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2008年6月

2008年6月30日 (月)

スペインついに戴冠、EURO征服

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ついに決勝戦を迎えたEURO2008。スペインは再びファン・カルロス1世国王が臨席。メンバーも準決勝ビジャ交代後ののようにスペインは4−1−4−1で、シルバ、セスク、シャビ、イニエスタの4人が中盤で1トップのトーレスを支える布陣

ドイツは4−2−3−1。負傷欠場の噂のあったバラックは先発出場。やはり情報戦だったのか?ビジャについて3得点のポドルスキーが得点王を狙う。

スペインは21戦18勝3分。ついにスペインが名実共に「無敵艦隊」となり、全勝無敗優勝を果たすのか?

前半はスペインのキックオフでスタート。前半2分早々、堅さの見えるスペインのDF陣隙をついてクローゼがあわや1−1のピンチを迎えるが、これは事なきを得る。

前半12分、スペインはようやくイニエスタの左からの仕掛けからチャンスを得て、あわよくばオウンゴールの場面だったが、ここはレーマンが反応。前半22分、セルヒオ・ラモスからの左からクロスに頭で合わせたトーレスだったが、おしくもゴールポストに弾かれる。これは惜しかったが、スペインはようやく攻撃のテンポが出てきた。

そして前半33分、この人が決めた!トーレスがドイツDFの厳しい当たりを物ともせず、レーマンの飛び出しを見て落ち着いたゴールを決めてスペイン先制点!前半はこのまま1−0でスペインリードのまま終了。

後半ドイツはケガを負ったラームに替えてヤンゼンを投入。スペインは交代なしで開始。

後半7分、セスクからのパスを受けたトーレスは自分で打たずにゴール前のシャビにパス、シャビのシュートはレーマンの指先を掠めてコーナーに。ここはドイツがしのいでいく。
後半9分、シャビからトーレスへの中央へパスが通って1点目の再現かと思うが、ここはレーマンがセーブ。

ドイツはヒッツルスペルガーに替えてクラニーを入れて攻撃を厚くしていく。後半14分、バラックが放ったミドルは危うくもゴール枠外。この時間帯、ドイツがスペインゴールに攻め続けていくが、スペインもカシージャスをはじめ守備陣が必死に守る。

後半18分、セスクに替えてシャビ・アロンソを投入。その後も20分にはシルバに替えてサンティ・カソルラを投入。アラゴネス監督が交代枠を使っていく。21分、シャビのFKにセルヒオ・ラモスが合わせたものの、決めることが出きない。

残り15分を切った時点でスペインはイエロー1枚もらったトーレスに替えてグイサ、ドイツはクローゼからマリオ・ゴメスに交代。

後半35分、マルコス・セナが自力でドリブルで持ち込んでのボール、最後はグイサが頭で合わせるが、距離が足らずゴール前に落ちる。そこに飛び込んだセナだが合わない、残念。40分、左コーナーからのシャビのコーナーは中央のセナに通るが倒されて23m地点からFK。ここはシャビが打つが浮いてゴールのはるか上。

残り5分、スペインは自陣の守りを厚くして逃げ切りを図る。ドイツは必死に攻撃の糸口を掴もうとするが、隙が見つからない。ドイツはパワープレイで最後の瞬間に賭けていく。スペインはエスパーニャコールで栄光の瞬間を待つ。ドイツの攻撃をDFカプデビラが必死に止めて、ロスタイムは3分。そしてこのまま逃げ来てついにそのときが来た!スペイン1−0で全勝のまま44年ぶりの優勝を決めた!

完封勝ちのスペイン、負傷したビジャに得点王も送るオマケつき。今大会最も実力は勿論だが、その雰囲気も良かったチームメイトが全員で栄冠を祝う。本大会で優勝候補の本命と言われていたスペインだったが、おそらくは挙げた本人も微かに不安を抱いていた。しかしそれを跳ね除けて優勝したチームは素晴らしい。アラゴネス監督は勇退最後の年を見事に飾った。

素晴らしい瞬間を見させてもらった。本当におめでとう、そしてありがとう、スペインチーム!

2008年6月29日 (日)

お見事な対応! そば処桝富

Rz7bulnc 京都の地下鉄、東西線東山駅を下りてすぐの角を左折、平安神宮までの近道、細い路地を行く途中にあるお蕎麦屋さん。以前から気になっていたが、雨が強くなっていたこともあり、ようやく入る気がおきた。

入ってみると中は広くないが4人がけのテーブル数席と、おくのお座敷。活けた花も置かれていて清楚な感じがする。1時過ぎだったが、お客さんもひっきりなしに入っていた。

そばはもちろん手打ちで、銘柄まで書かれている。今日は岡山蒜山産で、九割とあった。

そばは細みでかっちりしたそば。磨いたそばで色合いはうっすら緑がかった薄茶色。だしは薄めでほんのり甘い。そばの味わいを殺さないようにという配慮だろうか。噛み締めると旨みもあり、繊細できれいなおそばだった。

ここで少し変わった光景を眼にする。店員(?)の若い子がお客さんに説明していた。
「手打ちの蕎麦が切れましたので、ただ今機械打ちのそばを使わせていただきますが、よろしいでしょうか?」

こういった光景が何度も繰り返される。確かに手打ち蕎麦と表には書いてあるが、わざわざ注文のたびに断っている事、当たり前なのかもしれないが、そこまでやっている店がはたしてどれほどあるだろうか。手打ちといいつつ、何も言わずに最初から「手打ち風」の機械打ちそばを出している店のほうが多いだろうに...

食品偽装に関する報道が多くなされている中で、それとは対極の姿がこの店にはあった。些細な事だけど、今の時代これだけでも信頼できる店といえないだろうか。

そば処 桝富
京都市東山区三条通白川橋西入
075−771−5973
11:30〜15:00、17:00〜20:30
火曜休

ルノワール+ルノワール展

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京都近代美術館で開催されている画家オーギュストと、息子ジャンのルノワール親子による展覧会。

オーギュスト・ルノワールの作品に絡めて、映画監督となったジャンの映像作品が並ぶ。息子は父の作品に少なからず影響を受けた。父の華やかな色彩感覚が、彼の映像に共通したものをかんじさせてくれる。

今回の父ルノワールの作品、とてもいいものが揃っている。自分はルノワールの肉厚な絵画があまり好きではないのだが、今回の展示は愛らしい作品が多かった。

特に妻アリーヌを描いた『肖像画』、『田舎のダンス』がみずみずしい光とともに輝いている。少し意地悪さも感じさせる小悪魔的な表情に惹かれ、画家が虜になったのも頷ける。これほど愛らしく描かれた画家の妻を未だ知らない。

魅力溢れるルノワールの世界がまとまって堪能できる展覧会。7月21日まで。

2008年6月28日 (土)

洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵

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この本に掲載されている絵は全てが有名作家の者ではないだろう。おそらくは著者の思い入れによる物も多いはず。しかしその筆致は確かだ。この絵が素晴らしい、手放したくないという思いに間違いはないのだから。

芸術新潮に長く連載された「気まぐれ美術館」。そのエッセンスと共に現代画廊を経営した洲之内徹が愛した作品を紹介したのが本著。既に亡くなって20年が経つ著者だが、未だに美術愛好家にとってカリスマ的存在だ。それは彼の生き方、飄々とした中にある信念、そして美を見分ける眼とそれを的確に表現する腕を持ち合わせていたことへの憧れによるものだろうか。

彼が集めた絵画約150点、いずれも何らかの影を感じる。ただ眺めただけでは終らない、心の中に残るもの、不安感のような、いろいろなものをないまぜとしたような感覚。

「いったい絵というものは、解るか解らないかという前に、ひと目で、見る者に否応なく頭を下げさせるようなものがなければ絵とは言えない。」

ここに集められた絵は確かに美しいと思えないものもある。理解不能なものもある。美しさはあくまで自分自身が感じるもので、決して人に左右されるべきではないとわかっていながら、その実そうした意見に往々流されていることがいかに多いことか。一般に名作とされているものに対し、無抵抗で美しいと思い込もうとしている場合がある事を認識させられる。しかし著者はあくまで自分が「良い」と思ったものしか選ばない。その潔さが20年の時を越えても心に響いてくる。

純粋に美しいものを追い求めた著者、自らは作品を作ることはなかったが、作品を選ぶことで自分を表現する道がある事を示したその精華がこの本にはある。

洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵
文:洲之内徹
求龍堂刊
319p
3,000円(税別)

2008年6月27日 (金)

スペイン、ロシアを再び撃破、決勝進出!

