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2009年4月

2009年4月30日 (木)

ベトナムはやはりフォーだな

090430 朝から雨模様のハノイ。晴れた日はスクーターや車の排気ガスで煙たいハノイだが、雨の日はそうした息苦しさも少し緩和される。そして、この街の少しうらびれた空気も濃くなり何とも形容しがたい雰囲気が漂う。太陽に無防備に晒されたホーチミンとは違う深さがこの町にはあると思う。

限られた時間ではそうしたハノイの雰囲気を十分感じることはできない。そんな残念な思いも残しつつ、せめて朝食はとベトナム名物のフォーを作ってもらう。

米で作ったツルツルした麺はのど越しよく、これを食べるとベトナムに来たという気になる。それとベトナムでおいしいのはソーセージ、そしてバケット。特にバケットは皮はカリッとしているんだけど柔らかく、それでいて中はふわっとしていて、これを本当は屋台なんかでサンドイッチにしてもらうと格別だ。

フォーを食べて朝からベトナム気分が沸いてきた。ただこのホテル、なぜかフォーに必要なパクチー(コリアンダー)が全く置いてなかった。パクチー好きの自分にとってはこれだけは残念至極。。。

2009年4月29日 (水)

ドメーヌ・ミットナハト・フレール ゲヴュルツ・トラミネール2007 AOCアルザス

090418 数ある白ワインの中でも最も特徴が際立つといっても過言ではなさそうなゲヴュルツ・トラミネール。ワインを飲み始めの頃にこのブドウに出会った時はかなりショッキングだったことを覚えている。このブドウの代名詞とも言えるライチの香り、ほろ苦さを伴ったトロピカルな甘さ、ワインといえばシャブリのような辛口しかないと思っていた頃にはこの味わいは革新的だった。

そして今でもこのブドウには魅了され続けている。甘い香り、そしてそれに釣り合うだけのボリューム感、飲んだ後に感じられる充足感がなんとも言えない。お子様と思われるかもしれないが、今もこのブドウには特別な思い入れがある。

そんなゲヴュルツの故郷は北イタリアのようだが、ホームグラウンドはやはりアルザス。そしてそんなアルザスは今生産者の多くがビオに取り組む土地となりつつある。

「真夜中」という神秘的な姓を持つドメーヌ・ミットナハト・フレール。完熟したブドウを使いつつも、味わいはドライなものを志向する造りだという。ワイナリーを運営するクリストフ氏の奥さんは渡仏した日本人女性だとか。さてそのワインとは?

色は透明感のあるくっきりした黄色。硬質で金属的な照りを感じる。グラスの内側に細かな泡が付いて、少しガスを含んでいるようだ。香りは特徴的なライチの他にジャスミンティー、ハチミツ、アップルパイ、百合の花といった、やはり甘さを予感させる華やかな香りが支配的だ。

口に含むとガス感は殆どなく、むしろゆったりした粘性とふくらみのある果実味、幅の広い酸味、そしてベースにある舌を引き締める感覚のあるほろ苦さがバランスよくやってくる。大柄ではないが、内に詰まった充実感と棘のないまとまりの良さを感じる。甘さを伴った果実味が収束すると、きっちりと現れてくるほろ苦い感覚。そして舌の表面に薄く広がってくるミネラル的な旨みの味わい。

余韻は中程度だが、少し力を緩めた程良い苦味の感覚と戻ってきた酸の余力が口の中を引き締め、このブドウにありがちな放埓な甘さの余韻とは一線を画す余韻を形作っていく。

ゲヴュルツの個性を生かしながら、全体を引き締めるきれいな味わいのワインと言えるだろうか。内向的なこの味わいを物足りないと感じる人もいるかもしれないが、静かな真夜中にグラスを傾けるのに厚化粧的ワインは必要ない。物思う夜に相応しく酔わせる甘さ、そしてそれをふと醒めさせる苦味を共に備えた深みのあるワインと感じた。

【大丸ワイン祭にて 3,528円】

2009年4月28日 (火)

ハノイの朝は早い

090428hanoi 朝の6時半、ハノイの道はすでに音が充満している。様々なクラクションが飛び交い、ホテルの部屋にも「早く起きろ、もう時間だ」と急き立てているかのように入ってくる。これがハノイ、ベトナムのいつもの朝の情景だ。

最初来た時はこの音がうっとうしく感じたが、今は少し心地よくも感じる。たぶん気候がまだいいので、気持ちがよいのもあるだろう。この日は曇りで気温も少し低め、半袖で少し肌寒い感じがする。今日はおそらくこんな一日だろう。

朝はホテルのビュッフェで鶏肉のフォーを作ってもらう。このフォーを食べるとベトナムに来たという実感が沸くのだ。2日間の日程が滞りなく進みますように。。。

ついにファブレガス2発! ミドルスブラ戦

090427cesc_2 ハノイ・ノイバイ空港に着いたのが21時、そしてホテルに腰を落ち着けてチャンネルを着けたらちょうどアーセナル・ミドルスブラ戦をやっていたので思わずビール片手に観戦。昨日リアルでも見ていたんだが、何回見てもいいものだ。なにせ、セスク・ファブレガス2得点、今季これまでわずか1得点にとどまっていたキャプテンの堂々たる仕事でアーセナルが快勝したのだから。

相手は降格圏内で苦戦するミドルスブラだけに、勝ちを狙って強気で攻めてくるかと思ったが、案外淡白だった。

26分、アルシャビンからベントナー、セスクとパスをつないでセスクが一旦アルシャビンにボールを預け、そしてそのボールをセスクが上がってくるところまで待ってアルシャビンがラストパス、そしてセスクが信頼にこたえてこれを見事に決めた。最近のアルシャビン-セスクのフィットぶり、連携の良さ、息の合った攻撃は敵にも脅威のはず。新たな可能性を見る思いだ。

そして67分、エブエからのパスをセスクが受けてそのまま持ち込み、飛び出しすぎた相手GKをかわしてそのままシュートを決めて今季3ゴール目となる2点目。この直後セスクはお役御免で途中交代。次のチャンピオンズリーグでのMU戦を見据えての交代となった。

アーセナルは2-0で危なげない勝利、主軸のセスクが2得点といい雰囲気で29日は敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦となった。5位のアストンヴィラが引き分けて、残り試合を考えればリーグはどうやら4位は確保したようなので、ぜひともアウェイゴールをあげて有利な展開をつかんでほしいものだ。

2009年4月27日 (月)

夕日の関西空港

夕日の関西空港
今から河内に行ってきます。

「かわち」じゃないよ、「ハノイ」ですんで。

2009年4月26日 (日)

カレーか? ソウルで食したダッカルビ

090426_2 ソウル出張の最後の夜、既に夕食は済ませてホテルに戻ったんだけど、これだけはどうしても食べておきたいと思って、ホテルから地下鉄に乗って鐘閣の一角、先日豚焼肉を食べた街にあるダッカルビの店に。

ダッカルビ、鶏肉を甘辛く炒めた料理とは聞いていた。韓国では焼肉といっても、牛、豚、鶏はきっちり分かれている場合が多いそうだ。

メニューを見ると最低2人前のようだが、さすがにそんな量は食えない。若い店員さんに「多い、1人、1人!」と英語で言ったら通じたのか1人前くらいの量で持ってきてくれた。何でもとりあえず言ってみるもんだな。

どうせ辛いのはわかっているから、相棒には冷麺をチョイス。冷麺でも日本のそばのような黒麺のものを。

しばらくすると、鉄板の上で甘辛そうなたれに絡めた鶏肉、キャベツ、餅を店員さんが焼いてくれる。入れ替わり立ち替わり店員さんが状態を見ながら焼き上げてくれる。このマメさは日本の店より行き届いているな。その間は付け合わせのキムチ、カブの酢漬け、マカロニサラダをつつく。韓国では料理を頼むと必ずこの付け合わせが何品か出てきて、しかも食べ放題。ちょうど回転寿司のガリのようにむさぼっていけるのが嬉しい。

そして肝心のダッカルビ。見た目通りに甘辛く、なぜかカレーを食べているような感じに似ていた。最初は甘味の方が強く感じるんだけど、後々辛さが効いてくる。その辛さを癒すために冷麺を口に入れるが、スープに氷が嫌というほど入っていてすごく冷たい。なにもこんなに入れなくても。。。こちらは見た目ほど辛さはなく、ツルツルの麺が心地よく喉元を下っていく。

最初は全部食べれるか?と不安に思ったが、結局完食してソウル最後の夜を満足して締めくくった。ただ、その結果の体重増と翌日の下痢はある程度予想していたこととはいえ、仕事も残っていたのでやはりきつかったのは言うまでもない。

2009年4月25日 (土)

80年の時を超えて香る弦の響き カザルス・トリオ「大公」

090405_2言わずと知れた名盤中の名盤なので、ここで紹介するのもどうかとは思うんだけど、久々に聞いてやっぱり凄いと改めて思った。

先日自宅のワイン会にお招きいただいたM夫妻の奥さんがオーケストラでバイオリンを演奏されるということで、その日も音楽関係のお客さんが多く来られていた。で、そんな所に触発されてのCDを取り出して聞いてみた。

ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番、「大公」。演奏するのは史上最高の三重奏団、カルザス・オリオ。なんと1926年の演奏が未だにこの曲の最高評価を得ているところが凄い。

しかし聞いてみればそれも納得する。確かに雑音も多い録音で最初は古さが気になった。しかし聞きすすむにつれて、そんなことは全く忘れてしまう。ただ、艶のある弦楽の響き、パブロ・カザルスの豊かなチェロの音色がこのチャーミングな音楽に豊かな潤いをもたらしている。そしてそこにジャック・ティボーのバイオリン、アルフレッド・コルトーのピアノが加わり、お互いのバランスを計っている息づかいが聞こえてきそうなほどの迫力ある演奏だ。

今まで聞いたCDの中でもこれほど美しいと思える演奏にはなかなかないし、最も繰り返し聞いてきた1枚だが、今でも全く飽きることがない。最良の音楽が80年の時間を超えて今もここにある奇跡に改めて感動。

2009年4月24日 (金)

エチベリア カルムネール・レゼルヴァ2004

090413_3 ワインの生産国に関してはあまり偏見はない方だと思うんだけど、それでもやはり好きな国への偏りは否めない。チリとかアルゼンチンも飲むことは飲むが、やはり機会は少なくなっている。

特にチリ、安くて旨いという評判は知りつつも、中にはくどいくらいの濃縮ジュースのような甘味を感じる時があって、そうした評判に対する違和感を感じずにはいられないことが多々あった。

そんなチリワインにあっても信頼できる作り手がある。それがこのヴィーニャ・エチベリア。チリに300年前にスペイン・バスクから移住してきた歴史を持つエチベリア家は、現在の地に移ってきてからも既に100年を経過している伝統のある作り手だ。ワイナリーは一族経営で、ブドウは全て70haに及ぶ自社畑から収穫されたものを使っているとのこと。そのワインの中でも、これは最近チリの土着品種として大きく世界にプッシュされたカルムネール。かつてはボルドーでも栽培されていたが、栽培の難しさからメルローにとってかわられてしまった。しかし、今やチリの個性として大きく活躍の場を得ているが、さて?

濃縮感の感じられる、黒みがかった深いルビー色。時間を置いて細い脚がじっくりと落ちてきて、アルコールの豊かさが感じられる。

香りはまずスーッとしたハッカの直接的な香りを感じる。そのバックにビニル、干しプラム、木の枝、皮、生魚といった香りも感じる。全体的に湿った香りだ。

口に含むと落ち着いた酸、その後で詰まった完熟のプラムのような味わい。タンニンはそうした果実味に比べると、抑え気味で以外に細やか。中盤のベースは甘苦いスパイス系の味わいだが、若干まだこなれていないえぐみが残る。

余韻は固い苦味が舌の側面に残るが、しっとりした甘み、ビターチョコのような感覚がふんわりと口に広がり、意外に長い。

カルムネールという品種の個性はミント的な清涼感にあるという。そうであれば、このわいんもまたそうした特性を十分感じることができた。上品さという面では少し譲るかもしれないが、くっきりした特徴を感じさせてくれるワインには違いない。

【大丸ワイン祭りにて 1,732円?】

2009年4月23日 (木)

アルシャビンが魅せた! リヴァプール戦

090422 FAカップの準決勝、ミスからの2失点で敗退の結果に終わったアーセナルリーグ戦に戻っての相手はアンフィールドでのリヴァプール戦と厳しい戦いが続く。

この日は韓国ソウルに出張のため1日遅れでビデオ観戦。ただし既にたまらず結果を知っていただけに、その驚くべき結果がいかにして生まれたのかを逆にワクワクしてプレイバック。

前半はリヴァプールが再三アーセナルのDF網を破って、フィニッシュまで持っていく場面が続く。しかしこの日はチェルシー戦の飛び出しで失点したファビアンスキが、その批判を跳ね返すべく積極的に動く。9分、ベナユンの右サイドからの切り込みを怖がらずに飛び出し、その後のリヴァプールの波状攻撃を防ぎきったところは素晴らしかった。しかし、そこまでGKに守らせる場面を作り続けるDF陣の危機感のなさはどうなんだ。。。

リヴァプール押し気味の前半だったが36分、右エリアでマッシェラーノのカット失敗をナスリが拾い、セスクからゴール前のアルシャビンに通ってアーセナルが0-1でリード。セスク-アルシャビンの相性の良さを改めて感じさせるフィニッシュとなった。

しかし後半早々48分、アーセナルの守備の緩さが露呈。サニャの緩いクリアを右エリアでカイトがカットし、最後はゴール正面のトーレスに供給、頭で押し込まれて1-1同点に追いつかれる。

そして54分、シルベストルがこれまた緩いカットでカイトに奪われ、結局そこから生まれたクロスをベナユンに決められてリヴァプールに2-1と逆転を許す。シルベストル、勘弁してくれ。。。

時間も過ぎてきた中でヴェンゲル監督は64分にここまで絡みの少ないデニウソンに代えてウォルコットを投入。66分、ファビアンスキのロングキックをゴール手前でアルシャビンがカットし、自ら放つミドルシュートを右隅に決めて同点に追いつく。前節ウィガン戦でも絶妙のポゼッションで相手DFのパスをカットして決めたシーンを思い出させるすさまじい嗅覚!

そして69分、ゴール前でのリヴァプールのクリアミスを拾ったアルシャビンが思い切りのいいシュートでハットトリックを決めて2-3と逆転!この速さ、反応の良さは凄すぎ!!

しかし72分にはリエラの左からのクロスがゴール前のトーレスに通り、それを一旦フェイントでシルベストルをかわして放つ技ありシュートでまたしても3-3の同点。これはトーレスの旨さに脱帽するしかない。トーレスのこのゴールは今季最高の芸術的ゴールだったかも?そしてまたしても簡単にフィニッシュまで持ち込ませるシルベストル。。。

そして89分、アーセナルゴール前混戦からこぼれ出たボールをウォルコットがドリブルで切り込み、ゴール中央を走り込んでいたアルシャビンがGK1対1を走りながら強烈なシュートを左足で決めて1試合4得点の離れ業

しかしロスタイム5分の中で92分、ゴール前でベナユンをゴール前でフリーにしてしまい、同点に追いつかれて試合終了アルシャビンが4得点を決めた試合だったが、すっきりヒーローにさせないルヴァプールの粘り強さで4-4の引き分けとなった

アルシャビンの抜群の決定力で4点取ったが、アーセナルとしてはDFが簡単に破られてあと1,2点取られてもおかしくない試合だった。先行する場面もあったが、むしろ引き分けで助かったのかもしれない。それにしてもDFの緩さ、緊張感、危機感のなさは深刻だクリアするなら思い切って大きく外に出すくらいにしてくれ。不用意な緩いキックで相手にカットされ、そしてピンチを招いた局面が何度あったか?ま、それはこの試合に関してはリヴァプールにも言えるんだけど。

やはり痛いのはタイトルを争うマンチェスター・ユナイテッドと差を広げてしまったリヴァプールなんだろう。そんなリヴァプールに負けなかったんだから、アーセナルの底力という点でももって瞑すべきというべきか。それにしてもアルシャビン、神だったな。CLに出せないのが何とも悔しい。。。あと今日はファビアンスキ、4点取られたけどDFの穴を埋めてよくやったかな。

2009年4月22日 (水)

立ち飲みで6千円はたく魔力 ジョバンニ

090418 先週土曜日はいつもの屋外、万博じゃない正雀の屋内コートでフットサルをした。この日は気温も上がり、屋内だと風も入ってこずに熱がこもるので結構しんどかった。ゲームが終わるとすぐにシャッター口の風の入る場所に集まって涼を取る。

そんな2時間が終わった後、やはり何かのどに入れたくなってちょうど阪急沿線でもあるし以前ワイン会でお邪魔した高槻の立ち飲み屋さんにお邪魔することにした。こういう事は思いついた時でないとなかなか勢いが出ないので、素直にそれに従うことに。阪急高槻市駅から歩いて約7~8分、JR高槻駅から京都へ線路沿いに歩いたところにあるジョバンニさん。前回スペインワイン会でお邪魔した時に、フツーのメニューの単価の安さ、そしてワインの種類の豊富さに驚いて、また別途期待と思い続けていたのだが、ようやくそれが叶った。

090418_2 090418_3

この日はまずはチェコのビール、ピルスナー・ウルケルからスタート。このお店、実はビールも充実していて、店主さんいわく「自分も好きだけど、お客さんに好きなように楽しんでほしいから」という。全く同感。別にワインだけにこだわる必要ないし、白から赤、赤からまた白に戻ってもいいと思うんだけど、今の飲み方はそうした事を邪道的に見る風潮は否めない。それを肯定的に実践する考え方には思わず乾杯!あまり堅苦しく考える必要は全くないし、飲みたい物、食べたい物を頼める雰囲気ってものを大事にしているんだろう。

