという予想外の展開に。

前半でなんとか詰めておきたいが、ボルトンも守備の意識が強くなかなかエリア内まで持ちこませてくれない。しかし徐々に相手の運動量も落ちてきた前半終了間際の43分、セスクから右のロシツキーにパス、ロシツキーがマークを振り切りゴール右隅に決めるビューティフルなゴールで1点差に詰め寄る。前半は1-2で終わるが、この得点は大きかった。

後半も選手交代なしだったが、52分にギャラスが相手選手の足を踏んでファウルを犯したように見えたが、審判はノーホイッスル。ここでボルトンの足が少し止まってしまったところをセスクがドリブルで運んで、今シーズン11点目の同点弾を決める。良い時間帯での同点だったが、後味の悪いシーンとなった。

これ以降はアーセナルがボールを圧倒的に支配。65分にはセスクの右コーナーキックからディアビが頭で落としたところをフェルメーレンが久々に決めて逆転の3点目。76分にはディアビに代えてイーストモンド投入となったが、ディアビはケガだったのかが心配だ。

こうなるとあと1点が是が非でも欲しいという思いがつのったところの85分には、エリア内で相手DFが詰めてくるところを細かいパスでつなぎ、アルシャビンがそこから空いた小さな隙に向けて放ったシュートが決まって久々の7点目ゴールで、ついに2点差に突き放す。この後エドゥアルドがベラと、ロシツキーがウォルコットと交代するが、試合は4-2でアーセナルが逆転勝利、1試合消化は多いものの、勝ち点差で並んで得点で勝るアーセナルが暫定ながら今季初めて首位に立った

前半不用意に2点を失ったが、今季のアーセナルはここでズルズル行かないところが頼もしい。ロシツキーの個人技、セスクの好調で同点に追いつき、そしてこのところ得点のなかったフェルメーレン、アルシャビンにゴールが生まれて、終わってみれば見ごたえのある試合となった。タイトル争いも現実味を帯びて、選手のモチベーションの高さも伝わってきた。

しかし攻撃力は文句ないけど、時折見せる守備の乱れはいただけない。ソングの欠場後、安定感に欠けてエリア内まで不用意に持ち込まれての失点が目立つ。この試合デニウソンが底に張ったけれど、危ない場面を拾えず機能していたとは言えなかった。正直ソングがいてくれたら、もう少し楽に勝てたような気がする。彼も今や替えが効かない選手なんだ、と改めて感じた試合だった。

ついに首位交代で、来週のアストン・ヴィラ戦の後はチェルシーとの直接対決だ。ディアビのケガが心配だけど、アーセナルの勢いは止まらない。ベストメンバーで、やってくれると信じよう!

2010年1月20日 (水)

ジェイミー・カラム ザ・パースート(The Pursuit)

100119jamieイギリス出身のピアノマンにしてジャズシンガー 、ジェイミー・カラムの3枚目のアルバム。ジャケットにあるように、彼はこれまで何台もステージ上でピアノを壊してきたそうだけど、このアルバムでもピアノを自在に気持ち良く操りつつ、独特のダミ声が一層心地よく響いてくる。

だいぶ前、一度だけ彼のライブに行った。場所は心斎橋のクアトロだったけど、あの天井の低いライブハウスで突然ピアノの上に立って飛び降りたパフォーマンスに驚かされた。童顔の彼は当時25歳くらいだっただろうか、Tシャツで走り回っていた彼も、その時だけはさすがに一瞬天井を気にしたように見えた気がしたが、そんな彼もいまや30歳を超えたという。そりゃ自分も歳をとるはずだよ。ジャケットの写真もあどけない顔つきからかなり精悍になったような気がする。

CDもジャズを超えていろいろな世界に挑戦し続ける彼の音楽の楽しさを満喫できるが、やはりライブでこそ彼の本領が発揮されるはず。このアルバムに合わせて、4月には久々の来日公演がなんばHatchであるそうだ。これは行かなくっちゃ、と思うんだけど席とれるかな!?

2010年1月18日 (月)

三強の争いへ! ボルトンvsアーセナル戦

100118cesc今年最初のプレミアでの試合はアウェイでのボルトン戦。雪での延期の影響で直後の水曜日には再戦となるが、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが勝っているだけに、是が非でも勝ち点3が欲しい。

この試合からセスク・ファブレガスが復帰したが、ナスリがケガで欠場と負傷者続出なのは残念。先発はGKアルムニア、DFはトラオレ、フェルメーレン、ギャラス、サニャ、MFはイーストモンド、ディアビ、ファブレガス、ロシツキー、トップはアルシャビン、エドゥアルド。

序盤守備の乱れからボルトンに攻め立てられ、2分にはゴールを決められたかと思うがわずかにオフサイドで難を逃れる。しかし時間と共にアーセナルが調子を戻していくが、その立役者はやはりキャプテン、セスク。彼がいるいないでは試合のテンポがちがう。他の選手もやりやすそうだ。彼にボールを渡せば、的確に繋いでくれるという信頼感があるんだろう。

