フォトアルバム

カテゴリ

最近のトラックバック

お気に入りリンク

« 2007年5月 | メイン | 2007年7月 »

2007年6月

2007年6月30日 (土)

関西サッカーリーグin鶴見

午前中は定例の10kジョギング。暑いと思いきや、思いの外風があり結構心地よかった。でもだんだん暑くなってきている。でもこの暑い夏を辛抱して乗り切ると、あとが全然違う。

午後からは何故か気が向いて、鶴見緑地まで出掛けた。そこで関西サッカーリーグの試合を観戦。無料なのはなにより。

今日はアイン食品という和泉の企業チームと、FCグラスポというチーム。ともに1部リーグ。後者のほうはどうも育成組織があるようで、子供さんがリーダーのお父さんの指揮の下一生懸命応援していた。応援歌なんかも歌っていた。あとから調べたら、アイン食品は3位、グラスポが8位(最下位)だった。

自分が座ったのはどうもアイン食品のサイド。周りは企業関係者の方が多かったみたい。たぶん部外者は僕くらいのものか?

Abrpvuwx_sこちらがアイン食品イレブン。


Bophdscv_s試合はボールコントロールは圧倒的にアイン食品。ただしスキを突かれて前半早い時期に先制を許した。その後も敵陣内でボールを支配するも、あと1歩が出ず。


Oe1ovnhc_s後半は相手の守り疲れもあったか同点に追いつく。そして終了間際、アイン食品が2点目を挙げて勝ち越し、そのままホイッスル。


3axhwabb_sということで、2−1でアイン食品の勝ち。頑張ったのはグラスポ側の応援団。最後まで応援の声が止まらなかった。でも敗れた後の歌声は幾分さびしそうだったなぁ。残念でした。


結構攻防があっておもしろかった。人の混雑が嫌いなので、これくらいのほうがゆっくり楽しめるというものだ。

ヴァッレ・ダオステ・ブラン・デ・モルジェ・エ・デ・ラ・サッレ2006

D9ayo9k8
おそらくはもう会えない人との出会いもある。例えば旅先で出会った人達、ふとした事で言葉を交わして、名も告げぬまま別れていく。その後で何故かなんともいえない寂しさがこみあげて来るときがある。

ワインだってそんなときがある。このワインを開ければ再び飲める日はいつくるのか?グラン・ヴァンは金さえ出せば何時だって飲める。しかし名も知れない地域のワインであれば...

イタリア北西部のヴァレ・ダオスタ州は、イタリア語とフランス語が公用語として用いられている。このワインもエチケットはフランス語表記だ。イタリアの州では最小のワイン生産量だ。傾斜の厳しい地形と、アルプスの冷涼な気候もあり、生産量は減少気味という。

そんな中でこの生産者はブラン・デ・モルジェという土着品種に精魂を込めている。標高1千メートルを越す畑で樹齢60年のブドウから生産されるブドウの収量も、一般的な量の1/3〜1/4だ。

ワインは黄緑がかった非常に薄い黄色。若草のようなすがすがしさを感じる。香りは思ったよりトロピカルフルーツ、缶詰シロップのような甘い香り。ジャスミン、サクマドロップ(?)のような香りもある。

アタックは柔らかいが、やはり酸はしっかりしている。鮮烈でシャープな酸だ。口の中に柑橘類の果物を食べたときの収縮感が広がる。思わず口をすぼめるあの感覚だ。

それでもただ酸っぱいだけではない。じんわりとした塩っぽさ、ミネラルさが残る。しかしこのワインの中心線を描くのはやはり一本、キリッと舌の表面を突き進む若々しい酸だ。

余韻はそれほど長くはなく、口の中に若干酸っぱさ、酢の物を食べた後のような感覚が残ってしまうが、これもまた個性だ。北の山がちの地域で黙々と育まれたブドウから得られたこのワインは、確かにその土地の自然、風景を再現してくれる。

【WINESHOP FUJIMARU 2,400円】

ブルゴーニュ オー・コート・ド・ニュイ2005 ユドロ・バイエ

D0g7ctht
今月はうちの会社の定例人事異動なので、勢い飲み会が多くなる。今週も3回、もう飲み疲れで、自宅に帰って晩酌なんて気も起きない。しらんうちにベッドにもぐりこんで目覚ましもかけず、何度か寝過ごしそうになった。

