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2009年3月

2009年3月31日 (火)

アーセナルのセスクに迫る魔の手?

090331cesc明日から4月。先週はワールドカップの予選のためプレミアはお休みということで退屈な週末となったけど、セスクも復帰が近いという事で快調なアーセナルにさらに勢いがつきそうだ。チャンピオンズリーグも相手はビジャレアル、スペインのユーロ優勝の立役者、マルコス・セナのディフェンスを破れるかが焦点か?

そのセスクだが、あのレアル・マドリッドの前会長、カルデロン氏から電話で接触を受けたことがあったことを明かした。

「カルデロン会長が個人的に僕に電話をかけてきたことは事実だよ。電話で話をしたんだ。でもレアルと契約するつもりだ、なんて事は一切言ってないよ。僕は彼や他の誰にだってレアルに加入するつもりだという事を言ってはいないんだ。僕の代理人も同じだよ。」

「どのクラブにも自分がアーセナルを去るような理由を告げたことは全くないんだ。誰も僕が別のチームに参加することで合意したというような事は言えない、それは確かだ。」

「バルサ、レアルといった世界で最も重要なクラブが自分に興味を持ってくれていることは、最大級の賛辞だと思うよ。でも僕は今はアーセナルの選手であり、契約は2014年まで残っているからね。」

スペイン人である彼がやがてスペインのチームに戻ることは仕方ないことだとは正直思っているが、彼がヤングアーセナルのキャプテンとして、カップを握る日を見てみたい。まずは来るべき復帰戦、その日が楽しみだ。

赤坂 山王日枝神社の桜

090331_2 夕方食事前に赤坂、国会議事堂近くの山王日枝(さんのうひえ)神社をぶらりと散策。江戸三大祭りの一つ、山王祭が行われることでも有名。

鳥居をくぐると少々長い階段があるが、その脇にはエスカレーターがある。う~ん、便利というか。でもつい、こちらの方を利用してしまった。

17時を回っていたので既に社屋本殿に通じる門はしまっていたので、中をうかがう程度になってしまったが、朱塗りの神殿はきらびやかできれいだ。空襲で焼けてしまったため、戦後の再建ということだ。納得。

090331_3090331_4 桜の方は、まだ咲きはじめというところだろうか?境内は人もまばら。この日も肌寒く、花が開くのをおしとどめようとするかのような天気。しかし今週末はおそらく多くの花見客でにぎわうんじゃないだろうか。満開の花に彩られた朱塗りの神殿もまた華やかで美しいことだろう。

2009年3月29日 (日)

ジョセフ・ドルーアン シャブリ2007 AOCシャブリ

090329

最近知る人ぞ知る、っていうようなワインばかりに目が向いてしまい、大手のワインを軽く見るようになっていたような気がする。そんな偏見を正してくれるのは、やはりワインを公平に見ているプロの方ってことがよくある。

このワインもフツーならあまり興味をそそらないワインかもしれない。造り手は大手で品質も高いと定評のあるブルゴーニュのネゴシアン、ジョセフ・ドルーアン。しかしだからこそ、そうした作り手の、しかもシャブリにはなかなか自分から手を出す気にはならなかった。当たり前だろうという思い込みが強くなってしまうから。

このワインに関しては、東心斎橋のmistaの店長さんが勧めてくれたので購入する気になった。やはり信頼できる人が勧めるワインには必ず理由があるはずだ。

色は若干薄めだが、少し枯れ始めて黄色の色合いを強め始めた麦藁色。香りはヤクルトのような乳酸飲料、青リンゴ、ライム、レモンといった青さを感じさせる果実の香り、そしてゴム風船のような湿った香りもある。

アタックは鮮烈で直線的な芯のある酸、そしてその酸の後を追うかのように柑橘系フルーツの果実味がやってくる。その果実味の中にしっかりと通っている塩っぽいミネラル感。それぞれの味わいがくっきりとした輪郭を持っていて、メリハリが感じられる。とても涼しげで若々しいが、それだけでなく旨みも十分にあるのが驚き。

余韻は最後まで続く息の長さも持ち合わせている柑橘系の若い酸と、塩っぽいミネラル感がうまく絡み合いながら、すがすがしい感覚を感じさせつつ、ゆっくりと引いていく。

昔ワインを飲み始めた時はブルゴーニュの白ワインといえばシャブリだった。今はシャブリも造り手によっていろんなワインが出ているが、このワインに関しては昔ながらのシャブリらしいキャラクター、涼しい酸とミネラル感が表現されている。今ではいろいろなシャブリが出ていて一つの特徴でくくるには難しいのかもしれないが、だからこそ大手のワインでこんなにシャブリらしいキャラクターを守ってくれているワインに出会えたことがうれしい。デイリーワインとしても十分すぎる品質だ。大手だからといってあなどるべからず、まさにそれを教えてくれるワインだ。Good JOB!

【ワイン酒屋mista 2,500円?】

2009年3月28日 (土)

カレラ ヴィオニエ マウント・ハーラン2006

090328自分の出身県の県庁所在地にもワインバーがあって、なぜかそこのソムリエさんはカリフォルニア・ワインにとても造詣が深かった。ただでさえ地方で需要も少ないし知名度も低いのに、熱をこめてカリフォルニア・ワインを語る言葉がとても印象に残っている。そんな店で初めてボトルで頼んで、1本一人で開けてしまったのがこのワインだった。

カレラのヴィオニエ。以前に普及版とも言える価格のセントラル・コーストのものを飲んだが、こちらは6.1haのマウント・ハーランの畑で作られたヴィオニエのみで醸されている。

カレラの裏ラベルにはワインが作られた畑の地形、ブドウの樹齢、そして収穫日といった事細かなデータが書かれている。それによるとこのワインは海抜約260mの南西向きの畑から樹齢25年、20年のの比較的若いブドウから作られている。そして10月30日から11月7日の間に収穫され、自然酵母で発酵、6ヶ月間フレンチオーク製の小樽でマロラクティック発酵、熟成を経ているようだ。こうした細かなデータを開示することは、消費者にとってはとても嬉しいことだし、他のワイナリーも手本にしてほしいものだ。

色は新緑の雰囲気をたたえた、涼しげな黄緑色。落ち着きがあり、かつ艶があり凝縮感も感じられる。香りは乳酸発酵を100%経ているだけにかなり乳酸飲料系の甘い香りが強い。その中にギンモクセイ、オレンジ、ドロップの香り。

口に含むと伸びのいい柑橘系の酸を感じ、その直後に熟したオレンジのような甘さが広がってくる。その甘さをくるむように、今度はヨーグルトのような乳酸の味わいがやってきて、それらが一段落した後に残っているのは、ヴィオニエらしい主張と包容力のある苦みの感覚。

余韻は程よい苦味が底支えをしながら、トロピカルフルーツのような甘さが口の中に広がり、そしてゆるやかにそのボリュームを減じていく。

全体的にはボリューム感のあるカリフォルニアらしいワインだと思うが、酸の涼やかさ、そして底力のある苦味が味わいを引き締めてくれている。ヴィオニエの品種のポテンシャルも十分に発揮されている。ヴィオニエの特徴と言われる香りの華やかさ、そして苦味を体験するにはうってつけの「教材」といえると思うのだが?

【ワイン酒屋mista 4,500円?】

2009年3月27日 (金)

曲線の美を旅して ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る

090325_2 アール・ヌーボーはガラス工芸、ポスターの芸術だと思っていたが、実は建築にこそその特徴が発揮されている、この本を読んでそう確信した。

アール・ヌーボー、「新しい芸術」と呼ばれた19世紀末に現れた装飾的な芸術は、うねるような曲線が官能的、退廃的な雰囲気を産み出し、その怪しげな力に何か抗いがたい魅力を感じてしまう。

そうした芸術が生まれた背景は産業革命により工業化が進んだ結果、全てが機能性、生産性に直結してしまい、大量生産された無味乾燥の品々が世にあふれ、そして人の心もまた荒んだものとなってしまった事への危機感があった。これに警鐘を鳴らしたのが、生活に芸術の潤いを、手作りの温もりを取り戻そうとしたアーツ&クラフト運動のウィリアム・モリスであった。そしてアール・ヌーボーもまたそうした動きと同一の軸上にあるいう認識を初めて得ることができた。

そしてワイン好きにとって発見だったのは、ビオ・ディナミの思想の源泉でもあるアドルフ・シュタイナーの考え方もまた、こうした人間性、自然への回帰的なアール・ヌーボーの思想と同一線上にあるという事だった。そんなシュタイナーによる豪放な建築を見ることができたのも、とても興味深かった。

美しい写真と主要な用語に易しい解説を加えつつ、ヨーロッパ各国に広く受け入れられているアール・ヌーボー建築をたどっていくが、この本の平易さは、建築家ではなくカメラマンの方によって書かれたからだろう。読んだ後で大阪でもアール・ヌーボー的な影響を探してみたくなる、そんな気分にさせられる本だった。

ヨーロッパのアール・ヌーボー建築を巡る 19世紀末から20世紀初頭の装飾芸術

堀本 洋一著(写真)

角川書店刊(角川SSC新書)

1,143円(税別)

2009年3月26日 (木)

限定に弱いし、ビールにも目がない?

090325帰り道のコンビニで見つけてしまったいつもとは違うビール。サントリーのモルツの限定版、グリーンアロマ。

ドイツ産アロマホップ使用と書いてある。表面のアロマのデザインもなんか涼しげ。こういう限定ビールにはとことん弱く、ホイホイと購入。

確かに普通のモルツよりも甘いバニラのような香りが強いような気がする。ドイツのホップとあるから、苦味も強いのかなと思っていたが、こちらは普通のモルトの方がむしろ硬質で、とてもまろやかな味。考えてみれば、ドイツのビールって、甘い香りで苦いというよりコクのある味わいのものが多いから、納得できるかな。

いつもいつもワインばっかり飲んでるわけじゃない。やっぱ1杯目はビールが旨い!実はビールっ子なので、夏に向かって徐々にビールの消費量が増えていきます。。。

2009年3月25日 (水)

フォンタナ・カンディダ シロエ2007 ラツィオIGT

090322ディリーワインを探す場合は、価格帯は1~2千円くらいが目安になる。このあたりで面白いワインをあれこれ探すのが、実は一番楽しいし、以外にいいワインに出会ったりすると後々まで印象に残りやすい。高いワインは美味しくて当たり前だから、その場は感動しても、結構忘れちゃったりする事もあったりする。

このワインもそんな価格帯で見つけてきたワイン。作り手はイタリアワイン有数の大手、フォンタナ・カンディダ社。ローマ近辺のラツィオ州のワインだが、品種はシラーとチェザネーゼ。ローマ南部の火山土壌から生まれたシラーと、ラツィオ州の土着品種チェザネーゼのコラボレーションのワインは、熟したブドウを10~12日間ゆっくりマセラシオンした後で1/4を小樽、残りをステンレスタンクで熟成させている。果たしてお味は?

