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2009年11月

2009年11月30日 (月)

今からハノイ

今からハノイ
インチョン経由で行ってきます〜。到着は22時、トランジット約4時間。とほほ。。。

完敗と言うしかない アーセナルvsチェルシー戦

091130_3前節でサンダーランド戦に敗れて、ファン・ペルシー今季絶望が確実になったアーセナル。悪い流れの中で首位チェルシーとの直接対決となった。

ホーム、エミレーツでは昨季1-4の大敗を喫しているだけに雪辱戦の意味もある。先発は前がアルシャビン、エドゥアルド、中盤がデニウソン、ソング、セスク、ナスリ、DFはトラオレ、フェルメーレン、ギャラス、サニャ、GKアルムニア。

序盤はアーセナルがボールを支配して攻め込むが、堅いチェルシーの守りに阻まれて決定的なチャンスを作れない。パスは繋いでいるように見えても、最後まで切り込めずに廻してい、徐々にチェルシーに絡め取られるかのようにカットされる場面が多くなる。

そしてやはりこの男にやられた。41分、アシュリー・コールにエリア内に持ち込まれて、ゴール前のドログバに合わせて先制はチェルシー。今のFWの決定力の差を見せつけられる。そしてその直後の45分、やはり左サイドのアシュリー・コールのクロスをクリアしようとしたギャラスとフェルメーレンが重なり、フェルメーレンのオウンゴールを誘って前半で2点のビハインド

49分にはアルシャビンが押し込んでアーセナル得点か?というシーンがあったがその直前にエドゥアルドのハイキックがあったと判定されてノーゴール。運にも見放されたような雰囲気が漂う。

そして引導を渡されたのはやはりまたしてもこの男、86分にエリア外からのフリーキックをドログバに決められて0-3。試合は結局このまま2試合連続で無得点試合となる完敗を喫した。

後半は途中交代でウォルコット、ヴェラ、ロシツキーを投入したが、事態を打開できなかった。やはり中盤は厚くても、前線にコンセプトを共有できる選手が必要か?今日の試合ではそのつながりが全く見いだせなかった。セットプレイで収まるマークとなる選手不在ではチャンスも活かせない。

今シーズン最も悔しい試合となったチェルシー戦。ここであきらめずに立て直すことが必要だ。まだ終わったわけじゃないので、次節で切り替えるチーム力に期待しよう。

2009年11月29日 (日)

セスク 「アーセナルの一員であることが幸せさ」

091129cesc11月に入って状況が厳しくなってきたアーセナル。こんな時はいつものようにセスクの移籍話がもちあがってくるものだけれど、すぐに否定してくれるのはさすがキャプテンだ。Daily Mailとのインタビューで語ってくれている。

「アーセナルにいることができて幸せさ。このチームで起こっていることに関わり続けていたいんだよ。そうじゃなければ、3年前、2年前、去年に機会があれば出て行ったはずさ。」

「僕はアーセナルを信じているし、このチームで何かを成し遂げられると感じている。ヴェンゲル監督は誰よりも僕たち選手を信じてくれているし、僕もその一人なんだと思えるんだ。彼は僕にそれを見せてもくれる。だからこのチームで失敗はしたくないよ。」

「あのスティーヴン・ジェラードだってリヴァプールから出て行く機会はあったけど、彼は自分を育ててくれたチームに残ることに決めたんだ。その決意を後悔してはいないはずだよ。残留するという結論を下した以上、彼はそれが正しい選択だったと信じなければならないんだ。」

リヴァプールがジェラードとトーレスに依存している現状は、アーセナルも変わらない。セスクへの過度な依存に将来的な不安はあるけど、それでも今はどうしようもない。まずはビッグ4の座を明け渡さずに優勝争いにも絡んでいくために、セスクの頑張りに期待しよう。

ファン・ペルシーは手術、長期離脱へ...

091129persie負けられない一戦、チェルシー戦を前にして残念なニュースが入ってきてしまった。。。

親善試合でじん帯を負傷したものの6週間の離脱、と案外に軽い結果で安心していたロビン・ファン・ペルシーだったが、再検査の結果手術が必要と判断された。最低でも5ヶ月から6ヶ月の長期離脱となり、今シーズン中の復帰も難しくなった。

サンダーランド戦ではファン・ペルシー不在の穴を埋めきれなかったアーセナル。11月に入って負傷者も増えてきている。ファン・ペルシー、クリシー、ディアビに加えて、ギブス、そして軽いとは思うがギャラスもCLリエージュ戦でのアルシャビンとの接触プレイで顔面を負傷し、今日の出場が微妙だ。

今日のチェルシー戦だが、相手の方は負傷者も戻りランパードも帰ってくるようで、アーセナルの方が手薄の感は否めない。でもこの苦境を必ず乗り越えてくれるはず。

フォーメーションはいつもの4-3-3ならCFがリエージュ戦で休ませたエドゥアルド、左はアルシャビン、右はナスリ。中盤はソング、セスク、デニウソン。サイドバックは左トラオレ、右サニャ、センターがシルベストル、フェルメーレン、GKアルムニアというところだろうか。ただ、個人的にはヴェラ、ウォルコットといった自分でチャンスメイクできる選手を使ってほしい。ギャラス不在となれば、守備も不安だ。

ホームでのチェルシー戦となれば、前シーズン、今年の5月に1-4と悔しい敗戦を喫した思い出がよみがえってくる。状況は苦しいが、あの時の敗戦をバネに今節はやってくれるはず。とにかく今日だけは負けられない一戦だ!

2009年11月28日 (土)

遅ればせながら...祝・アーセナル CL決勝トーナメント進出

091128vela出張中は見ることができなかったチャンピオンズ・リーグの予選、スタンダール・リエージュ戦を今見た。先週土曜日にサンダーランド戦でリーグ戦初の完封を喫した直後だけど、特に不安はなかったが結果は2-0で勝利、決勝トーナメント進出を決めてくれた。

この試合はほぼ一方的に攻めまくっただけに、得点が2点というのは少し不満点も残るけど、好材料もあった。まずはケガから徐々に立ち直ってきたヴェラがトップでいい動きを見せてくれた。ファン・ペルシーの不在は彼にとって存在感を示すチャンスでもあるから、ここでいいパフォーマンスを見せてほしい。この試合は惜しいシュートをポストに嫌われてしまったけど、チャンスはまたあるはず。

そして9週間ぶりに復帰したデニウソンのミドルシュート。復帰戦をそつなくこなして、中盤のレギュラー復帰に大きくアピールした。中盤3枚はソング、セスク、デニウソンがファーストチョイスになりそうだ。

いい結果もあれば、残念な結果も。ギャラスが接触プレイで顔面を負傷して途中退場。そして復帰直後のギブスが骨折で3カ月以上のリタイア。やはり11月はヴェンゲル監督の言ったとおりケガ人に悩まされる月のようだ。

いよいよ明日は首位争いの生き残りをかけたチェルシー戦だ。ここで首位を破って、絶対に混戦に持ち込むためには、いいきっかけになった試合だったかもしれないな。

酔っぱらいエビと唐辛子ガニ シンガポールのシーフード

091128今週は久々にシンガポールに行ってきた。これが3回目のシンガポール。

前回去年の10月頃に行った後、シンボルマークのマーライオンに雷が直撃して、耳がもげるトラブルがあったらしい。その後修復されて、この日は再び元気(?)にライトアップされていた。

このマーライオンはやっぱり夜にみるべきだね。昼と夜じゃ全然違う。昼はそっけない石像にしか見えないもんな。

091128_2091128_3この日の夕食は、シンガポールのシーフードに舌鼓。そしてこの国のシーフードといえば定番の品をチョイス。

左はチリクラブ。甘辛いチリソースで炒めたカニで、中はとても厚い肉が詰まっている。このソースも残さずに、揚げパンなどにつけて食べるのが流儀だとか。確かにパンにつけて食べると、カニのエキスが入ったソースがとても香ばしく感じる。

右はお酒に酔っ払わせて蒸しあげられた、気の毒なブラックタイガー。スープが独特の香辛料で味付けられていて、日本にはない味。これが東南アジアのエスニック風味ってやつか?