090418_6 そうした考え方を踏襲しているかのように、素晴らしくバラエティに富んだワインのセレクト。グラスの種類も豊富で、イタリア、フランスから6種類。そしてシェリーも5種類を揃えている。それに加えてこの日は日本のワインから3種類。あいにく泡ものはなくなっていたけど、マスカット・ベリーAの赤と甲州の白がラインナップされていた。

特に山梨産、勝沼醸造所のアルガーノ・モンテ。マスカット・ベリーAという品種は試したことがおそらくなかったが、若いベリーの果実味とさわやかな酸味、そして膨らみもある旨みがバランスよく備わっていて、とても良くできたワインだと思った。日本のワインの近年の品質の向上には本当に驚かされる。昔自分がワインを飲み始めたときは全然魅力を感じなかったのに、今最も驚かされるワインはひょっとしたら日本産かもしれない。

090418_7料理も単価が安いのでついつい頼んでしまう。この日はガシラ、サーモン、ジャーマンポテトといったつまみを重ね、ビールやら、サングリアやら、そして当然グラスワインを飲み続けて、お勘定をする頃には5~6杯開けて当然片手を超えてしまう。そりゃ、これだけ飲んだら軽くいくやろ~。それだけの魅力を持った恐るべき立ち飲み屋さん。イベントも数多くやっているそうなので、これからお付き合いさせていただく回数も増えそうだ。しかし、やはりこの店が通勤経路でなくて良かったのかも。

イタリアン居酒屋 ジョバンニ

高槻市高槻町4-5

072-685-6019

日~木 17:00~01:00、 金・土 17:00~05:00

月曜休

                       

2009年4月21日 (火)

ボルドーはやはり年月が必要だ M邸ワイン会

090405 少し前になるけど、ローヌワイン会でお知り合いになった方のご自宅のワイン会にお邪魔した。会費制だったが、その会費を上回るワインの数々。いつもながら素晴らしいチョイスで、正直じぶんは全く真似できない。あまりバランスを考えず、自分が飲みたいものばっか脈絡なく並べるもので...

この日はブルゴーニュからローヌ、そしてボルドーまでフランスワインを中心に、自宅ワイン会とは思えない通のワインセレクトだった。

①ルイ・ド・グレネル クレマン・ド・ロワール ブリュットNV

②ヴーヴ・アルバン ブラン・ド・ブラン ブリュット

③ドメーヌ・サン・ジャック リュリー2006 AOCリュリー

④ラ・クロワ・デュロワ サンセール2006 AOCサンセール

⑤ルモワスネ ブルゴーニュ・ブラン セニュリー・ドゥ・ポサンジュ1999 AOCブルゴーニュ

⑥アラン・ブリュモン ブリュモン・ロゼ2007 ヴァン・ド・ペイ・ガスコーニュ

⑦シャトー・ドュ・ムーレ・ドュ・テンドル コート・ドュ・ローヌ・ヴィラージュ ヴィエィユ・ヴィーニュ2004 AOCコート・ドュ・ローヌ・ヴィラージュ

⑧ドメーヌ・ドュ・オー・デ・テール・ブロンシュ シャトーヌフ・ドュ・パプ1996 AOCシャトーヌフ・ ドュ・パプ

⑨シャトー・ブラネール・デュクリュ1995 AOCサン・ジュリアン

⑩プス・ドール ヴォルネイ レ・カイエレット クロ・デ・ソワソン・トゥヴレー1994 AOCヴォルネィ

⑪シャトー・ランシュ・バージュ1993 AOCポイヤック

この日一番人気は白のリュリーだったかもしれない。たしかにこの造り手のワインはミネラル感も充実して、しかも価格も安くお得感が際立っている。以前タカムラで買ったことがあったが、シャブリ的味わいに近い硬質でそれでいて旨みもある味わいに好感を持った。

しかしやはり一番のお気に入りはボルドーだった。最後のランシュ・バージュは間違いなく旨かったが、好みはその前に飲んだブラネール・デュクリュ。サン・ジュリアンらしい柔らかさ、慎ましくも中身の深さ、タンニンの細かさ滑らかさ、ボルドーに持っている好感の要素全てが詰まっていた。それもまた、10年以上の年月を経た熟成の中で培われたものだろう。若いボルドーにある角のようなものは全く感じられなかった。

やはりボルドーの本当の味わいを楽しむには時間と余裕が必要なんだろう。イラチな自分には難しい条件なのかもしれない。いや、本当に堪能しました。M夫妻、どうもありがとうございました。

2009年4月20日 (月)

ヴィネリア・リンコントロのワイン会

090420 日曜日の15時からは、最近ちょくちょく顔を出すアメリカ領事館近くのヴィネリア・リンコントロのワイン会に参加した。

会費は3千円で、しかも新地では有名店、串揚げとワインといえばこの店という感じの「なかなか」さんとのコラボだという。会費安すぎるし、どういうシステムなのかあまり聞いていなかったので自分がわからないものを人に勧めるのもどうかと思ったので今回は個人参加。

結局、そうした事は全く杞憂に過ぎなかった。入るといきなりウェルカムドリンクの如くマグナムのシャンパーニュがふるまわれた。立食でテーブルにはタパス系の料理もずらっと並んでいる。当然「なかなか」さんからシェフもやってきていて、串揚げを順次作っていく。

090420_2090420_3

ワインもかなりの種類が出ていた。泡、赤、白合わせて15種類近くはでていたんじゃないだろうか。

さすがに気温も上がってきたので赤ワインの出が遅い。白ワインは開けたそばからドンドンボトルが空になっていく。やはりこの時期はすっきりした飲み心地のいい白ワインの方が人気があるようだ。

赤ワインもシチリアのシラー、ブルゴーニュのピノ、スペインのカベルネなどバラエティに富んだラインナップだった。自分は量を絞ってとりあえず全数きっちり制覇していく。

090420_8 そんな人気の白ワインの中で、最後に出てきたのはシャブリ。左はシャブリジエンヌ、右はヴァンサン・ドーヴィサ。シャブリジエンヌは有名すぎるが、右のドーヴィサはビオロジックの生産者で、今やシャブリのトップ生産者としての評価も高いんだそうだ。

これは「なかなか」の徳大寺さんが店から持ってきたんだとか。どうりでコアなワインのはず。自分はまだ「なかなか」には言ったことはないんだけど、ビオワインの品ぞろえが凄いと行った人からよく聞いている。

090420_9 これは渋谷ソムリエが作った「まかないカレー」。何が入っているのかは不明だが、味は濃くて結構辛みもきいていた。

飲み過ぎてすこし暑くなってくると、外に出て風に当たって涼をとる。隣がアメリカ領事館とあって警備している警察官に睨まれるような感じが、さらに昼酒の気分を増して気持ちがいい。なにか悪い事をしているような気分が昼酒にとって最高のスパイスになる。

これだけ飲んで食べて3千円、近年稀に見るハイコストパフォーマンスのワイン会だった。志摩シェフいわく、こうしたイベントはやっていきたいそうだが、「今回はあくまで販促も兼ねてなので」ということで、今回参加者は得をしたと言えそうだ。

090420_10 今回お得なワイン会を企画してくれたのは、右がリンコントロの志摩シェフ、左がなかなかの徳大寺さん。2人は同い年なんだそうで、この会もそうした個人的関係があったればこそなんだろう。いや、堪能しました。次回も期待しております。

2009年4月19日 (日)

今後を占うか? FAカップ準決勝 チェルシー戦

090418_8 CLの解消を経て、今日はリーグを言ったん休んでFAカップの準決勝でのチェルシー戦。快勝アーセナルに対して、リヴァプールとの4-4ガチンコ対決を経たチェルシーとの対決は果たしてどうだろうか。ロンドン・ダービーでもあるこの試合はリーグ戦、そしてCLの今後を占う一戦といえそうだ。9万人収容のウェンブリースタジアムがソールドアウトというのも凄い。

この日はアーセナルはアデバヨールとファン・ペルシーの2トップ。セスクの相棒はデニウソンで、アルシャビンがベンチ・スタート。チェルシーは好調ドログバと攻守の要エッシェン、そしてランパードを抑えられるかが課題だ。

序盤から引き締まった試合で、両者お互いに細かなパスを繰り出しながら決定的なチャンスは演出できない。しかし17分、アデバヨールからギブス、そしてギブスのゆるやかなクロスが左に詰めていたウォルコットに入り、シュートが決まってアーセナルが先制!アーセナル、このところ好調ウォルコットが先制する良いパターンが決まってがぜん波に乗る展開だ。その後はアーセナルが攻勢を強めていくが、さすがはチェルシー、決定的な場面は防いでいく。

しかしさすがはチェルシー、32分にランパードの思い切った大きなサイドチェンジが左サイドのマルーダに通ってこのシュートが決まって同点に追いつかれる。このままに逃げ切るような展開とは思っていなかったが。。。その後チェルシーに攻め込まれる場面が続きながらも前半は1-1で終了。