色はねっとりとした質感を持った暗い黒がかったルビー色。香りはプルーン、濃縮還元の葡萄ジュース、ドロップ、バラの香り。甘い香りが立ち上ってくる。

アタックはどっしりした果実味と太めで落ち着きのある酸。包容力のある酸に、ブドウの旨みがしっとりと溶け込んでおり、甘味も豊かに感じさせるが、もたつきがなく抑制が効いている。最初のインパクトほどに甘ったるさを感じさせない所が意外。それぞれの味わいはそこそこにしっかりとしているもののバランスが良く配分されているので、飲んでいても疲れを感じさせない。タンニンも細かで、このワインのバランスを壊さない程よい力量を備えている。

余韻はブドウ本来の旨みを感じさせる果実味主体。柔らかい甘みを感じさせながら、長さは中程度で程よいまろやかさを口の中に残しつつ消えていく。

果実味の旨み主体の味わいだが、飲んでいても疲れないのがとても気持ちいい。グルナッシュによく似た味わい、南フランスのワインに共通する特徴を備えつつも、ありがちな重たさ、もたつきを感じさせない造りはさすが、大手の底力と伝統のなせる業か?ディリーとしては申し分ないレベルで、棘のない味わいは結構みんなに受けやすいかも?

【創酒タカムラ 1,500円?】

2009年3月24日 (火)

大人になって初めての体験? BABBI BABBIランチ

090323babbibabbi 日曜日は久々に心斎橋のBABBI BABBIにてランチをいただいた。午前中にうっとおしく伸びた髪を3か月ぶりにカットし、その後空模様はおかしいな、と思いつつもなんか無性にパスタが食べたくなったので、わざわざ南下。

店に入るなり、「えらいさわやかですね~」と言われてしまった。ということは、前回相当むさかったということやね。ま、確かに伸ばし放題だったので、自分自身も無策感じていたのは事実なんだけど。。。

この日選んだのは前菜+パスタのコース。この日のパスタは見た目も緑でさわやかな「青えんどう豆のグリーンソース、パルマ産熟成ハム添え」。

090323_3 最近グリーンソースパスタがお気に入りで、あちこちで食べまくっている。エンドウ豆の甘さと、ハムの塩加減がうまくマッチしていて、とても上品な味に仕上がっていた。あとから気がついたんだけど、たった100円で大盛りにできるのなら、がっつり行っとくんだったと後悔。その後ドルチェとカプチーノでしっかりデザートを楽しんで、ランチは終了。しめて1,500円のコースで、これはお得だな。

で、何が初体験だというと、この日は直前に400ccの献血をして、その後で3時間はアルコールはダメ、と言われてきたので、誘惑を振り切ってアルコールなしの昼食となった。記憶の限りでは20歳以降、レストランでアルコールなしの食事をしたのは初めて。別にそれだけなんですけどね。。。

バール&トラットリア BABBI BABBI
大阪市中央区博労町3−3−15
06−6252−6355
ランチ 11:30〜14:30
ディナー18:00〜24:00
月曜休

2009年3月23日 (月)

シチリアの落陽を描く 山猫

090322 「山猫」、小説というよりは映画としての方が有名だろう。シチリア島を舞台に、統一イタリア王国が成立していく中で没落していくシチリア貴族を描いた作品は、巨匠ヴィスコンティの不朽の名作とされている。そしてこの作品を著したランペドゥーサ自身も、シチリア貴族の末裔であり、そうした自身の境遇を重ね合わせながら、この作品を書いたことだろう。

シチリア、パレルモは今でも他のイタリアとは少し違う雰囲気がある。旧市街の石造りの建物は黒ずみ、この島に流れた時間がそのまま沈着して決して拭い去ることができないような執念を感じさせる。

かつてシチリアは島自体が王国だった。豊かな土地、ヨーロッパとアラブの中継点としての重要性から、この土地をドイツ、スペイン、フランスが交代で支配し、民族の交錯から独自の文化が生まれた。そんな王国も時代とともに衰退し、やがて北からやってきたサヴォイア王家によって占領、統一イタリア王国に併合される。

物語はシチリア王国の大貴族であった公爵、ドン・ファブリーツィオが、王国の滅亡、併合といったシチリアを襲う新たな歴史の転換の中で、旧社会に属する自家の衰退を予感しつつも新時代にあえて順応しようとはせず、大木が朽ちるかのような運命をあえて甘受していく。

公爵は決してただ因習に固執する男ではなかった。しかし歴史に向かい合い運命を切り開くだけの能力を持ってもいなかった。甥のタンクレディが新たな時代に対応していく事を肯定的に見つめ、そしてその妻に新興勢力の娘を迎える度量を持ちながら、自分は変わることなく破滅を予感しながらも、何も為さずに世を去っていく。

このような滅びの予感に満ちながら、この小説に暗さはない。滅びを予感しながら、それを甘受しつつ鷹揚に構えた男のダンディズム、使い古された言葉だが「滅びの美学」がこの物語の骨格をなしている。それこそがパレルモという街を包んでいる雰囲気であるように思う。

パレルモ、かつて歴史の表舞台に立ち、今もその古い歴史を色濃く感じさせる街の雰囲気にふさわしい世界がこの小説には散りばめられていた。

山猫

トマージ・ディ・ランペドゥーザ著 小林 惺訳

岩波書店刊(岩波文庫)

860円(税別)

2009年3月22日 (日)

上位波乱の中で...アウェイ、ニューカッスル戦

090322_2 前節でようやく4位に復帰したアーセナル。この日はマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーが相次いで敗れる波乱の展開。アーセナルも相手は下位に沈んでいるとはいえ古豪、ニューカッスルとのアウェイ戦。

この試合前に練習中またしてもウォルコットが膝のケガで、どうやら今シーズンは絶望的になったようだ。前の試合でもチャンスを作り出す素晴らしい動きだっただけに、残念無念。。。ここは来季のために慎重に治してもらわないと仕方がないか。

この試合はファン・ペルシーとベントナーの2トップ、左サイドはナスリ、右アルシャビン。中盤はデニウソンとディアビ。DFはクリッシー、ギャラス、トゥレ、サニャ、GKアルムニア。

序盤はゆっくりした立ち上がりで両チームチャンスをうかがっていく展開。しかし22分、アルムニアがこぼしたボールを取りに行く時に相手選手を倒したと判定されてPKを取られてしまう。しかしこのPKをアルムニアは正面でしっかりキャッチ、ピンチを逃れる。

28分、左サイドでのアルシャビンとの競り合いの中で、テイラーが裏拳でアルシャビンの顔をはたいて倒すも、イエローもなし。一発レッドでもおかしくない場面だったが、この試合のレフリーは何を見てんだ!

その後、両チーム積極的に攻めていくが得点までは至らない膠着状態が続く。43分、ベントナーからの長いパスがゴール前のファン・ペルシーに通るが、シュートを打てずにチャンスを逃す。44分にもファン・ペルシーがシュートを打つが、テイラーに阻まれて前半戦は得点がないままに終了。

後半は選手交代なし。51分、ギャラスのイエローからのFKが右から大きく出たが、アルムニアが落ち着いてキャッチ。両チーム均衡が続いた中での56分、相手ファウルから得たFKを左サイドから蹴ったアルシャビンのクロスがゴール前に入り、これを最近外し続けたベントナーが本領発揮の頭で決めて先制点はアーセナル!しかし57分、この試合PKも外してツキがないかと思われたマルティンスが直後に決めて同点に追いつかれる。。。

この直後60分にテイラーがケガで一旦ピッチを出て、ニューカッスルは守備のかなめを失う事態に。そしてそんな隙を突いたアーセナル、64分にファン・ペルシーからパスをもらったディアビが空いてしまったゴール中央をドリブルで運んで、最後はフィニッシュして勝ち越しの2点目

65分には負傷テイラーに代えてマイケル・オウェン。ニューカッスルはDF2人を負傷で途中交代で失う窮地に陥るが、そこを見逃さないアーセナルは66分、またしてもファン・ペルシーからのパスを受けたナスリがシュートを決めて3点目。これで、アーセナルは3試合連続3点以上の得点!

73分、今日もいい動きを見せてくれたアルシャビンに代えてソング。89分にはベントナーに代えてエブエ。そして試合はこのままロスタイム3分を経て、3-1でアーセナルがアウェイ戦での勝利を飾った!

上位が崩れて嫌な雰囲気もあったが、終わってみれば3得点の快勝。特に得点を取ってからの短い時間でニューカッスルの守備の乱れの隙をついて畳みかけるかのように連続で得点を決めて、相手の気力を失わせた。最後はアーセナルが余裕の試合運びで4位を固める勝ち点3を手にし、上々の結果となった。これで16試合負けなし、このまま取りこぼさずに最後まで行ってくれれば、最低限の目標は達成してくれそうだ。

2009年3月20日 (金)

コルペトローネ モンテファルコ・ロッソ2004 DOCモンテファルコ・ロッソ 

090319_2 今日仕事帰りにサントリー本社のカーヴ・ド・ヴァンに寄ったら、気分的には金曜日だったのだけど、実は木曜日だったことに気がついた。そう、木曜日はここでは試飲会の日。そして今日はいつもよりグレードが高い、ボルドーのヴァランドローの白のセカンド、そしてプリューレ・ロックのニュイ2006を無料で楽しめた。これはいい日に寄ったもんだ、ラッキー!

そしてその後この店で買った20%割引の内の1本がこれ。ウンブリア州のモンテファルコ・ロッソ。モンテプルチアーノ、モンタルチーノやら似たような名前が多いから間違えやすい。本人もその昔見事に間違えて赤っ恥をかいた経験あり。

このワインはサンジョヴェーゼ70%、メルロー15%、サグランティーノ15%のアッサンブラージュだが、やはりこの地域ではサグランティーノが魅力的なブドウといえるだろう。自分もイタリアの土着品種にあっては、好きな品種の5本に入ってくる。

このワインは若い樹齢の木によるブドウを用いているが、ステンレスタンクで発酵、その後低温でマセラシオンさせた後、小樽で熟成、瓶熟をさせている。実は以前も飲んだことがあって、そのタンニンも充実したボリューム感ある味わいに魅かれたのだが、今飲むとどうだろうか?