他にもいろいろ食べたけど、やはりなんだかんだ言われても定番は外せない。3回目でようやくシンガポールらしい料理を食べることができたかな?

2009年11月27日 (金)

フュルスト ジルヴァーナ ピュア・ミネラル2006 QbAトロッケン

091123梅田のスカイビル恒例行事、ドイツ・クリスマスが今年も始まった。もうすっかりおなじみの冬の行事で、会社から帰り道にあるので時々寄り道してホットワイン、ソーセージ、ジャーマンポテト、スープなどを立ち食いしていくのも楽しみだ。

そしてドイツワインとなればここは外せない。ヘレンベルガー・ホーフさんも屋台を出してワインを直売している。試飲もできるし、コップ酒も500円で販売していて、これがなみなみと注がれるボリューム感だ。

その屋台で購入したのが、実は大好きなフランケンのシルヴァネール。ドイツ語読みならジルヴァーナか。フランケンでも最高の作り手で2003年に最優秀醸造家賞も受賞したルドルフ・フュルスト氏によるものだが、その名も「ピュア・ミネラル」というからさぞかしミネラル感があるのだろうか?

色は落ち着きのある枯れた感じの麦藁色。香りはおとなしく弱めで、石灰、黄桃の香り。

アタックは硬質で、すぐさま浸透力のあるエキス分が舌の表面からしみ込んでくる感じがする。塩っぽい味わいが特徴的で、ボリューム感はあまり感じないが、ほっこりとした柔らかさがある。微妙だがほろ苦さもあり、温野菜との相性がよさそうだ。

余韻はミネラル感がきっちりと残り、舌の表面に塩っぽさを残す独特の味わいが感じられる。最初よりも後半の方が確かなミネラル感を強く感じる。

味わいはおとなしいのに、でも中身は詰まっていて他のワインとは違う個性をしっかり持っている。シルヴァネールというつつましい品種が土地と生産者によってここまで個性的な味わいを持つことができるのが不思議だ。ミネラル感とはこういうものだ、と改めて理解できるワインだった。Good JOB!

【ヘレンベルガー・ホーフ 3,900円】

2009年11月25日 (水)

里山の雰囲気満喫 西宮船坂ビエンナーレ2009 プロローグ

三連休の最後は、西宮市で開催されているアート・イベント、西宮船坂ビエンナーレへ。今年は実はプロローグで、本格開催は2010年だという事を現地で初めて知った。しかし、こんなゆったりした場所が大阪から1時間であるなんて...

阪急宝塚駅から有馬方面のバスで20分だったが、この日は紅葉を見に行く観光客の車で途中渋滞の影響のためバスがかなり遅れていた。それでも現地に到着し、アート散策開始。少し日が陰りはじめた午後の日差しの中で、里山のあちこちに散在するアートを巡っていく。

0911231091123_9091123_10091123_11091123_12091123_13091123_14091123_15091123_16里山を散策する気持ちのいい時間を過ごせたが、その途中にあった小学校は少子化の影響で来年の春で閉校するのだそうだ。その校庭では地元の小学生がサッカーに興じ大きな声が響いていた。風情のある里山にも寂しい現実が厳としてある。

今年は19作品と比較的小規模だったが、来年はもっと多くのアート作品に出会えることだろう。来年もまたここに必ずやって来たい。そう思わずにはいられない里山の雰囲気に触れた一日だった。

2009年11月24日 (火)

タンクレディを囲む自宅ワイン会

091123_3091123_4三連休の中日は、友達がシチリア旅行で買ってきたワインを囲んでのワイン会を自宅で開催。好きな物を指定せず持ち寄ることにしていたが、とても個性的なワインが勢ぞろいした。

自分はワイン・エキスパートに合格した友人のお祝いもかねてまず泡を提供。その後はブルゴーニュのマルサネ・ロゼと、ニュイ・サン・ジョルジュ、そして最後にはやはりイタリア土着のラグレインを提供した。ラインナップは以下の通り。

1.ピエール・ペテル ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ キュヴェ・スペシアル レ・シェティヨン2000 (フランス シャンパーニュ メスニル・シュル・ジェル)

2.フィリップ・シャルロパン マルサネ・ロゼ2007 ACマルサネ (フランス ブルゴーニュ)

3.フィッリアート キアラモンテ アンソニカ2007 (イタリア シチリア)

4.ニコリーニ ヴィトフスカ2007 IGT (イタリア フリウリ・ヴェエツィア・ジューリア)

5.シャトー・グラン・ピュイ・ラコステ2001 ACポイヤック (フランス ボルドー)

6.ジャン・ルイ・ライヤール ニュイ・サン・ジョルジュ2005 ACニュイ・サン・ジョルジュ (フランス ボルドー)

7.ドンナフガータ タンクレディ2005 (イタリア シチリア)

8.マルツィアーノ・アッボナ バローロ2004 (イタリア ピエモンテ)

9.ヨーゼフ・マイヤー ラグレイン・リゼルヴァ2006 (イタリア アルト・アディジェ)

10.カルヴァドス フィネ (フランス)

この中ではニコリーニのヴィトフスカの個性的な香り、生姜湯のような香りが印象的だった。そして最後に出したラグレインの濃厚な味わい。もちろんシチリアのタンクレディも、力強いが抑制も効いて品位を保った旨さが感じられた。そしてやっぱりバローロ、酸とタンニンの活きの良さがこのワインにしかない個性だ。

091123_5091123_6091123_7091123_8これらの個性的なワインに合わせて持ち寄られた料理も個性的で、酒飲みの気持ちがわかったアテの数々。ジェノヴェーセのショートパスタ、ハモンセラーノ、カボチャをくりぬいた中にフレッシュチーズを入れたものや、この時期のお楽しみ、モンドール。そしてお客さんがやってくるたびにテーブルに並ぶ料理、パックが増えていく。そしてワインも進む進む...

最後は杏仁豆腐とお見事にデザートまで揃ってきれいに締まったワイン会。さすがに翌日まで酔いが残ってしまったのは仕方ないかな?

 

2009年11月22日 (日)

ファン・ペルシーが欠けた代償 サンダーランドvsアーセナル戦

091122arsenal代表選直後で、ロビン・ファン・ペルシーをケガで失ったアーセナル。翌週にはチェルシー戦を控えているだけに、この試合は勝たなければならない試合だ。ファン・ペルシーの穴を埋めるのはやはりエドゥアルドだった。布陣は前が中央ドゥドゥ、左ロシツキー、右ナスリ。中盤はセスク、ラムジー、ソング。DFは左トラオレ、右サニャ、中はフェルメーレン、ギャラス、GKアルムニア。

立ち上がりの5分、セスクの折り返しからロシツキーが放ったシュートは枠外に逸れる。これが決まっていれば流れも変わっていただろうが、ここからアーセナルの動きがよくない。攻撃のリズムがつかめず、引き気味のサンダーランドに捕まって思うようにゴール前に切り込めない。32分にはソングが持ち込んでエドゥアルドとのパス交換の後にエドゥアルドがフリーになったが、これを決められず決定的なチャンスを逃す。膠着状態のまま0-0で前半終了。

後半も守備を固めるサンダーランドの調子に合わせてしまい、なかなか得点の匂いがしてこない。60分にラムジーからアルシャビンに代えるも展開は変わらず。攻め手が少ないサンダーランドだから、もしやられるとすれば弱点のセットプレーしかないと思っていたが、その不安が的中してしまう。71分、サンダーランドの左のコーナーキックから、一旦ヘッドで落とされた所をダレン・ベントにねじ込まれてしまい、アーセナルが追う展開に...