後半開始後も一進一退の展開が続く中、ヴェンゲル監督は74分、これまで精彩を欠いたファン・ペルシーに代えてアルシャヴィンを投入。82分にはアデバヨールに代えてベントナーを投入していく。

しかしその直後83分、長いボールからドログバに通る所をファビアンスキが飛び出し過ぎてかわされてしまい、無人のゴールに押し込まれてチェルシーが勝ち越しの2点目

86分、デニウソンに代えてナスリを入れてくるが、局面を変えるには至らずこのまま試合は終了し、1-2でチェルシーがFAカップの決勝に進出する結果となった

試合内容で負けていたとは思わない。前半戦、同点にされる前まではアーセナルのパスサッカーが機能してチェルシーは防戦一方だった。試合を通して恐れていたランパードにミドルを打たれるような場面も殆どなかった。しかし今まで大事には至らなかったが時折露呈していたミスに完璧に付け込まれて失点を重ねた。

試合強さを見せつけたチェルシー。これまでのいい流れを止める結果となってしまったアーセナル。24歳の誕生日を勝利で飾れなかったファビアンスキにとっては苦い1日となってしまった。相手のミスを確実に得点につなげたのは、やはりチームとしての成熟度でチェルシーが勝っていたということだろう。

これでタイトルへの可能性が完全にCLに絞られてしまったアーセナルだが、ここでチームの膿が出てしまったと思えば肝心のリーグ戦、CLへの期待を減らすものではない。気持ちを切らさずにCL決勝進出へと気持ちを切り替えてほしい。

2009年4月18日 (土)

聖母のまなざし イタリア美術とナポレオン展

090413_2 京都文化博物館で開催されている展覧会。ナポレオンの故郷、コルシカ島にあるアジャクシオ市立美術館の作品によるものだそうだ。ナポレオン一族に連なる枢機卿が残したコレクションをもとにしているのだという。

この展覧会の目玉は、ルネサンスを代表する画家、ボッティチェリの聖母子像だ。若い時の作品という事で、自分が知るボッテイチェリに比べると色彩も淡く、硬さも感じられるが、やはり聖母の慈愛に満ちた表情、右下でまなざしを外に向けほほ笑む天使の柔らかな表現は魅力にあふれていた。

そしてその向かいには、ジョヴァンニ・ベリーニの聖母子像。金地に描かれたその表現方法こそ昔の形態ながら、聖母子像は伝統、教義的なものを脱して人間愛に満ちた姿で描かれている。聖母の表情からは注ぐ愛情だけでなく、一抹の悲しみ、幼子の将来を思う不安さえも感じられる。今まで見た聖母子像の中でも自然さの点で優れた珠玉の作品だと思った。

後半はナポレオン一族の肖像画が並ぶ。特に奥正面に大きく掲げられた堂々としたナポレオンの肖像、戦争を重ねて築かれた彼の栄光、その陰に失われたであろう敵味方の兵士の命、民衆の生活、そしてそうしたものの結果として集められた物を観賞する自分、複雑な気持ちがよぎる。

向き合う二つの聖母子像、そのやわらかなまなざしに触れ合うだけでも価値のある展覧会ではないかと感じた。

イタリア美術とナポレオン展

京都文化博物館

平成21年3月27日~5月24日

2009年4月17日 (金)

豚、豚、豚...韓国ソウルの焼肉屋

090416seoul1 ウォン安、旅行費用も安で大人気の韓国とあって、行きの飛行機はビジネス以外ほぼ満席だった。夜に到着してホテルに荷物を降ろし、近くで食事。この日は焼肉でも豚専門の焼肉屋を目指して深夜のソウルの街に繰り出した。

街の雰囲気は大阪とほとんど変わりない。ただ、店の看板はハングルオンリー。目指す店を見つけようとするものの、いちいち本とハングルを照らし合わせて探すから時間がかかるかかる。。。しかしなんとか見つけて10時過ぎに夕食にありついた。

さっそく豚肉3種の盛り合わせをオーダー。日本人も多いのか、ちゃんと日本語のメニューも備わっている。ここの店のユニークなところは、好みのたれにつけた豚肉を薄い餅に巻いて食べるところだ。そして豚肉も厚めで、最初見たときはこれを食うのか?と思うくらいの厚切り、大ブロックでものすごいインパクトがあった。

090416seoul2_2 付け合わせのキムチ、モヤシ、そして餅などは自由におかわりができる。もちろんレタスも出てくるので、いろいろなコンビネーションを楽しむことが出来る。でもやはり餅が不思議な感覚だ。豚肉自体ももちっとした食感があるが、それを餅に巻いてたべるので、よりねっとりした食感が楽しめる。

3種盛り合わせが25,000ウォンで、今の日本円なら約2千円だろうか。この後、豚バラと薄切りの牛肉、白飯(チゲつき)も注文、当然ビールから韓国焼酎に進んで、結局閉店12時まで居座ってしまった。おなかいっぱい食べて、しめて1人前36,000ウォン、やっぱり豚肉だから安く上がった。

韓国では豚の焼肉のほうが地元では人気があるとも聞くが、なるほどと思えるコストパフォーマンス。こういう料理を食べると、外国に来たんだということを実感する。ただ、店のまわりは大阪の難波、鶴橋の雰囲気とまったく変わんなかったけど。。。

トッサムシデ本店

韓国ソウル市鍾路区貫鉄洞43-8-1002

11:30~24:00 無休

2009年4月16日 (木)

セミ・ファイナルへ! CLビジャ・レアル戦

090414walcott CLはホームでのビジャレアル戦、今日は韓国ソウルでテレビ観戦となった。ただ昨日の飲みすぎで、若干頭が重い。。。

しかし結果はまさに解消、もとい快勝!アーセナルが3-0でビジャレアルを下して準決勝に進出を決めた。

近頃の勢いをそのまま持ってきたような試合で、まずは早い段階でウォルコットが先取点を決めてくれたのは理想的な展開。ファブレガスのヒールからウォルコットにつながってのループシュートは見事だった。

その後もアデバヨール、ファン・ペルシーと決めるべき選手がすべて点を取ってくれて、気持ちのいい勝ち方。ビジャレアルは攻守の要マルコス・セナを欠いて、しかも1人退場とあって対応できなかった。

この試合もソングがミニ・セスクばりに気の利いた相手の裏を欠くボール運びを随所に見せて、相手を霍乱していた。デニウソンが控えにまわったのも仕方ないところか。

セスクも試合結果には満足しているようだ。

「大事なのは、僕らが早い段階で得点を挙げて相手に圧力をかけ続けたいって言っていた事、そしてそれが出来たって事だ。3-0は正しい結果だよ。あと2、3点は取れたかもしれないけど、欲を張らないでおこう。」

「次がマンチェスター・ユナイテッドだなんて、信じられない。何て言ったらいいんだ?CL準決勝の相手はヨーロッパ最高、いや世界最高のチームだ。僕たちもその事は認めるよ。」

今のチーム状態であればマンチェスター・ユナイテッドにも勝てるはず!そしてその先には悔しい思いをしたあの決勝の雪辱の大舞台が待っている、そんなシーンが現実味を増してきた。ますます楽しみなCLだ。

2009年4月15日 (水)

パリジャンも愛したいぶし銀の美 相国寺 銀閣 金閣名宝の美

090413京都今出川の相国寺境内にある承天閣美術館で開催されている展覧会。昨年「ZEN」と題してパリのプチ・パレ美術館で公開された作品を集めて、日本で紹介する展覧会だった。

展示品は寺院に伝わった作品群とあって、鎌倉から室町、桃山時代の高僧にまつわる書画、寺に庇護を与えた武将の肖像画、禅寺から発祥したお茶に関連する道具の数々が並ぶ。これらは派手さはないが、一つの作品、小さな世界に込めた深さのようなものを感じる。

そして後期は江戸時代、京都で花開いた公家、寺院がパトロンとなった町人による自由な作品の数々。これらは作品もおおらかで、形にとらわれない勢い、遊び心を感じさせる。

書道はその道に通じた人でないとなかなか鑑賞しづらい。何が書いてあるのかわからないからだ。今回の展覧会では作品を詳しく紹介する文が付いていたので、何が書いてあるのかを見比べていくのも楽しい。自分がこの字だろうと思っても、実は書き下してあるので全く違う字が書かれていたことも。

書というのはその人を写すというが、室町幕府全盛を築き並ぶ人なき権勢を誇った足利義満の書は線は伸びやかで力強いが、全体の収まりが良く抑制を感じさせる作品であった。こうした書を見て面白いと思う時は、そうした人物像とアンバランスさを感じる時かもしれない。その他にも足利義政、一休、千利休といった歴史上著名な人物の書が並ぶ。

江戸時代の作品群は新たに建設された新館に並んでいた。ここでは伊藤若沖、丸山応挙の絵画、野々村仁清の陶芸が興味をひいた。特に野々村仁清の小ぶりだが、それでいてふっくらした豊かさ、いかにも手の中に包んでみたいと思わせる暖かさが感じられる茶碗が趣があった。館内には茶室も再現された場所もあり、そうした環境に置かれた茶器は一層趣を増して観る者の心に迫ってくる。