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EURO2008準決勝。既に決勝進出を決めた大本命、ドイツの対戦相手の座を賭けて再びスペインとロシアがあいまみえる

予選では4−1で圧勝したロシアだが、あの時とは全く違う印象で勝ち上がってきただけに、安心できない相手だ。28年ぶりに準決勝進出を果たしたスペイン、ここで負けてはシャレにならない。天候は稲光もさす荒れ模様の雨。前回はファン・カルロス1世国王の御前試合となったが、きょうはフェリペ・スペイン皇太子が観戦。

立ち上がりはスペインペース。前半11分は得点王、ダビド・ビジャが左からミドルを放つが、これはキーパーがセーブ。雨も強くなる中前半26分、シルバを後ろからいったロシアのファウル、ビジャのFKはキーパー真正面。

そのビジャがこの時に負傷したのかセスクと途中交代。これは決勝も控えてスペインにとっては正直痛い...ただしこれで中盤はシルバ、シャビ、イニエスタ、セスクの「クアトロ・フゴーネス」が揃い踏みとなった。セスクが入ってスペインは連携が良くなったか再三ロシアゴールに攻撃を仕掛けるが、前半は均衡のまま終了。

後半両チームともに交代なし。激しい雨も若干収まった後半5分、左サイドからのイニエスタのパスにゴール前飛び出したシャビが右足で蹴り込んでスペインが先制点を決めた!後半6分にもトーレスがフリーになってシュートを放つがゴールの上。俄然スペインペースになってきた。

試合は一方的なスペイン攻勢となっていくが後半17分、右サイドのセルヒロ・ラモスからのパスはゴール前のトーレスに通り決定的なチャンスとなるがこれを外す。スペイン、面白く攻撃が繋がるだけに、落とし穴もできやすい時間帯で見ている方には緊張感が漂う。

後半23分、シャビとトーレスに替えてシャビ・アロンソとグイサを投入。アラゴネス監督、再びこの時間帯で交代枠を使い切る。そして後半27分、セスクが持ち味を出したフワッとしたパスをゴール前に出して、これをグイサが確実に決めて2−0、スペインが突き放した!

後半36分、再びセスクが今度は左から自らドリブルで持ち込んで、ゴール前に走りこんでいた盟友ダビド・シルバに絶妙のアシスト、これをシルバが決めて3−0。セスクは2アシスト、シルバは初ゴールで、試合を決める得点となった。代表ではパッとしない感のあったセスクだが、この試合はトップ下で抜群の試合観を見せてゲームを作っていく

42分、アルシャフィンが放った威力あるシュートを聖イケル・カシージャスがセーブ。これがロシア初の枠内シュートでそのまま試合終了。終ってみれば3−0とスペインの完勝、ロシアは今まで見せてきた攻撃の速さを殆ど見せることなく終った。

いろいろあったEUROも決勝はドイツVSスペインの王道対決となった。スペインはこのところ停滞していた感があったが再び快勝して勢いをつけた。セスクが2アシスト、アーセナルのときのように緩急つけたボールコントロールで存在感を見せつけてくれた。これはイタリア戦のPKよりも嬉しい。

いよいよ「優勝候補」の返上なるか!?俄然期待が高まる決勝戦は月曜深夜、ぜひとも美酒を飲ませてスペインに酔わせて欲しい...

カンポ・ディ・サッソ インソリオ・デル・チンギアーレ2006

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トスカーナ産、セパージュはメルロー50%、シラー20%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン11%、プティ・ヴェルドー4%、生産者はあのオルネライアを興したアンティノリ、醸造担当はミシェル・ロラン...

このワインを説明するための修飾語はおそらく事欠かないだろう。スーパー・タスカンの条件を全て満たしている。しかし価格は安く抑えられているのだ。ここにこのワインの心意気を感じることはないだろうか?

トスカーナでも最上級のワインを生み出すボルゲリ地方。その北、ビッボーナで始められた冒険。その結晶がこのワインだ。チンギアーレとはイタリア語で「いのしし」。人気のワイン漫画「神の雫」にも取り上げられたそうだが、本人見てないのでこれはなんとも...

香りは根昆布、胡椒、ドライフラワー、干しわら、インクといった複雑な香りの絡み合い。色合いはねっとりとした濃厚な黒味の強いルビー色。エッジまで濃密に色素が入っている。

味わいはまずボリュームある凝縮した果実味。そしてまだいささか堅さは残るが稠密なタンニンと、若々しくキリっとした酸が相まってワインの厚みを感じさせてくれる。果実の程よい甘さもあって、中盤にかけての膨らみが豊か。それでいてあつかましさはなく、口の中で納まる範囲で安定した展開を演じていく。

最後に残るのはカカオのような重厚な甘さと、口を引き絞るかのような酸の共演。そしてそれを下支えするタンニンの渋み。味わいの構造は最後まで堅牢で厚みを感じさせる。

終始感じさせる堅い印象はあるが、このワインから抽出できる味わいの要素は確かに広く深い。この複雑さが次も飲みたくさせるんだろう。悔しいがたしかに魅力ある、懐の深さも感じさせるワインであるようだ。

【LIQUOR WORLD 3,200円】

2008年6月26日 (木)

スラ・ヴィンヤーズ ブリュット NV

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自分の中でもイチオシの一つであるインドワイン、その雄スラ・ヴィンヤーズから泡モノが届いた。もちろん名前は名乗れないが、「メトード・ジャンプノワーズ」、シャンパン方式である瓶内2次発酵方式によるもの。

使っている品種はサルタナ60%、シュナン・ブラン40%。後者はフランスでもロワール地域の発泡ワインには使われているので馴染みはあるが前者は一体?

このサルタナ種はインドに昔からあったブドウ品種で、今回このスパークリングを出す際に特にオーナーが選んだ品種。早熟だが酸を持った品種で、元々は干しブドウ用として生産されることが多いものらしい。干しブドウとしても、カリフォルニアレーズンと比べて甘さ控えめで酸があるとのことだから、ドライなワインには確かに適しているのかもしれないがさて?

注ぐと勢いよく泡が立つ。最初に比べると時間的な泡の出方は収束の度合いが早いようだ。色合いは若さのあるレモネードのような感じ。香りはチューインガム、オレンジ、ヨーグルトの甘い香り。

口に含むと、まずは予想以上に強い苦味成分。口の中を収縮させる強さを感じる。少しヨード的な香りと味わいを感じさせ、中盤は果実の厚み、活きのよい酸味、ほどよい苦味の絡み合いを楽しむことができる。

余韻は少し酸のもたつき、引き際のよさを感じさせてくれない所はあったが、果実の凝縮感、ほどよい甘みと苦味の心地よさは感じた。

価格を考えれば、味わいを十二分に感じさせるワインになっている。しかしいかんせんバランス面での難点は否めない。アタックと余韻に感じられる角のようなものがどうしても目立ってしまう。

そうしたところに目をつむれば、この価格でこれだけ特徴を語らせてくれるワインはそうない。また飲みたくなるのが不思議。文句も出ないような平坦なワインがいかに多いか...やはりインドワイン、タダモノではないようで。

【Cave de Terre 淡路町店 1,500円?】

アルシャフィンはバルサが夢

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やたら人のチームにちょっかいをかけて波風を立たせるバルセロナだが、やはり一流チーム。放っといても選手からラブコールを集めるチームであることは間違いない。

ロシア快進撃の立役者、そして今季UEFAカップではゼニト・サンクトペテルブルグの主将として優勝を手にして評価うなぎのぼりのアンドレイ・アルシャフィンもその一人のようだ...

「バルセロナが僕の夢なんだ。今までバルセロナでプレイする本当のチャンスが訪れるなんて想像もしなかったよ。今までだってずっとバルセロナファンだった。状況がどうなるか見守っていて欲しい。今の時点で確かなことは何もいえないんだ。」

彼は以前からプレミアかリーガの舞台で戦うことを夢見てきていたという。

「テレビでプレミアのゲームを見ているよ。世界でも最高のリーグだ。クラブを変わりたい。プレミアもリーガも大きな違いはない。双方とも僕にとっては違ったレベルなんだよ。」

ボールを持ってから全速力になるまでの速さに惹かれるアルシャフィン。EUROでの戦いを見て、フレブが去りそうな今アーセナルに最も欲しいタイプの選手といえるが、すでにナスリ獲得にお金を使ってしまいそうなアーセナルには無理か?夢を実現してバルセロナに移籍するかどうか、EUROが終った後もアルシャフィンの動向に要注目。

セスク、バルサの軽口を批判

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スペイン代表はいよいよ優勝の期待が高まっているが、その一方でアーセナルの来季に向けての不安感は増している。フラミニの退団、フレブの行方、アデバヨールに対する他チームの獲得欲...

バルセロナはアーセナルの選手に食指を動かしていることを公言してはばからないフレブ、アデバヨールといった主力選手にコンタクトしている、といった声が聞こえてくることに対してセスクも心中穏やかではないようだ。元のチームに対して憤りを地元ラジオに語っている。

「バルサほどのクラブであれば、アーセナルのようなチームに対してはもっと友愛の情を示すべきだ。アーセナルは移籍に関しては決して騒ぎ立てはしないし、いつだって適切に事を運んでいるよ。」

「ここ数週間でバルサからは少なくともアーセナルの7人の選手について話が出たけど、そんなの必要ない事だ。選手の心をかき乱して、不安に陥れることになるんだ。」

「アーセナルは違う。いつだって水面下で事を運んでいるし、ずっと普通な事さ。オープンにするべきではないんだ。もし選手が出て行きたいなら、いずれはそうするんだよ。」

「僕は話題に上っている選手の一人と話したんだ。もちろん彼は僕にとって友人の一人さ。だから僕は彼がチームを去るにしろ、残るにしろ、彼にとって最高の結果になるよう祈っているよ。フレブもアデバヨールも彼らの将来に対して最善を尽くし、そして幸福になるための事をすべきなんだ。」

選手として、もちろんお金も含めたより良い環境を選択していくことは当たり前の事で、セスクのような選手になればそうした話題に頻繁にのぼる事も当然。お互い様の所もあるが、それでもやはり選手としては今の良い環境を壊されたくないというのも本心だろう。それはセスクも同じ。

「でも僕はフレブにもアデバヨールにもアーセナルに残って欲しいんだ。」

そしてアーセナルファンにとっても同じ事。ナスリ獲得がほぼ確実になっているようだが、果たしてこの2人の去就はどうなるのか、不安な状態が続いていく...