その後、73分にはエドゥアルド、ロシツキーからヴェラ、ウォルコットに交代枠を使い切ってテコ入れするが、ますます守りを固めるサンダーランド相手にシュートチャンスを掴めない。87分のソングの左からの綺麗なクロスにアルシャビンが飛び込んでくるが合わない。結局これが最後のチャンスとなって0-1でアーセナルが初の無得点試合で痛い敗戦となった。

シュートも枠内はわずか3本、決定的なチャンスも少なくエアポケットのような試合になってしまった。代表選直後のアウェイ戦ということでモチベーションと体力的に心配はしていたが、まさかこうなるとは...フェン・ペルシーを欠けた直後の試合でエドゥアルドの1トップは完全に失敗して孤立、ナスリの右も機能していなかった。中盤ではソングはよく拾ってチャンスを作っていたし、後半は彼の動きが一番光っていたと思う。

ファン・ペルシーの穴を埋められるかが焦点だったが、結論は埋める選手はいないという事だった。あと6週間耐えられるのだろうか?しかも翌週はこのままチェルシー戦が待っている。これに敗れればタイトルは大きく遠のいてしまうだけに、若い選手の可能性に期待するしかないな。

2009年11月21日 (土)

ジョルジュ・デュビュッフ ボジョレ・ヌーヴォー2009 ACボジョレ

091121やはりこの日は飲まざるを得ないな。年に一度のお祭り日、ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日が今年もやって来た。しかし、年々その規模は沈静化しつつあるような気がする。

初物だから、早めに飲まないと意味がない。だから時期を逸すると不良在庫の山となる売り手にとっては厄介な商品。航空便で輸送するだけにその運賃も重なって、普通のボジョレとしては高値を付けざるを得ない。そんな取り扱いの難しさを敬遠している店もあるようだが、やはりその年の出来不出来をいち早く占う上では飲んでおきたい。

だから毎年楽しむのは一番オーソドックスな帝王のボジョレ・ヌーヴォーで十分だ。どこのコンビニでも扱っているから手に入りやすいけど、さすがに初日は梅田あたりでは他の造り手は残っていたけど、デュビュッフはなかった。やはり知名度なんだろうな。

色は落ち着いた湿り気のあるルビー。エッジは紫で、細かく色素が詰まっている感じだ。香りは熟れたバナナ、シュークリーム、バニラ、洋菓子の甘い香りが開いている。

口に含むと程よいブドウの甘さが広がり、間をおいて強靭ではないがボリュームは感じられるタンニン、そして丸みのある酸が柔らかく口の中に広がってくる。今年は近年稀に見る良い年だったという触れ込みだが、確かにいつもよりも果実味の深さが感じられる。ワインとしてまとまっていて、ヌーヴォーらしからぬ落ちつきが全体的にある。

余韻もタンニンの渋さをかすかに感じさせつつ、綺麗なブドウの味わい、適度なアルコール感が広がりながら、甘さの感覚も思いの外長く続いていく。

いつも「今年は良い出来」的な売り文句を聞かされるけど、確かにこの安定感はそうした表現もあながち嘘ではないのかもしれない。これなら他の地域の2009年もいい感じに仕上がってくれるかな?

【セブン・イレブン 1,480円(ハーフボトル)】

2009年11月19日 (木)

ブリギット・アイシンガー グリューナー・フェルトリーナー ハーゼル2007

090806vertriner 別に和食とワインを合わせる必然性は全くないと思っている。やはり和食の最高の伴侶は日本酒以外には考えられない。それも大吟醸じゃなくて、山廃あたりの純米酒くらいが最高だ。

でもあえて合わせるならば、日本古来の甲州、そしてオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーがまずは最初の選択肢に入ってくる。どちらも残糖分が比較的少ない、ありふれた表現ではあるけれども「辛口」のワインだ。

この造り手に関しては詳しい情報はないけれども、ワイナリーのHPによると中程度の高さの南向き斜面の畑で1992年から極力農薬の使用を抑えて生産しているようだ。このワインはマセラシオンなしとの事。

色は張りのある若い麦藁色。香りは甘いシロップ、セルロイド、ミルクキャラメル、白コショウのニュアンスも感じられる。

口に含むとインパクトは不思議と甘さのボリュームを感じる。酸はまろやかで突き出す感じがなくふくよか。最初のインパクトが収まると、やはりグリューナーらしい骨太の残糖が少ない、輪郭の強固な硬い味わいが支配的になる。

余韻は再び品のいい繊細な甘さの感覚が戻り、程よいながら主張のある苦味をベースにしながら心地よい旨みを息長く続けていく。

最初飲んだときはベタ甘に感じたけど、1日置いて飲んでみたら全く印象が違った。オーストリアが育んだ最強品種、その懐も深く一朝一夕に理解するのは困難なようだ。

【Cave de Terre淡路町店 3,000円以下?】

2009年11月18日 (水)

カミーユ・ジロー ジュヴレ・シャンベルタン2005 ACジュブレ・シャンベルタン

091115ブルゴーニュワインの中で、ネゴシアンワインほど評価が分かれるものはないのかもしれない。今の生産者重視の観点から一段低く見られているが、価格と品質から考えれば無視できない存在だ。

ブルゴーニュ独特の酒商は、かつてのブルゴーニュ公国の首都ボーヌを本拠とし、農家が作ったワインを樽で買ってブレンドした物を自社名で出していたことから始まる。しかし、ブルゴーニュのネゴシアンは、自ら畑を所有し秀逸なワインも産み出している。

カミーユ・ジローもボーヌを本拠とする古くからのネゴシアンだが、ただのネゴシアンではない。付き合っている作り手が違う。アルマン・ルソー、メオ・カミュゼといったトップクラスのワインを買い付けているという。

色は暗さを感じるが、清澄度の高いルビー色。香りはフランボワーズ、黒オリーブ、スミレ、ゴムのような香りも感じられる。

口に含むと最初の酸は柔らかく控え目で、まずじっとりとした赤い果実のピュアな味わいがゆっくりと広がってくる。甘さは程よくまとまっており、中盤にはやはり控え目だが優しいタンニンが口の中に広がり、そしてその渋さを酸がくるみつつ、品の良い旨みが代わって余韻へと繋がっていく。

余韻も心地よい滋味が細いながらも腰の低い味わいを長く続けていく。

心踊らされるというよりも、飲んだ後の心地よい長い余韻を与えてくれるワインだと思う。それはやはり買いつけられたブドウの質がいいから、長く保たれる強靭な味わいが作られるのだろう。ピノ・ノワールの魅力が十分感じられるネゴシアン・ワインだった。

【Cave d'Orange 5,600円?】

2009年11月17日 (火)

ヨーゼフ・マイヤー シャルドネ2007 シュド・ティロル(アルト・アディジェ)

091114_2かつてのイタリアはドイツの影響下にあった。フランク王がローマ皇帝の戴冠を受けてから、多くの皇帝たちがイタリアをその影響下に収めるべく力を費やしたが、イタリアは次第に独自の道を歩み始め今に至った。しかし地理的に近い北イタリアは今もドイツの影響を残している。

このアルト・アディジェの白ワインもそうした雰囲気を残している。ラベルはドイツ語とイタリア語の併記、そして造り手の名前もヨーゼフ・マイヤー。彼の祖先はオーストリア、インスブルックの政治家で、女帝マリア・テレジアにこの地でのブドウ畑の開墾を命じられたという由緒ある家系だそうだ。

アルト・アディジェはイタリア最北の地帯で、単一品種で作られるワインが多い。この白ワインもシャルドネによるものだが、さて?