この日は訪れる人も少なく、パリ人も魅せられた日本の美の数々にゆったりと浸ることのできる展覧会となった。

相国寺 金閣 銀閣 名宝展

相国寺承天閣美術館

平成21年4月11日~平成21年9月6日

2009年4月14日 (火)

京都、枝垂れ桜を訪ねて

日曜日は最後の桜を見に京都へ。既に多くの桜はかなり散っていたが、枝垂れ桜はいまが満開となっていた。鴨川沿いからひとすじ入った寺町通りの小さな寺の枝垂れ桜たち。

まずは本満寺。日蓮宗のお寺の境内の枝垂れ桜。柔らかな綿のような花。

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光明寺の桜。門より高く張り出す姿がカッコいい。

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天寧寺境内の桜。

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上御霊神社境内の桜。怨霊を神と祭るこの神社にも、慰めるべくか桜は咲くものだ。

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いずれの場所も殆ど人がいなかった。咲き誇る桜を独り占めする贅沢な京都の一時。

2009年4月13日 (月)

アジエンダ・アグリコラ・ラジャラ ピノ・グリージオ・ロゼ

090411_2 今年は桜の花の持ちがよかったようだ。咲いてからしばらく気温の低い日が続いたせいで、2週にわたって満開の花が楽しめた。これからどんどん暑くなってくるだろうし、そうなると赤から白へと嗜好も変化。。。

その中間にあるロゼが雑誌で取り上げられていた。確かに春の季節には相応しい雰囲気を持っている。そんな中でこのワイン、いやスパークリングを楽しむことにした。イタリアのヴェネト州のロゼ、ブドウは普通は白ワインとして作られるピノ・グリージョ(ピノ・グリ)。

ピノ・グリのグリは「灰色」という意味で、ブドウの皮も紫がかった色をしているということは知っていたが、ロゼワインまで作れる程とは知らなかった。このワイナリーはヴェネト州、ヴェニスから北約50キロにあり、ピオ・ディナミで栽培されたブドウを近代的かつ清潔な工場で醸造していると、彼らのHPには書かれていた。さて実際の味は?

色は淡いローズピンク。泡は細かく、注いだ時はボリューム感があり、それが収まった後も静かに立ち上ってくる。香りはイチゴ、すりおろしリンゴ、少し十円玉のような銅っぽい香りもある。

口に含むとガスは比較的細かく、柔らかい。酸も締まった感じで、若いイチゴのような感覚。果皮からくるのだろうか、タンニン的な要素も感じられ、渋さも十分感じられる。少し果実味の厚み、深さに物足りないところはあるが、香りと味わいのバランスは良く取れている。おそらくはタンク発酵によるシャルマ方式だとは思うのだが、それでも泡は細かい。

余韻は中くらいで、少し舌の横側を収斂するような感覚が残る。最後の旨みの感覚は少ないが、すっきりした味わいでこの軽快なワインにはふさわしいのかもしれない。

ピノ・グリでこれだけ「赤い」ロゼができるというのは意外だった。ピノ・グリージョというブドウが見せてくれた違う一面、やはりワインは奥深い。

【Cave de Terre淡路町店 2,500円?】

2009年4月12日 (日)

アーセナルは一人にやられてしまうのか?ウィガン戦

090411 チャンピオンズ・リーグ、アウェイでのビジャレアル戦を1-1で乗り切ったアーセナル、リーグ戦に戻って8位のウィガンとの戦い。DFの要、ギャラスが今季絶望、守護神アルムニアも負傷で2、3週の欠場を強いられた中での試合だが、GKファビアンスキの動きにも注目できる。

今日はアデバヨールをベンチに置いて、ベントナー1トップ、トップ下にセスク、中盤にアルシャビン、デニウソン、ソング、ウォルコット、DFはトゥレ、ジュルー、ギブス、サニャという布陣。

前回は芝がひどくて地肌の土が剥き出ていたJJBスタジアムだが、今日はうってかわって芝目がきれいだ。アーセナル、これならパスもやりやすいだろう。前半10分ゴール前、セスクからソングへ短いパス、そして再びセスクへとパスが返されてセスクのシュートとなったが右枠の外。小気味良いパス回しでの攻撃が出て、この試合もセスクの動きはいいようだ。

しかし前半18分、ゴール前の混戦で放たれたミドのボレー、ファビアンスキも反応して手に当てたが、勢いが強くそのままゴールに入って先制はウィガン

前半アーセナルの守備が甘く、自陣でウィガンに奪われてピンチを迎える場面が目立つ。前半30分、味方デニウソンとの接触でジュルーが負傷し、34分にシルベストルと交代。前が戻ってきたと思ったら、DF陣の負傷が多くなってきたアーセナル。。。なかなかうまくはいかないものだ。

そして49分、ゴール前エリア右でギブスが相手にしがみついて倒して、これは限りなくレッドに近いイエローでフリーキック。蹴ったベン・ワトソンのシュートはゴール右上の枠に当たり、アーセナルが運も味方し、絶体絶命のピンチを辛くも逃れる。前半はウィガンの動きの良さが目立ったまま、アーセナル1点ビハインドのまま終了。

後半は選手交代なし。51分、ファビアンスキが大きく飛び出してここまで好調のミドと接触、こぼれたボールが無人のゴールに転がるが、これはギブスが追いつき辛くも追加点を逃れる。57分、ここまでウィガンの要となっていたミドが一旦は戻ったものの、結局接触による負傷のため途中交代。

ここでにわかに試合展開が変わる。60分、ゴール前のアルシャビンが潰されながら横に出したパスをカバーに入っていたウォルコットが押し込んでようやく1-1の同点。62分、デニウソンに代えてファン・ペルシーを投入。67分にはウォルコットを下げてアデバヨールを投入。

そして70分、セスクが相手DFの隙間を通すような横パスがゴール前にいつの間にか詰めていたシルベストルに届き、これを決めてアーセナルが逆転の2点目!セスクの真骨頂ともいうべき精度の高い丁寧なパスは本当にさすが、これは綺麗すぎる。。。

82分、ゴール前で受けたファン・ペルシーのイエローによるFK、これはファビアンスキーの正面でしっかりキャッチし難を逃れる。87分、セスクの右サイドからのクロスがゴール前に入り、頭ひとつ抜けたベントナーだったが、またしても外す。勝ってるからいいけど、決定力なさ過ぎ。

89分、カウンターからアデバヨールがドリブルで運んで右にパスを出すが短く、DFにカットされたのかと思いきや、これがアルシャビンの前にこぼれてきてアルシャビンが鋭いシュートを放ち3点目。そして91分にはソングが一人ドリブルで持ち込んでシュートを決めて4点目で試合を完全に決める。ドリブルも予想外に早く細やかで、ソングは今年最も伸びた選手に違いない。そしてこのままロスタイム5分を終えて、アーセナルが1-4で5連勝を飾った

終わってみれば大差がついたが、60分まではウィガン、というかミドの圧力が効いて劣勢に回っていたアーセナルだった。しかしミド退場後は主力も入って一方的な展開になり、ウィガン戦ダブルを決めたのはさすが。

アルムニアに代わったファビアンスキは、ミドを負傷させたあの飛び出し以外はほぼ落ち着いて見られたと思うが、まだ安定しているとは言い難いようだ。そしてギャラス、クリッシーの抜けたDF陣は気の抜けたプレイで大事には至らなかったもののピンチを招く場面があり、今後の不安を感じさせた。

危うくミド一人にやられそうになったし、前半のFKが入って2点先行されていたらどうなっていただろう?点差はついたが、内容は危うさも目立った試合になった。しかし、兎にも角にも取りこぼさずに勝ち点3を積み上げたアーセナル、次節はいよいよリヴァプール戦になる。いい感じでいよいよビッグ4との戦いだ。

2009年4月11日 (土)

ガヤ ロッシ・バス2006 DOCランゲ

090410_2 北新地のカーヴ・ドランジュさんが1周年記念セールをしていたが、さすが新地、不景気とはいえ高いものから売れていくようだ。いつものセラーにはロマネ・コンティのボトルがズラーッと並んでいたが、ほとんどソールドアウト。さすが、持っている人は持ってます。。。

で、他にもいろいろお得なワインはあったんだけど、目移りしすぎて時間もなくなった(23時閉店)ので、一番飲みたかったこのワインをチョイス。

ピエモンテ、バルバレスコの雄、アンジェロ・ガヤが醸すシャルドネの白。この上にも「ガイア&レイ」も飲んだことあるが、樽の効いたクリーミーな香りとガツンとくる厚かましいくらいの味わいが好きだった。ガヤの白ワインは久々だが果たして?

色は薄めでレモネードのような若さを感じさせる薄黄色。香りは生キャラメル、ヨーグルト、蜂蜜、パイナップルの熱帯系フルーツの香り。

アタックは締まった感じで鋭角の勢いのいい柑橘系の酸が飛び込んできて、その酸がやがて程よい苦味を伴いつつ、柔らかな旨み、厚みのあるパッションフルーツ的な果実味につながる。香りほどの重さはない、鮮烈な酸が形作るメリハリの利いた味わい。以前飲んだときはもっと重さを感じたが、少し変わったんだろうか?