2008年6月23日 (月)

セスクが決めた! 優勝しかないぞ、スペイン

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準決勝進出を決めたスペイン。24年ぶりのベスト4、88年ぶりの公式戦イタリア戦での勝利、とスペインのサッカー史を塗り替えた原動力はイケル・カシージャスの神がかりセーブだったかもしれないが、その勝利を決めたのはPKを最後に決めたセスク・ファブレガスだった。

代表戦では必ずしも真価を発揮しているとはいえないセスク。ベンチスタートに甘んじる事もあったが、大事な場面で冷静に決めることができた事は本当に素晴らしいと思う。

そのセスクもこの歴史的勝利によって優勝への手ごたえをさらに確かなものにしたようだ。

「自分が経験した中でも例えようのないPKだったよ。僕が思うには自分達は勝利に値したと思う。それはあの場所に集まってくれた多くのファンのためのものだったんだ。」

試合では左足一本で神がかりの反応でセーブ、PK戦ではデ・ロッシとデ・ナターレのPKを止めてスペインを勝利に導いた「聖イケル」カシージャスも気持ちは同じだったようだ。

「僕達は勝つに値したと思う。とても難しいゲームだったけど、自分達の全力を出し尽くしたよ。だってそれだけの熱い試合だったんだからね。勝ち抜く事がとても厳しかったよ。」

今年のスペインチーム、初戦のビジャがアシストに徹してくれたベンチのトーレスに得点後駆け寄ったシーン、2戦目は先制ゴールを決めたトーレスに子供のようにダイビングで抱きつき押し倒したビジャ、勝利の後にファンと一体で勝利を喜び合うチーム、ベンチの選手も一緒に喜ぶシーンと、このEURO2008のチームでスペインほど一体感を感じるチームは他にない。それはキャプテンであるカシージャスの統率力もあるんだろうけど、シンボリックな選手がいない中でお互いの力を尊重し、協力している雰囲気があるからなんだろう。

さて次はロシア戦。名将ヒディングが予選のような戦いをする事はあるまい。これで安心して再び「優勝候補」に戻ることがないよう、残り2試合を戦って欲しいと思う。

スペインVSイタリア戦

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「優勝候補」スペインにとって正念場の準々決勝イタリア戦。これまで全て1位突破のチームが敗れているだけに、スペインが嫌な雰囲気を断ち切って、イタリアの守備、そして世界最高のキーパー、ブッフォンを打ち破ることができるか?ある意味、カシージャスとブッフォンのキーパー対決になるかもしれない一戦。スペインはファン・カルロス1世国王夫妻も観戦する熱の入れよう。

スペインのメンバーは第1戦と同じで、ビジャとトーレスの2トップ。前半立ち上がりは予想通りイタリアが守備的、スペインが攻めの機会を窺っていく展開で緊張感が伝わる。スペインはシルヴァが左サイドから細かなドリブルでイタリア守備を崩そうとするが、なかなか突破までには至らない。このユーロ大会、ビジャが注目されているが、常に得点に絡んでいるダビド・シルヴァ

17分、フェルナンド・トーレスが左から攻め込んで放ったシュートはゴールの上へ。24分、ビジャのゴールほぼ正面からのFKは低くイタリアの壁を抜けるが、ブッフォンがコースを読んでいて見事止める。31分、シルヴァが放ったシュートはゴール右の枠外。スペインの攻めは続くが決定的なチャンスを作れない。37分、トーレスのシュートがDFに弾かれた所を今度はシルヴァが左足で撃つがわずかにゴール左の枠外へ。前半は0−0のまま終了

ボール支配は圧倒的にスペイン。しかしイタリアもスペインのボールをカットしてカウンターを狙っていく。シュートの数もスペインが多いものの、決定的にイタリアDFを崩して放ったものではないので、枠外のものも多い。

後半も前半と同じように攻めるスペイン、守るイタリアの展開は変わらない。後半14分スペインはイニエスタとシャビのバルセロナコンビに替えてカソルラとセスクを投入。後半15分、イタリアの波状攻撃、一瞬ゴールを開けてしまったカシージャスだったが、素早く戻って最後は信じられないような左足の反応で防いで、スペイン最大のピンチを救う。さすがは「聖イケル」

後半27分、ザンブロッタからのクロスにルカ・トニが合わせるイタリアの得点パターンだったが、これは決まらず。その後ビジャがカウンターで攻めあがるが、DF陣に阻まれて自ら倒れたというシミュレーションを取られてイエロー。この試合はあまり上がる機会のなかったセルヒオ・ラモスも右サイドからドリブルで持ち込んでのシュートを放つが枠の外。

攻め続けるスペインだが、最後の最後でイタリアの固い守りに阻まれ、選手の疲労の色も濃くなっていく。イタリアの術中に嵌りつつあるのか?均衡状態のまま後半も0−0で終了し、準々決勝3試合目の延長戦に突入

延長前半3分、スペインはグイサにパスが通り、グイサが自ら決めず一旦戻して波状攻撃、最後はダビド・シルバがシュートを撃つが惜しくも枠外。5分、今度はイタリアはディ・ナターレが撃ったヘディングシュートをカシージャスが神がかりセーブで防ぐ。延長前半15分も両チーム得点無し

延長後半、イタリアは3人目のカードを切ってデルピエロを投入。延長後半もスペインは攻めきれず、やはりこのままPK戦に突入

まず蹴るのはスペイン、ダビド・ビジャ。まずはビジャが落ち着いて決めていく。スペインは2人目も決めるが、イタリア2人目をカシージャスが止めてスペイン先行。3人目セナも落ち着いてゴール上に決める。4人目グイサはブッフォンにセーブされてしまうが、続くイタリア4人目ディ・ナターレをカシージャスがまたも防いで1差をキープ。最後はスペインの5人目、セスク・ファブレガスが落ち着いて決めてPK戦勝負あり。スペインがカシージャスのおかげで紙一重の勝ちをものにした

これでようやく「優勝候補」返上が見えてきたスペイン。この戦いで燃え尽きた、といわれないようにしてほしい。相手はロシア戦。予選では1−4で完勝したが、トーナメント戦は何が起こるかわからない。あ、またまた悲観的な虫が?

2008年6月22日 (日)

ポデリ・フォッリア コンカビアンコ2005

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このところのワイン、ブログで振り返ってみるとますますフェチ的な嗜好を強めているような気が...ありきたりの品種じゃ物足りなく感じてしまう自分が恐ろしい。たまにはまとも(?)なモノも飲まないと。

でもストックの中はやはり変わり者ばかり。この白もカンパーニャ州のワインで、やはりこの州の土着品種パラグレッロ・ビアンコとファランギーナによるもの。

パラグレッロ・ビアンコはカンパーニャでもナポリの北の内陸部、カイアッツォという地方にしか見られない極めて稀な品種。あの名著「土着品種で知るイタリアワイン」にも記載がないほど。絶滅しかかったこの品種だが、有能な地方の醸造家によって再興の道にある。

色は輝きのある湿った麦わら色。香りは色と比べておとなしく、グレープフルーツ、白い花、チューインガム、生クリームの香り。

口に含むとほどよい甘さと密度を持った果実味を感じ、酸はそれ下支えする感じで幅広い包容力を持つ。飲みきったときに感じる苦味はファランギーナの特徴だろうか。ボリューム感は中程度で、すっきりした味わいとなっている。さっと抜けていく感じが心地よい。南の白ワインにありがちなもたつき感を殆ど感じさせない。

余韻は柑橘系の酸の後味と、うっすらした甘さの感覚が口の中に留まるが、若干弱く短い印象。

目だった特徴があるわけではないが、上品で質の良いワインになっている。おそらくはステンレス発酵によるものではないだろうか。熱さに参り気味の体には、これくらいの負担のないボリューム感がかえっていいのかもしれない。

【Wineshop FUJIMARU 3,600円?】

不安的中...ロシア、オランダを破る

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準々決勝第3戦、Cグループ1位のオランダとDグループ2位のロシア。今までのオランダの勝ち方があまりにも見事だっただけに開始前からなぜか不安感が拭いきれない。トーナメントは一発勝負、そしてロシアには名将ヒディングがいるだけに不安は倍増。

試合開始からペースは予想外にロシアが握り、再三サイドを使ってオランダゴールへと襲い掛かる。特にFWアルシャフィンの初速の速いスピード感あるドリブル攻撃、DFジルコフの威力あるキックが印象的。

オランダも時折ロシアの網をかいくぐって決定的なチャンスを作るが、決めきることができない。前半29分、右サイドからの低いボールにゴール前に飛び込んできたファン・ニステルローイだったが、足に当たらず決定的なチャンスをモノにできない。32分、ロシアはコーナーキックからのボールをコロージンがミドルで狙うが、GKファン・デル・サールに阻まれる。その後も一進一退の勝負が続いて前半は両チーム無得点で終了