色は凝縮感のある深さ、落ち着きを持った黒のかかったルビー色。香りはアメリカンチェリー、セルロイド、風船を漢字、甘いベリーの熟した香りと有機的な香りが混合している。

口に含むと濃密で甘さも感じる果実味、その中に幅があり、かつ深さ、坐りの良さがありタンニンがぐっとせり出し、そして遅れてアメリカンチェリーのような少し苦さをたたえた甘い味わいが膨らんでくる。しかし野放図には膨らまず、口の中で一段階控えるような、収拾のつく上品な旨みを保つことができる。酸、果実味、タンニンといった要素がうまくバランスしている。サンジョベーゼらしい伸びのある活きのいい酸、果実味を持ちつつ、底に一段幅広に構えるベース的存在の旨みがあり、複雑さを演出しているようだ。

余韻は熟したベリーが持っている甘みとほろ苦さが前面に出てきて、少しタンニンの硬さ、抜けの悪さも感じられるが、ボリュームも豊かに充実した果実の旨さを思い出させつつ、やがてゆっくりと引いていく。

依然飲んだ時も旨い、と思ったが、こうして再び飲んでみると確かに旨い。3,000円台でこれだけ表現させてもらえるのだから、ありがたいワイン。さて、家のセラーにもストックがあるけど、何かいいことあるようだったら開けちゃうかも。

Cave de Vin 2,800円?の2割引】

2009年3月19日 (木)

カンティーナ・コローシ ネロ・ダーヴォラ2007 シチリアIGT

090313_2 シチリアの土着品種の一がネロ・ダーヴォラである事に異論はないはず。シチリア好きとしては絶対に無視できない品種。でも実はこの品種の特徴をきっちりとは捉えられずにいるのも事実だ。作り手、作り方次第でいろいろな姿を見せ、最上のものは凝縮した味わいが楽しめるが、いい加減なものは薄っぺらな還元果汁ジュースのような味わいに終始する。あまりごまかしが効かないという点では、サンジョベーゼと双璧だろうか。

このネロ・ダーヴォラ、価格は千円台とかなりお手頃なワインの範疇に入る。しかし古くからあるワイナリーで作られるこのワインは、低価格帯ながら高い評価を得ているようだ。近代的な生産施設のステンレスタンクで発酵、その後マロラクティック発酵、ステンレスタンクで5か月の間熟成させた後に、3か月の瓶熟成を経て出荷される。

色は深みと落ち着きをたたえた、濃く黒味の強いルビー色。香りはブルーベリージャム、干しブドウ、黒コショウ、湿った墨、ザクロ、全体的には甘みの強さを感じさせる香り。

アタックは比較的穏やかだが、ブルーベリージュースのような若く甘酸っぱい果実の酸味がすぐに走り出し、そしてやはりベリーの旨み、熟れた甘さが広がってくる。しかし、その広がりは広角的ではなく、酸のシャープさとバランスを保ちつつ、スレンダーで緻密な味わいになっている。全体のボリューム感はさほどではないが、味わいが舌の中心で低く展開するような安定感を持っている。

余韻はきれいな酸が最後まで保たれて、少し黒糖のようなほろ苦さを伴う甘味も感じさせつつ、ゆっくりと引いていく。

この価格帯にありがちな薄っぺらさは全く感じず、それでいてシチリアワインにありがちな手に余るほどの荒々しいボリューム感は影を潜めている。その範囲の中で、しっかりした旨みも十分詰まっているのがこのワインの奥ゆかしい魅力を形作っているんだと思う。デイリーには丁度いいサイズだと言えそうだ。

【LIQUAR WORLD 1,680円】

わからないことが大事 現代アート、超入門!

090319 自分を含めて多くの人がアートと接する立場というものは、やはり鑑賞者としてのものだろう。鑑賞する者としては、少しでもその作品を理解しようと無意識のうちに努力するはず。

クラシックなアートは、秘められた意味はさておき写実的な表現の範疇にあるので、その画面の中に理解への手がかりは少なからずつかめる。しかし現代アートに関しては、そうした手がかりさえも見いだせず、結果多くの作品の前を通り過ぎるだけとなっている場合が多かった。

この新書では、そうした現代アートに関する「わからない」理由をあげつつ、「わからない」事をアート鑑賞の中で否定していない所が特色だと思う。そして何よりアートジャーナリストとして日頃からアートに接している著者自身が「わからない」事を正直に明かしてくれていることだ。専門知識も少ない一般鑑賞者と同じ目線で、わからないという正直な感情をプラスにとらえつつ、全部わかろうとせずに自分の感じるままに鑑賞する術を教えてくれる。

そう言われれば当たり前なのだが、目の前の作品すべてを理解する必要はないのだ。日常読む新聞だって、全部を理解しているわけではない。大量の情報が詰まっていても、知らず知らず自分の興味のある情報を取捨選択して読んでいる。それで充分新聞の世界を楽しんでいるはずなのだ。アートだって同じのはずだけど、なぜかそうした妥協が許されない雰囲気というものを知らず知らずに感じてしまっているのかもしれない。それは、その作品が「アート」と認められているが故に、「アート」=「美しいもの」、美しいものを理解できない事は恥ずかしい事だという強迫めいたものがあるからではないだろうか。

現代美術はあまりにも多様化しすぎている。アーティストが表現の自由を得たのなら、われわれ鑑賞者も解釈の自由を得ることは当然の権利なのだ。だからわからないものはわからないでいい、でも放っておかないで、ならば自分の見方で楽しめばいい、そうした肩の力を抜いた鑑賞方法でいいんだ、とこの本は教えてくれていると思う。しかし同時に現代アートが手に入れてきた広い表現方法、時間、空間さえ一つの表現方法としてきた歴史も易しく語ってくれていて、現代アート理解への手がかりも同時に与えてくれている。この本を読めば肩の力を抜いて現代アートと自分なりの付き合い方がやっていけそうだ。

この本を読めばあきらめがつくだろう。現代アートがものの見事にわかるなんてことは絶対にないし、その必要はない、そしてそれを認める事が現代アートとつき合うことの第一歩であることを。

現代アート、超入門!

藤田令伊著

集英社刊(集英社新書)

720円(税別)

2009年3月18日 (水)

リーグ戦での雪辱は? FAカップ6回戦 ハルシティ戦

090318persie リーグ戦でこのところ7得点と、勢いが戻りつつあるアーセナル。今日はFAカップ6回戦で、リーグ戦ホームで敗れたハルシティとの戦い。勝てば準決勝でチェルシーと戦うことになる。

この試合はクリッシーがお休み。2トップはファン・ペルシーとカルロス・ヴェラ。中盤がこのところ好調のソングとディアビ。左サイドには初得点を決めたアルシャビン、右が高速ウォルコット。

序盤からとても締まった展開で、ハルシティも盛んにアーセナルボールにチェックに行き、なかなかシュートコースをつかめない。そして12分、左から打ったバーンビィのボレーはゴール前にいたジュルーの足に当たって跳ね上がり、ファビアンスキも取れず失点、先制はハル

22分にはゴール前でボールに行ったギャラスが何故かイエローを与えられてしまう。このあとジォバンニが蹴ったフリーキックはファビアンスキが好セーブで逃れる。その後のコーナーからのセットプレイで点を入れられたかに見えたが、オフサイドの判定で辛くもノーゴール。

34分にはセットプレイからゴール前で頭で押し込まれて危うく追加点か、という場面もあったが辛くもオフサイドの判定。しかし38分過ぎころからアーセナルが攻め込んでいく展開に変わるが、それでもゴール前ではハルシティが人数をかけて厳しくディフェンスに付き、最後まで詰めることはできない。前半は0-1でアーセナルがリードを奪われたまま終了

後半開始早々の46分、ウォルコットが右で倒されて得たFKはファンペルシーがいいコースで供給されるが、ゴール前で誰も触れずスルー、これには珍しく試合中は冷静なヴェンゲル監督が激しく怒る場面が見られた。結構イライラがたまっているのか?

その後も試合はアーセナルペース。コーナーキックからのチャンスも多くなってきたが、最後の一歩が決まらない。ヴェンゲル監督も局面を変えるために64分にソングに代えてナスリ、ヴェラに代えてベントナーを投入。

時間が経つにつれてガチガチに守り色を濃くするハルだったが、ついに74分、左で空振りしたベントナーだったが、そのボールを辛抱してキープ、右のアルシャビンにパスを出し、それをアルシャビンが中央真正面のファン・ペルシーに流して、ようやく同点に追いついた。ベントナーの空振りがタメになって効いた感もある。さて、守りに入っていたハルシティだが、同点に追いつかれてどう出てくるか?