そんな日も過ぎて、今日はゆっくり静養。そして久々にボトルを開ける。今日は最近雑誌をにぎわすユドロ・バイエの白。

シャンボール・ミュジニーに本拠を置くユドロ・バイエはリュット・レゾネを実践している。有機栽培ではあるが、決し化学肥料や農薬を全否定するのではなく、どうしても必要なときには使用する。しかし除草剤は使わない。

この白は緑の印象が強い。グリーン的な黄色。香りはヴァニラ、オレンジ、メロンの香りがある。甘いやさしい香りだ。

アタックは控えめで、鮮烈な感じはうけない。まろやかで、赤ワインのときほど強い果実のパワーの印象はない。抑制がきいている。ただ赤ワインを飲んだときを思えば、なぜにこんなに控えめなのか?という感覚は否めない。

味わいは酸とジワーっと効いてくる塩っぽいミネラル的な味わいとのバランスがいい。やさしい旨みが心地よい。ふくらみはそれほどではないが、最後まで一貫するじんわりした旨みが特徴だ。ただしインパクトには欠けるかな。

余韻もきれいな旨みが細く長く残る。すべてに控えめで上品な作り方だ。赤ワインほどのインパクトには欠けるが、酸が苦手な人にはシャルドネの品のよさを実感できるつくりになっていると思う。でもやっぱ印象は正直薄いかな?

【創酒タカムラ 3,200円?】

2007年6月29日 (金)

アンリ、バルサのユニを着る...

Avv_reom
こういう姿は見たくなかったのだが...

現実を直視しよう。ティエリ・アンリはアーセナルからバルセロナへの移籍を完了した。メデイカル・チェックを経て、かねてからの報道の通り、バルセロナとの4年契約を結び、バルセロナのユニフォームに袖を通した。背番号は14。

「ここに立てて嬉しい。長い間追い求めてきたが、ついにここにやって来たんだ。ここにいることが幸せだし、自分の力をみんなの前で見せることも待ちきれないんだ。自分がチームにとってかけがえのない選手になれることを心から願っている。」

「自分ではどんな目標も立ててはいないんだ。クラブの目標に向かってやるべきだからね。バルセロナはいつだって全てに勝ちたい、と思っているチームなんだ。だから僕は自分の持てる力で、最大限の戦いをするつもりだよ。まず最初からチームとしての努力をしなければならないと思っている。」

「チャンピオンズ・リーグで優勝するのは誰だって夢なんだから、再びカップを奪回することが来シーズンのバルセロナの夢になるはずだ。チェンピオンズ・リーグはアーセナルで僕が勝ち取れなかったただ一つの事だったんだ。そして一番重要なのは、バルセロナはそれに成功し、優勝してるということなんだよ。」

アンリが移籍を決断したのは、ヴェンゲル監督の去就への不安もあっただろうが、やはり唯一つ勝ち得ていないもの、チャンピオンズ・リーグ制覇への渇望だったのだろう。今のアーセナルの力では優勝できない、冷静なアンリが出した結論は、彼をスペインの地へと向かわせた。

その決断が正しかったかどうか、それは今季のアーセナルとバルセロナの戦いを見守るしかない。

2007年6月27日 (水)

北新地鳥屋のかわチップ

Hrmgsjfz
万博フットサル場の最寄駅、阪急山田駅に直結するショッピングセンター1階にある焼鳥屋さん。

この日は1本100円のセール。帰ってからの晩酌のアテに焼鳥と手羽先、そしてかわチップを購入。

特にかわチップは、少しピリカラでカリカリッと揚げてあり、ビールによくあう。50グラム200円です。最近ハマッてます。

サッサイア2005 アンジョリーノ・マウレ

Hue5jqye
土曜日、万博でフットサルをした帰り、阪急山田駅からそのまま淡路経由で堺筋線に乗り入れ日本橋で下車。お約束のFUJIMARUさんに立ち寄り。

いつもの如く何の目的もないまま、グルグルとセラーの中をめぐっていると、「当店イチオシ」の文字が。それがこのアンジョリーノ・マウレのサッサイア2005。

このラベル、結構よく見かける。そして赤ワインは飲んだことがあったので、てっきり赤ワインの作り手だと思っていたがお聞きしたら白の作り手だということだ。

セパージュはガルガネガ90%にトレッビアーノが10%。ソアーヴェのような易しい感じかと思いきや、「地方は同じヴェネトだけど全く違う」との答え。これは飲んでみるにしくはない。