オランダは後半カイトに替えてファン・ペルシーを投入。しかしロシアペースは変わらない。オランダの攻撃をマンツーマンで防ぎつつ、ボールを持てば速攻で相手陣内へと攻め込んでいく。そして後半11分、左サイド奥からセマクのきれいなパスに、ゴール前パヴリュチェンコが合わせて、ファン・デル・サールも反応できず。パヴリュチェンコは今大会3得点目。オランダは今大会初めて相手に先制される展開に。

オランダは交代枠を使い果たして得点を狙っていくが、ロシアの落ちない運動量に疲労の色を濃くしていく。そしてロシアがオランダゴールに襲い掛かる場面が目に付くようになっていくが、オランダもギリギリでしのいでいく。

しかし後半も残り少ない40分、オランダは右サイドからのスナイデルのFKにニステルローイが飛び込んで頭で決めてついに1−1の同点に追いついた!そしてこのまま延長戦に突入。

延長に入ると、若いロシアチームが小刻みなパスとドリブルでオランダを崩して攻め込む。UEFAカップでゼニトの優勝に貢献したアルシャフィンの動きも落ちない。オランダは防戦でついていくのがやっとの感じ。

そんな勢いの差がついに出たのは延長後半6分、アルシャフィンが左サイド最奥まで持ち込んでマイナスのパスを送ると、それに左足アウトサイドで蹴り込んだトルヴィンスキーがロシアに勝ち越し点をもたらした

この展開にオランダには最早盛り返すだけの力は残っていなかった。延長後半10分、今度はアルシャフィンが自ら決めて3−1とし、オランダに引導を渡した

不安が的中してしまい、オランダが敗退。はっきり言って無名に近いロシアがヒディングの采配もあるだろうが、見事な戦いを見せて、今大会最強と思えたオランダを撃破してのベスト4進出。

これでグループリーグ1位突破チームは3連敗。。。残るDグループ1位スペインにとってはまたしてもイヤ〜な展開となってきましたcoldsweats02。不安3倍増。。。

2008年6月21日 (土)

モルガンテ ドン・アントニオ2004

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昨日は送別会で12時近くまで梅田近辺で飲んでました。最近飲むと眠くなる、というか今週はEUROでかなり寝不足だったので今日の朝も久々に10時近くまでグッスリ。起き抜けにちょっと1杯だけ朝酒を。

このシチリアワインは、土着品種とは言え、イタリアワインでもメジャーな品種になっているネロ・ダヴォーラ100%。有名な醸造家によるコンサルを受けて近年評価が大きく高まっている。品質プラスリーズナブルな価格が人気の原因だとか?

色は落ち着いた深みのあるルビー色。エッジまで稠密に色素が入っている。香りは黒糖、カカオ、黒すぐりジャム、プラムの甘い系統の香りが顕著。

アタックは柔らかく、果実の甘みとうまみが最初から前面に押し出してくる。それを支える上品で伸びのある酸は刺激を感じさせず、乳酸系のやわらかさを感じる。ボリューム感はそれほど大きなものではないが、舌の表面に染み渡る味わいは十分に幅広。懐の深さを感じさせてくれる。タンニンも細かく、酸に溶け込んで口の中に程よい収斂感を感じさせる。

アフターフレーヴァーはタバコのような香りを残して、ほのかな甘さをたたえつつ、じっくりと穏やかに引いていく。

シチリアワインにありがちな角が全くなく、しなやかかつ繊細。言われなかったらこのワインをシチリア産とは気づかないのではないだろうか?こんな繊細なシチリアワインがあったとは、心地よい昼酒となりました。

【LIQUAR WORLD 3,780円】

刺激的だぜ サウジアラビア

C96g8fen_s堅い印象のサウジだが、ジェッダの街はオブジェに溢れていた。やはりお金持ちは建築物が好きなんだろうか。サウジの交差点はイギリスのようにロータリー形。その中央にオブジェがおかれていることが多い。地球儀や波、そのほか意味不明なもの。見ていて楽しくなる。

Vsxnlazl_s砂漠に現れたこの門に掲げられた王様の肖像。ここは建設中の新しい人工都市、「キング・アブドラのエコノミック・シティ」の門。ドバイのような経済センターをサウジにも建設したいという政策から建設されているが、果たして?

I6onbrc6_s夜、怪しく光る黄金のシャンデリア。石油価格の高騰で世界の富が集まり続ける。バブルと表現する人もいるが、日本と違い資源を持つアラブの力は増すばかり。日本ってこれからどうなっていくんだろ?と思わずにはいられない旅だった。

2008年6月19日 (木)

リグーリアを制覇した者達のワイン会とは?

Csncwywp_sシメイビールからリグーリア赤白4種を飲み干した者たちはさらに奥地へと進む。


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�ウマニ・ロンキ クマロ コーネロ・リゼルヴァ ?
写真にはないけど、南イタリアワインの最高峰によるモンテプルチアーノ。ラズベリーの香り、干しプラムにあるような幅広の酸、重みはあるけどしつこさのない果実味。ギリギリ計算された凝縮の旨みを感じる。

�シャトー・デ・ラ・ガルディーヌ シャトー・ヌフ・ドュ・パープ1998
とかく重いという先入観のある南仏の銘酒だが、これは果実味中心のまだ若さを失わない味わい。ほっこりした甘みも感じながら、それを支える酸もまだ若さを残す。

�アンセルメ トレッテ ヴァッレ・ダオスタ2006
北イタリアの秘蔵品種、プティ・ルージュ中心。紫の花、ブルーベリーのような甘酸っぱさを思わす香りの割りにボディのたくましさに驚いた。北の地で生き残ってきたブドウには理由がある、まさにそんな心地。

�アルフレド・ボッファ ラ・リーヴァ DOCバルベーラ・ダスティ2001
伸びのある酸と豊かな果実実、それでいて冷静で細かなタンニン。トラディッショナルなバルベーラの典型。いつ飲んでも安心できるボリューム感。

�トリンケーロ アユート!2005
何も言わなくてもいいでしょう、というか言えない?ここまで飲めば濃くないと味がわかんないし、どぶろく気分でグビグビいっちまえ。まさにそんなワイン。

�ヴィラ・ディ・ヴェトリース ヴァン・サント・デル・キアンティ・ルッフィーナ1990
どれだけ飲んでも、最後にはデザートを楽しむ余裕を持ちたい...だけどそんな余裕もなく飲む干す、ゴメン。でも香りはトースト、シェリー、焼きリンゴのような芳香、酸もありつつ、穏やかな甘み。何より飲み干した後に口に残る余韻の長さが印象的。これをわかってほしいんだけどなぁ。

�タライ・ベッリ チャコリ・デ・ゲタリア2006
これを飲む時点で夜の3時?もうわけわかんなくなってるし、スペイン戦もあるんですっきり系でいきましょう。微発泡のバスクワインに理屈なんかいらんでしょ。

12本か、よく飲んだなぁ。途中から理性はなくなりました。ま、いつもの事なんだから仕方ないですけどね〜

マルコの故郷 リグーリア州のワインとは?

Csncwywp_s土曜日は帰国後第1発のイベント、自宅にて産地直輸入のイタリア、リグーリア州のワイン赤白4種類を迎えてのワイン会。港町ジェノバは「母を訪ねて三千里」なんかでも有名だけど、この州のワインは殆ど目にしない。そんなワインがこれだけ揃ったのも、この地を旅行してわざわざ持ち帰ってくれた匿名希望の友人さんのおかげです。結局そのワインも含めて7人でこれだけのワインを空ける結果となりました。


B35a1qns_sまずは前半戦。乾杯のベルギービールから、リグーリア4連発。


�シメイ ペール・トラピステ グラン・レゼルヴァ
前代未聞のワイン会はマグナムボトルのシメイで開幕。カラメルの香り、上質のココアを飲む感覚。泡の細かさも印象的。底が旨いはずだが、飲んだ記憶無し、もったいない!

�テヌータ・ジュンケーオ DOCヴェルメンティーノ・リヴィエラ。リグーリア・ディ・ポネンテ 2005
フランス国境、モンテカルロに近い地から生まれるヴェルメンティーノ。蒸れた石灰の香り。苦味のある特徴をたたえつつ、フレッシュ感がある味わい。気軽に飲める味わい。

�コスタデヴィーニェ ピガート DOCリヴィエラ・リグーレ・ディ・ポネンテ2006
ピガートはヴェルメンティーノの一種。�に比べるとハーブ、ローズマリーの香りがとても豊か。香草を漬け込んだかのよう。味わいは落ち着きがあり、なめらか。

�マウロ・アントニオ・ジーノ DOCロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア 2008
ラベルにヴィンテージ無く、手書きで「05/08」。栽培元瓶詰め直後のワイン!こんなん店頭であるわけないし。スミレの若い花の香り顕著、甘酸っぱい絞りたてジュースのようだけど、割合渋さもある。伸びのある酸が心地いい。

�ガロッシオ・ステルヴィーオ DOCロッセーゼ・ディ・ドルチェアックア 2006
ロッセーゼはリグーリア州固有の土着品種。このワインは�を落ち着かせるとこうなる、といった感じ。山葡萄のような小粒のブドウのみずみずしさを失わず、落ち着きを備えてきた味わい。酸もこなれてタンニンも細かい。

リグーリア4種を平らげた7人、超えてはならぬ一線を越えて名目を失った(最初からあったのか!?)修羅の道は後半に続きます...