その直後76分、ジォバンニを1対1にしてしまうピンチを招くがここは枠。78分、今度はハルのキーパーがボールをこぼした所をベントナーがシュートするが、DFに弾かれてチャンスを逃す。ここはなんとかしてほしかったが。。。それにしてもハルシティは既に6枚のイエロー。81分にはウォルコットに代えてエブエ。

そして83分、ゴール前の空中戦でジュルーが競り勝ったボールを、さらに前にいたギャラスが押し込んでアーセナルが逆転の2点目ただ、ギャラスの位置は完全にオフサイドのように見えたが、判定はゴール成立。そしてロスタイムも予想外の5分を戦い抜いてアーセナルが逆転勝利、ハルシティを崩して準決勝進出を決めた。

イエローカードも多く出てスマートな試合ではなかったが、攻めるアーセナル、守りのハルシティというチームカラーは出た試合となった。2点目の逆転弾は完全にオフサイドだっただろうが、試合はアーセナルが支配していたからこういう時もあると素直に喜ぼう。今年に入って公式戦無敗を保って、良いムードを切らさない結果となった。さあ、準決勝は4月18日、チェルシー戦、主力も戻っての頂上対決は楽しみだ。

2009年3月17日 (火)

西宮にあったオアシス 西宮大谷美術館新収蔵品展

090315_2 阪神西宮駅の隣、香櫨園駅近くにあるこの美術館のことは知ってはいたものの、今まで訪れる機会がなかった。正直なところそれほど期待していなかったという事もあるのだが、今回初めて行くことができた。

当日は「画家たちとパリ」ならびに「新収蔵品展」を開催していたが、入って見て意外に大きな美術館であることに驚いた。2階建てで展示室は4室もあり、その他に音楽もできるホール、茶室、周りには庭園も整備されている。中はとても落ち着いた雰囲気で、庭園の池に張られた水もきれいですがすがしい。落ち着いた環境でゆったり美術鑑賞ができる美術館だと初めて知った。

「画家たちとパリ」ではクールベ、ユトリロ、ローランサンといったお馴染みの画家の作品に加えて、シリアの作家カルズーによる「港」、ベルナール・ビュッフェの「花」「ヴェネツィアのカドーロ」といった細く厳しい、切られるような線によって構成された作品が鮮烈に印象に残った。

また、パリにゆかりの深い日本人画家の作品を集めた展示室では、自分が大好きな鴨居玲の「夢候よ」が、暗い緑青色の背景の中に穏やかな気持ちのいい酔いの表情、次の瞬間倒れそうなおぼつかなさそうな足元、しかし別の見方をすれば軽やかなステップを踏むダンサーのようにも見える。暗さの中に明るさが見て取れる鴨居の魅力を感じることができる作品だった。

そして「新収蔵品展」では、その鴨居の画風、表現に似たものを持つ風景画の画家、藤飯治平の作品群が印象深かった。現実風景を描いているのか、それともこれは心象風景なのかはわからない。しかしその作品には現実と非現実の間の境界点で揺れ動き、なんとか均衡が保たれているような緊張感が感じられた。

090315_3 美術鑑賞の後は、青空の下庭園を散策。豊かな水は西宮の伝統でもある。そうした清楚な水の音に包まれて、春の花の香りも豊かに漂い、休日の憩いには最適な雰囲気を作ってくれていた。

まさに西宮のオアシス的存在。4月にはウィリアム・モリス展が開催される予定だという。桜の季節にはまた違った表情を見せてくれることだろう。それもまた楽しみだ。

西宮大谷美術館 新収蔵品展・画家たちのパリ

西宮大谷美術館(阪神香櫨園駅)

~3月29日

2009年3月16日 (月)

キモコワいがクセになる中国美術 アヴァンギャルド・チャイナ

090315 中之島の国際美術館で開催されているアヴァンギャルド・チャイナも残すところあと1週間という事で、ようやく鑑賞に向かう。近いと後まわし、後まわしにしてしまって、結局行かなかったって事もよくあるが、さすがにこの展覧会は興味があったので、忘れずに行くことができた。

アヴァンギャルドの訳語って「前衛」なんだけど、今となってはこの言葉は殆ど死後となってしまっている。60、70年代は盛んに使われていたが、あの頃はまだまだ伝統的、保守的な物の見方が強くて、そうした風潮に反発して既存の価値観を壊すために奇抜な手法を用いた芸術家たちを「前衛的」と称していたんだと思う。

今回の美術展では、中国の伝統的な美術表現とは一線を画したアーティスト達の作品を集めて、現代中国美術の世界を俯瞰しようというもの。

表現方法は油絵からオブジェ、そして映像作品と多岐にわたるが、見ていて痛さを覚える物が多い。若いころの母親と自分を同じキャンバスに描きながらも、まったく親近感を感じさせない画風と、2人の間をつなぐ細く赤い血管のようなものが、肉親の繋がりよりも逃れられない緊縛を感じさせるジャン・シャオガンの「血縁」。青い空の下、表面的なものをそぎ落とされて人間の本能だけが露出したかのようなその姿に、自分の中にあるおぞましさを突き付けられているような不安感を抱かせるファン・リジュンの「シリーズ2 No.2」。いずれも長い時間見ていることが苦痛になってくるほど痛々しい感覚に迫られる作品だった。

そしてまさに痛々しいとしか言えない作品もある。映像作品で、自分自身を天井からつり下げ、チューブから垂らした自らの血を加熱器で沸騰させるジャン・ホアンの「65kg」、女装した自身が裸体で生きた魚を熱湯の鍋に入れるパフォーマンス、マ・リウミンの「マ・リウミンの昼餐」など、日本でも例を見ない凄惨な映像となっている。

車椅子に乗った精緻な人形がスペースを動き続けるスン・ユァン+ボン・ユゥの「老人ホーム」もそのリアルさに、やがて自分たちも彼らと同じような状況になっている日が来るであろう現実と、それを無意識に忌避する自分の心の置きどころのなさを感じて戸惑う。

これほどまで見ていて胸を締め付けられるような感覚に襲われる展覧会は今までなかった。中国美術がすべてこれほど峻烈なものとは思わないが、しかしこの側面もまた大きな特色ではあるのだろう。

アヴァンギャルド・チャイナ 中国当代美術20年

国立国際美術館

~3月22日(日)

2009年3月15日 (日)

PK戦死闘の後は? ブラックバーン戦

090314arshavin チャンピオンズリーグでのPK戦をなんとか制したアーセナル、リーグ戦に戻っての15位ブラックバーン戦。4位のアストンヴィラが調子を落としてきて勝ち点差は3、翌日の試合とあってアーセナルとしてはここは何が何でも勝って暫定で4位をものにしたい

今日はエドゥアルドが再び負傷欠場、ファン・ペルシーはベンチスタート。ベントナー1トップでナスリが左、トップ下にアルシャビン、右サイドには負傷後初先発のウォルコット。全試合でいい縦パスを見せて2アシストの結果を残したソングとデニウソンが中盤を占める。

そして試合開始早々の2分、右からウォルコットがドリブルで運んで、それを中央に走り込んできたアルシャビンが押し込んで、相手選手に当たって入るゴール!結局これはオウンゴールの判定となり、アルシャビン初得点は幻に。しかしアーセナルが予想にもしない早い段階で得点を決めて、大量得点の予感も?

16分、エリア内に入ってきたウォルコットが相手DFと接触、これはウォルコットの倒れ方が不自然だっただけにケガの心配もあり、一旦外に出て様子を見るがどうやら大したことはなかったようで、すぐにピッチに戻る。これには一安心。

20分、今度はアルムニアがディウッフのチェックを着地瞬間、足首に受けて倒される。これはかなり悪質でレッドじゃないか?と思えたがイエロー。ブラックバーン、こういうプレイがどうも多いのがいただけない。幸いアルムニアも大事には至らなかったようで、良かった。しかし下手すればエドゥアルドのようなことにもなりかねないし、その事をよくわかっているエミレーツのファンはディウッフがボールを持つたびにブーイングの嵐。

34分、エリア左手前でデニウソンが倒され、モコエナはイエロー。このFKはナスリが蹴って強烈なシュートになったが惜しくもポストに嫌われる。35分、アルムニアからのロングパスが再びナスリに繋がりシュートを放つが、これはキーパーに弾かれる。

37分にはウォルコットを倒してブラックバーンが3枚目のイエロー、あまりにもアンフェアなブラックバーンのゲーム姿勢にアラダイス監督は選手にどんな指導をしてんだ、と思ってしまう。ケガに泣かされてきた今季のアーセナルだけに、こういう試合になってくると負傷者が出ないか本当に心配になってくる。

43分、ブラックバーンのコーナーキックの場面でゴール前で両チームが小競り合い。アルムニアとディウッフが審判に呼ばれてハラハラさせられるが、ここはお互いに自重して事なきを得る。終了間際に攻め込まれる場面もあったが、前半はこのまま1-0で荒れた雰囲気への不安を引きずりつつ後半戦に。

両チーム選手交代なく後半戦に入って早々の47分、右から入ってきたウォルコットの横へのラストパスだったが、このボールをベントナーが決められずチャンスを逃す。このボールはそう難しいものではなかったので決めてほしかった。やはりベントナー、確実なところで決められない不確実なところは相変わらずか。。。

61分、トゥレが運んできたボールをソングが中継、これを右にいたベントナーに出すが、消極的なシュートでGK真正面。63分には1対1になったがこれも決まらず、とことん今日のベントナーは決定力に欠けている。。。これだけチャンスが来ても決まらない、またイライラが募る時間帯に突入なのか。

そして65分、アルシャビンがゴールライン際からえぐるようなシュートを決めて、今度は文句なしの移籍後初得点となり、アーセナルにはようやく待ちに待った追加点が入る。正直ラストパスを出しても決められないベントナーに業を煮やしていたのもあったか、最後まで自分で決めようとしたのが移籍後初ゴールにつながったような気がする。

72分、ブーイングの嵐にまみれたディウッフがデニウソンに倒されFKを与えてしまう。しかしこのFKはアルムニアががっちりキャッチ。最近のアルムニアは本当に安定していて頼もしい限りで、まさに守護神。

78分、ここまで外しまくったベントナーがまたしても大きく外したのを見てさすがのヴェンゲル監督も痺れを切らしたか、ベントナーに代えてヴェラ、ウォルコットに代えてディアビを投入。ウォルコットは久々の先発で、攻撃の起点となる素早いドリブル、パスを見せて存在感を示したが、ベントナーは退場時の浮かない本人の表情が示すとおり全くの期待はずれに終わってしまった。これは後に尾を引くかもしれない。

82分、ナスリに代えてエブエを入れて交代枠を使い切るヴェンゲル監督。84分、ヴェラが相手をひきつけたうえで柔らかい短いパスをアルシャビンに出し、それをアルシャビンが横へラストパスを出すが、そこに詰めてきたエブエには後少し届かず。得点はなかったもの、このヴェラ、アルシャビンの流れが良く、今後の攻撃のオプションの期待になりそうだ。

そして87分、同じようにヴェラからアルシャビン、アルシャビンのシュートをGKが弾いたところをエブエが右足で押し込んで3点目。そして90分にはエリア内に入ってきたヴェラが倒されPKとなり、これをエブエが決めてこの試合2得点となる4点目。そして試合はこのままホイッスルとなり、4-0でアーセナルが快勝、暫定ながら得失点差でアストンヴィラに上回り4位に浮上した。

ベントナーが外し過ぎた状況ではかなり不満も生まれたが、後半はアルシャビンの初得点も生まれて、そしてエブエの2得点のオマケもついて、終わってみれば4得点。ウォルコットのドリブルからの突破も威力を発揮し、アーセナルの攻撃のオプションが確実に増えていることを実感する試合になった。さぁ、後はヴェントナーの立ち直りに期待したいとこだけど?