色は若干緑がかったすっきり感のある薄めの黄色。香りはバナナ、乳酸飲料、白い花、青リンゴの香り。

口に含むとまずなめらかな甘みを感じる。そのあとじんわりと迫ってくる柔らかく穏やかな酸。北という印象の割にはそれほど鮮烈ではなく、丸みを感じる。凝縮した感じではないが、落ち着いた甘みが広がり、かすかなほろ苦さがその甘みを終盤に引き締める。味わいの膨らみは小さいものの、綺麗な飲み心地を感じさせる。

余韻は繊細な程よい甘さが口の中に広がり、優しく長く続いていく。

壮大ではないけれど、温かみと優しさ、息の長さを感じさせるワイン。饒舌ではないけれど、中身は詰まったそんな感覚が感じられるこのワインは、確かに北イタリアのワインに求める特質を保っているようだ。

【酒喜屋 3,600円】

2009年11月16日 (月)

淀川秋風景 ジョギングコースとともに

週末の午後、気楽なジョギングの風景の数々です。

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ロビン・ファン・ペルシー、靭帯断裂で長期離脱...

091116persie昨日心配したことが現実に。。。しかも一番やっちゃいけない選手が。

ロビン・ファン・ペルシーが親善試合のイタリア戦で負傷し、右足靭帯断裂の模様だ。短くても2ヶ月はアウトか?幸い手術には至らないとのことだが、こういうケガって手術しなくても治るものなのだろうか?

チェルシー戦を前にこれは痛いな。とにかくなってしまったことは仕方ないので早い回復、復帰を祈ります。それまで他の選手も怪我をしないように。。。

2009年11月15日 (日)

スペイン代表、アルゼンチンを破る! セスクは途中出場

091115cesc昨日ようやっとArsenal TVに登録した。これでリアルタイムではないけどアーセナルの試合をネットで見れる環境にはなった。ポンドが安いので年間にすると6千円ほどだから、まずはお得か。試合のほかにインタビューなんかも充実してるから結構楽しい。

今週はインターナショナル・マッチということで、プレミアはお休み。やっぱり物足りないなぁ。でもスペイン代表はきっちり親善試合とはいえ、強敵アルゼンチンを2-1で破った。得点はスペインがシャビ・アロンソのペナルティを含む2ゴール、アルゼンチンはメッシのペナルティによるものだった。

両チームともほぼ主力メンバーのガチンコ対決だったようだが、これを勝ちきったスペインの実力はやはり凄い。間違いなくブラジルと並んでワールドカップ優勝候補の筆頭だろう。セスクは後半61分にシャビに代わっての途中出場だったようだが、ワールドカップ出場も決まっているだけに、今は代表選ではケガ無しで済んでくれればいい。なんせ月末はチェルシーとの首位争い天王山が待っているんだしね。

そのセスク、ウルヴスとの試合で決めた3点目が、本国Yahoo!の投票で前節のGool of the Weekに選ばれていた。ただ、あのゴールは中央で待っていて右から入ってきたセスクに絶妙なパスを出したロビン・ファン・ペルシーのお膳立てがあってこそだ。セスクもそれをきっちり右足でトラップし、インサイドでゴール右端に決めていった技はさすがだったけど、この評価は今季ピッタリ息の合った2人の連携によるものなんだろう。

来週土曜日は再びアウェイ戦だがサンダーランド戦。今の調子なら落とすことはない相手。まずは勝って、その次に待つチェルシー戦に弾みをつけてもらいたいな。

2009年11月14日 (土)

濃くウマ 仙鳳趾(せんぽうし)

091114福島の日本酒の有名店、尊尊我無で食べた牡蠣がとても旨かった。最近友人の方も食して一発で虜になった噂の牡蠣。

なんでも北海道の釧路で採れる牡蠣だそうで、その肉質はこれが牡蠣?と思うくらいの肉厚。これがぶつ切りになって出てきた。

そして口の中に入れると、すごいミルキーな香りと味が漂う。フツーのカマンベールじゃなくて、クリームを入れて脂肪分を強化したパヴィ・ダフィノエのような味わい。

実はこの秋以降初めて食べた生牡蠣だったけど、これは癖になるね。日本種と合わすと最適だろうな。でもこの時はまだビールだった。残念。

初めて行ったけど、家からも近くて歩いても30分。実は仕事場と家の途中にあるという便利な場所だった尊尊我無。カウンターもあるようだし、また行ってみたいな。もちろん、次は最初から日本酒!

2009年11月13日 (金)

シャトー・グリュオ・ラローズ2004 AOCサン・ジュリアン

091105_2やっぱりボルドーワインは素敵だと思う。香りの複雑さ、舌触りのしなやかさ、味わいの滑らかさ、飲んだ時に思わず陶酔してしまうようなものが確かにある。

一時は高嶺の花的なワインも、価格的に落ち着いてきた。特に今店頭に入荷しているボルドーは、名が通っているものでも結構安くなっているようだ。

このグリュオ・ラローズもボルドーの格付け2級だが、最近はお手頃な価格で目にするようになっている。トップクラスの評価を得ている2級のワインに比べると、一段評価では劣る感じはあるが、決して悪い訳じゃない。ラベルにも「王のワイン、ワインの王」と掲げられている。

色は黒のつよい、濃厚で張りと深さのある暗い紫。香りはカシス、リキュール、下草、ドライフルーツ。土の香りよりも、熟した果実味の方が強く感じる。

アタックは滑らかでフルーティ。タンニンは細かく刺激は少ないが、重心の低さがありボリュームも感じられる。果実味の甘さもしっかりあり、タンニンとの絡み、バランスも品よくまとまる。欲を言えばまとまり過ぎて、高揚感がない。おいしいのだが、そこから抜けて心に残る、湧き立たせるものに欠ける感じは否めない。

しかし余韻まで程よい甘さを切らさない果実味が続き、その後には品の良いコクの深い旨さを舌の上にたっぷりと残して、その旨みが長い時間をかけてゆっくりと引いていく。中盤では控え目だったタンニンも最後の最後で底力を見せてくれる。

アタックから中盤まではまとまり過ぎて不満に感じるところもあったが、余韻の複雑さ、そして長さこそがボルドーの本領とすれば、このワインもまたボルドーワインの特質をしっかり持っていると思う。この余韻の長さ、心地よさ、ボルドーワインの他にはない楽しみはまさにここに違いない。

【Cave d'Orange 5,800円?】

2009年11月12日 (木)

塚口駅前のカジュアルイタリアン 大衆イタリア食堂アレグロ

091025_4091025_5少し前だけど、関西のワイン好きならだれしも知っている塚口の名ワインバー、ナジャを初めて訪ねた。しかし、その前にこの日ご一緒した友人の方お薦めの、カジュアルイタリアンに。

塚口駅前をぐるりと取り囲むように立つショッピングセンターの一角にあるその店は、他の店を圧倒するようにお客さんで賑わっていた。聞くと、隣の和風居酒屋も同じ系列の店で、その店に入りきれないお客さんがこの店が空いている時には、しばし待合室の如く使う事もあるんだとか。また、うまいこと回転させている事で。。。

料理も安く、気楽に何品も頼める雰囲気だ。それほど広くない店の中には大きな窯も座っていてなかなか楽しい。そして何より、この店のいいところは2千円から3千円のお安いワインが種類も多く揃っていること。

この日もシチリア産のネレッロ・マスカレーゼとネロ・ダーヴォラによるワインを楽しませてもらった。いずれもシチリアの土着品種だけど、ネロ・ダーヴォラは比較的安いワインも目にするが、ネレッロ・マスカレーゼの方はあまりお目にかからない。こうした価格帯のワインもあるってことは初めて知った。なかなかやってくれるじゃない!