色は落ち着いた麦わら色。香りはカモミーユ、ハーブの香り。それほど強くはないが、やさしい香りだ。飲んでみるとアタックの酸は控えめだが、その後でスーッと直線的にミネラル感のある味わいが口の中に入ってくる。

ソアーヴェと違うのは、このミネラリーな味わいだ。ソアーヴェは優しく、果実の甘さをたたえた味わいがある。しかしこのサッサイアはミネラル感が豊富で、ミッドの膨らみと味わいはコチラのほうがより複雑だ。

余韻も心地よいうまさが長く続く。

実はこのワイン、1日目は若干シャープすぎたのだが、2日目になって味わいがまろやかになった。じんわりとした節度のある旨みと、後半のかすかな苦味を伴ったボリュームある味わい、確かにこの価格でこれだけの複雑さを演出するのは、さすがといえそうだ。いい仕事しております、マウレさん。

【Wineshop FUJIMARU 2,520円】

バー・アルテミス

K6atxjkg
梅田でシェリーを飲みたくなったら、まずココの名があがる。フィノ、アモンティジャード、オロロソ、モスカテル、ペドロ・ヒメネスなんでもありだ。

中は落ち着いた雰囲気の正統派、王道を行くバーだ。この店で修行したというバーテンダーの人もよく聞く。

今日はアモンティジャード2杯。最初のピラール・ガルシア・デ・ベラスコはかなり塩味が強い。でもアモンティジャードはこの塩味が持ち味だ。

もう一杯、名前を忘れてしまったが、熟成感があり、カラメル風味があった。マンサニージャにもいろいろあるもんだ!

しかし正統派だなぁ。たまにこういう所に行くと、若干恥ずかしさを覚えてしまう。次回はヴィンテージのカルヴァドスも飲みたいなぁ?

2007年6月24日 (日)

シュペートブルグンダー ファルツ トロッケン2005 アプフューラー・フリートリッヒ・ベッカー

Toid9d_j
今日はホントによく降った。京都はかなり雨脚が強かったが、梅田駅を降りたときには帰るときには阪神のユニフォームを着たファンともすれ違った。え?こんな日に甲子園で試合が出来たのか?ちょっと驚き。結果は...残念でした。しかしダルビッシュはいいピッチャーになりましたなぁ。今の実力は日本一ちゃうか?単に成績以上の魅せるプロらしい選手だと思う。

で、今日は更新しすぎなんだけど、ここのブログは旅先でちゃちゃっと携帯で更新できるのがいい。列車の待ち時間なんか有効活用。更新しているうちに列車が来るので、イラチの自分にはあっているのだ。で、ズカズカ投稿。粗製乱雑のきらいもあるが、まぁ更新してナンボなのでご容赦。

ようやく帰宅してゆっくりしようと飲み始めたワインは最近とみに気に入っているドイツのピノ・ノワール、シュペートブルグンダー。そしてその最良の作り手、目印は「キツネのマーク」のフリートリッヒ・ベッカーのワイン。

現在醸造所を仕切るのは、若き26歳のフリートリッヒ・ヴィルヘルム・ベッカー氏。ドイツ人らしからぬパッションにあふれた人らしい。そしてそんな性格を反映してか、ワインも鮮烈な味わいに満ちている。

色合いは黒味の強いルビー色。非常に濃い。エッジまでしっかり色が入っている。香りもなかなかスパイシー、コショウ、鉄、プラムの香りが華やかに香る。

酸は穏やかで、タンニンもそれほど強くはない。しかしミッドの果実の旨みが何ともいえない滋味にあふれている。決して強力に畳み掛けてくるわけではないが、やさしく、やわらかにつつみこんでくるような、じんわりとした味わいだ。

余韻もなめらかな果実、ベリーのうまさがジワーっと口の中に広がる。確かに全体的には中庸なのかもしれないが、酸、タンニン、ボディそれぞれが控えめに主張しつつバランスを保つ、そんなある意味「いじらしい」ワインといえる。

雑味がないので、何杯でも飲めてしまう。何も考えず楽しめる、ピュアなワイン。「困ったときにはキツネのマーク」、こう覚えておいてもらっても、あながち損はないのでは?