余韻は上品で長く、以前のムルソーに良く感じたようなリッチな蜂蜜のニュアンスを感じさせつつ、ゆっくりと息の長い旨みを漂わせていく。

厚みもありつつ、溌剌とした酸で引き締まった密度の濃い味わいはさすが、名手ガヤ。この絶妙のバランスはさすがとしか言いようがない。久々のガヤのシャルドネ、やっぱり安心して旨いと言える。

【カーヴ・ドランジュ 5,000円?】

2009年4月10日 (金)

ニューシューズです

090410 ホームグラウンドにしていた万博フットサル場から、屋内のコートに移転することになり、屋内対応のフットサルシューズを購入。

サッカー、フットサルに関してはずっとアディダスを使っている。別にアディダスがいいという確固たるものはないんだけど、デザイン的に好きなんで、使い続けている。なんでも恰好から入るタチなんで。。。

で、今週はサッカーショップ加茂はダブルポイント、そして1万円以上のお買い上げでサッカーシューズ+プレゼント付きの得点もあったので、ついつい購入。シューズはアディダスのトップサラ9LE、フットサルシューズとしては最高峰、のはず。

で、シューズケースはスペイン仕様、そしてマーキング無料だったので、臆面もなく「CESC22」と入れてもらった。店員さんもなんのことかわかんなかっただろうに。

別にプレイがうまくなるはずもないけど、やっぱニューシューズをはくのは楽しみなものだ。土曜日にお披露目予定です。

2009年4月 9日 (木)

至福の無料試飲 カーヴ・ドランジュ1周年

090409 北新地のカーヴ・ドランジュさんは、仕事場から自宅までの途中地点にあるだけに、ついつい酔ってしまう、もとい寄ってしまうポイント。ここを拠点にじつはお気に入りの店がほぼ100m範囲に集中している自分的には「ハブ」的地点でもある。

この日は開店1周年記念。で、ご案内もいただいていたので御寄りしたのだが、ラッキーなことに本日は無料で試飲させていただけるということ。しかもラインナップが無料の域を超えている。聞けば今日からが1周年記念だからだとか。

この日はニュージーランドのマルボロ・ソーヴィニヨン、それからトスカーナのメルロー100%(ボトルなら1万円!)、ボルドーの安旨銘醸地区、プルミエ・コート・ド・ブライのやはりメルロー中心の2005年ヴィンテージ(トスカーナも2005年、違いがくっきり)、オスピス・ボーヌといった充実というか垂涎のラインナップ。

そして究極はアンリオの1990年ヴィンテージ・シャンパーニュ!泡の細かさもさることながら、飲みほした後に口の中に広がるトースト香、マロングラッセ、シナモンといった香りがふくよかに広がり、酸化熟成の深い味わいが力強くいつまでも口の中に広がり、なかなか消えない。ボトル買いなら2万円超だが、その価値は十二分にある複雑かつふくよかな味わいは一般的なシャンパーニュとは全く別次元の味わいのステージにあった。

こんなワインをタダで飲めるとは...まさに至福の時間帯。今後もここにはお世話になるしかないようだ。

アデバヨール全開! CL1stレグ ビジャレアル戦

090408adebayor いよいよ始まったチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント、アーセナルはビジャレアルとのアウェイ戦。

ただ自分、スカパーと契約してないので、リアルタイムで試合を見れません(泣)。当面はインターネット頼み。

この試合はスペイン代表でも活躍したビジャレアルのマルコス・セナがキーマンだと思っていたが、それが悪い方に的中し前半早々得点を挙げられてアーセナルが先行を許してしまう。そして追い打ちをかけるように、これまで守護神として得点を防いできたアルムニアが負傷退場、大舞台でファビアンスキにその座を譲ることになった。ただ、ファビアンスキはこれまでも手堅くゴールを守ってきたのでそれほど心配はしていないけど。

追うアーセナルだったが戦力的には充実、プレミアの試合でもセスクーアデバヨールのホットラインが機能していたのでいつかは、という確信はあったが、それにしても65分のアデバヨールのお手本、というかアニメでも出ないようなまさに「絵にかいた」オーバーヘッド、これでアーセナル同点!アデバヨール、ここにきて昨シーズンの調子を取り戻したように得点量産態勢!!セスクもさすがのアシスト、この2人のホットラインは今の時点では世界最高といっても過言じゃない。EURO2008の準決勝ロシア戦、セスクの才能が最も輝いたあの試合に匹敵する出来、本当に彼が帰ってきてくれたことがうれしい。

試合は1-1の引き分けに終わったが、アウェイでゴールを決めての引き分けは上々の結果。この調子で行ってくれればタイトルも夢じゃなさそうだ。そうすればいい酒(ワイン)が飲めそうだし。。。あ、この意味わかる?

2009年4月 8日 (水)

マッサ・ベッキア ビアンコ2004 ビアンコ・ディ・マレンマ・トスカーナIGT

090405 イタリア好きを自称しながら、本場トスカーナのワインを飲む機会が圧倒的に少ないのはどういう訳だろう?そういうつもりはないんだけど、ただサンジョベーゼ中心の重厚なワインよりは、地方の造り手のキャラクターがはっきり出た「クサクサ」系のワインの方に惹かれるのも事実。要はバカ舌なんで、上品なワインの区別が分かんないんだよな~

で、今回のワインはトスカーナだけれど、いわゆるトスカーナ的なワインではない白。ビオワイン好きな人の中ではおそらく知らない人はいないんじゃないか、というくらいの造り手。化学肥料は一切使わず、自然酵母での発酵、それも昔ながらの木製の桶で皮ごと発酵させるという手法を用いている。この白ワインはヴィンテージごとにセパージュを変えているが、この年はヴェルメンティーノ、マルヴァジーア、ソーヴィニヨン・ブラン、トレッビアーノ、アンソニカもブレンドされているようだ。

色は驚くくらい橙の濃い、柿の果肉のようなうっすらと濁りのあるオレンジ色。香りは湿った硬貨、10円玉、ビニル、放っておいて色の変わったリンゴ、キンモクセイ、伊予棺といった香りが複雑に絡み合う。この香りにはさすがに面食らう人も多いんじゃないだろうか?

口に含むと意外にも静かで優しい酸と、浸透力のある旨みが舌の表面を撫でるかのように広がっていく。皮の直下にある旨みが最大限に引き出されたのだろうか、昔大粒のブドウを食べたとき、いやしくも皮の下の部分の果肉を歯でこじって食べた、あの時の記憶がよみがえってくるような旨みが口の中に広がってくる。渋さは色合いに比べると中庸だが、この旨みの深さ、浸透力の豊かさは確かに素晴らしい。金属的な香りが若干抵抗感を感じないわけではないが、それも慣れていれば苦にはならず、かえってキャラクターと思えてしまう。ただ、万人受けする香り、味わいとはいえないのかもしれないが。

しかし色合いから感じさせる荒々しさと、実際の味わいのバランスの良さといった意外さがこのワインを印象深いものにしている。余韻もまた柔らかい木なりの果実の甘さ、ふんわりとした木なりのの花の香りを保ちつつ、なかなか消え去らない持続力を発揮しつつ、徐々にゆっくりとフェードアウトしていく。

このワインが白ワインの典型とは思わない。だから最初にこのワインを飲んだときに受け入れるか、受け入れることができないかは正直、人によって判断が分かれることだろう。だが、この旨みの力強さは他に比べられないキャラクターだと思う。これも一つのワインの形には違いないし、この力強い後味、旨みの感覚に自分は結構はまってしまっているのは間違いない。

【Wineshop FUJIMARU 5,000円?】

2009年4月 7日 (火)

ムスティッリ ファランギーナ2007 DOCサンタガータ・デイ・ゴティ

090404イタリアのDOC、DOCGの細かな規定なんか覚えられるか、ってことで全然気にしていない。トスカーナなんか、DOCの枠にハマらない凄いワインが目白押しだし、他の地域もそうした制約を嫌って思いのままに作られた素晴らしいワインが少なくない。

しかし、そうしたワイン自体がその土地が生み出した個性としてDOCを与えられてしまうところがイタリアらしい。有名なものではサッシカイアが独立でDOCを与えられている。そしてこのワインもそうしたワインの一つ。

16世紀には海洋貿易国家として勢力を誇ったアマルフィ、その時代からカンパーニャ州の土着品種でワインを造り続けてきたというムスティッリ家。そんな歴史に敬意を表して、ここで作られる彼らのファランギーナには独立のDOC、DOCサンタガータ・ディ・ゴティが与えられたのだという。

標高300mの粘土石灰質の畑で産出されるブドウをステンレスタンクで低温発酵、発酵後はそのままステンレスタンクで14日の熟成を行っているとのことだ。さて、そうした情報からはクリアで果実味を想像させるが実際は?