7分にはセスクのスルーパスからエドゥアルドがGKと1対1のチャンスが生まれるもここはセーブ。12分、左からドリブルで上がってきたエドゥアルドのクロスを、中央から入ってきたセスクがエリア内でキーパーと交錯するが、ここもノーホイッスル。得点はならなかったが、セスクの動きを見るとハムストリングの負傷の影響は心配なさそうだ。

そしてゴールの期待も高まる中でやはり29分、ディアビのドリブルから作ったチャンスを、ゴール前の混戦からエドゥアルド、セスクのワンツーが決まって、セスクが選手点の欲しい時間帯で見事復帰戦ゴールを決めたさすがキャプテン!頼りになるわ。36分にはディアビが削られたシーンから、ロシツキーが選手を後ろから倒して報復したと取られて、危うくレッドかと思えたがイエローで済んで、前半はこのまま0-1でアーセナル先行のまま終了。最近のロシツキーのイライラぶりが気にかかる。。。

後半は選手交代なしで進むが、63分にイーストモンドからメリダにチェンジ。そして74分には1枚イエローをもらっているロシツキーに代えて、ようやくケガが癒えて戻ってきたガエル・クリシーがピッチに立つ。76分フリーキックのチャンスにフェルメーレンが蹴るが惜しくもバーの上。

100118merida 時間も残り少なくなってきて追加点が欲しい時間帯になった78分、セスクが早いドリブルから持ち込んで右のエドゥアルドに預けて、エドゥアルドが折り返して放ったクロスを右から上がってきていたメリダがキープ、そのまま流し込んでプレミア初ゴール、アーセナルが追加点を決めた

2点差で残り10分となり、余裕を持って見ていられる時間帯に。85分にはエドゥアルドからヴェラに代わるも、試合はこのまま0-2でアーセナルが勝ち点3を上積みして、上位2チームに離されない貴重な勝利を手にした。

全体にバタバタしたところはあり、必ずしも安心できる試合ではなかったがピンチを防いで、チャンスをものにする勝負強い展開だった。この試合復帰のセスクの動きは素晴らしく、ケガの期間がいい休養になったかのように次元の違うプレイを見せてくれた。メリダのプレミア初ゴールも良かった。おめでとう、メリダ。クリシーが帰ってきて、このところ危なかったDFに厚みが戻ったのも嬉しい。

ボルトンとの連戦の最初を制したアーセナル。4位5位に勝ち点7差をつけて、上位3強の一角に完全に入った。水曜日はホームでのボルトンとの再戦になるが、この調子を持続してさらに勝ち点3を積んでまずはユナイテッドを抜いて2位に浮上だ!

2010年1月17日 (日)

アラン・スティラン パール・ノワール ブリュット・グラン・クリュ NV

091227soutiranシャンパーニュの主要品種はシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。最近はこれ以外にもピノ・ブランや土着品種的なマイナーなものも見られるようになった。

ただ、自分の好みは昔からピノ・ノワールだ。黒ブドウで造られたシャンパーニュはブラン・ド・ノワールと呼ばれるけど、最近はそれをあえて名のらず、ピノ・ノワールという品種名をラベルに大きく打ち出したものも多くなってきているようだ。

このワインの場合パール・ノワールと書かれているが、ピノ・ノワール100%。造り手のアラン・スティランはテロワールの個性に重点を置きつ、馬による耕作など畑に重点を置く生産手法で評価を上げてきている。

色は全体にうっすらとオレンジの色合いをまとった、薄めの色調の金色。香りは焼きプリン、カフェオレ、時を置いたリンゴ、焦がしたバター、香木のような香りも感じられる。フルーティーさよりも、焦がしたニュアンスを強く感じる。泡は細かく、開けた当初は勢いが良いが、時間を経ると落ち着きつつも静かに息長く上がってくる。

口に含むと泡の優しい刺激と、かどのない細く伸びやかな酸が舌の表面に浸透してくる。甘さは強めで、後味に若干の重さも感じられる。太く落ち着きのある味わいで、中盤から余韻にかけて厚みのある味わいが展開、後半にはべっ甲飴、シナモンのニュアンスが感じられる。

余韻は最後まで太さのある味わいが少し粘る感じはあるが、息の長い酸が引き締めてくれて、飲み疲れを癒してくれる。

パワー、重量感を感じるシャンパーニュ。これが畑のストレートな特性によるものなのか、というと、若干首をひねるところはあるが、まだまだ試行錯誤なのかもしれない。これから洗練されていく要素はあると思うけど、この力強さは嫌いじゃないな。

【Cave de Terre淡路町店 5,500円】

絡み合う血統の歴史 英国王室史話

100116 ヨーロッパの歴史を読んでいると必ず出てくる血筋の話。家系図を見ないと、わからなくなってしまい途中で挫折するケースもままある。

ヨーロッパの王室は各国間で婚姻が結ばれたり、外国から迎えられて王位についた場合があるので、元をたどるとその国の人じゃない、ってことがよくある。スゥエーデン王室なんか、もとはナポレオンの部下だった人物が落下傘的に王位について、今も命脈を保ってるんだから面白い。イギリスも今の王家は元をたどるとドイツ人のハノーヴァー公爵家から入っているので、かなりドイツより。ただ、今のヨーロッパを考えると、そうした国にこだわる意味はなくなっているのだろう。