【阪神百貨店 3,000円?】

京極かねよ きんし丼

O62szml6
最後は河原町まで戻って、かねよのきんし丼を賞味。
厚焼きで中はトロトロの卵の下には鰻が隠されている。これを割っていただくと、鰻が香ってくるという趣向。

これは上。でも並の方が丼ぶりからはみ出る卵焼きの迫力があるなぁ。これはちょっと失敗したか?

新熊野神社の大クスノキ

Ygz4phpu
その昔、熊野信仰がはやった時、『大天狗』後白河法皇が都に熊野から神様を迎えて奉ったのが新熊野(いまくまの)神社。地元の人は『権現さん』と呼んでいた。

その神社の入口にあるのはでっかい樟(クスノキ)。これも熊野から苗木を運んで法皇お手植えのものだとか。

大通りに面した神社なのに。排気ガスがかえって生命力をアップさせているのか?しかしデカイ。

いづ松鯖ずし

Dzygekyo
JR東福寺駅からすぐのお寿司屋さんで鯖ずしをいただく。

一人前5切れで千三百円。京都の鯖ずしは、穏やかな酢の加減が鯖の脂とマッチしていて上品。

こちらの鯖ずしもいい酢の加減と、柔らかで脂もきっちりのって旨かった。ごちそうさまでした!

東福寺開山堂

Rvonpz9f
僕の勝手な思い込みかも知れないが、雨の京都で最高のスポットは、この東福寺開山堂だと思っている。

寺の奥まった所に造られた、屋上に楼閣を乗せた独特の造り。山の緑に囲まれた静謐な閉じた空間。この日は蛙も鳴いていた。

堂に向かって左は普門院。ここに腰掛けて前景のお堂と庭を眺めていると、落ち着いた気持ちになる。

それではしばしゆっくりしますか。

東福寺臥雲橋から通天橋を望む

Ug0ttnrz
紅葉の頃は混雑する東福寺も、梅雨の頃は人も少ない。

恥ずかしいが、境内に入るところのこの橋が臥雲橋というのを初めて知った。

そして寺の中が通天橋。梅雨の雨の日、臥雲橋から通天橋を眺めると、眼下には緑の雲海が広がる。

梅雨の京都のオススメスポットだ。

三室戸寺堂宇

56gzd2j5
一番奥、石段を登った所が堂宇。蓮がお堂の前に広がり、まさに極楽浄土の再現、という趣か?

なかなかいい感じのお寺でした。京阪三室戸駅から徒歩10分。

梅雨のツキモノ

K7hkae1r
同じく三室戸寺にて。梅雨の風物詩。

これはツキモノでしょ〜

アジサイとカタツムリです。

三室戸寺雨の紫陽花

7w1s0obt
雨の日だからこそ行きたくなる時もある。

宇治の三室戸寺のあじさいは今が見ごろと咲き誇る。白、赤紫、青、薄紫、微妙に色が違っている華々。昔の人は何と表現しただろう?

雨が緑を濃くするので、花の色を引き立たせる。やはり花の寺には雨が必要だ。

クッリーヴ シチリア グレカニコ2005

Spveahl1
土着品種が山ほどあるイタリアワイン。その道に足を踏み入れたらなかなか抜け出せない。ワインショップで珍しいものに会うとついつい手にとってしまう。これも珍し物好きのサガか?