2009年3月14日 (土)

大一番、しかし予想外! リヴァプールvsマンチェスター・ユナイテッド

090314torres 1試合消化が少ないにもかかわらず、2位との勝ち点差7で独走状態のマンチェスター・ユナイテッド。11月にアーセナルに敗れて以降、14勝2分けというハイペースだ。

対するリヴァプールは現在3位。2位チェルシーと勝ち点差は同じ。負け数はMUと同じ2敗で、今季は負けない安定した試合を続けている。先日のチャンピオンズ・リーグではアンフィールドでレアル・マドリッドを圧倒、4-0で撃破して勢いに乗っている。その中心はやはりチームの精神的支柱、「ダイナモ」スティーヴン・ジェラード。ジネディーヌ・ジダンに「世界最高の選手」と言わしめるたも、うなずける。

リヴァプールにとっては勝たないとリーグ制覇は完全に消えそうなこの試合、MUの本拠オールド・トラッフォードでの試合は予想外に前半から大きく動いていく。まずは22分、勢い余ったリヴァプールのGKレイナがペナルティエリア内でパク・チソンを倒し、PKを与えてしまう。これはPK職人、クリスティーアーノ・ロナウドが外さずにMU先制。早くもMU有利の雰囲気が漂い始める。

しかしこれを打ち消すだけの勢いがリヴァプールにはある。28分、大きなクリアキックが前線まで届いてしまい、唯一人残っていたヴィディッチとの競り合いに勝って抜け出したトーレスが無人のMU陣内を駆け抜けてファン・デル・サールと1対1、これを確実に決めて早い段階で同点に追いつく

そして前半終了間際の44分には、今度はエブラがジェラードをぎりぎりエリアに侵入した所で倒してしまい逆にPKを与えてしまう。そしてジェラードのPKにファン・デル・サールは反応し触ったが、キックの勢いが強くそのままボールは手をはじいてネットを揺らし、リヴァプールが逆転して前半を終えた

後半はMUが主導権を握ってリヴァプールゴールに襲い掛かるが、あと一歩が出ない。レイナの好セーブと、後少しの運の足りなさも手伝って、同点に追いつけない。62分のMUの崩しの中、ゴール前に詰めていたテベスの方にボールが飛ぶがほんのわずか届かない。しかしさすがMU、攻守の切り替え早く、一旦仕掛けると個人技を駆使して相手陣内を一挙に切り崩してしまうこの力はやはり抜きんでている。

そして72分、ファーガソン監督は思い切った選手交代に出た。なんと一挙に三枚の交代枠を使い切り、アンデルソン、パク・チソン、キャリックに代えてスコールズ、ベルバトフ、ギグスを入れて、攻撃を強める策に。しかし74分、攻めていたジェラードを掴んで倒したヴィディッチがレッドカードで一発退場。このFKを蹴ったアウレーリオのボールは壁の上を越えて、さすがのファン・デル・サールも見送るしかないくらい綺麗なコースで右隅に突き刺さる3点目となって、ファーガソン監督の頭から冷や水を浴びせる結果に。

81分にはリヴァプール、トーレスに代えてライアン・バベル。一人少ない上に2点差とあっては、さしものMUも苦しい。88分、マッシェラーノのファウルで得たFKもロナウド今度は力なく、絶好のチャンスも逃し、89分にはジェラードがお役御免で交代。そして90分、緊張の糸が切れたか、レイナからの大きなロングパスが前線にいたドッセーナに通り、これに足を出したボールがそのままMUゴールに4たび突き刺さって、結局試合は4-1の予想外の結果に

リヴァプールがまさにチャンピオンズリーグの勢いそのままで、MUを完膚なきまでに叩きのめした。これでリヴァプールは今シーズンMUに2勝でダブル達成。MU有利は変わらないものの、プレミアの灯を消さない結果を残した。主力が休んだわけではない中での大敗は、MUの選手にとっても、ファーガソン監督にとっても少なからずショックだろう。

しかしリヴァプールは不思議なチームだな。勢いに乗ると本当に止まらない。この試合でこのスコアなんか絶対予想できなかった。今のリヴァプールにはアーセナルも当りたくないだろうし、当たってほしくない。リヴァプールの底力の凄まじさを感じた試合だった。

コンチャ・イ・トロ カッシェル・デル・ディアブロ シラー・レゼルヴァ2007

090313 結構多くのワインを紹介してきたつもりだけど、チリワインは確かめてみるとなんとわずか5本目。。。満遍なくのつもりがやはり嗜好は正直に現れているようだ。

しかし安くてうまいという質の高さは認めているつもり。ただ、えてして濃すぎて濃縮ジュース的な風味がグラスを重ねるごとに厳しくなってくる事が多いのも事実。特にカベルネ・ソーヴィニヨンはチリでは最も評価が高いのかもしれないが、同じ理由で僕は採らない。

で、このカッシェル・デル・ディアブロ、「悪魔の城」は言わずと知れたチリワインの雄、大手メーカであるコンチャ・イ・トロの上級キュベ、そしてこのワインはシラーによるもの。著名なこのシリーズだが、シラーがあるとは知らなかったし、チリのシラーも店頭ではメジャーとはいえない存在。だからこそ興味を惹かれた。さて実際は?

濃縮した感じだが、色自体は明るい赤みを感じさせるルビー色。表面はつややかで、華やかな照りがある。香りはカシスリキュール、バニラ、カスタードクリーム、ユーカリミント、ホットケーキのような甘い香りが華やかに開いている。

口に含むと、もっとガツンとくるのかと思いきや、出だしは控え目で、酸も穏やかで丸みを帯びている。その後で熟したベリージャムのような厚みのある果実味が広がる。しかし甘味はそれほどではないので、口がつかれるほどのボリューム感とまではいかない。抑制が効いており、少し硬さはあるが粒の細かいタンニンと、そこにうまく絡まってくる細かな挽きのスパイス感が、中盤の味わいを上品なものにしている。

余韻も程よい熟した果実味に由来する甘味が優しく伸び広がり、やがて全体が自然な形でフェードアウトしていく。

チリにありがちなテンションの高さ、押しの強さという、あまり好きになれないキャラクターはこのワインに関しては影を潜めている。カベルネよりもチリの方が上品なワインができそうな、そんなポテンシャルを感じさせてくれるワインだった。チリのシラーもやるもんですね~

【創酒タカムラ 1,890円】

2009年3月13日 (金)

カンティーナ・ジャルディーノ パスキ2007 カンパーニャ・ビアンコIGT

090312 外で飲むときはフランス、スペインといった国が多いけど、家飲みは圧倒的にイタリアが多い。リーズナブルな価格に加えて、その多様な世界を楽しむにはお店のストックだけじゃ満足できなくなってしまう。かくしてインターネットのショップのリストとにらめっこする日々が。。。

このワインもそうした中で到達した1本の一つ。自分はあまり知らないのだが、能力ある醸造家たちが集まって作ったワイナリーによるものだという。信頼できる農家から、無肥料生産のブドウを買い付けて醸造したこのワインはフィルター清澄なし、亜硫酸無添加で、品種はコーダ・ディ・ヴォルペ。カンパーニャ州でしか栽培されていない土着品種だ。その土着品種も樹齢60年以上で、醸造前に2日間マセレーションで旨みを抽出、その後は3割をを栗製の小樽、残りをステンレスタンクで発酵させるということだが、栗の樽ってどんな効果を生み出すんだろう?奥が深すぎてついていけない。。。

色は少し薄濁り、花梨ジャムのような甘さを感じさせる山吹色、無ろ過らしく細かな澱が表面に浮かんでくる。香りはカスタード、花火、ママレード、セルロイド、花梨ジャムの香り。

アタックは少々硬質だが、刺激の少ない丸みのある酸。かすかにチクチクとしたガス感を感じる。その後で香りに比べると抑制の利いた甘みが現われ、直後にはそれを包み込むような厚みのあるほろ苦さが現われる。しばらくはそうした苦みが主勢だが、やがて熟した果実の味わいが戻ってきて、口の中にもそうしたカリン系のふわりとした香りが膨らみ、余韻へと繋がっていく。

その余韻もべたつくような甘さはなくスマートで、最後まで気を緩めないほろ苦さが全ての味わいの要素をまとめつつ、南イタリアらしいほっこりとした感覚を繋ぎながらゆっくりと引いていく。

インポーターはヴィナイオータで、たしかにオータ社長好みのワインらしい特徴をきっちり備えているが、出色なのは北だと飛び出がちな酸が抑えられて、かつそれでいて南にありがちな甘味の重さも抑制されている点。だからブドウの旨みが素直に表現されている。子供の頃はブドウの皮の直下の果肉が大好きで、親に叱られながらも最後まで舐めていた思い出があるが、そうした記憶の味わいを再現してくれているワインだった。Good JOB!