今のイギリス王室は公式にはノルマンディー公だった征服王ウィリアム1世から始まる。そこから王位をめぐって争いが続き、プランタジネット朝、ランカスター朝、ヨーク朝、チューダー朝、スチュワート朝、そしてハノーヴァー朝へと続いてきた。そして今のウィンザー家のエリザベス2世まで、歴代の王を中心にイギリスの歴史を系図に詳しく語ってくれているのがこの本だ。今でもイギリスの歴史に関してはこの本がベストだと思っている。

イギリスの歴史の難しいところを易しく説き起こしてくれた森護さんの本は大好きで、昔よく読んだものだけど、久しぶりに読み始めたのは「ばら戦争」のあたりに興味が向いたから。ランカスター家とヨーク家の争いは、シェークスピアに「リチャード3世」のインスピレーションを与えたんだけど、この争いも血筋的には近い者同士の争い。それを理解しようとするのだけど、なかなか難しい。しばらくは家系図とこの本とのにらめっこが続きそうだ。

英国王室史話

森護著

大修館書店

3,914円(購入当時:かなり昔です)

2010年1月16日 (土)

自宅でしゃぶしゃぶ大会!

金曜の夜は、定時終了後自宅にてしゃぶしゃぶ鍋を囲んでの飲み会。

今回は鍋メインと言う事で、まずはビールで開始!その後徐々にワインにシフトして持ち寄りのワインを楽しんだ。

100115僕が提供したのはこの2本。

左はドミニク・コルナンという造り手のプイィ・フュッセ レ・シェヴィリエール2006。樽をうまく効かせたバニラ・フレーヴァーの香り豊かでまろやかなワイン。ごまだれとの相性がとてもよかった。

もう一本は酸とミネラルに芯があったミシェル・ブーズロンのムルソー レ・テソン2006。こちらは厚みよりも浸透力、深みがあり、飲んだ後のきれいな酸の余韻が甘ったるくなった口の中を引き締めてくれる。

前半の肉を食いまくる体力があるときはフュッセ、後半ばて気味の時はムルソーがうまくフィットしてくれた。それぞれが時間に合った役割を果たしてくれたと思う。

最後はオーストラリアのセミヨン遅摘みデザートワインでまったりしてお開きに。結構食べたつもりだけど、野菜もあったので肉は結局少し余った。今夜はその残りでもう一度自宅しゃぶしゃぶの予定です。。。

2010年1月14日 (木)

ペトルッサ スキオペッティーノ2003 DOCコッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ

100111最近はブルゴーニュに再びハマっているけど、イタリアワインはもちろん大好き。特に酸がきれいで、果実味が充分のワインはなおのこと。

北イタリア、フリウリ州は白ワインが有名だけど、むしろ自分の中では赤ワインに注目している。特に土着品種、スキオペッティーノは最近特に知名度も上がってきているようだ。

スキオペッティーノは、スコッピアーレ(爆発する)という言葉に由来するという。食べると口の名で爆発するくらいジューシーという意味だというが、そこまではなくても酸がしっかりあり、深い果実味を備えた凝縮度の高いワインという印象を持っている。それも造り手によるのだが、このペトルッサはパオロ&ジャンニ兄弟による小規模なワイナリーだ。

色は暗く深みのあるルビー色。香りはカシス、粘土、墨、黒コショウといった重めの香りが強く出ている。

アタックはまろやかだが、時を置いて放たれるように筋のある酸が舌先から奥に向かてすっと伸びてくる。その酸に率いられるかのように、甘さのほどよいカシスエキスのような果実味が幅広に広がってくる。タンニンは少し固さもあるが、果実味を引き締めるボリューム感を保ち調和を乱さない。

余韻には再び柔らかい熟したベリーの酸味が戻り、抜けが良く口の中にきれいな旨み、程よい甘さの印象だけを残していく。

「爆発する」という名前を持つブドウから造られたワインだが、どちらかというと内向きのワインで抑制が効いた印象だった。しかしただ閉じこもるだけではない、中身の詰まった凝縮度の高いワインだった。フリウリの赤ワインに求めるものをきちんと備えた。まさにお手本のようだったな。

【酒喜屋 5,500円】

2010年1月13日 (水)

自宅で新年会、12人で18本!

連休の中日は自宅でのワイン会。この日はいつもより多い12名をお呼びして、一人一本、あて一品を持ち寄る、ホームパーティスタイルの気軽なワイン会だ。

100111_2100111_3酒飲みは料理にもこだわるのは鉄則、だけど、さすがに皆さん、よく心得たものでワインに合う料理を指定しなくても持ってきてくれるのがありがたい。

特に自作の料理も凄く凝ってます。いわく、酒にあう料理しか作る気がしないんだとか。さすがです。。。

この日のラインナップは、写真に取り漏らしたものを含めて18本だった。

100110【泡】

①ドゥブル アリアニコ・ロサート・メトード・クラッシコ2005 (イタリア) 品種:アリアニコ 

②ヴィニョーブル・ギョーム セダクション・ブリュットNV (フランス コンテ) 品種:シャルドネ

【ロゼ】

③フィッリアート シャルム・ロゼ2007 (イタリア シチリア)品種:?