塚口の駅も初めて降りたんだけど、なかなか面白いスポットがあるようだ。この店もワインと料理、そしてガヤガヤとした雰囲気は楽しませてもらった。

こうして少し腹を満たした一同は、いよいよ本丸のナジャへと突入することとなった。しかし、この後道に迷って、せっかくのほろ酔い気分がどこかに飛んで行ってしまうことに。。。

大衆イタリア食堂アレグロ 塚口

尼崎市南塚口町2-1-2 さんさんタウン2番館1F

06-6427-3910

昼 11:00~15:30(L.O.15:00)、夜 17:00~23:00(L.O.22:30)

不定休 

2009年11月11日 (水)

最強サッカーリーグへの招待 プレミア最強ガイド

091110 プレミアリーグ好きなら、誰もが見てるんじゃないだろうか。自分もお気に入りの「ENG(English News Gathering)」は、カルト的な雰囲気も漂いつつ、イングランドのサッカーチームの試合結果とともにイギリス・メディアの辛辣な報道に関する生の情報が聴ける、他にはない番組だ。

そのMCを務める西岡明彦氏が、プレミアの面白さを綴った本をだしたということで、速攻で購入した。そして期待にたがわず面白い本だった。

サッカーの母国、イングランドのサッカーに惚れこんで、それまでのテレビ会社を退社してその世界に飛び込んだ著者だけに、単なる情報集ではなく、サッカーへの熱い思いが感じられる。そしてトップリーグであるプレミアだけでなく、2部、3部といった下位リーグにも愛すべきチームが多くあり、そうしたクラブを支えるファンは家族を通じて受け継がれるものなのだ。さすがはイングランド、伝統が支える国ならではのエピソードだ。

プレミアを騒がすお金の話、個性豊かな選手、そしてタイトルを争う強豪チームの現状など、今知りたい情報が満遍なくつまっている。今の時点で、今のプレミアの状況を知るには最適なナビゲーターだ。

プレミア最強ガイド

西岡 明彦著

講談社刊

1,400円(税別)

2009年11月10日 (火)

ブルゴーニュの古酒に酔う夜...グリヴレワイン会

091109_2091109_3091109_4やっぱブルゴーニュの古酒は素敵だ。このグラスに注がれた時の紅茶のようなやわらかで品格のある色合い、特にエッジに現れるオレンジが熟成を重ねた年月の重みを語ってくるかのようだ。

この日はいつも素晴らしいヴィンテージのブルゴーニュを中心としたワイン会を主催してくださるマイミクさんのワイン会にフットサル場から直接お邪魔した。この方のワイン会は素晴らしいコスパがあるので、万難を排していつもなんとか参加させてもらっている。この日も期待に違わぬものだった。

091109_8091109_9091109_10この日は、阿波座のカジュアル・フレンチのレストラン、シンセリテでの開催。都合9種類のワインを楽しむことができたが、さすがにブルゴーニュ好きは奥が深いと思わずにいられないほどの充実のラインナップ。。。

1.ベルナール・グリヴレ シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ1972

2.ベルナール・グリヴレ クロ・ブージョ1971

3.グリヴレ・ペール・エ・フィス クロ・ド・ヴージョ1962

4.ダンブロワーズ シャンパーニュ グラン・クリュ ブラン・ド・ブラン1986

5.ドメーヌ・クレルジェ サン・トーバン 1erクリュ レ・フリオンヌ1990

6.グイヤール ジュブレ・シャンベルタン ヴィエィユ・ヴィーニュ2003

7.レ・カーヴ・ド・ラ・ロワール ボンヌゾー レゼルヴ1987

8.ドメーヌ・ド・トレヴァロン1999

9.ルイ・トラペ シャンベルタン1976

091109_11091109_121960年から1970年のブルゴーニュが4本出たけど、いずれも状態がよく、まだまだ酸が活き活きとしていて熟成の可能性を残しているようだった。タンニンも若い時の角が取れて、重心は低いが角のない滑らかで緻密な構造を有していた。

面白かったのはボンヌゾーのレゼルヴ。20年を経過しているとは思えない一本筋の通った溌剌とした酸で、甘口だと思っていたが辛口といってもいいくらいのドライな味わいは、シュナン・ブランの息の長さを十二分に感じさせてくれる面白いワインだった。

ワインを彩ってくれた料理も素敵で、サーモンとサツマイモのキッシュ、栗とタラの白子のグラタンは異なる素材を上手く合わせてくれた一品。金目鯛にアメリケンソースをかけていただく料理も、すっきりした味わいの鯛にコクのあるソースがうまく絡んでいた。そしてメインディッシュのウズラもおいしい。実は後で聞いたんだが、作っているシェフは女性だったとか。どうりで繊細できれいなお味のはず。

かくして3時間は瞬く間に過ぎていった。たまにはこうしたヴィンテージもののブルゴーニュに酔うのも悪くない。いや、また次も酔わせてもらいたいものだ。主催者M様、ありがとうございました。また次もかぶりつきます~

2009年11月 9日 (月)

ドメーヌ・ティエール サン・ペレィ2004 ACサン・ペレィ

0911061本飲んだ時に「この造り手はいい!」と思えば、その違ったワインも飲んでみたいと思うのはワイン好きの性分だろう。このワインもまさにそうした1本だった。ローヌ地方の白、マルサンヌ100%によるワインで造り手はドメーヌ・ティエール。

ローヌ地方でも目立たないが、発泡性のワインを作っている。ローヌ地方でも北部と南部に大きく分かれて、北部はシラーによる赤ワインを主体に生産しているが、このサン・ペレイは白だけしか許されていない。その白も発泡性、非発泡性いずれも造ることができるが、やはり発泡の方が多い。

このワインは非発泡性。オーク樽を使わず、ステンレスタンクで発酵。暖かい場所なので、マロラクティック発酵も行わない。

色は緑の色調が強く出た黄色。すがすがしい若草のような印象を感じる。香りはパイナップル、レモン、ドライフルーツ、杏、消しゴム、カスタードクリームのような香りも感じる。

口に含むと酸は穏やかだが決して弱くなく、芯が通っていて時間がたつと力強く舌の表面にしみ込んでくる。甘味は香りから思ったほど強くはなく、品良くまとまりべたつき感はまったく感じない。その甘みの中に、しっかりした小粒の丸薬のような苦味を感じ、この苦味が味わいをがっしりと引き締め、落ち着きをもたらしている。中盤への膨らみも申し分なく、酸、旨み、渋さが調和している。

余韻もふんわりした適度の浮揚感を漂わせながら、柔らかい程よい甘みを残しながらゆっくりと時間をかけて引いていく。

ローヌワインの白でこの価格でこの旨さはただものじゃない。以前発泡性のワインを飲んだ時の感動をスティルでも体験させてくれた。こんな造り手が潜むサン・ペレィ、恐るべし。そしてこのワインを買った濱田屋さんの店長さんが「常温でいいです」と言ってくれたのは、まさに最適アドバイス。さすが酒飲みは酒の飲み方を知っているね。両方Great JOB!