【LIQUAR WORLD 2,800円】

2009年3月12日 (木)

山を越えたぞ チャンピオンズ・リーグ ローマ戦

090312_2 FAカップ5回戦快勝の後は、チャンピオンズ・リーグでの2ndレグ、アウェイでのローマ戦。ホームでは1-0で勝っているだけに、早い段階でアウェイゴールを手に入れてベスト8進出を決定的にしてほしい。

この試合を超えればセスク、アデバといった主力が戻ってくるだけに、大きな正念場となる試合。1トップでファン・ペルシ、左サイドがベントナー、中ナスリ、右エブエの4-2-3-1。ローマはひざの具合が悪いトッティを先発で出してくる必勝態勢。

さすがアウェイらしくアーセナルがボールを持つと途端にブーイングが巻き起こる雰囲気。そんな中でローマの選手、フアンが早くも異常を訴えるような動き。しかし何が起こるか分からない、前半8分、左サイドからトッティが入れたゴロのボールがコロコロとゴール前を通り抜け、右のフアンにまで届いて、それを押し込まれしまいローマが先制。この時点で両チーム全くのイーブンに。

ボール支配はアーセナル優位だが、ローマの堅い守りに阻まれてなかなか奥まで攻め込ませてもらえない。機を見て縦パスを出すものの、ローマのDFにことごとくカットされていく。カウンターで攻められて自陣ゴールを危うくする場面もあったが、アルムニアが好反応を見せてしのいでいく。

前半終了間際、ローマに攻め込まれたところをペナルティエリア内でクリッシーが後ろから潰したシーンは、悪夢のPKか?と思わせたが幸いノーホイッスル。これはアーセナル、ついていたかもしれない。それに抗議のローマファンのブーイングも冷めやらないままに前半は0-1で終了。

後半も一進一退で、アーセナルが厳しいローマのチェックにあって最後まではパスをつなぐことができない。アーセナルは1stレグのような速い攻めも発揮できず、ローマのペースに徐々にはまってしまうような雰囲気に。それを打開するかのごとく、エドゥアルド、ウォルコットを投入していくが局面は打開できない。結局このまま後半も得点できず延長戦に突入

コーナーのチャンスも時折得るが、精度が低くことごとくローマのDFに跳ね返される。時間の経過とともに「もし、セスクがいたら。。。」なんて意味のない想像もしてしまう状況に。結局は延長もスコアレスのまま、試合はPK戦に

最初に蹴るのは、やはり冷静さでは随一と思われるエドゥアルド。しかし、そのドゥドゥが外した瞬間、正直「これは負けたか。。。」と思ったが、その後ローマのブチニッチが2本目を気の抜けたシュートでアルムアに止められ、両チームがっぷり四つ。5人目のデニウソンが正面に蹴った時はさすがにそのコースはないやろ、と思ったが幸い入ってアーセナルも必死に食らいついていく。ここまで来ると先行のアーセナルの方が心理的にも優位か。

そして心臓に悪いPK戦も8人目までもつれ込んだが、最後はローマのトネッティが大きくゴールの上に大きく外し、なんとかアーセナルがベスト8進出を決めた!これでプレミア勢は去年に続いて全チームが生き残り、プレミアVS各国勢の展開に。

まるでユーロ2008のスペイン-イタリア戦を見るかのような息詰まるPK戦だった。試合内容は良くなかったが、今の状況であれば結果良ければ文句なしだ。ここから快進撃で優勝したスペインにあやかって決勝まで行ってくれ。その相手はやはり宿敵バルセロナ?

しかしこれでイタリア勢はなんと全部消えてしまった。決勝はローマ、このオリンピコなのに。。。

2009年3月11日 (水)

久々に高槻で スペイン・バルでの昼酒ワイン会

090310_2週末の日曜日は、高槻に住んでいる友人主催のワイン会にお邪魔した。高槻は3年ほど前に近くに住んでいたので、通勤の途中によく立ち寄ったんだけど、この日の会場はJR線沿い、自分が使っていたのは阪急京都線なので、全く縁がなかった。

この日は立ち飲みバルでの昼酒ということで、足腰の強いスペインワインフリーク限定。しかも5千円以上というしばりつき。で、ここであまのじゃくな自分はわざわざ白ワインを持ってくると宣言。これが自分の首を思いっきり絞める結果に。

090310_3 スペインの白で5千円、って予想はしてたけど選択肢がない。あるにはあるんだけど、普通の店で扱っていないというか、インターネットでもそうそうお目にかからない。シャルドネとかの上級キュベもあるが、それもあまり面白くない。

で、結局選んだのはリオハの白だった。ヴィニャ・トンドニアのレゼルバ1989、ビウラ、マルバジアによるワイン。オーク樽で長期熟成させることで、少しクセのあるシェリーにも似た酸化熟成香を備えている。

まずはやはり泡で乾杯という事で、カバはカバでもグランレゼルバ、さすがはしばりのワイン会です。

090310_4 ①マヌエル・ラベントス カバ グラン・レゼルバ・ペルソナル ブリュット・ナチュレ

さわやかで枯れた感じを帯びつつある麦藁色。泡は細かだが、若干勢いは弱め。アプリコット、ハチミツの香り。口に含むと細やかな泡、酸は穏やか。ふっくらとした落ちつきのある味わいで、余韻に少しスパイシーさも感じる。

②ロペス・デ・エレディア ビーニャ・トンドニア レゼルバ1989 DOリオハ

深みのある茶色がかった黄金色。少し抵抗感もある酸化香とオイルのような重い香り。しかしそのバックにシナモン、オレンジ、スコッチウィスキーのような香りが複雑に絡み合う。口に含むと意外に爽やかで推進力のある酸、そこにオイリーで肉つきの良い旨みが重なって懐の深さを感じさせる。

090310_5 ③イジェッラ2000 DOリベラ・デル・ドゥエロ

落ちついた黒の強いルビー色。香りは砂鉄、プラムの皮、黒コショウ、血の香り。口に含むと金属性の味わい、山ブドウのような野性的な酸。味わい自体は酸とタンニンのバランスも良く、重く後を引かないいさぎよさを感じる。

④アジェンデ2002 DOCリオハ

どっしりした重量感のある濃いルビー色。香りは葉巻、ココア、アメリカンチェリーの香り。しっかりした果実味と包容力のあるゆったりした酸。タンニンはまだこなれず、粗さがあるが時間とともに落ち着いてきた。充実した甘み、ほろ苦さ、チョコレート菓子をほおばっているような感覚。

⑤テルモ・ロドリゲス M2 2004 DOリベラ・デル・ドゥエロ

凝縮した沼のような深みを感じる、黒の強いルビー色。枯葉、ブラックチョコ、革の香り。口に含むとなめらかだが、太さのある甘みを感じ、煮詰めたジャムのようなボリューム感のある果実味。そのバックにはビターチョコのようなほろ苦さ。若くても十分楽しめるが、熟成の大いなるポテンシャルを感じさせる。

⑥エバ DOCモレリーノ・スカンサーノ(イタリア)

明るさのある紫色。瑞々しい若いベリー、チェリーの香り。伸びやかで直線的な酸に乗っかるように現れてくる若々しいベリーの果実味。ボリューム感は中程度。気持ちよい軽快な味わいで、疲れがちの口を引き締めてくれる。

6人で6本と、昼酒には程よい分量のワインと、ボリュームたっぷりのタパス料理。おなかも満足の充実したワイン会だった。そしてこの後は予期していなかったのだが、阪神ワイン祭にそのままなだれ込み。。。

2009年3月10日 (火)

実はチーズ天国だった!? ヴィネリア・リンコントロ

090307_3土曜日のフットサル終了後、さすがにお腹が減ったものの10時を超えていたこともあって梅田まわりの店もたいがい閉店間際。それなら、と思い立って淀屋橋付近まで足を延ばしてヴィネリア・リンコントロへ。

本人は意識してなかったが、いつもこの店にはたいがい2番目か3番目、しかも平日の仕事帰りに酔っていた、もとい寄っていたこともあって、この日は普段着、シラフしかもメガネなしだっとので少々意外に受け取られた。そんなもんですかねぇ、いつもどう思われてたんだろう?

で、今日は酒よりメシが食べたいという欲求があったので、写真の通り見た目も緑でさわやかなズッキーニの入ったジェノベーゼと、あとタパスもブロッコリーとナスの2品をチョイス。クリーミーなソースで、パスタが細身だけどもっちりしていて不思議な食感で、おいしくいただいた。このジェノベーゼと最初に飲んでいた白ワイン、マルサンヌ&ヴィオニエのコート・ドゥ・ローヌの相性も、クリーミーさとローヌの白のふっくらした味わいが旨くマッチングしていた。

090307_5 食事を始める前、この店の渋谷ソムリエと店ブログに乗っていたチーズについて雑談。

http://lincontro.exblog.jp/11040061/

そしたら、実はこの店、かなりのチーズストックがあることが判明。あんまり表に出していなかったので、こっちもそんな事は露とも思っていなかったのだが、実はあるわあるわ。急にカウンターに並べ出して全部一通り説明してくれた。ハードから白カビ、ウオッシュ、ブルーと種類も方法で、しかも産地もフランスからイタリア、スペインまで幅広く揃っている。左奥の小山のようなチーズはニンニクと粒コショウでフレーバーをつけた面白そうなチーズ。

当然これを見させられては食べないわけにもいかず、何種類かセレクトして食後にいただいたが、状態もよく、とれもフレッシュだった。でも、チーズっていつも説明してもらいながら、すぐ名前を忘れちゃうんでうまく表現できません。このチーズ群には、イタリアの知る人ぞ知る名醸地、モンテファルコのロッソを合わせた。モンテファルコと言えばまず思い出すのはタンニンもがっちりあるサグランティーノだが、このワインはサンジョベーゼとメルロー、それにサグランティーノのアッサンブラージュだそうで、バランスよくピュアな果実味がベース、そこに柔らかさも持ちつつ、アクセント的な詰まったタンニンが加わっていた。

ちょっと食事のつもりが、最後はチーズまでしっかりいただいて満足。この後実は某所(ナイショ)に寄って帰るつもりだったのだが、もうすっかり満足してしまったのでこのままこの気分で歩いて帰宅。30分の軽やかなほろ酔い気分の帰り道だった。

ヴィネリア・リンコントロ
大阪市北区西天満4丁目12-10-101
06-6311-7007
17:00〜27:00(土〜24:00) 日曜休

2009年3月 9日 (月)

ソングが男を上げた! FAカップ5回戦・バーンリー戦

090309_2 試合消化もなかなか難しくなっている中で、FAカップ5回戦を戦うアーセナル相手は2部で現在7位のバーンリー。この試合はエドゥアルドがキャプテンマークを巻いて、ヴェラと2トップを組む。早く初得点を挙げたいアルシャビンが左サイド、中はディアビといろいろ批判も聞かれるソング。

立ち上がりはあまりピリッとしないアーセナル。悪くはないが、所々でパスミスが見られて、攻撃が断ち切られるシーンが目立ち、時折バーンリーにゴール前まで攻め込まれる。

しかしやはり均衡を破ったのはアーセナルだった。24分相手トラップミスを拾ったアルシャビンのパスを受けたヴェラが、前にいた相手の股下を抜いて、その後は自分でドリブルでゴール前まで持っていて、GKの頭上を抜く浮かしたシュートで先制点を決める!前のFAカップではエドゥアルド復帰戦ゴールのおぜん立てアシストを決めたヴェラが、今度は自分で個人技の素晴らしさを見せて決めてくれた。これ以降もアーセナルがボールを支配していくが、得点にまでは至らないまま1-0で前半終了。

後半の入りから間もない51分、ソングからの鋭いクロスをエドゥアルドが左のアウトでゴール左上に芸術的なゴールを決める!これはキーパー反応できないのも仕方ないくらいエドゥアルドが凄すぎた。ソングの縦パスも切れ味が良かったが、そのクロスをアウトサイドでシュートまで持っていくドゥドゥの技術は見事としかいいようがない。

70分、ディアビに代えてラムジー、そして1得点のエドゥアルドに代えて約3か月ぶりに肩のケガから復帰のウォルコットが入る。いよいよスピードのあるウォルコット、フィット加減はどうだろうか?