2008年6月18日 (水)

オランダ、ルーマニアの夢を打ち砕く

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快進撃で決勝トーナメント進出を決めたオランダ。最終のリーグ戦はルーマニアとの対戦で、この試合最大の関心はファン・バステン監督がどんな布陣で臨むかにあった。

残り3チームに進出の可能性が残る中、オランダが選手層を落としてくれば、ルーマニアには大きなチャンスとなる。そしてルーマニアが勝てば、同じ時間帯で試合があるフランスとイタリアが予選落ちとなってしまう局面となった。

「イタリア、特にミランの監督に興味があるファン・バステンが、そんな消化試合をすることはない」なんて報道もある中、やはりかなり選手を入れ替えてきたオランダ。ルーマニアはまず守備を固めてチャンスを狙ってくるはず。

前半は両チーム相手の出方を窺う展開。そんな中で最初のシュートはルーマニアだった。オランダも堅い守りに遭って、前二試合のようなシュートチャンスを作れない。前半20分、そんなルーマニアの網をかいくぐって最終ラインのフンテラールにボールが通ったかと思ったが、これもカットされる。前半26分、左サイドからのボールにゴール前のファン・ペルシーが頭で合わすが枠外。

勝たなければならないルーマニアも、オランダの攻めを守りつつチャンスを狙いラインを上げようとするが、ボールの支配はオランダがかなり優位ですぐに押し戻される。前半36分、オランダはロッベンがゴール前フリーとなる場面を作るが、ここはロッベンのシュート失敗で得点ならず。前半はなんとかルーマニアが防ぎきった形で終了。

そして後半もやはりオランダペースで始まり、8分左サイドから上がってきたロッベン、ルーマニアのゴール前は薄くDF陣も必死に戻る。そしてロッベンのパスは合わずに右サイドに流れるが、そのボールをオランダに拾われて、ゴール前に入ってきたフンテラールがこのボールを流し込んで先制はやはりオランダ

先制点を奪われたルーマニア。フランス対イタリアでイタリアが優位との情報もあり、引き分けでは届かない状況ではあと2点が必要という苦しい状況に。時間も過ぎて焦りも募り、攻めの質も粗くなる。シュートを撃つも精度が低い。

そしてとどめは後半41分、長いふわっとしたパスをゴール左で受けたファン・ペルシーがDFを振り切ってゴール右に決めて2−0。ルーマニアの夢を打ち砕いて3戦全勝での決勝トーナメント進出となった。3試合で9得点、攻めの姿勢を貫き圧倒的な力を見せつけたオランダ、トーナメントでもこの勢いを見せ付けて圧勝となるか?そうはいかないのが難しいところなんだけど...

2008年6月15日 (日)

やったぜスペイン、スウェーデンに競り勝ち決勝進出!

Vpy5oqkk 今季こそ優勝を願うスペイン、まずは初戦ロシア戦を4−1で快勝ダビド・ビジャのハットトリックセスク・ファブレガスの代表初ゴールと文句なしの結果で好発進。そして同じくまずは勝利でスタートを切ったスウェーデンとの一戦。

スペインはトーレス、ビジャの2トップ、中盤はセスクがベンチスタートで、シウバ、イニエスタ、セナ、シャビでスタート。対するスウェーデンはイブラヒモビッチとラーションの2トップ。

前半の立ち上がりはまずスペインペース。スウェーデンの脅威はやはりイブラヒモビッチだけに、きっちりとマルチェナがマークがつく。

そして前半15分、最初のコーナーキックからショートコーナーを受けたダビド・ビジャが一旦外にいたダビド・シウバに戻して、そのシウバがゴール前に詰めていたフェルナンド・トーレスに向けて精度の高いパスを供給して、それをトーレスが足で合わせてゴール左隅に決めて先制点!前試合でトーレスのアシストを得て主役となったダビド・ビジャが真っ先にトーレスに駆け寄り、後ろからのしかかって押しつぶすほどに喜びをあらわにする。そしてそれに続いてチームメイトが駆け寄りトーレスの得点を祝福する姿が感動的だった。

その後もスペインは小刻みにパスを廻して追加点をうかがうが、スウェーデンもそのパスを時折カットしてゴールを狙う。そんな均衡を破ったのはやはりこの選手だった。カウンターからリュングベリが左サイドをドリブルで持ち上がって作ったチャンス、一旦サイドを切り替えてからゴール前のイブラヒモビッチに供給、イブラヒモビッチがDFセルヒオ・ラモスを倒すほどのフィジカルの強さを見せて撃ったシュートは、さすがの守護神、「聖イケル」カシージャスを超えてゴールに突き刺さり1−1の同点に追いつく。トーレス、イブラヒモビッチと決めるべき選手が決めた試合はまさに伯仲状態へ。

前半終了間際、右サイドからセルヒオ・ラモスのパスがゴール前のシウバに通るが、これは肩で倒されたがPKなし。その後スペイン攻撃でゴールに迫っている中で前半修了の笛を吹かれてしまう。この審判は一体何を見ているのか?!

後半13分、シャビに替えてセスク、イニエスタに替えてカソルラを投入。スペインはこの時点で早くも交代枠を使い切ってしまうが、局面を打開するには至らない。攻めるスペイン、守るスウェーデンという展開が続いていく。このまま引き分けでもおかしくない展開だったが、今年のスペインはやはり違っていた!

ロスタイム直後、ロングパスをゴール前で受けたダビド・ビジャがフリーとなってゴール右隅に蹴り込んで見事勝ち越しの決勝点ゴール!これにはGKカシージャスも駆け寄ってやはり全員の祝福だ。スタジアムはビジャ・コールの嵐。そしてこのまま試合終了で、スペインは2連勝、この後の試合結果を待って予選突破を決めた。

トーレス、ビジャと2トップが見事に得点を決めて勝ちきったスペイン。4ゴール目のビジャは試合終了後ファンに駆け寄りユニフォームを渡して喜びをあらわにしていた。苦しみつつも勝利を手にしたスペイン、あまり勝ちすぎるよりもこれくらいの方が不安感を感じないのでいいかも?あくまで結果論だけどね。

ダニエーレ・ピッチニン ビアンコ・デイ・ムーニ2006 IGTビアンコ・デル・ヴェネト

Osrjpnnl 昨日はサウジから帰国して強制禁酒明けのイタリアワイン会。そのレポートはまた別途として、余韻覚めやらぬ迎え酒のワインはやはり自然で優しいワインに限る。というかそれしか体が受け付けない...

このダニエレ・ピッチニンは以前赤を試した。
http://blog.kansai.com/cesc22/834
お酒的な感覚とは少し違い、まだまだ粗い感じは否めなかったが、優しく体に染みてくる感覚はなかなかに心地よかったのは事実。その白ははたしてどうだろうか?

ダニエーレ・ピッチニンはベネトの銘酒、ビアンカーらの薫陶を受け、その造りはビオディナミ農法、亜硫酸無添加、ノンフィルターで2006年がファーストヴィンテージというまさにこれからのワインだ。このワインはシャルドネ80%と土着品種であるドゥレッラ20%から生み出されたもの。

色はノンフィルターらしく少し濁りがあり、栗きんとんのようなニュアンスのある黄色。香りはニッキ、杏、ビニル、白胡椒のような香り。

口に含むとやわらかい果実の甘さと舌先を少しつつかれるかのようなチクチクした刺激を若干感じる。豊かな旨みがあり、アルコールというよりもすりおろしりんごジュースのような感覚で素直に体に入ってくる。酸はまろやかでやさしく幅広。

余韻は穏やかな甘さがふんわりと口の中に広がる。強靭ではないが自然で刺激のないやさしい味わいが終始このワインの印象を形作っている。

赤に比べるとより自然でしなやか、素直なおいしさを感じさせてくれる。ワインというよりもフルーツカクテルのような感覚に近いが、今の自分にはちょうどいい加減だったかも?