【濱田屋 3,000円?】

2009年11月 8日 (日)

タイトルの予感? ウォルヴァーハンプトンvsアーセナル戦

091107qbrick土曜日26時30分キックオフという中途半端な時間なのに、ここだけは熱いな、本町の聖地は。最高の古酒とイタリア新酒に酔った重い体のままでまたしても参戦。

この前の試合で4位のマンチェスター・シティが5試合連続ドロー、5位のトッテナムが勝っただけに、絶対に勝ち点3を獲っておきたいアーセナル。この日は降格圏内で苦しむ狼軍団、ウルヴスとの対戦。

下位に沈む相手だけに、連戦で疲れもある主力を温存するかと思ったが、ヴェンゲル監督はそんな気持ちはなかったようだ。今節で首位チェルシーと2位マンチェスター・ユナイテッドの直接対決があるだけに、確かにここはまず確実に勝ち点差を詰めておきたい。スタメンはいつもの通りで4-3-3で、前は中央ファン・ペルシー、左エドゥアルド、右アルシャビン、中盤がトップ下ファブレガスで左ディアビ、右が先発のラムジー、D091107arsenal Fは左ギブス、右サニャ、中はフェルメーレンとギャラス。GKアルムニア。

立ち上がりは不安を掻き立てるようにウルヴスが果敢に攻め込む場面が目立つ。しかしアーセナルも要所は締めて、失点までの匂いは感じなかったが、観戦している方にはイライラも募る。ただ相手も必死なだけに、ここは辛抱の局面だ。

そんな中で24分、先発のディアビがケガでソングに交代。またケガ人か、と気持ちが重くなるが、ソング投入以降プツプツと切れ気味だったアーセナルの攻撃に流れが出てくる。そして28分、セットプレーからゴール前の混戦でエドゥアルドをマークしていた相手ジュバールのオウンゴールでアーセナルが先取点

その直後には先発で張り切るラムジーの惜しい場面もあったが、試合は完全にアーセナルのペースになってきた。追加点の気配もプンプン漂い始めた雰囲気の中で、35分にはラムジーが中央をドリブルで走り、左から並走したエドゥアルドに渡して、エドゥアルドが放ったシュートはまたしても相手に当たって2点目のオウンゴール。でも、これはドゥドゥのシュートコースがうますぎたからだな。攻めているとはいえ、アーセナルにはこの試合勝利の女神が早くもほほ笑んだかのようだ。

091107cesc そして46分、今度こそ右サイドのサニャから中央のファン・ペルシー、ファン・ペルシーが自分で撃たずに、右から入ってきたセスクに右足で的確な優しいパスを出して、これはセスクが外すはずもなく決めて前半で3点目。でもこれはファン・ペルシーが9割は獲ったようなもので、サニャ、RVP、セスクの連携は教科書のようなビューティフルな得点だった!今季のファン・ペルシーの成熟を確信するような得点シーンで、これならファン・ペルシーをキャプテンにして、セスクの負担軽くしてやっていいんじゃない?前半は0-3とアーセナルが優勢のまま終了。

後半はもはやアーセナルのワンマン・ショーで、ボール・ポゼッションも8割を超えていく。66分にはセットプレーからキーパーが弾いたところをゴール前にいたアルシャビンがダイレクトで決めてダメ押しの4点目。その後71分にエドゥアルドに代えてロシツキー、74分にはアルシャビンからナスリにスイッチ。

このまま完封かな、と思っていたがやはり終盤で出てしまったこのシーン。89分にセットプレイからゴール前で競り勝ったクラドックが頭で合わせてアーセナルが失点。アウェイだし、4点取っているとはいえ、やはりこの失点は不満も感じる。

試合は1-4でアーセナルが勝って、これで11試合を終えて8勝2敗1分となり、得失点差で消化試合の多いマンチェスター・ユナイテッドを抜いて2位に浮上した。今節でチェルシーとMUがぶつかるので、この試合引き分ければ1試合少ないアーセナルが首位とは勝ち点3差となり、首位が射程圏内に入る。

余分な失点はあったけど運も味方にしているようだし、枠内シュートは6本で4点を挙げたんだから、満足すべきだろうか。そして3点目のセスク、4点目のアルシャビンの得点シーンは素晴らしかった。なにより、こういう試合で負けない所がアーセナルの実力を感じる。

勝てる試合を落とさずに勝ちきったアーセナル。じりじり順位を上げてきたこの展開、もしかしてもしかするかも、という期待が大きく広がった嬉しい試合だった

2009年11月 7日 (土)

ドメーヌ・ド・ラルロー コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ クロ・デュ・シャポー2005 

091030大分昔、ワインを飲み始めた時のワインで印象深かったワインの最たるものがある。それはアメリカ、カリフォルニアのワイナリー、クライトン・ホールというワイナリーのピノ・ノワールだった。

それは硬く殻に閉じこもった感じの味わいで、タンニンの強いピノ・ノワールだった。その時はまだ赤ワインの魅力が分からなかったけれども、何故かあの時の味わいは今も鮮烈に蘇ってくることがある。しかしここまで記憶に残っているということは、硬い味わいの中にあの時の自分は一体何を見たんだろうか?

そして、このワインを飲んだ時にまさにその味わいの記憶が甦ってきた。開けた時は硬質で塊のようなタンニンが口の中を転げまわるようだった。しかしそれに隠れていた果実味は、翌日になって真価を現し始めた。

ドメーヌ・ド・ラルローはニュイ・サン・ジョルジュを本拠とする生産者で、最近とみに評判が高くなった。ビオディナミを実践し、発酵前は3~5日のマセラシオン、その後天然酵母で長時間発酵させたのち、フィルターを通さず樽熟成。

色は上品で温かみを感じるビロードのようなルビー色。香りはオイル、粘土、クレヨン、ザクロ、赤錆の香り。

口に含むと、柔らかい若いベリー系果実味があり、その後にしっかり重心の低いタンニンの渋さが押し寄せる。タンニンは初日より格段に丸みを帯びている。そのタンニンの波が収まると、今度は細いが筋はしっかりしている角の取れた優しい酸がタンニンを洗い流そうとするかのように現れてくるが、今の時点ではタンニンが勝り、口の中に若干の収斂感を残す。ベースの果実味は赤系のブドウの甘さが程よく感じられる。

余韻は浮揚感のある旨みが口の中でボールを加えているような感覚を形成し、それが比較的長く続いていく。

この店のスタッフの方が、ラルローには固定のファンがいて、はまった人はこれを買い続けるといった事を教えてくれた。開けたては硬くて飲むにはつらいが、1日置くと格段に旨くなる。そしてその時に見せてくれるタンニンと酸と果実味のそれぞれのキャラクターの強さ、そんな所にこのワインの魅力があるのかもしれない。

【Cave d'Orange 5,550円】

2009年11月 6日 (金)

世紀末を駆け抜けた うねる線 クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

091103_7残念なことだが、また大阪の美術スポットが姿を消す。天保山のサントリー・ミュージアムが2010年で閉館するということだ。何度も足を運んだ場所だけに、とても寂しい。

この日はウィーンの世紀末美術にスポットを当てた展覧会。そしてこの時代のウィーンを語る時には外せない2人の画家、グスタフ・クリムトとエゴン・シーレを中心とした構成だ。