④シャトー・オー・バイィ ロゼ・ド・オー・バイィ2007 (フランス AOCボルドー・ロゼ、ボルドー) 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン 

100110_2【白】

⑤ジャッファース ヴィオニエ2005 (カリフォルニア サンタ・バーバラ・ヴァレー) 品種:ヴィオニエ

⑥ロベルト・デュフォー・エ・フィス コトー・シャンプノワーズ1987 (フランス AOCコトー・シャンプノワール、シャンパーニュ) 品種:シャルドネ

⑦ルイ・カリヨン・エ・フィス ピュリニー・モンラッシェ2002 (フランス AOCピュリニー・モンラッシェ ブルゴーニュ) 品種:シャルドネ

100110_3【赤】

⑧ヴァインバウドメーヌ・マリエンタール マリエンターラー・クロスターガルテン ドミナ トロッケン2002 (ドイツ アール地方) 品種:ドミナ

⑨ラヴィニョーネ バルベーラ・ダスティ2007 (イタリア DOCバルベーラ・ダスティ ピエモンテ州) 品種:バルベーラ 

⑩ロベルト・シュヴィヨン ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・カイユ2003 (フランス AOCニュイ・サン・ジョルジュ 1erクリュ ブルゴーニュ) 品種:ピノ・ノワール

100110_41001106_2 ⑪デュジャック・フィス・エ・ペール モレ・サン・ドニ2007 (フランス AOCモレ・サン・ドニ ブルゴーニュ) 品種:ピノ・ノワール

⑫ヴァスコ・サセッティ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ リゼルヴァ1990 (イタリア DOCGブルネッロ・ディ・モンタルチーノ トスカーナ州) 品種:サンジョヴェーゼ

⑬パオロ・ベア モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ2000 (イタリア DOCモンテファルコ、ウンブリア州) 品種:サンジョヴェーゼ、サグランティーノ、モンテプルチアーノ

⑭ロイ・フレール オーセィ・デュレス プルミエ・クリュ レ・ヴァル1986 (フランス AOCオーセィ・デュレス 1erクリュ ブルゴーニュ) 品種:ピノ・ノワール

⑮ジャッキー・トルショ ブルゴーニュ2004 (フランス AOCブルゴーニュ ブルゴーニュ) 品種:ピノ・ノワール

100110_51001104 ⑯シャトー・ラグランジュ200? (フランス AOCサン・ジュリアン ボルドー) 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、プティ・ヴェルドー

⑰フランソワ・ラマルシュ ブルゴーニュ2005 (フランス AOCブルゴーニュ ブルゴーニュ) 品種:ピノ・ノワール

【日本酒】

⑱初駒 純米吟醸 無濾過生原酒(青森)

しかし、よく飲んだ。後半は正直あんまし覚えてないなぁ。今回はブルゴーニュ強化的なもくろみもあったけど、それぞれのワインが個性的で、面白いワイン会になったと思う。自分が出したニュイ・サンジョルジュも期待に違わず落ち着いた味わい、重心の低い緻密なタンニンが印象的だった。自分の好きなピノ・ノワール、少し固くて閉じこもっているくらいの風情がよく現れていた。

しかし最後は殆ど立ち呑み状態でワインに群がっていたゲスト達。すごい連休中日だったなぁ。。。

ドメーヌ・アルロー ブルゴーニュ・ルージュ ロンシヴィ2007 ACブルゴーニュ

091230arlaudbourgogne昔ワインのことなんか全然わからない頃は、造り手の差なんか気にしてなかったから、同じネーミングのワインならば一番安いものを探して買っていた。買う人間もそうならば、店だって同じで、今では信じられないが「コルトン・シャルルマーニュ」ってワインが2,980円で売られていた店もあった。今では造り手の名前も忘れてしまったけど。

ドメーヌ・アルローはモレ・サン・ドニにある古くからのドメーヌで、若いシブリアン氏が当主。農薬を極力抑えたリュットレゾネ農法による平均樹齢30年から50年のブドウから造られたワインは、ステンレスタンクで低温マセラシオンの後発酵させるが、決して過度な抽出は好まないそうだ。

このワインはジュブレ・シャンベルタン村にありながら、なぜか村名を名乗れない。ブルゴーニュの有名な畑は、南北を貫く国道74号線の西側の斜面上に位置しているが、このワインが生まれる畑はその国道の東側の平坦な場所にある。それでも東側の他の場所は村名を名乗れるのだが、そんなワインはさて?