色はつややかで湿り気のある麦藁色。香りはママレード、ドロップ、ゴムシート、幸水梨の穏やかな甘い香りを感じる。

口に含むとゆったりとした包容力のある酸、そしてそこに厚みのある苦味が覆いかぶさり、そそれが開け放たれると中から少しオイリー感のある熟した木なりの果実の甘味がゆったりと時間をかけて広がっていく。最後に残るふんわりとした塩っぽさ、ミネラル感も豊か。

余韻は最初に現れた酸とふくよかな苦みが再び頭角を現して、ミネラルの味わいとともに広がりを感じさせながら、口の中に風船を含んでいるかのような膨らみを覚えつつ、ゆったりと引いていく。

一言で言うと全く角のない、柔らかで余裕のある味わいといえるだろうか。ファランギーナは酸もありつつ、オイリーで滑らかな舌触りが特徴と認識しているのだが、このワインはそうした特徴をしっかり持ちつつ、それでいて落ちつきと上品さも感じさせる。こうした味わいも歴史と伝統のなせる技だろうか?たしかに単独でDOCを名乗れるだけの個性を持っていると納得せずにはいられない。Good JOB!

【LIQUAR WORLD 2,680円】

2009年4月 6日 (月)

遅れてきた男、Kyoyaさん1周年のお裾分け?

能書きはいらないかも。。。堪能させていただきました。韓国人の皆様と何故か日本で焼肉会の後で立ち寄った赤坂、Kyoyaさんでの至福の夜。この前の週に1周年記念でマグナム祭りをされていたそうだが、その余慶にあずかっての普段飲めないワインの数々。。。このリストランテが大阪になくて本当に良かった。大阪だったら、入り浸って破産しているだろうな。

090405kyoya1 この日はさすがに焼き肉を食べていたので軽めの魚料理を。スズキのカルパッチョと、手前はアワビのキャビア添え。なんて贅沢な取り合わせ!スズキは味わいは淡泊でも、やわらかで滋味のある旨みが乗っていて、肉食で疲れた胃には最高のケア。このワインに合わせようと思えば、やはり白ワイン中心のチョイスになるのは仕方ないだろう。

090405kyoya3090405kyoya4

このラインナップから何を選ぶのか本当に困ってしまう。しかし、マグナムワインでこんなに開けてしまって大丈夫なんだろうか?余計な心配もしてしまうほどのワインの数々を前にして悩む自分。。。

090405kyoya6 そして最後にいただいたのはこのデザートワインのラインナップ。モスカートの柔らかな発泡性の甘口ワイン、スティルワイン、そして大トリは赤ワイン品種のブラケットで作られたという「甘くない」デザートワイン。それってどういう意図?と突っ込まずにはいられなかったが、飲んでみると確かに全く残糖分を感じさせず、それでいて決して旨みがないということではない、硬質だが確かな滋味、繊細な旨みを感じさせる。こんなワインは今まで飲んだことがない!おそらくは飲んだ人も少ないだろう。賛否両論あるかもしれないが、このワインは本当に衝撃的だった。

かくして閉店23時以降もお薦めのままに居座って、ホテルに帰りついたのは24時を回っていた。翌朝は赤坂近辺をジョギングしてアルコール分を強制的に抜きまくったのは言うまでもない東京の夜だった。

妖精との再会 ムーミン展

090406moomin1_4 大丸心斎橋店で開催されているムーミン展が最終日という事で行ってきた。子供の頃アニメを毎週見ていたが、今となってはどんな話だったかほとんど覚えていない。しかし愛嬌あるキャラクター達はしっかりと思いでに残っている。そしてあの愛嬌のある主題歌も。

会場は最終日ということもあって多くの人が訪れていた。あまりムーミン世代とも思えない若い子達も来ていて、このキャラクターが持っている親しみやすさ、普遍的な魅力を改めて感じる。今回の展覧会で、ムーミンを生み出したのがフィンランド人の女性、トーベ・マリカ・ヤンソンであることを実は初めて知った。今年は北欧フィンランドとの修交90周年にあたるのだそうで、今回の展覧会もそうした中での行事ということだ。

会場には小さな作品約170点が飾られ、一部の作品にはエピソードも綴られていて、絵本を読んでいるかのような楽しさがあった。ムーミン以外ではスナフキンしかおぼえていなかったが、しゃべらずに集団で現れる得体の知れないニョロニョロ、小さな女の子ミィ、カンガルーのようなスニフといった忘れていたキャラクターを思い出し、しばし懐かしい記憶がよみがえってきた。そういえば、あの頃は特にこのニョロニョロの不気味さに何故か魅かれていたなぁ。

来月の芸術新潮でも特集で取り上げられるムーミン。そういえばいわゆる主人公のムーミン、実はムーミントロールと言うのだそうで、これもこの展覧会で初めて知った。今も人々をひきつける北欧の妖精に会えたことが何とも愉しく思える週末だった。

ムーミン展

大丸心斎橋店

4月5日で終了

2009年4月 5日 (日)

セスク、アデバでアーセナル完全復活! マンチェスター・シティ戦

090405cesc ついにこの日がやってきた!セスク・ファブレガスがプレミアのピッチに3か月ぶりに戻ってきた。そしてアデバヨールも、ウォルコットも出場で、これまでの苦しい台所事情がウソのように主力が復活した上でのマンチェスター・シティ戦。

アーセナルは今季のプレミアではマンチェスター・シティに負けて以来、引き分けを挟みつつも負けていない。さすがにダブルを与えることはないと思うのだが?

さすがにこのメンバーが戻ってくれば、アーセナルの攻撃も格段に早さが違う。セスクも久々のピッチだが動きもいいし、ポジショニングもブランクを感じさせない。右腕にはタトゥーも見えるが、これはケガの間に入れたんだろうか?

そんなアーセナルの前半8分、右サイドからのセスクのフリーキックが中央のアデバヨールに通って、これを飛ばずにアデバヨールが頭で下に落としてそのままゴール!アデバヨールも復帰戦早々で得点を決めた!

その後もアーセナルペース。24分には右サイドを走り込んできたウォルコットのパスを受けたセスクが間髪入れずゴール中央へと横パスを出す。この流れから得点には繋がらなかったものの判断の素早さ、パスのテンポはさすが彼ならでは!これを見せつけられれば、相手DFも何を仕掛けてくるか分からないので息つく暇がない。

しかし30分、アーセナルのDF陣はゴール中央にまったくフリーでいたフェルナンデスに通してしまったが、これはフェルナンデスがシュートミスで決められず危機を逃れる。攻撃陣はそろってきたのに、守備の不安定さは相変わらずか。

33分、ウォルコットがこの試合2度目に倒されて、ヒヤっとする場面。ドリブルの早い彼を防ごうとすればこうしたファウルスレスレの引っかけに繋がってしまう。それだけに、ケガを負いやすい彼が倒れるとまたか、と思ってしまうのだが幸い大事には至らず。前半は1-0でアーセナルリードのまま終了。

後半早々の48分、セスクが柔らかく浮かしたクロスがゴール前のアデバヨールに通り、これを柔らかくトラップしたアデバヨールがGKのギブンをかわし、最後はこれもアデバらしい柔らかいタッチのゴール!セスク、アデバのホットラインが決まって、この二人の調子が良ければアーセナル、負ける気がしない!!

アデバヨールも復帰戦で伸び伸びプレイしているのがよくわかる。FWでこれだけ守備意識が強い選手もなかなかいないが、今日もシティボールになった時にはいつの間にか後ろに戻っている。まだまだ動き足りないって感じなのかもしれないが、あまり無理はしてほしくない。

70分、2得点のアデバヨールに代わってベントナー、ウォルコットに代えてエブエ。そして78分、ここでセスクお役御免でアウト、ファンもスタンディング・オベイションで送る。彼が帰ってきたのが本当にうれしい。やはり格の違い、攻守切り替えの視野の広さはアーセナルになくてはならないことを改めて感じさせられた。今日はナスリが風邪で欠場だったが、彼も戻ってきたらどんな楽しいことだろう?セスクに代えて入ったのはラムジー。

82分にはベントナーの「どこ蹴ってんだ?!」的な左足ド枠外シュートの御愛嬌もあったが、勝っているから、まぁいいか。彼にも頑張ってもらいたいし、今シーズンはその思いが伝わってきている。ただ主力が揃ってきて、彼の出番も少なくなりつつあるが。。。

そして試合はこのまま2-0でアーセナルが勝利。これでアーセナルはプレミア17試合負けなし、4連勝を飾った。決めるべきアデバヨールの2得点、セスクも2アシストで完全復活となり、アーセナルはまだまだ上位戦も控えているので望みも抱かせるような嬉しい復帰戦となった。次はCLビジャレアル戦、堅守のチームだけに真価が問われる試合にもなりそうだが、これも今から楽しみだ。

2009年4月 4日 (土)

セスク・ファブレガス復活!