【Wineshop FUJIMARU 2,500円?】

翼よ、あれがサウジだぜ

Hd9buaiz_sドバイから飛行機で約2時間、サウジアラビアのジェッダに到着。物理的な距離は短いかもしれないが、それ以上に隔たりを感じるこの国へ観光ビザで入ることはできない。翼の下にはアラブの乾いた大地。飛行機を降りると、メッカに近いジェッダの空港は独特の衣装をまとった巡礼でごったがえしていた。入国審査も細かなカードを書かされて、役人の前に出るときも今まで経験したことのない緊張を感じた。入国審査を通過すると、その直後にまたしてもパスポートのチェック。ここは1人の検査官だけで、並んでいるとそこに平然と割り込んでくるイスラムの女性。少々ムッとするが、それもお国柄、宗教的な背景があるのかもと思い自分自身を納得させる。


Mc8obahl_sメッカに近いジェッダには巡礼が多く集まる。サウジ王家の権威はメッカやメディナを守護し、巡礼を保護することに発する。空港近くに現れたエノキダケのような建物は巡礼を休ませるための臨時施設。こうした施設を維持するための費用はばかにならないだろうが、それこそが彼らの権力の源泉なのだろう。


Qkjo9je3_sアラビア海側のドバイ、紅海側のジェッダ。同じ海側なのに、気候はジェッダのほうが乾燥していて暑くてもあまり苦にならない。夜になると湿気の差が明確に出てきて、ドバイの蒸し暑さに比べれば、ジェッダのほうがはるかに過ごしやすいと思った。テロを気にしてか街中は警戒の軍隊の姿をよく眼にし、特に空港、泊ったアメリカ資本のホテルは軍隊の戦車が駐留していて、門を入る際に銃口を向けられてドキッとした。やはりサウジは今までに感じたことのない異国感覚、緊張感に溢れていた。


2008年6月14日 (土)

オランダだ、攻撃サッカーだ!!フランス戦

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死のグループと称されるグループC、その中でもやはりイタリアとフランスが優位という下馬評だったが、これを覆したのは組織力、攻撃力のオランダ。初戦でイタリアを3−0で撃破しその爆発力には驚かされた。そしてフランスがルーマニア戦を引き分けたため、オランダはこのフランス戦に勝てば早々と決勝進出が決まる。

開戦早々、ペースはオランダ。的確にパスを廻して攻撃の糸口を狙っていく。対するフランスは受身で気迫に欠ける感が否めない。

その差が早々に出たのは前半9分、右コーナーキックからのセットプレーをゴール前に詰めていたカイトが頭でドンピシャリ、先制点を決めた。カイトは前の試合でもアシストで貢献してまさにオランダ快進撃の立役者になっている。代表落ちも囁かれていたが、献身的で運動力も豊富な選手が得た機会を十二分に果たそうとしている姿は見ていて熱い。前半はオランダペースのまま終了。

オランダは後半から負傷から回復したロッベンが入る。そして後半立ち上がり、ようやくフランスもペースを掴み始めたかに見えたが後半3分、目の前にこぼれたボールをアンリが蹴り込んでそのボールがオランダ選手の手にあたったかに見えたが、ハンドはなし。フランス、ツキに見放されたようなような嫌な雰囲気が漂う。後半8分には見方のパスを最前線で受けたトップのアンリがマークを振り切ってGKファン・デル・サールと1対1になるも、ループシュート失敗...この直後オランダはカイトに替えてファン・ペルシーを投入。

この交代がまさに当たった。後半13分、オランダのスローインからのボールをライン際でファン・ニステルローイが粘ってヒールで出したボールを拾ったロッベンが左サイドからドリブルで駆け上がりカウンター、これを右サイドから走りこんできたファン・ペルシーが決めて2点目。ケガで苦しむ両選手の演出した2得点で、俄然オランダの決勝進出が現実となってきた。

しかしフランスも意地を見せる。これまで再三シュートチャンスを潰されてきたが、後半26分、右サイドからのクロスにアンリが合わせて、これにはファン・デル・サールも防げずフランスが2−1と1点差

しかしその1分後、得点の余韻に酔ったフランス陣の隙を着いたかのようにロッベンが左サイドからドリブルで持ち込んであっという間の3点目で再び2点差。。。アンリはゴール前で座り込み、何が起きたかわからないといった様子。

これ以降もオランダは攻め続け、守りに入ろうという気配は全く見せない。まさに「攻撃こそ最大の防御」を地で行くシーンが繰り広げられる。その結実がロスタイム、右サイドでボールを受けたニステルローイがそのまま攻めず、味方の攻め上がりを待って中央にパス、それをスナイデルがゴール前からミドルシュートを決めて4点目。そしてオランダが4−1でまさにフランスを粉砕、イタリアとフランスの両強豪を一方的な試合で破っての決勝進出となった

イタリア、フランスは共に1分1敗で、どちらかが予選敗退することが決定。予選敗退寸前のPKを防いだブッフォンを擁するイタリアに若干の勢い(?)、いやツキがあるか?

この試合、ファン・ニステルローイも見せた組織力、パスをつないでいく運動量、そして監督の采配から見れば当然の結果になったような気がする。まさにアーセナルサッカーの代表版を見せてくれたオランダ、不安はあまりに見事に勝ちすぎて失速しないか、という点だけかな?

2008年6月11日 (水)

熱いぜ、ドバイ

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比較的郊外にあるホテルから、高速道路で10分すると中心街に。街中はメインストリートの両側に高層ビルが林立し、多くの会社がオフィスを構えている。ドバイは基本的に法人税は課税されない。ただし法人ライセンスは1年きり、更新しないと資格を失う仕組みのため、そのライセンス料が結構高い。しかしいまや交通の便もあいまって、多国籍な会議はこの街を拠点に開催されることが多くなっている。そして他国もドバイに負けじとそうした環境を整備しているんだそうだ

Osmlaqzs そんなドバイの街中でひときわ高いビル。8百メートルを越すんだとか。ドバイのビルはそれぞれが造形に工夫を凝らして、まさにその姿を誇るかのよう。一部には建設途中に国がその形を気に入らず、作り直しを命じて壊しにかかっているビルもあった。建築ラッシュでいたるところクレーン等の重機類。多くの作業員は人目で外国人とわかる人たちだった。



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アラビア語がなければ、ここがアラブの国であることを忘れてしまうような街だ。欧米になるものは何でもある。マクド、スタバ、そしてイケアもしっかりあった。娯楽もゴルフ場もあるし、屋内スキー場もある。本当かうそか、将来は冬季オリンピックを誘致しようとしているとか?あながちやりかねない勢いがあるところが怖い

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夕暮れのアラビア海。ここはパルム・ジュメイラというパームの形をした有名な人口の島の岸辺。富を持ったものだけが入れる空間。この島には別荘、地域冷房施設など多くの施設が建設されており、やはり多くの外国人労働者が働いている。しかしそうした人たちはここには入ることは許されない。やはりこの街は現実には「持てる者のための街」なのだ。

2008年6月 9日 (月)

暑いぜ、ドバイ

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10時間かけて到着しました。エミレーツ航空、冷房効きすぎ!半袖で凍えそうだった〜皆も同じで毛布にくるまって寝ていた。後ろの子供は「寒い〜」と悲鳴をあびてかわいそうに。

しかし到着したらやっぱ暑い。そして景色がどうも白くもやっている。これは砂の影響?空港の周りは整然とした広い道が広がるが、大きな建物はあまりない。

しかし町に入るといたるところ建設現場で、そんな町の中に時折高層建築が点々と現れ、まだまだ発展途上の町なんだなと実感。

2008年6月 8日 (日)

深夜便23時15分発

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間もなく出国。この夜があければ光の朝が待っている?

待ってろよ〜ドバイ。

高臣大介 ガラスしずく展

この美術展のカテゴリーに入れることは実はご本人の本意ではないかもしれない。近所のアートスペースで実施していた展覧会。決して広くはない6畳的スペースにライトを浴びて空間にたたずむ無色透明のガラスの数々。

C4cn7pie 北海道・洞爺湖のガラス工房と喫茶"glass cafe gla_gla"を営む高臣大介氏のガラスは、色を用いずその造形のヴァリエーションで楽しませてくれる。決して偶然の産物ではないのだが、まるでガラス自身が形を作ったかのようなうごめく形、それは次の瞬間形を変えてくるかのような動きを感じる。一種の生命体のようだ。


Mqchrbao そしてその結晶はスポットライトの光を浴びて、見る方面で表情を変える。中心に吊り下げられた一際大きなガラス、そこから盛り上がる造形、自分には今、世に生まれいずる胎児のようなものに見えたが、作者さんいわく「そういう表現は初めて」だとか。横にいるのが作家さん。


Km1x9ezr 横から、下からと好きなように見てまわる。物理的にはありえないが、今にも落ちてきそうな危うい緊張感が感じられる。


スペースの奥では期間限定、この展示が見られる週末、金曜土曜の夜だけバーが開店。作家さんのグラス、器を実際に使ってお酒を飲める贅沢さ。最終日の27日、28日には何か違った趣向で作品を見せてくれるそうだが、さてどんな世界が繰り広げられるのか?6月28日まで

高臣大介 ガラスしずく展
http://glaglablog.exblog.jp/

6月6日(金)〜6月28日(土)内、金曜、土曜のみ
18:00〜23:00(最終日 〜22:30)
クレフテ(阪急中津駅前 北区中津3−18−1)
http://www.mdnc-krafte.com/top.html

ポルトガル発進! 対トルコ戦

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ついに始まったEURO2008。スペインとオーストリアを舞台に6月末まで続く欧州最強国争奪戦だ。まず開幕戦はホスト国スイス対チェコ戦で始まり、ここはチェコが1−0でスイスを下した

そして優勝候補とも目されるポルトガルは初戦トルコ。対トルコ戦はこれまで5勝1敗で初戦の相手としてはいい。ポルトガルのフォーメーションは4−2−3−1で、4−3−3の中盤を逆Vに配置した陣形。C・ロナウドは右サイドに位置し、その下中央にデコ。対するトルコは4−4−2。ポルトガルはサイド攻撃を狙いつつも、まずは失点を避けたい、という布陣だ。

まず序盤は両チームほぼ互角の戦い。トルコも何度かサイドから攻めあがってゴール前にボールを供給、あわや得点、という場面も演出する。

そして前半15分、左コーナーからのセットプレー、コーナーを蹴るシモンがショートを出して一旦味方に預け、そのボールを再びもらったシモンがゴール前に詰めていたペペに絶妙のボールを供給し、ペペが頭で合わせて先制点!と思いきやこれはオフサイドの判定。