色はやや黒みがかった、深みのある濃いルビー色。香りはフランボワーズ、漢方薬、スパイス、シナモンの香り。スパイス系の香りが強く出ている。

口に含むと穏やかな酸味ときりっとしたタンニンが感じられる。タンニンは粒子は細かいが、若いゆえのえぐみも若干ある。甘さは控えめで地味な感じはあるが、凹凸のないバランスの良い味わいと力のあるタンニンによってワインに厚みがもたらされている。堅めの味わいも重厚感を演出している。

余韻も大ぶりではないが、酸、甘さ、タンニンがうまく調和してきれいな味わいを形作り、刺激の少ない柔らかな心地よさを残す。

ACブルゴーニュにありがちな酸が立った味わいとは違う、落ち着きのある味わいだ。高揚感をもたらすほどではないけど、適度な充実感と重厚さを十二分に感じさせてくれる、よくできた高級ワイン入門編といったところかな?

【ワイン・グロッサリー 3,400円】

2010年1月11日 (月)

3連休最後はスーパータスカン オステリア・コチネッラのワイン会

100112100112_2ソウルから帰還した直後の3連休は飲みっぱなし状態。そしてその最後はまたしても京都のイタリアン、オステリア・コチネッラのワイン会に参戦した。

この日はトスカーナ特集。料理は軽く炙ったマグロに緑大根とアボカドを和えたものを乗せた和風ティックな料理と、おまけのクエの刺身。そしてボリュームのあるトスカーナ風パスタもついて、いつもながらお得な内容だった。普段はサンジョヴェーゼ系、トスカーナワインをあまり飲まない(別に嫌いじゃないんだけど)自分も、満喫させてもらった。

100112_3 ①リヴェルナーノ ラニマ2004

シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、ゲヴュルツ・トラミネール。艶やかな黄金色。蜂蜜、乳酸飲料、カラメルの香り。まろやかなアタック。酸は丸みがあり、穏やかな味わい。伸びのある酸の中にふくまれるほんのりした苦みがアクセントになり複雑さを加える。

②バッケレート サッソカルロ・テッレ・ア・マーノ・ビアンコ2006

トレッビアーノ、マルヴァジア。飴色のような濃い褐色。シェリー、鰹節、ニッキの香り。甘みのボリューム豊かで、それでいて柔らかい酒質。余韻のふくらみが大きく、長い。ふくよかだが、さらりとした旨みが潔く、かつ心地よい。

③モンテヴェルティーネ ペルゴーレ・トルテ1995

サンジョヴェーゼ。瑞々しいチャーミングな明るさをもったルビー色。ドライフラワー、バラ、枯れ葉、コショウの香り。深みのある果実味に絡む温もりのある酸が緊密に絡み合い、余韻の穏やかさにつながっていく。

④フォントディ フランチャネッロ1996

サンジョヴェーゼ。落ち着いた深く濃いルビー色。ブルーベリー、腐葉土、エスプレッソの香り。アタックから重心の低いゴージャスなタンニンが現れ、それを締める力のある酸が厚みのある味わいを形作る。余韻は優しく豊かさが広がる。

⑤レ・マッキオーレ パレオ・ロッソ1998

カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、サンジョヴェーゼ。湿り気のある沈着した暗いルビー色。イチジク、焼き魚、粒コショウ、タルトの香り。主張のあるタンニンが力強く、そこに添うようにきれいな酸がバランスを取る。中盤は繊細で、余韻も細く長い。

⑥カーゼ・バッセ ソルデイラ・リゼルヴァ1994

ブルネッロ。華やかな明るいルビー色。香りは豊かでカシス、こがした醤油、リキュール、黒オリーヴの香り。アタックから塊のような果実味。タンニンが細かく密度が高く、味わいの要素が詰まっている。余韻は一転、大きな嵐が過ぎ去った凪のような静けさが包み込む。

普段はトスカーナを飲まない自分だけど、これらのワインには確かに人を引き付けるものが備わっていると言わざるを得ないな。素敵な料理とレベルの高いワイン、京都まで足を延ばす理由はまさにこの二つ!

時効警察から舞台へ マレーヒルの幻影

100110久々に舞台を見た。時効警察コンビによる舞台、「マレーヒルの幻影」。主演は麻生久美子。

舞台はあまり大きくない場所で見た方が醍醐味がある。台詞の合間の役者の息遣いを聞くことができるからだ。以前ニューヨークで見たミュージカルでは最前列でその緊迫感を味わい、鳥肌が立った。今の大阪ではさすがにそうした贅沢は経験できないけど、それでも生の演技と向かい合えることは嬉しい。

とはいえ、久々の舞台だったものの最初は感情移入することはできなかった。舞台が世界恐慌前のニューヨーク、小説「グレート・ギャツビー」をベースにしていたものの、背景がよくわからなかった。

でも後半はようやくその世界に引き込まれ、いつの間にか演技に引き込まれていた。特に@時効警察」ではコミカルな演技を見せていた麻生久美子の素直に生きたいと思いながら、そうできない複雑な心境を演じるシリアスさが、時間を経るごとに真に迫ってきた。

大阪ではたった1日の公演だったけど、舞台の楽しさを再認識させてくれた役者の人たちに完敗、いや乾杯!