79分、右の中寄りからウォルコットがドリブルでDFをかわして、左にいたファン・ペルシーに向けたクロスを上げるが、これはファン・ペルシーが合わせられず。ウォルコット、ケガは脚じゃなかったので、動きに問題はないようだ

そして83分、今度も右にいたソングがパスを受けてすぐに中に早いヒールパスを出し、それを走り込んできたエブエがどフリーで決めて3点目。今日は縦パスの精度が凄すぎるくらい効いているソングも見事だが、これまで決定的な場面で外し続けてきたエブエがようやく決めたのも良かった。結局このまま3-0でアーセナルがほぼ安定的に勝ち抜いた。

090309 今日一番評価を上げたのはこれまでいろいろ不満も感じたソングだろう。前の試合では後に下げられてしまったが、今日は中盤でまずまずの動きを見せ、ゴールにつながるセスクばりの相手の意表を突く縦パスが効果的で2アシストの結果を残した。まさにセスクが乗り移ったかのような、鋭いパス、浮かした柔らかいパスと、状況に応じてチャンスを作り出して、思わず「ソング、やればできるじゃん!」と声をかけてしまうような出来だった。

そしてヴェラ、エドゥアルド、エブエ、3人の得点シーンもそれぞれ良かったし、特にドゥドゥのアウトサイドでのボレーは凄すぎの一言。これでアーセナルはベスト8に勝ち上がったし、ウォルコットの回復具合も確認できて、ドゥドゥの本格復帰も手ごたえ十分。いい材料が揃った内容のある、最後は満腹感のある試合だった。

2009年3月 8日 (日)

セスク・ファブレガス、4月4日復帰戦を目標に

090308_2ようやくセスク復帰戦のスケジュールが見えた!チャンピオンズ・リーグと、プレミアでの4位以内確保に向けて、大黒柱が戻ってくることは、アーセナルにとっても大きな力となるはず。その時期について彼自身がサン誌に語っている。

「今週はクリスマス以来初めてボールを蹴ったんだ。ようやくプロ選手なんだと感じることができたよ。」

「予定通りに進めば、4週間以内にチームに戻れるはずなんだ。これなら、僕とアーセナルにとって今シーズンが全く巻き返しできない訳じゃない、って事を証明するための時間はたっぷりあるさ。」

「まだ決まったわけじゃないけど、僕自身は4月4日のマンチェスター・シティとのホーム戦を復帰目標に置いているんだ。この頃にはウォルコット、アデバヨール、エドゥアルド、ロシツキー、シルベストル、そして僕、皆が再び出場可能になっているよ。」

初の長期離脱になったが、このケガはこれまで働き過ぎだった彼にとって必要な休養だったとも思っているようだ。

「選手生活で初めての長期離脱になったけど、このことでケガ以前よりも状態が良くなって、そして強くなって戻って来れるはずだと今は心から思っているんだ。おそらく、このケガは僕の体が僕に休養させるために発した手段だったんだよ。」

「復帰すれば今シーズンまだ15試合はアーセナルのために戦えるはずだ。でもこれはFAカップやチャンピオンズ・リーグの試合を含んでいるけどね。」

「アーセナルの選手全員が今後もまとまって、絶対にトップ4でシーズンを終われることを信じなくちゃいけないね。」

4位以内という目標にしなければならないことは、彼にとっても不本意だとは思うが、現実的には状況、そして将来の選手面、収益面からいって最低4位は死守しなければならないのが事実だ。特に4位を失えば、ファン・ペルシーなどは間違いなく離脱するだろうし、ますますタイトルは遠くなる。ヴェンゲル監督の去就にも影響するだろうし、そうなればセスク自身もアーセナルに留まる意味を失うだろう。多くの最悪シナリオが考えられるだけに、まずはセスクの言葉通り4位以内確保に全力を傾けてもらうしかないようだ。

とにかく4の字ばかりが踊ってしまうが、4月4日のリーグ戦でのセスク・ファブレガスの復帰戦が今から楽しみになってきた。おっと、そういえばセスクの背番号も4番だ。これはなんか狙っているのかな?

さらば万博? 夜のフットサル

090307 最近海外の出張が多く、その度に体重が増えていく。殆ど自由時間がないので、楽しみは食事だけ。しかもいつも朝食が少ないのに、この時だけはホテルのバイキングでたらふく食べてしまうイヤシさが出てしまい、余計に食べる量が多くなってしまう。。。

でもさすがにこれではいかん、と思い、暖かくなってきたので久しぶりに長い距離を走ってみた。約1時間半、15キロ弱の淀川沿いを気持~ちよくジョギング。好きな音楽を聴きながら走るので、あまり苦にならない。

このあとは夜の7時から万博公園でフットサルを2時間。自分はヘタクソでドリブルしてもすぐ相手のうまい人にはカットされてしまう。いつも焦って中にパスを出してしまって失敗するので、今日はあまりそれをしないよう、コースが分からない場合はなるべく前に蹴りだしてしまうことにした。それとトゥーキックで素早く蹴ってみたが、これがわりにうまくいっていたように思う。

それでも後半は走りすぎが効いてきたのが、ふくらはぎが笑いだす始末。最後は脚がつらないように恐る恐るで、なんとか2時間をしのいだ。その分は当然チームメイトの皆さんにご迷惑をかけることになったのだが。。。

今までずっと万博フットサル場が「ホーム」だったのだが、次回からは他に移動とか。長く使っていたから愛着もそれなりにあったけど、なにしろ最寄駅から遠かったので、次からは少し楽になるのも正直助かる。でも今のシューズが使えなくなりそうなのが一番残念。

2009年3月 7日 (土)

シンガポールで食べたもの その一例

090220_5 いろいろ食べたんだけど、さすがに人もいるし写真もパシャパシャ撮れば変に思われるので、その一例をご紹介。

ホテル近くの目抜き通り、オーチャード通り付近の中華料理屋で。結構お手頃価格(といっても、シンガポールはそんなに安いわけではないが)で食べれるだけに、家族連れで結構混雑していた。これはこの日の日替わりスープで、豚肉と胡桃をあっさりと煮たスープ。その中にはなぜかパクチーが入っていて、少しベトナム流。自分はパクチー大好きなので、全く問題なし。人によってはダメダメだそうだけど。

090220_6 左は定番、鳥料理、右はエビの香り揚げ。結構ピリカラにできていて、向こうのかなり薄味のビールがすすむ料理。

090220_7 こちらはアヒルを甘辛く炒めた料理。アヒルって肉質がわりと硬め。量も味もかなりボリュームがあったので、すでにここにくるまでに食べていた身にとってはキツーい一品に。あまり頼み過ぎてはいかんな。

090220_8 これは別の日に昼食に食べたシーフードのブン。フォーじゃなくてブンです。フォーとブンは違うんだそうで、メニューも区別して書いてある。フォーとブンは違うんだそうで、少し細身の麺。どちらも米から作るには違いないんだけど、厳密には違うんだそうだ。どこが違うかは詳しくは知らない。この店ではなぜかフォーは肉関係、ブンはシーフードといった区別がされていた。

別に中華、ベトナムだけじゃないシンガポール。なんでもあるだけに、次回は何を試してみようか。でも一度は地元のシンガポールらしい料理を食べてみたいんだが、果たしてそんな料理はあるのか否か?

2009年3月 5日 (木)

神戸ベイシェラトンホテルのワイン・フェスティバル 初参戦

090301 友人のお招きで、初めて神戸ベイシェラトン・ホテルのワインフェスティバルに参加。券は前売りを分けていただいたので、ありがたくも少~しお安く入場できた。

中はワインの試飲ブースとアテ、というか食事のブースが周りを取り囲み、部屋の中央は一部のブースと食事用の立食テーブルが用意されていた。さすがホテルで、食事のメニューが充実しているのでテーブルいっぱいに料理が並び、ワイングラス片手に談笑している人、人、人。空きスペースを見つけるのが困難。一応確保できたら、交替で場所確保しつつワインの試飲と食料調達に。

無料試飲も多いけど、やはりいいワインは有料試飲。グラン・ヴァンもそこそこの値段でティスティングに供されていた。そんな中でお値打ち!と思ったのはこのブルゴーニュ3種、これを1千円で出していたフィネス社。フィネス社って元冨士発酵って会社だったが、本体が不振になってワイン部門だけが独立した会社だそうだ。今、ブルゴーニュでも有数の作り手、ジョルジュ・ルーミエ唯一の正規輸入者だが、それだけにそのルーミエのモレ・サン・プルミエがこの価格で飲めてしまう感激!これだけでも来た甲斐があったというもの。

この日のティスティング・サンプルは、

 ドメーヌ・マルキ・ダンジュルヴィル ヴォルネィ1erクリュ シャンパン

 ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ モレ・サン・ドニ1erクリュ クロ・デ・ラ・ブシエール

 ドメーヌ・メオ・カミュゼ ヴォーヌ・ロマネ1erクリュ レ・ショーム

だった。まさに今のブルゴーニュの頂点を極める綺羅星のドメーヌだ。ヴォルネイは落ち着きがありバランスがよく、ルーミエは深さ、果実味の幅広さ、そしてメオ・カミュゼは堂々とした骨格、厚みと貫録を感じさせてくれた。

この他にもグルジアワイン、スペインのシャルドネ・ソーヴィニヨン、イタリアのゲヴュルツ、アルザス、マルセル・ダイスのピノ・ノワールなどなど、思い出せないくらいのワインを飲んでへベレケ状態に。本当にいい経験だった。

この後は梅田に戻って今日の反省会(?)ではないが、余韻をかみしめつつベトナム料理に舌鼓。好きな蓮のサラダと空芯菜炒めなどとともに、333(バーバーバー)ビールで締めたのだった。

世界三大ガッカリポイント!