世紀末のウィーンはハプスブルク家の都だったが、国家はオーストリア・ハンガリー二重帝国であり、ドイツ人によるオーストリア帝国、ハンガリー人によるハンガリー王国の同君連合であった。それは2つの民族の妥協による産物だったが、しかしその2民族だけで分けられるはずもなく、多くの諸民族を内包した国家は分裂へのエネルギーをかろうじて封じ込めていた。その楔がフランツ・ヨーゼフ帝であり、ウィーンに花開いた文化芸術の力であった。

クリムトの金に彩られた装飾的な芸術は、そうした時代背景を色濃く反映している。展覧会の最初は、上流階級の生活の風景を落ち着いた雰囲気の中で軽やかに描いている作品が多い。そしてその安逸の芸術を否定するように、クリムトの芸術が現われた。

女性の裸体、怪物、性的表現などをあからさまに配置したその芸術は、当時にあってセンセーショナルを巻き起こしたであろうが、現代の自分が見れば日本の伝統的な金地の中で、その手法もまた垂らし込みのように暈された輪郭表現で描かれた作品は、確かに怪しげな興奮も覚えつつ、安らいだ雰囲気に支配されていいるように思える。

そして、師クリムトとは対照的な激しい筆致で多くの自画像を残したエゴン・シーレ。引っ掻くような線で描かれた体は捻じ曲げられ、見ていると思わず自分も同じような体制を取ろうとしていることに不意に気づく。

自画像を描かなかったクリムト、自画像を描き続けたシーレ。自分を切り刻むように描いた小さな自画像の目の周りに薄い青の色彩が施されていた。それは涙だったのだろうか、隈だったのだろうか。やがて訪れる28歳での死の予感も感じ取られる。

展覧会を見終えて心に残るものを問われれば、やはりシーレと答えざるを得ない。苦境にも諦めず自分を信じて描き続けた画家の内なるエネルギーが、この画家のうねる線には確実に宿っていると思う。

クリムト、シーレ ウィーン世紀末展

サントリー・ミュージアム(大阪・天保山)

2009年10月24日~12月23日

2009年11月 5日 (木)

暗闇だから見えるもの 長澤英俊展 オーロラの向かう所

091103_6大阪中之島の国立国際美術館で開催されている、長沢英俊の展覧会。今年69歳のアーティストはイタリアを拠点に活動しており、最近は大型だが重さを感じさせない独特の構造を成す作品を手掛けている。

この展覧会ではその中から19点を展示しているが、数の少なさは全く感じなかった。案内図のように短い解説も付いたパンフレットを見ながら、広い館内に散らされた作品を巡っていく。

不思議な空間だ。大型の作品なのに重量感をほとんど感じさせない。これまで建築家たちは重力という物理的に不可避の力を打ち消すために知恵を絞り、そして現代社会に高層建築をもたらしたが、長沢は芸術の世界にもそのノウハウを採り入れ、見事に重力の持つ圧迫感を打ち消している。

「蜻蛉」と題された作品は鉄と真鍮で作られた長さ2m以上はある作品だが、幹の太い鉄柱と高く伸びる鉄板が斜めに交差し、その先端から蜻蛉の形をした薄く切り込まれた真鍮板が垂れ下がる。素材を超えて、蜻蛉が秋草の先端に止まり、草がその重みに耐えてしなる状況にしか見えない空間を形作る彼の造形の的確さに圧倒された。

そしてやはり圧巻は暗闇の中に置かれた柱の森だろう。目が慣れるとそこに無限に続いているような白い柱が浮き上がってくる。そんなはずはないのだが、そこから光が発せられているかのようであり、浄化された空気が辺り一面に漂っているような雰囲気の中でしばし身を置く。そして壁に手を添えながら回っていくと、その森は徐々に表情を変えつつ柱が一直線に並んだ瞬間、森は神殿に変わり崇高な力がその奥に秘められているような世界を見せてくれる。

造形による無限の表現力、いつまでも留まっていたい空間の構成力、この彫刻家の魅力を堪能できる素晴らしい展覧会だった。

長澤英俊展 オーロラの向う所

国立国際美術館(大阪・中之島)

2009年10月10日~12月13日

やはりこの男、そしてナスリ CL アーセナルvsAZアルクマール戦

091105出勤前の結果確認ってところだけど、今回は快勝で前回の借りを返してくれたようだ。ホームでのリベンジ、対AZ戦でアーセナルが4-1の勝利。

スタメンはファン・ペルシー、アルシャビンの2トップで、中盤が左ディアビ、右ナスリ、中がソング、司令塔ファブレガス、DFは左にギブス、右エブエ、中はフェルメーレン、ギャラス。GKアルムニア。

得点はセスクが先制点を含む2得点。ナスリはこれが復帰以降初ゴールかな?そしていろいろ言われているディアビが結果を出してくれたのが嬉しい。ヴェンゲル監督もディアビに関しては辛抱強く使っているな。そしてアーセナルの挙げた4得点のうち3点に絡んだアルシャビンも、このところプレミアでは精彩を欠いた感じだったので、ようやく復調してきてくれたようだ。やはり冬が近づくにつれて本調子が出てくるのか?

いい試合だったようなので、見れないのがかなり残念。やっぱなんとかしないといけないか?でもそうなるとますます睡眠時間が...

2009年11月 4日 (水)

鶏とワインの調和 ちょうちょうでハロウィン

091102091102_277会の凄さに圧倒されて、もはやヘロヘロ状態になりつつも、次の目的地も待望の場所とあって重い頭を引きずりつつ雨の中藤井寺へ。

最近雑誌にもちょくちょく取り上げられている、藤井寺の鶏料理、「ちょうちょう(鳥鳥)」さん。タイムリーに今月のミーツの鳥特集にもきっちりエントリーされている。この日はハロウィンということで、仮装付きの持ち込みワイン会だ。

この日は都合10種類ほど空いたようだけど、後半はあまり記憶がないな。最初はクレマン・ブルゴーニュの泡で乾杯~。

091102_3091102_4091102_5鶏刺しは新鮮で、噛んでいると甘さがにじみ出てくる。肝、せせり、こころ、砂ずりと出て、特に砂ずりが旨かった。柔らかいのに、独特のこりっとした歯触りもあって面白い。楓やいちょうを散らしたお皿も綺麗。このいちょうの皿のニンジン、バットマンなんだけど、わかる?芸細かいなぁ。

自分がこの日持っていったのは、アンドレ・ペレのサン・ジョセフ2006。今日の炭火鶏料理と聞いて、いの一番に繊細な造りで酸がきれいな このローヌのシラーが浮かんできた。そして相性は自画自賛だが最高にピッタシ!炭の香ばしさがワインを飲んだ後格段に薫り立ってくる。こちらの店主はワイン、日本酒、焼酎と自分なんか及びもつかないエキスパートだが、この相性は気に入ってくれていたようで安心。

こうして驚愕から始まった日曜日は、豊潤と狂乱の狭間で終幕を迎えることになった。え?肝心の仮装は?そんなん、ヤバすぎて公開できるわけないじゃないっすか。。。

2009年11月 3日 (火)

驚愕のラインナップ! 昼酒極まった77会屋台村

091102091102_2091102_377年生まれの大阪・飲食業界のスタッフが集まっての一夜限りの企画、屋台村に行ってきた。

大阪北加賀屋の造船所跡は、イベント会場としては有名な場所だが、訪れたのは初めて。こういう工業地帯でワインと食事っていうのがアンバランスで良い感じだ。そして並べられたワインはシャンパーニュから白赤まで同時に30種類以上は並べられた。このワインが飲み放題なんて凄すぎる!