090404cesc ついにこの日がやってきた!12月のリヴァプール戦でヒザを負傷したセスク・ファブレガスが3か月のブランクを経て、今日のマンチェスター・シティ戦で復帰戦を戦う。

先発かベンチスタートかはわからないが、とにかくピッチ上にユニフォーム姿で現れることは間違いない。先発ならば久々にキャプテンマークを巻いて、キャプテン・セスクがアーセナルの舵を握る。今からその時間が待ち遠しい。

ヴェンゲル監督も期待を寄せている。

「セスクは再出場の準備ができている。でも最高の状態に持っていくにはあと3試合は必要だろう。」

「我々は25日で8試合を戦わなくてはならない。そしてそれらの試合は自分たちの運命を決するような重要なものなんだ。」

セスク自身も今夜の出場に意欲を燃やしているようだ。

「気分は上々さ。先発でも大丈夫だよ。ただ、どの程度やれるかは僕にもわからないけどね。」

「この1週間は張りつめた気分だった。復帰戦で90分間戦い続けられるかどうかはわからない。だって、競り合うような試合をこなしてきてはいないからね。でも先発でもベンチスタートでも、僕が負傷しているとはもはや誰も言えない、それが良い事なんだ。」

「復帰戦ではとても幸せな気分になれると思うよ。だって再び自分がサッカー選手なんだ、って感じられるだろうからね。」

この夜の試合で、自分たちアーセナルファンも幸せな気分になれるのは間違いない。その時間が本当に楽しみだ。

2009年4月 3日 (金)

マルク・ペノ ラ・デジレ2007 ヴァン・ド・ターブル

090402 インポーターはワインを買う商売だと思っていたが、ワイナリーごと買ってしまうとは凄い。。。それほど惚れ込んだということだろうか。

ロワールでもミュスカデは低い地位に甘んじているブドウだ。パリでも場末のレストランなんかにガブ飲み対象で置いてあった。かく言う自分も初めてのパリでのレストランでボトル1本頼んだのがミュスカデ。理由は一番安かったから。

そんなミュスカデで最高の評価を得ていた自然派のマルク・ペノが経営危機に陥り、それを救済するためにインポーターの野村ユニソンが買収した。そんなマルク・ペノのワインを味わうのは初めてだが、低収量かつ発酵初期に温度を低く抑えるニュイタージュという手法を使っているんだという。果たしてワイナリーごと買収させるような力が本当にあるのか?

ボトルの底には大きく平たい澱が残っている。色はレモネードのように、硬質な感じの薄い黄色。グラス周りに細かな泡がついている。香りは甘いヨーグルト、カルピス、白い花、アーモンド、オレンジドロップ、全体に甘い乳酸系の香りを強く感じる。

口に含むとチクチクしたガスのクリスピーな感覚。酸は最初のインパクトではライムのような青さを感じるも、質感はまろやかで鋭さのない丸みを帯びた優しさを感じさせる表情の豊かな酸だ。

その酸に連れられて若々しく瑞々しい青い果実味がやってくる。やがてその上からふんわりやさしく覆いかぶさってくるのは甘い、とまでいかないのだが程よく繊細なやはり甘味としか言いようのない豊かな旨み。そして後に残るのは不思議にもがっしりと下支えするほろ苦さの感覚。ミュスカデでこれほど豊かな苦みを感じたことはなかった。

余韻もこの苦さと、戻りの清冽な酸がうまくマッチして、緩みのないメリハリの利いた味わいを最後まで展開し、収束していく。

濃い味わいとは思わないが、しっかりした苦みが底を支えていて深さ、表現力のある味わいになっている。確かに安いミュスカデとは隔絶した、味わいの深さ、複雑さにあふれている。ミュスカデでこれだけ表現させてくれるのだから、他のブドウだったらいったいどんなワインを作ってくれるんだろうか?確かにこのミュスカデを守ってくれたのは価値がある。インポーターの男気に感謝せずにはいられない。

【葡萄酒造ゆはら 2,550円】

2009年4月 2日 (木)

ワールドカップ欧州予選 スペイン、トルコを連破!

090401xabialonso 4月1日のワールドカップ欧州予選、グループ5の1位スペインと2位トルコの第2回戦は残念ながら試合を見る環境にないので結果だけ。

しかし、前半26分で先制される展開になったものの、スペインが後半62分にシャビ・アロンソのPKで同点、そして終了間際の89分にリエラが逆転ゴールを決めて見事2-1で逆転勝利した。これで前任のアラゴネス監督を引き継いで就任したデル・ボスケ監督は9連勝、代表チームは31試合負けなし、まさに「無敵艦隊」の名に恥じない快進撃だ!

この試合勿論セスクは負傷欠場だったが、同じく負傷中だった「EURO得点王」ダビド・ビジャが復帰し、試合には出なかったもののベンチに入った。試合前はラウール代表復帰なんて噂もあったが、やはり今のチームの雰囲気を無理に壊すことはないだろう。この日は前半やはりケガで苦しんでいたダビド・シウバもスタメン出場、途中交代したようだがEUROで優勝した最高のメンバーが戻りつつあり、頼もしい限りだ。

これでリーグ戦は6戦6勝の勝ち点18、最大の難敵トルコに連勝し残り試合を考えると1位で本戦出場の可能性は濃厚な気配だ。ただ、次の試合は9月、この長丁場だけが不安要素。ただ、今のスペイン代表は負ける気がしないな。

それにしても、日本代表選の結果にはあまり頓着しない自分がスペイン代表選だけチェックするのもどうかとは思うんだが。。。非国民?いいんです。正直そうなんだから仕方ない。

物思うパリ カシニョール展

090329 京都伊勢丹の美術館「えき」で開催、29日に閉幕したカシニョール展に最終日滑り込みで訪れた。

物憂げな大きな瞳の女性を描き続けたカシニョールは今も現役で活躍している画家だ。日本人が思い描くパリジェンヌ、屋外のテラスで誰かを待ちわびている女性といった映画の一シーンのような情景を、アンニュイな雰囲気とともに描いている。

ただあまりにもパリらし過ぎる要素が詰め込まれすぎていて、見続けるとかなり食傷気味に感じるのは僕だけだろうか?同じ女性像でも、初期の暗いエメラルドの色調を背景にした絵画は柔和で優しい雰囲気に包まれて、パリの空気を感じることができる。しかし後半になるとかなり色調が強くなり、何か化粧の濃い、香水をきかせた女性を見ているようで思わず足を速めてしまう。

最後に黒柳徹子の横顔を軽やかに描いた小品があったが、キャンバスの表面を撫でるかのように軽やかなタッチで描かれた黒柳徹子の肖像画は、この展覧会で一番美しくも思えた。そしてそれに続く挿絵作品も軽やかで、この画家の魅力がより活きているように感じた。この2品があったことで、この画家に対する僕の印象も少し良いものになったと思う。

カシニョール展 ~華麗なる”花と女性たち”~

美術館「えき」KYOTO

3月29日で終了

2009年4月 1日 (水)

るみ子の酒 飲み放題! 森喜酒蔵の蔵開き

0903292 日曜日はマイミクさんに連れてってもらって、三重県の森喜酒造の蔵開きにお邪魔した。日本酒の蔵を訪れたのは、2年ほど前に島根の温泉津にある若林酒造以来2度目。

この酒蔵のメインブランドは「るみ子の酒」。ちょっと前に、探偵ナイトスクープで桂小枝探偵が栓を開けると半分以上が飛び出てなくなる酒を紹介した事でも有名。酒蔵は草津線で「飛猿の故郷」柘植で乗り換えて2駅、佐那具駅から歩いて約15分くらいのところにある。周りは物流基地やら、新興宗教のお城のような道場もある、全く田園地域とは言い難い不思議な雰囲気。

0903291_2 こちらの蔵は純米にこだわり、平成11年から生産する日本酒はすべて純米酒。当然この日出ていた酒も全て純米酒で、大吟醸から吟醸、山廃によるものなどが並んでいた。

この日は15種類くらいはあっただろうか?これだけ飲むにはまずは腹ごしらえという事で、腹持ちのいおにぎりやコロッケなどを仕込んだうえでいざ出陣!

ラベルが同じ酒が並んでいて、最初はメインの酒だから多めに置いてあるのかと思っていたが、実はそれぞれが微妙に違っていて一つも同じ酒がないのにはビックリ!同じ酵母でも米が違ったり、蔵出し日が違ったり、そしてそれぞれの味わいが確かに全く違っていることに再びビックリ。酒好きの人が米の違いでレアな酒を自慢したり、それを聞いて興奮しているのを横目に見ながら、飲み比べていく。

0903293飲んでいるときは最初の仕込みが効いたのかシャキッとしていたつもりだったが、さすがに後半は酔いが回ってきて、4時半で退散するころにはかなりボーっとした状態に。そしてJRに乗ったまでは良かったが、そこから一挙に記憶喪失して次に気がついたら何故か奈良駅?そして再び眠りに落ちてしまい、再び眼がさめたのがJR難波駅。そこから紆余曲折はありつつも、最後は自力でちゃんと帰宅できたんだから、まだまだ帰巣本能は衰えてないなと変に自分を見直したりしてしまった。

でもやっぱ日本酒は飲みやすいから、後はまわるなぁ。用心用心。