19分、ポルトガルゴール前でボシングワが相手を倒してFKを与えてしまう。ここで蹴るのはトルコのニハトだが、壁に当たってCKへ。蹴るのは再びニハトだがこれは合わずにポルトガルはピンチ脱出。

そして27分、今度はトルコのゴール前でデコが倒されてポルトガルがFKを得た。蹴るのはシモンだが、これは枠の上に外す。

34分、右サイドからドリブルで上がってきたデコが再び倒されてポルトガルはFK。距離がある中でシモンが蹴るが、これはゴール前の味方に合わず、GKにキャッチされる。

直後36分、相手反則から再びポルトガルのFK。左エリアからC・ロナウドのキックは直接狙ったが、GKが反応し指先で触れ、そのボールはゴール右枠に当たって跳ね返りまたしても得点ならず。

その後もポルトガルが攻め続け、CKの場面が続くが得点までには至らない。そしてこのまま前半終了。まずはトルコがしのぎきった、という展開だった

後半始まって9分、ロナウドが左から自分で持ち込んでシュートを放つが、GKに阻まれる。

トルコの守りに攻めあぐねていたポルトガルだったが、後半14分から相手のパスをカットしたペペが中央から持ち込んで、一旦左サイドのC・ロナウドに預ける。そのロナウドが再びペペにパスを送り、ペペがトルコDFの穴を見透かしたかのようにワン・ツーでゴール前をこじ開けて、今度は正真正銘の先制点!ブラジルから帰化して代表入りしたペペは、これが代表初ゴール。

後半22分、ポルトガルはヌノ・ゴメスを下げてナニを投入。なかなか反撃の機会も少なくなってきたトルコだが、28分、ポルトガールゴール前でシモンがハンドになったかに見えたものの審判はこれを取らず、ツキも失ったか?

後半36分ポルトガルはシモンを下げて、守備的MFメイレレスを投入し、虎の子の1点を守る体制に。しかし残り時間も少なくなり、ロスタイム2分に入った段階で左サイドを上がったロナウドからゴール中央のモウチーニョへ。そこにGKが飛び出し、モウチーニョは落ち着いて体を反転して右から上がってきたメイレレスにパスを出し、そのメイレレスがやはり代表初ゴールで2−0。そしてそのまま試合終了で、ポルトガルが無失点で最高のスタートを切った

昨年準優勝で涙を呑んだポルトガルだが、やはり個人技でトルコを大きく上回っていた。特にモウティーニョのボールコントロール、ペペのドリブルからの個人技、そしてC・ロナウドのチャンスメイクと、終ってみればポルトガルのいい所が目立った。

グループAはやはりポルトガル、チェコが勝ち抜く順当な発進。このまま両チームが無難に決勝進出を果たすのか?11日は勝ったチーム、負けたチームどうしの潰しあい対決になる。

2008年6月 7日 (土)

賭け屋予想はドイツ?EURO2008

Bb4mmzka 日本時間の今日深夜から6月29日まで開催される欧州最強国決定戦EURO2008。評論家の間ではスペイン、ドイツ、フランス、イタリア、ポルトガルなどの名前が挙がり、特に「最高の中盤」と称されるイニエスタ、セスク、シャビ、ダビド・シルバを擁するスペインが、「今度こそ」という感じで期待を込めて優勝予想する人が多い気がする。自分もそうだけど。

でもある意味この戦いを最も「熱を込めて」見ている賭け屋の予想はどうなのか?

【赤字は賭け率による決勝進出予想、末尾◎○は自分予想】
グループA
 ・スイス(世界ランク44位)・・・オッズ20倍
 ・チェコ(   〃  6位)・・・   14倍 ○
 ・ポルトガル( 〃 11位)・・・  7.5倍◎
 ・トルコ(   〃 20位)・・・ 17.5倍
グループB
 ・オーストリア(〃 92位)・・・  100倍
 ・クロアチア( 〃 15位)・・・   12倍 ○
 ・ドイツ(   〃  5位)・・・    5倍◎
 ・ポーランド( 〃 28位)・・・   40倍
グループC
 ・オランダ(  〃 10位)・・・   11倍 ○
 ・イタリア(  〃  3位)・・・    7倍◎
 ・ルーマニア( 〃 12位)・・・   40倍
 ・フランス(  〃  7位)・・・    8倍
グループD 
 ・ギリシャ(  〃  8位)・・・   25倍
 ・スゥエーデン(〃 30位)・・・   33倍
 ・スペイン(  〃  4位)・・・  5.5倍◎
 ・ロシア(   〃 24位)・・・   32倍 ○  

てな結果になっている。ドイツ、スペイン、イタリアと続いてまずは常識的な順序になっているといえそうだ。 

で、自分予想も全く面白みのない結果といえるかもしれない。しかしグループA、B、特にBは実力差が抜き出ていてこれ以外の予想はしづらい。チェコはロシツキーが欠場となり、クロアチアもエドゥアルド・シウヴァがいないのは痛いが他のチームとの比較優位で決勝には進むのではないか。

優勝候補ひしめくグループCだけど、やはりイタリア、フランスが順当なら勝ち上がるはず。オランダはファン・ペルシーが初戦イタリア戦を欠場となり苦しいだろうが、あえてオランダを選択。一つくらい番狂わせがないと、サッカーじゃない。

グループDはスペイン以外はダンゴ状態。のはずがだが、こうした状況で今までも散々ポカをしてきたスペインだけに不安も消しきれない。まずは初戦のロシア戦が重要。そして2位争いは名将ヒディングとUEFAカップ優勝の勢いを勝ってロシアを挙げたい。「2008年のギリシャ」になれるのはこのチームか?

さ、開けてみなければわからないこの戦い。一体どこが予想を覆してくれるのか?予想の楽しさは外れたときの言い訳にこそあるんだから。       

帰国祝兼出国祝 in BABBI BABBI

金曜日は終日日曜出発の出張に向けた準備。保険の確認やら、引継ぎやら、資料のダウンロードやらで定時帰社の予定が伸び伸びで退社は結局8時。それでもなんかし残したことがあるような。。。ま、何とかするやろ、と開き直ってミナミに出陣。

この日はイタリアから帰国した「イタリア命」UMEさんの帰国祝と自分の中東出国壮行会を兼ねる、という名目でワインを飲むために南船場のBABBI BABBIへお邪魔した。もう一人、この近辺で働くYUMI姐さんもこの店に興味をもっていたそうなので、実は三者とも名目そっちのけ。

料理は3種タパス(イタリアンなのに!?)盛り合わせと、豚の内臓煮込み、ゴルゴンゾーラのショートパスタをチョイスして、まず開幕は定番の生ビールから。そしていよいよワインへと。

6rcdydor 白ワインはボトルでアルザスのシルヴァネール主体のビオワイン。伸びのある酸、結構強いボリューム感、シルヴァネールの特徴である塩っぽさを増幅したようなミネラル感があった。ただシルヴァネールだけでなくて、ゲビュルツやミュスカの成分もあるんじゃないかと思うトロピカルフルーツ系の華やかさもあった。そして赤は飲みたいと思っていた発泡性のボナルダ。エミリオ・ロマーニャ州で厳格な有機栽培を手がける夫婦による結晶。人為的に酵母、糖分を添加せずに瓶内二次発酵によって発生させる微細な泡が官能的。ボナルダという超マイナー土着品種で、イタリアワイン好きには毒ともいえるピュアかつプリミティブな一品だ。これには感激!山葡萄を絞ったような酸味がとてもストレートで、細かな泡が鮮烈さを若干緩和し、バランスを保たせている。後味も果実の旨みが豊かだ。これからはこういう微発泡の赤が重宝するだろうな。


Eqtx6fif その後はシメでグラッパを。ピエモンテのネッビオーロのグラッパと、シチリア、ネッロ・ダヴォーラのグラッパを飲み比べたら、やはりシチリアの爆発的アルコール感に圧倒された。この他にもシェリーあり、当然イタリアの甘口ワインもありでメニューになくても出てくる、出てくる...いやはや参りました。この店もPINCO PALLINOに負けず劣らずワイン好きの魔境と言えるかも?


バール&トラットリア BABBI BABBI
大阪市中央区博労町3−3−15
06−6252−6355
ランチ 11:30〜14:30
ディナー18:00〜24:00
月曜休

お店のHP
 →http://r.gnavi.co.jp/c503600/
店主さんのブログ
 →http://blogs.yahoo.co.jp/babbibabbi2007

ギ・チボー ピノ・ノワール・ブリュット グランクリュ

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日射しもあまり厳しくないので、今日は午前中から少し長めのジョギング。約1時間半で10キロ強をゆっくりと走ったが、いつもする乳○のバンソウコウを忘れたため、途中で擦り切れて痛い痛い...

そんな運動を終えて汗と前日のアルコールが出きったところで、手っ取り早くミネラル補給にこのシャンパーニュを?