091102_4091102_7091102_9ワインだけじゃない。 次々と並べられる料理の数々はあっというまに参加者の胃袋に消えていく。それもそのはず。ここに集うのは料理でも評判の名店の数々。Le Caneton、チェルキオ、ダイガク、ヴィネリア・リンコントロ、マルブル・トレ、空心、羽山料理店のシェフが腕を振るう本格料理の数々。豚の丸焼きも登場だ。ヴィネリアの志摩シェフ製イカスミのリゾットも旨い。

091102_10091102_11091102_12こちらはヴィネリア・リンコントロのブース。仕事の合間にポーズをとる渋谷ソムリエは、この後ひたすらハモンセラーノを削り続ける。削り過ぎて腱鞘炎にならなかったがな?削ったハムと合わせてシェリーも1杯いただいた。脂のしっかりある生ハムとシェリーはさすがのマリアージュ。隣のチェルキオブースも、パスタなどの料理の準備に終始忙しそうだった。

091102_13全てが予想を超えたイベントだった77会屋台村。さぞや準備が大変だったことだろう。大量のワインに食事、すべてに満足のイベントだった。次があるかどうかは分からないけど、絶対にまた来たい企画となった。

12時から飲みっぱなしでへベレケ状態になった自分は、終了まで1時間を残して15時で残念ながら撤収。そして鶏を求めて次の目標地藤井寺へと移動することに。その模様はまた次回。

2009年11月 2日 (月)

アラン・レオ ブリュット・トラディシオン NV

090807 ここのところ北新地のCave d'Orangeさんには本当にお世話になっている。元々黒門市場の白木商店さんが出している店だが、北新地にあってリーズナブルな価格でワインを提供してくれる。そして時折開催する無料試飲会のクオリティの高さ。これに来ない人はもったいないオバケが出ると思うんだが、逆に来てくれない方が本当はありがたいのかも。

このシャンパーニュも無料のスパークリング試飲会で出されていたもの。シャンパーニュでビオ・ディナミを実践しているというアラン・レオのブリュット。

ビオディナミには土地の力を引き出すというプレパラシオンという調合剤を使うが、正直その組成は一般人の認識を超えた不思議なもの。しかし彼はそうした調合剤を自家製で作りだすほどの徹底ぶりだ。ビオディナミの農法自体に効果があるのか、それは自分には理解できないが、そうした農家が注ぐ畑へのこだわりはすさまじいものがあるし、それが品質の向上をもたらしているのではないかと、自分は理解している。このシャンパーニュはピノ・ノワール100%。ピノ主体のシャンパーニュが好きな自分としては外せない。

色は深みのある、少し湿り気を感じさせる黄金色。比較的大粒で力強い泡が勢い良く立ち昇ってくる。香りはイチジク、パイナップル、ホワイトチョコ、ブリオッシュの香り。

口に含むと力のある泡が舌先をグッと突き刺してくる。しかし酸はスレンダーで硬質。純度が高く、勢いがある酸が舌の中心を駆け上がってくる感じだ。がっちりした苦味が力強く、ベースも腰の低さがあり輪郭がはっきりした味わい。中盤は充実感のある、糖分の少ないドライな味わいが口の中を涼しげに広がってくる。

余韻は力強い苦味が広がり、それが収まると最後まで伸びのある酸の印象が戻ってきて、鮮烈な印象を感じる。

力強さが前面に押し出たシャンパーニュ。繊細さを期待すると少々戸惑うかもしれないが、この底力と浸透力はなかなか他のシャンパーニュには見いだせない個性だ。やっぱ面白いワインを置いてくれるな、この店は。

【Cave d'Orange 5,440円】

余韻は

2009年11月 1日 (日)

RVP、CESC、RVP! アーセナルvsトッテナム戦

091101qbrickやはりダービーは不思議な雰囲気だ。しかも3位4位の上位対決となれば。伝統のノースロンドン・ダービー、リーグ戦では145回目となるこのカード、これまではアーセナルの59勝45敗40分だそうだが、今日はまさしく勝たなければならない試合。この日は試合開始も早いので、本町のQbrickに遠征してリアルタイム観戦した。

注目されたスタメンは、GKはアルムニアが久々の復帰。ファン・ペルシーがトップで、左アルシャビン、右ベントナー、中盤がデァビ、セスク、ソング、DFがクリシー、フェルメーレン、ギャラス、サニャ。ナスリ、エドゥアルドは控えに入ったが、ロシツキーはアウト。

立ち上がりからアーセナルペースの試合だが、トッテナムも今季好調なだけに守りが堅い。さすがにレノン、モドリッチ、ドス・サントス、デフォーといった戦力が欠けているので怖さはないが、それでも安定している。前半も進むにつれて徐々にアーセナルの攻撃も噛み合わなくなり、ダービーとは思えない重い時間帯が続く。15分にはファン・ペルシーのFKからゴール前に詰めていたギャラスに通る場面はあったが、ここでのヘッドは不発。

32分にはベントナーが鼠径部のケガを再発させて自ら選手交代を要求し、急遽エドゥアルドをアップさせる。その間に36分スパーズに攻め込まれるが、フェルメーレンが戻ってカットで難を逃れる。37分にはようやくベントナーからエドゥアルドにスイッチ。

そしてついに42分、右サイドでのサニャのクロスにゴール前に突っ込んできたファン・ペルシーが右足に当てて、ほとんど蹴らずに押し込んで先制点はアーセナル。サニャは昨季問題だったクロスの精度が今季はとても良くなっているようだ。練習したか?

091101_2 その直後43分、スパーズの緊が切れた瞬間を逃さなかったセスクが中央から一人でドリブルで持ち込んで、一挙に追加点を決める!これはあまりに早すぎて、カメラも解説も、見ているファンも何が起こったか一瞬わからなかった。Qbrickでも思わず2点目直後はファン・ペルシーのチャントが鳴り響く。前半は2-0で終了。

余裕はできたが、あとは失点癖が心配。しかし主力が欠けているスパーズにはそれを詰めるだけの力がやはりない。後半も進むにつれて、ダービーらしからぬ安堵の雰囲気が漂いはじめる。復帰のアルムニアも、危ない場面はほとんどなく安定してセーブしていく。正ゴールキーパーはまだまだ渡せないか。

そして追加点は61分、右サイドでサニャからエドゥアルドにパスが渡った時点で、エドゥアルドが倒され、ファウルでゲームが止まるかと思われたがレフリーがアドヴァンテージを見ており、それをサニャが判断してスパーズのDFの足が止まった中をそのまま走り、出した横パスをGKがカットしに行ったものの弾いて、こぼれたボールをファン・ペルシーが足を出して押し込み、この試合自身2ゴールとなる3点目を決めて突き放した!

こうなれば安心して見ていられる。後はナスリのプレミア復帰が見られるかな、と期待したがこの試合では交代なし。ファン・ペルシーとアルシャビンを下げて、エブエ、ラムジーを入れるが、このまま試合は3-0でアーセナルが完勝した

このところきれまくっているファン・ペルシーが2得点で5試合連続ゴール、セスクも自分で掴んだ1得点と申し分ない結果となった。心配された守備も問題なく、ソングのポジショニングも適切だった。サニャは今季最高のパフォーマンスで2得点に絡んでくれたけど、やはり今日のMOMは文句なしRVP、ロビン・ファン・ペルシーだろう。今季は以前にあったイライラによる無謀な所がなく、チーム全体を見渡したプレイが光り、選手として完全に一枚剥けたと感じる。

これ以上ないという内容で完全にライバルを制圧したノースロンドン・ダービー。アーセナルは3位もがっちり固めてチーム状態も良くなってきたし、優勝への夢も大きく膨らんだ一戦だった。