マレーヒルの幻影

シアター・ドラマシティ

2010年1月9日 14時~

大阪

2010年1月10日 (日)

雪とアフロに苦しむ アーセナルvsエヴァートン戦

100109arsenalアーセナルの2010年リーグ戦の初戦は、開幕戦で1-6と大勝したエヴァートン戦。他の試合が雪のため延期になる中、エミレーツはなんとか開催にこぎつけたけど、雪が舞い散る寒い中でのゲームとなった。

アーセナルはベストメンバーで、GKアルムニア、DFが左からトラオレ、フェルメーレン、ギャラス、サニャ、中盤がディアビ、デニウソン、サニャ、前は左エドゥアルド、右サニャ、トップがアルシャビン。

序盤はエヴァートンのほうが動きがよく、アーセナルのボールをカットして早い攻撃を仕掛けていく。その中心にいるのはエヴァートンの中盤、アフロスタイルのフェライニ。どこにいてもわかるデカい頭だけど、この日は特に動きが目立ち、アーセナルが攻撃に転じると必ず立ちはだかり、パスを遮断する。

そして先制点は12分、エヴァートンの右コーナーキックからのセットプレーが決まってしまいアーセナルが1点ビハインド。今のアーセナルは高さがないだけにセットプレーので防御は不利だけど、それが出てしまったシーン。しかし負けるわけにはいかないアーセナルは28分、ゴール前に群がる小さな隙をくぐるようになデニウソンのシュートが決まり、1-1に追いつく。徐々にアーセナルがペースを取り戻す中で、前半は1-1で終了。

後半もアーセナルペースだが、今日のアーセナルは守備が不安定で、エヴァートンの方が得点チャンスまで持っていく場面が多く見られる。セスクの代わりとなるラムジーも今日は機能していないから、チャンスが作れない。アルムニアの飛び出しも今日は特に危ない場面が目立つ。ボールは持っているが不安を感じる時間帯が続く。

雪が激しくなる中で80分、ロシツキーのパスミスに始まり、エヴァートンのピーナールに独走を許してしまい勝ち越される。82分には同じように走られてアルムニアと1対1になってしまうが、ここはアルムニアが止める。その中で、デニウソンがドリブル中に突然腰を抑えて倒れこみ、このまま担架で運ばれる心配な状況に。。。

1-2でロスタイムに突入してしまったアーセナルだったが92分、ディアビのドリブルから、ロシツキーのシュートが決まり、土壇場で2-2に追いついてなんとか引き分けに持ち込み試合終了

今日はエヴァートンのほうがいいサッカーをしていた。ホームで1-6で負けた試合を反省したか守備を固くし、その中でアーセナルのパスを早くカットし、ミスは見逃さずに速攻に持ち込んだ。その中心はアフロのフェライニ、今日ほど彼の存在がうっとうしく感じた事はない(笑)

アーセナルは2点取ったけど、その他は工夫のない単調な攻めだった。守備ももろく、やはり中盤でボールを拾ってくれていたソングの不在の影響は否めない。その中でディアビは引き分けに持ち込むお膳立てもしてくれて、苦しい試合の中でも希望を与えてくれた。デニウソンのケガは自分で倒れこんでしまっただけに心配だ。

雪とアフロに悩まされつつも、なんとか引き分けに追いついた勝負強さも見せてくれたアーセナル次の試合からファブレガスが戻ってきてくれるだろうから、これを底として上向きになることを期待しよう!

2010年1月 8日 (金)

ドメーヌ・ロシニョール・トラペ ジュヴレ・シャンベルタン2004 ACジュヴレ・シャンベルタン

100103gevrey新年となると、ワイン売り場も福袋のオンパレード。ただし、初売りを2日過ぎると、目新しいものもほとんどなくなってしまっていた。やっぱり、いいものはさっさと売れてしまう。皆さん、さすが目が肥えてます...

仕方ないので阪急百貨店で買ったのがこのワイン。前々から興味があった造り手、ロシニョール・トラペによるジュヴレ・シャンベルタン。

特級畑シャンベルタン最大の所有者、ドメーヌ・トラペは1990年に二人の子供に分割相続された。娘さんが相続し、夫の名前を冠したのがこのロシニョール・トラペ。このドメーヌではビオ・ディナミ農法を実践している。

色は黒みがかった、落ち着きのある深いルビー色。香りは皮、湿った土、スミレ、プラムの香り。

口に含むと瑞々しい若い果実の酸味が舌先からじわりと広がる。タンニンが密に詰まり、固い味わいだが、揺るぎのないがっちりした自信に満ちた印象。ジュヴレという名前から感じる骨太の味わいを見せながら若い果実味も保ち、複雑さはそれほどではないものの、果実味の充実からくる懐の深さを感じさせてくれる。

余韻は幅の広い酸が最後まで張りつつ、そこにのしかかる重めの黒いベリーの味わいがきれいに広がって、長く強靭な旨みを続けていく。

村名ワインだけど、かなり骨太で充実したタンニンは、しっかりした骨格を感じさせてくれた。造り手が信頼できれば、村名ワインも十二分にその土地の魅力を楽しめる、まさにお手本と言うべきワインだった。