このシャンパーニュ、グランクリュとあるが、昔は最高のブドウを産出する村のブドウ買取価格を100%とし、その90%の産地をプルミエ・クリュと称したが、今ではあまりそうしたカテゴリー分けに意味はなくなって、殆ど目安的な基準でしかない。AOC的にはあくまで「シャンパーニュ」はただ一つのカテゴリーしか存在しない。しかし歴史的、伝統的な評価を受けてきた事実は否定できないものがある。

このシャンパーニュはヴェルズネィの小さな生産者によるもの。ヴェルズネィはシャンパーニュ最高の畑という評価を得ていて、昔フランスが海の底だった時代に積もった生物の死骸による地層が厚み300mに渡って広がっている。そしてこの地層から吸い上げたミネラル分がブドウの実となってこの地のシャンパーニュに結実している。

このシャンパーニュ、ピノ・ノワール100%で本来ならば「ブラン・ド・ノワール」を名乗っていいはずなのにあえてそうしていない。そのかわりシャンパーニュらしからぬ大きな「100%」のラベル。この潔さに魅かれたがさてお味は?

最初の泡の出は勢いがいいが、その後は急速に収束し細かで微かな泡が持続する。色は少し枯れたニュアンスのある麦わら色。香りはリンゴ、梅、ヘーゼルナッツ、ビワ、少し酸化のニュアンスがある。

飲んだときに舌先に感じる泡は若干粗く、その後に続くのはほろ苦さを伴った果実味。そして舌先から放射状に広がる角度を持った酸。しかし重量感はそれほど強くはなく、あくまでピュアで自然な感覚。口の奥まで広がっていく程の存在感にはいささか欠けるところがあるのは否めない。

余韻は清涼感とほのかな苦味が相まって、やさしくひそやかにゆっくりと消えていく。

厚みのある味わいではないが、ピノ・ノワールらしいボディは感じられるし、何より今ではこの価格帯が魅力的だ。ただするすると飲んでいくスパークリングにはない、一時口の中に留めておきたい魅力は十分に備えている。やはりこれからの時期泡モノは欠かせないものね。

【Cave de Terre 4,980円】

2008年6月 5日 (木)

アロイス・ラゲデール ラグレイン・ロゼ2006

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つい最近まで虐げられてきた感のあるロゼも、このところようやく日の目を浴びて来た感じだ。甘いだけのロゼ・ダンジュじゃなくて、バラエティ豊かなロゼが店頭に出てくるようになってきた。

このロゼも北イタリア、アルト・アディジェの土着品種ラグレインによるもの。ラグレインは高級品種からリーズナブルまでいろいろあるが、ブドウらしい甘酸っぱい旨みをしっかりと感じられる品種だと思う。

色合いは熟した梅酒のような落ち着きのある紅茶色。エッジは薄めで淡さも感じさせる。香りは甘くイチゴドロップ、スイカ、グミ、チューインガムの香り。

アタックは程よい甘さを伴う、若いイチゴのような酸味。その酸の中に若さと調和したほどよいタンニンが溶け込んでいる。細めの酸と相まってタンニンもまた決して強くはないが、ロゼの軽快さを邪魔しないながらもしっかりとした主張は感じさせてくれる。

余韻は軽やかな果実味と、繊細な旨み成分が口の中を爽やかにしてくれる。後味にはミントをほおばった時のような清涼感も感じる。

最近は目にする機会も多くなったラグレイン。ロゼにあっても爽やかさとボディの調和を演出できるポテンシャルある品種だと改めて実感。知る人ぞ知る実力者って感じかな?

【難波高島屋 2,500円?】

EURO2008開幕間近! スペイン代表は?

Yjj5or4l いよいよ4年に一度のEURO開幕間近。前回はギリシャがポルトガルを破ってまさかの優勝だったが、今年こそ「万年優勝候補」スペインのタイトルを期待するんだけど?

今年のスペインの特色は中盤の豪華さ。イニエスタ、シャビのバルセロナ陣にセスク、シャビ・アロンソ、そしてマルコス・セナといった厚いMF陣が攻撃への起点を作るはず。

そしてEURO開幕直前のアメリカ戦。イニエスタが食中毒で欠場、足首の故障を抱えたトーレスが1トップ。セスクは栄光の背番号「10」と、プレミアの活躍にあやかってか、「CESC」から「FABREGAS」にネームも変えての先発出場。FW陣ではダヴィド・シウヴァに注目したい。セスクに負けない試合観と得点源となるアシストに期待。

しかし前半はスペインの攻撃、ぱっとしない。そんな中で目立つのはDF「童顔マッチョ」セルヒオ・ラモスのサイドの駆け上がり。DFがなんでここまで?っていう感じで積極的に走りこんでゴール前にボールを供給していくが、それも得点に至らず。セルヒオ・ラモスの攻撃力は本当に素晴らしい。DFだけど、彼がボールを持つと何かやってくれそうな感じを持たせてくれる。

後半はトーレスに替えてリーガ得点王のグイサ。注目のシウヴァも途中交代...そして後半も中盤になっシャビがパサーに、セスクが少し前よりでゴール前へのボール供給源になったあたりからようやくスペインのリズムが出てくる。

ようやく78分、シャビがセスクからのパスを受けて、ゴール前4人のDFを個人技で抜いてのゴール!ようやくスペインが均衡を破った!

その後虎の子の1点を守ったスペインが1−0で勝利。しかし正直フラストレーションが残った試合。スペインはオーストリアでの初戦、10日にロシアと対戦する。ロシアはリトアニアに4−1で快勝しているだけに、この勢いがどう影響するか?まずは初戦が大事。初戦に注目したい。

7日深夜からの開幕、まずは楽しみなんだけど自分は8日から1週間の海外出張。あ、WOWOW契約したんでスペイン戦は全試合見ますよ。モチ国外追放中は録画。

ポッジョ・レ・ヴォルピ サリーチェ・サレンティーノ・リセルヴァ2003

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南イタリアにあって、まさに長靴のかかとの州、プーリア州。この地はワイン以外でもオリーブ、アンティチョーク、トマトといったイタリアを代表する農作物も多く生産されていて、今も農業が主要産業である土地柄だ。

プーリア州はイタリアでシチリアに次いで第2位のワイン生産量を誇る州であることはあまり知られていない。そのプーリア州を代表する土着品種はネグロ・アマーロであり、それを体現したDOCがサリーチェ・サレンティーノ。

このDOCではネグロ・アマーロを80%以上使うことが号率で義務付けられ、このポッジョ・レ・ヴォルピによるワインではネグロアマーロ80%、マルヴァジア・ネーラ20%が用いられている。ネグロ・アマーロはその名の通り「甘くて苦い」ボリューム感が信条だが、さて?

色は凝縮した色合い、煮詰めたジャムのような感じを受け赤みの強いルビー色。香りは干しイチジク、タバコ、丁子、クレヨンのような脂っこさも感じさせる。

アタックから炸裂する果実実、シロップのような甘みの強さが口の中一杯に広がる。それに比べると酸は穏やかだが、、ボリューム感もあり、力強い果実味を下支えするには十分。渋さは果皮のほろ苦さを素直に感じ、まさに巨峰の皮をかじった時のような感覚に似ている。そのタンニンもなかなかに繊細で、最初のボリューム感に比べると、中盤から余韻は若くジューシーな味わい。終盤に向けてもほろ苦さと甘さがうまく絡み合っていくが、やがて甘みが勝ち残り口の中をなかなか離れない。

この作り手は以前プリミティーヴォも試したが、味わいの構成はやはり良く似ている。酸を活かしつつ、南イタリアらしいボリューム感を全面に出す、確かにこれは日本人が抱いている南のワインのイメージにふさわしいかもしれない。

【伊勢丹京都店 1,400円?】

2008年6月 4日 (水)

北海道土産 定番・六花亭バターサンド

Jtki2c6g 北海道の土産、イクラ、ウニ、塩辛と買ってきたけど、やっぱこれが一番好きかな。

定番、バターサンド。中のバタークリームに入っているレーズンの香り、甘さがなんともいい感じ。北海道フェアでも欠かせません。思わずついつい手が出てしまうなぁ。。。冷蔵庫で冷やすとうまさ倍増。

でも地元での土産一番人気は花畑牧場の生キャラメルだったな。新千歳空港でも17時の売り出しに30分前から凄い行列。当然行列が大嫌いな自分はその段階でアウトですが。

2008年6月 3日 (火)

辛い巨人−オリックス戦

Sxisfplo_s今日は仕事帰りに大阪ドームでの交流戦、オリックス戦に行ってきた。球場は半分くらいの入りかな?大阪での巨人戦でこれではやはり寂しい限り。あ、たまにほのめかしてるけど、自分は巨人ファンですんで。


R4wu8ivl_s巨人の先発は勝ち星がなかなかあがらないエース内海。この日は1回表に巨人が先制したものの、その裏にカブレラのソロホーマーを浴びて1−1。その後は内海もランナーは出すが辛抱のピッチングで徐々に調子を上げる。しかし巨人の打撃陣がこれを援護できない。相手の好守に阻まれたとはいえ、ヒット性の当たりもものにできない不運。いや〜な雰囲気が徐々に広がり、思い雰囲気が漂う。


S56p1hlw_sそして7回裏に内海自身の悪送球から招いたピンチからついに2点を献上。その後8回にマウンドを譲るが、その後の福田、林がメタメタであれよあれよの5点を失いもはやジ・エンド。結局3−8でオリックスに敗れ、5割到達から逆戻りの4連敗。辛い観戦となりました...うぁぁぁぁcoldsweats02