090305そーでもないと思うんだけど。。。なかなか絵になってるんじゃないかと思うんですがねぇ。

あと2つは小便人形と人魚姫だそうで。

2009年3月 4日 (水)

4戦スコアレス・ドローの後は ウエスト・ブロムウィッチ戦

090304 リーグ戦では4試合連続で点数なしの引き分けが続いているアーセナル。決定力のなさは深刻な状況だ。カップ戦やチャンピオンズ・リーグでスケジュールも詰まってきている中での中2日での最下位ウエスト・ブロムウィッチ戦。

前日の試合で4位のアストン・ヴィラが引き分けているだけに、この試合はアウェイとはいえきっちり勝って差を詰めるとともに、嫌な雰囲気を断ち切りたい。3月には主力も戻ってくるだけに、ここが辛抱のしどころ。トップはファン・ペルシーを控えに置いて、ベントナーとアルシャビンを前線に。アルシャビン、良いところは見せているものの、そろそろ結果を出してほしいのだが。

試合が動いたのは4分早々、ベントナーがゴール右でスペースを得て打った特に強くないゴロのシュートが決まって、アーセナルが先制

これはやれる?と思い始めたのも束の間の6分、ゴール前でジュルーが与えた不用意なファウルによるFKが、アーセナルの壁の間をぬけてそのまま突き刺さり、同点に追いつかれる

14分。エブエが右から狙って打ったシュートはミスキックで勢いがなかったが、その球がうまくゴール前のベントナーに通る。オフサイドは取られなかったが、ベントナーがうまく捌けずまた枠外に外して逆転のチャンスを失してしまった。

37分、相手ファウルで得たフリーキックを左サイドからアルシャビンが蹴り、これがいいコースでゴール前に供給、それをフリーのキャプテン、コロ・トゥレが頭で決めて2-1でアーセナルが前半の内に再び勝ち越した。そして43分、こんどはトゥレからの長いクロスをゴール前のベントナーが足元に落として落ち着いて決めて自身2点目、3-1と突き放した。前半はこのまま終了。

後半はトゥレが代わって中盤にディアビが入り、ソングが一段下がってセンターバック。51分、ゴール前でベントナーからアルシャビンへのリレーはGKのセーブに阻まれて得点ならず。53分のチャンスも同じような場面も再びGKがわずかに弾いてコースが変わり、枠の外へ。アルシャビン初得点の期待がなかなか叶わない。54分、ディアビがフェイントで相手DFをかわしてのミドルは弾かれる。56分にはベントナーがドリブルで持ち込んでゴール前で打ったシュートはGKのファインセーブで惜しくもハットトリックならず。ウェスト・ブロムの守備も崩れて、アーセナル、久々にイケイケの状態だ。

66分、エブエからラムジーに交代。82分にはナスリに代えてメリダで、アーセナルは交代枠を使い切る。ベントナーとアルシャビンは残っているだけに、残り時間でもう1本どちらかに決めてほしいのだが。84分、ウェスト・ブロムのいい位置からのFKは直接狙われるも、アルムニアが冷静にパンチングで防ぐ。アルムニア、この試合も安定した守備を見せてくれる。89分、再びアルシャビンに初得点のチャンスが訪れるが、これもGKに弾かれて今日はツキがないか。結局後半戦は得点のないまま、3-1でアーセナルがようやく勝利をものにした

もう少し取れたような場面はあったが、それでも3点取って勝てたのは今のチーム状況では大きな一勝で、主力が戻ってくれば十分挽回できる力はあるだけに、まずは3月反転攻勢に弾みをつけた試合になったと思う。

2009年3月 3日 (火)

ボルク・ドドン ウィス・ブランシス2006 IGT

090302このところイベント続きで、家のボトルを開けるまでもなくワインを楽しんでいたのだが、そんな週末も過ぎ去ってしまった。今日は仕事帰りにフィットネスで2時間ほど汗を流して、寒い中帰り着いた後の晩酌は、白は白でも濃い~白で。

濃い白といえば、フリウリ州のドブロク系ワインがファーストチョイスに挙がってくるが、このボルク・ドドンのリーズナブルなワイン、ウィス・ブランシスもそうした一つ。かねてから飲みたい一本だったが、生産量も少なくなかなか手に入らなかった一本。ドドンは30代の若い生産者で、自然酵母を用いた発酵、温度管理など人為的な操作を行わずブドウと自然の力に任せた生産手法。SO2の添加も最小限に抑えているという。しかも24haの畑があるにもかかわらず、ブドウ畑は10haなのだそうだ。

このワインのセパージュはフリウラーノ45%、ソーヴィニヨン・ブラン40%、ピノ・ビアンコ10%、ヴェルドゥッツォ5%。樹齢50年のブドウから造られ開放型の樽で自然発酵、温度管理をしないがために寒い冬の間は低温で発酵が止まり、そして再び暖かくなり始める春に発酵が再開するのだという。ここまで徹底するということか。

色はねっとりとした落ちつきのある琥珀のような色合いで、すこし濁りを感じる。香りはカレー粉、シナモン、松ヤニ、ドライフラワー、 セメダインといった、果実よりも有機的、化学物質のような香りを強く感じる。

口に含むと、酸は丸みのある穏やかさだが、その中に溶け込んでいる酸化熟成感の豊かなエキス分が舌にじわじわと染みてくる。シェリーのオロロソのようなドライな甘さと熟成感が調和した味わいが強いが、それも時とともに弱まり、ゆっくりと酸を基調としたほんの少しスパイシーな味わいへと変わってくる。

余韻は序盤の熟成感とは違った涼しげな酸をベースにした味わいがほどよい旨みとともに長く続き、やがてさわやかに消えていく。

とても果実のエキス分がしっかりしていて、酸化熟成の旨さも楽しめる個性豊かなワイン。このクセある味わいは万人向けするとは思わないが、自分にとっては期待通りだった。しかし彼、ドドンの本領はこれより上級のキュベでこそ発揮されるという。とりあえず今一番飲みたいのが実は彼の造るヴェルドッツオ、圧倒的なコクを楽しめるというこのワインを何とか手に入れることが当面の目標です。

【下町ワイン酒喜屋 3,864円】

2009年3月 2日 (月)

魔境の吸血鬼イベント ときめきヴィナイト!?

090227

イタリアワインの魔境、魔窟、巣窟...その道を志す者にとっては通らなければならない関門かもしれないピンコパリーノ。しかし一旦迷い込んだときには、恐るべき魔獣が口を開けて待っているかも。

しかしダンテの「神曲」の如く、この地獄?を抜け出る道案内を買って出る人がここにあり。その名もヴィナイオータ社長、太田さん。土曜日はそんな「ヴェルギリウス」オータ社長が一日店長で、その眼で選び抜いたワインの数々を紹介しつつ、飲んでいく恐るべきイベント。

この日は13種類のクセモノワインが並んでいた。いずれもフツーの店ではまずグラスでなんか絶対出ないようなワインの数々。しかしどこから嗅ぎつけてきたのか、フツーでは満足できない地獄に足を踏み入れつつあるフリークが集っているのが恐ろしいところ。

フリウリの若手、ヴォドピーベッツのヴィトフスカもオーソドックスな樽熟成と、ギリシャ時代にさかのぼる甕熟成のアンフォラ、この違いも飲み比べてみるとよくわかる。個人的にはアンフォラのえぐってくるような味わいの深さ、力強さがとても印象的だった。

マッサ・ベッキアのほとんど「赤」のロザートも旨み満載、サルディーニャの蝶のマークのカンノナウ(グルナッシュ)も繊細ながら温かみのある味わいがさすがと思わせる。ラディコンのメルローは北イタリアなのに懐も深くタンニンも十分。最後はデザートでモスカート(マスカット)なんだけど、パッシート(陰干し)とポトリティス(貴腐)による甘味の性格の違いが面白かった。

融通無礙、変幻自在のイタリアワインの数々。ピンコパリーノの門をたたく者、ダンテの如く地獄、煉獄を通り抜けなば、天国の道はあるまじき?

ところで、このイベントのタイトル、「ときめきヴィナイト」、「ときめきトゥナイト」のパロディって気づいた人何人いたんだろう?これが分かる人はだいたい同年代だろうね~

2009年3月 1日 (日)

カルロス・ヴェラ初先発も... フラム戦

090228 チャンピオンズ・リーグでは勝ったものの決定的なチャンスを決められずに1点差勝利に終わったアーセナル。リーグ戦は負けていないものの引き分けが続き、やはり決定力に欠ける戦いを続け4位との差6ポイントがなかなか縮まらないのが気がかりだ。

2月最後の試合はフラム戦。ローマ戦で太腿を痛めたディアビは間に合って先発出場。そして19歳のカルロス・ヴェラはプレミア初先発で左サイド。前は1トップでファン・ペルシー、その後ろトップ下でナスリが入る。ナスリの中はローマ戦でも機能していただけに、期待大。右サイドはアルシャビン。

前半はフラムがアーセナルに攻め込んでいく場面が目立つ。アーセナルDF陣がフラム攻撃陣に攻め込まれ崩されてシュートまで持っていかれて、どうもピリッとしない。先発のヴェラはいつもならドリブルで自分から持っていく場面でも、今日はパスを多用。序盤はアーセナルらしさが見られない展開。34分、アルシャビンからのクロスをゴール前のファン・ペルシーが決めようとするが、GKのセーブに阻まれて得点はできない。35分にはヴェラにパスが通るが、相手DFに囲まれてスペースが作れず打つこともできない。前半はこのまま0-0で終了

後半も展開は変わらず。アーセナルは時折フラムゴールに襲い掛かるも、最後の決定力に欠ける。ナスリのシュートも枠をとらえるまでにはいかない。ファン・ペルシーのヘッドも枠の上を超えていき、やはりこのところのアーセナルの得点力不足は深刻な状態。。。

63分、先発出場ながらチャンスを活かせなかったヴェラに代わりヴェントナー投入。69分は右サイドバックのサニャに代えてエブエ。しかし、時間が残り少なくなっても得点への予感が起きてこない苦しい時間が続く。最終盤も引き分けOKのフラムにいいようにパスを回され、攻撃の糸口をつかめないまま、得点なしの引き分けに終わってしまった

またしてもスコアレス・ドローに終わったアーセナル。上を行くアストン・ヴィラはUEFAカップを捨てて(?)リーグ戦に集中、4位以内確保に大きく舵を切った。この状況で5ポイント以上の差を引っくり返せるのか?5位に終わればファン・ペルシーをはじめ、主力選手流出の危機が表面化しそうなだけに、アーセナルは徐々に瀬戸際へと追い込まれつつある。試合を見るたびにたまっていくフラストレーション、この不満をどこに持って行っていいのやら?