【阪神百貨店 5,250円】

2010年1月 6日 (水)

寒い寒いソウルの夜

100105seoul4日は歴史的な寒波で市内のキンポ空港が1日中閉鎖になるほどだったソウル市。明けて5日は天気もよかったようで、心配しつつも無事ソウルに到着。インチョン空港経由だったけど、途中の川はうっすらと表面に氷が張っていた。

来る前の天気予報では最高気温-10度、最低気温-18度だったが、飛行機から降りた16時頃はそれほど寒さも厳しくは感じなかった。でも、夜に食事して店を出る頃にはまさに極寒!気管支が詰まって息をするのが苦しいような感じだった。こんな寒さは生まれて初めての体験だ。旭川ってこんなんだろうか?

100105seoul2_2 寒波のピークも一応この日までで、これからは若干ましになるそうだけど、やっぱ寒いわ、ソウルの夜。風邪引きの身には正直こたえます...

2010年1月 5日 (火)

ビールで新年会 in Qbrick

100103qbrick2100103qbrick1_2新年明けての最初のイベントは、本町のビールバー、Qbrickでの新年会に20名以上が集まった。自分は初参戦。

メニューはいろんな鍋で自分の受け持ち(?)はカレー鍋だったが、その他にも寄せ鍋風やらいろいろあって、好きな物をつついていくスタイル。

今日お伴に持っていったのは、大好きなグーズビールで久々のドリー・フォンティネン。酸っぱいビールは他の人の口に合わないと思っていたが、このドリーはやさしい味わいなので結構イケる人が多かった。ただ、やはり口に合わない人もいて、 好き嫌いははっきり分かれるビール。

100103qbrick3この日はスタッフA君の誕生日とあって、ハッピーバースデーの合唱とともにケーキ入刀。

15時から始まった新年会は21時ころまで盛り上がって終了。すっかり酔っ払った自分は、明日は仕事始めと言う事もあり、さすがにこの日は早めに撤収。深夜のアーセナル中継までなだれ込む余力がなかったのは言うまでもない。。。

2010年1月 4日 (月)

新年アーセナルの蹴り始め FAカップ3回戦 ウェストハム戦

100103arsenalアーセナル、新年最初の公式戦はFAカップの3回戦でのウェストハム戦。過密日程の中で引き分けると再試合になるFAカップだけに、きっちり勝って乗り切ってほしい。

メンバーはGKがファビアンスキ。DFは左サイドがシルベストル、右はサニャ、中がフェルメーレン、ギャラス。中盤は底にこの試合で離脱するソング、左がラムジー、右メリダ。FWは左エドゥアルド、右ウィルシャー、トップがヴェラ。

立ち上がりはアーセナルペースだったが、徐々に最後までもっていけない、いつものもどかしい展開に陥る。18分には相手のエリア前でのパスミスからエドゥアルドがカットしてキーパーとの1対1となり、シュートを打つもののこれを決められず、決定的なチャンスを逃す。27分、ディアマンティのシュートをセーブし、そのあとのCKも落ち着いてさばくファビアンスキの調子はいいようだ。ただ、中盤の繋がりが良くないので、チャンスが作れない。メリダの経験不足が徐々に目立ってくる。

膠着状態に陥った前半のロスタイム、中央から最前線のディアマンティにパスが通ってしまい、キーパーとの1対1をファビアンスキが反応するも止められず1-0で先制されてしまう。後で見るとオフサイドくさかったが、アーセナルも緊張感が足りなかった。

後半は選手交代なし。開始直後の48分、アーセナルがまたも裏を取られて再びGK1対1のピンチに陥るが、ファビアンスキがナイスセーブでこらえる。今日のソングは前半早々にイエローをもらっているので思い切りいけない。前半と変わらぬ煮え切らない展開に、ヴェンゲル監督はついに65分メリダに代えてディアビ、ウィルシャーに代えてナスリを投入

そしてこの選手交代から空気が変わる。中盤の溜め、相手へのプレッシャーが良くなった。特にディアビは昨年からの好調を維持して、ソングからディアビの連携からチャンスが生まれるようになり、72分にはディアビがシュート、GK弾いたところをソングが詰めるが得点ならず。得点の匂いも出てきた中で、ついに78分、ソングからヴェラ、そしてヴェラが辛抱して溜めたボールを左から入ってきたラムジーが受けて放ったシュートが決まり、アーセナルが同点に追いつく

同点では終わりたくないアーセナルだったが、83分にはソングから左サイドのヴェラ、そしてヴェラの柔らかいクロスをゴール前のエドゥアルドがヘッドで押し込みアーセナルが勝ち越す。そして試合はこのまま1-2でアーセナルがなんとか勝利した

攻撃陣は若手中心で臨んだ試合だったが、チャンスを生かしきれず最後はディアビ、ナスリでテコ入れした結果の勝利だった。ヴェラも2得点に絡んだが、後のプレイは精度に欠けて役目を果たしていたとはいえなかった。ラムジーはまずまず。ソングは二人が入ってきた後は動きが見違えるようによくなった。やっぱりやりやすかったんだろうな。

最後は結果を出して4回戦にコマを進めたアーセナル。次はミッドウィークのリーグ戦だが、これにも勝って絶対2位に進んで欲しい。まずはホッとした蹴り始めの試合だった。

2010年1月 3日 (日)

祝・アーセナルとの長期契約 新年第1声はディアビ!

100102diaby新年を迎えて、第一の懸念だったセスクのハムストリングの負傷はどうやら軽傷で済んだようだ。復帰は10~12日間かかるようで、9日のエヴァートン戦は微妙とのこと。この際あまり無理をせず、1月下旬から始まるビッグ4との連戦に万全を期してほしいな。

その他ではクリッシー、ジュルー、デニウソン、ベントナーはまだもう少しかかるようだけど、ウォルコットはエヴァートン戦に復帰するようだ。フルメンバーとまではいかないが、こうして徐々に戻ってくるはず。

それまでは主軸になってもらわなきゃならないディアビが長期契約してくれたのは嬉しい限り。去年急成長し、このところも絶好調。セスク不在、そしてなによりソングが不在となる1月は彼が中盤の攻守の要になってもらわないと困る。そのディアビの発言から。

「アーセナルと新たな契約を結ぶことができて嬉しいよ。アーセナルの長期契約だからね。」

「このチームにいることができてハッピーさ。そしてクラブを愛している。クラブを愛しているからこそ契約を長期間延長したんだ。とてもよかったと思っているし、このチームで素晴らしい時を過ごしたいと願っている。」

「ヴェンゲル監督が僕との契約を延長する決断をしたってことは、僕を信用してくれているってことだよね。だからとても幸せだし、同時にとても感謝しているんだ。なぜなら、僕に大きな信頼を与えてくれたからね。

「これからの残り6ヶ月、僕たちはとにかく取りこぼさずに勝っていかなければならない。チームは準備OKだし、心構えもできている。ゲームの質もいい。プレミアを勝ち進むための全てを兼ね備えているし、チャンピオンズ・リーグでもそれは同じさ。」

「今アーセナルはいい位置につけている。この調子を維持していきたいし、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドに近づきたい。タイトルを勝ちとる絶好のチャンスだから、そのためにも懸命にプレイしなければならないんだ。」

「次の試合に勝てば、チェルシーとは勝ち点1差に縮まる。だから次の試合がとても重要なんだ。差を詰めるためにも勝たなければならない。そうすれば、次に何が起こるかわかるはずさ。」

ディアビが言っている通り、まずは6日のボルトン戦に勝たなかればならない。そうすれば試合数で並んでMUの上を行く2位、チェルシーとは勝ち点1差に縮まる。大事な戦いで敗れてタイトルを遠ざけた去年をバネにしたチームの成長を信じよう!

2010年1月 2日 (土)

ジャン・マルク・ミヨ ブルゴーニュ・ルージュ2004 ACブルゴーニュ

091230bourgogneブルゴーニュにあって、特に今はニュイ・サン・ジョルジュに魅かれる。なぜかは分からないけど、昔かこ聖人の名前を冠した美しい名前の響きには不思議な温かさを感じていた。

しかしニュイ・サン・ジョルジュのワイン自体はそうした流麗な響きとは違って、果実味があり、アルコールのしっかりした骨太のワインという印象がある。そしてそれはある程度正しいと思っている。

このジャン・マルク・ミヨもニュイ・サン・ジョルジュを本拠とした造り手で、香りの魔術師などとも呼ばれているそうだ。ワインから香りを引き出すのが旨いという事だが、果たしてどうか。

色は少し薄濁りがある、紅茶を濃く出したしたような明るめのルビー色。香りは強く、ドライフラワー、若枝、紫蘇、鉄錆のような金属香も感じられる。

口に含むと一瞬置いてタンニンを強く含んだ黒い果実の味わいが勢い良く広がっていく。その味わいと共に、木の枝を折ったときのような香り、ブドウの皮の香りが強く香ってくる。タンニンはボリュームはそれほど強くない。中盤までには渋さも収まり、果実の甘みが緩やかに広がってくる。たしかに香りは強く出ているが、この香りが魅力的かというと味わいとのアンバランス感、突出した青さが鼻につく感は否めない。

余韻は少し粘りのある甘さが舌に残る感じがあり、もうすこし酸の勢いがあればという思いを持つ。

確かに香りは今までのACブルゴーニュ・クラスでは突出して強く出ていると思う。しかしこの香りがピノの魅力を高めているかというと?ボリューム感とインパクトはたいしたものだと思うんだけど...

【創酒タカムラ 2,500円?】

2010年1月 1日 (金)

謹賀新年

謹賀新年
あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。去年一年で延べ10万アクセスいただきました。ありがとうございます!

今年もこの調子でやっていきます。

アーセナル優勝で祝杯を挙げるのが最大の願いだな。
では!良いお年を。