このワインもそうしたものの一つ。シチリアの西部で栽培されているグレカニコ種100%。名前からしてグレカ、つまりギリシアだから、ギリシア由来ということでその歴史は古いことがわかる。もともとシチリアはギリシア人の植民地として歴史に登場した。アグリジェントのギリシア遺跡はよく保存されていて本当に素晴らしかったのを思い出す。2年前訪れたとき、その荒れた表面、赤茶けた色合いに触れたとき、本当に2千年以上の歴史を体験して非常に感銘を受けたものだ。

このワインは究極の自然派醸造家、フランク・コーネリッセンが安くてうまいワインを作ろうと、全量日本輸入というプロジェクトの元で作り上げたワインだそうだ。ブドウを皮と種をそのままの状態でつぶして、自然酵母で発酵、ステンレスタンクで1週間発酵させる。二酸化硫黄は勿論無添加。

さて、このワイン、グラスに注いだとき「なんじゃこりゃ?」と思ってしまった。濃いリンゴジュースのようで、濁りといってもいいほど透明感がない。香りも酸化したような独特な香り、時間のたったリンゴ、八朔の皮、青草を折ったときのような青い香りがある。

酸は穏やかだが、ミディアムボディが苦さを伴ってこれもまた独特。しかしくどくはない。軽やかで、やはりリンゴジュース、それもじかに絞ったジュースが時間を置いて若干すっぱくなったような感じに似ている。ジューシーながら少しひねた感覚は好き嫌いはあるだろうが、僕には結構いい感じだ。

余韻はそれほど強くないが、繊細な旨みはふんわりと口の中に残る。シチリアワインだが、アルコール度は11%と低めに抑えられている。本来ならもっと強くなるはずだが、これはたぶん醸造者の意図があってのことだろう。

好き者にはわかってもらえるだろうけど、あんまり一般的ではないな。でもいいや、僕は好きです。でもこのワイン全量日本輸入らしいが、日本人買うだろうか?そっちのほうが心配だけど...

【ワインショップ ベリエ 約2,000円?】

不摂生はアカン

Sixqz5tu
一月半ぶりに万博でフットサル。ここのところ運動不足で、仕事中もオフィスワークなので室内の涼しい場所にしかいなかったので、自分でもかなりだれているだろう、とは思っていた。先週久しぶりに長距離を走ったときも、思いの外ばてるのが早かった。

ただ、木曜日はジムでも体を動かしていたし、今日は日差しは強いものの、それほど暑くはないのでたかをくくっていた。

でも甘かった...今日は参加9人、4対4のゲームで回していたが最初の8分間で胃が出そうになるほどへばった。呼吸も荒いし、やっぱ体は正直だ。

今日は対戦相手が見つからなかったようで、急遽人数併せのためにキャップのお子さん(ガンバのスクールに通っているそうだ)が参入。またこの子が決める決める、殆どの得点は彼だった。彼の目には大人たちはどう映ったのか?

ともあれ、後半は体が暑さに慣れてきたので、そこそこ走れるようにはなってきた。それでも2時間は厳しいなぁ。

このあとシャワーを浴びて帰ろうとしたら、腕時計が見当たらない。シャワーの周りを見ても、カバンをひっくり返しても出てこないし、コートの周りを探しても見つからない。あかんか、と思って最後にもう一度シャワーのところに戻ってかごを探ってみると、手前にちゃんとあるじゃない!探していたときは死角になって見えなかったようだ。

教訓、探し物はあせらずきちんと探しましょう。

2007年6月23日 (土)

Au revoir! Henry

Ue_updyb
ついに確報が出た。アーセナルとティエリ・アンリ本人が来季からのバルセロナ移籍を認めた。

「月曜日のメディカルチェックにパスしなければならないが、確かに僕はバルセロナに移籍する選択を下した。」アンリ自身がフランスのスポーツ誌に語っている。

「4年契約を結ぶことになった。まだ正式契約はしていないけれど、金曜日に両チームが合意に達したんだ。」

「アーセナルを去ることになったのは本当に悲しいことだ。出来ればこのままずっとこのチームにいたかった。こんなことになるのは望んでいなかったけど、でも僕は新しい挑戦への準備もすでにできている。」

「バルセロナは長い伝統を誇るすばらしいチームだ。そして素晴らしいサッカーをするチームだよ。そうしたチームに移籍できることは幸せなことだと確信している。」

「でも同時に僕は心からアーセナルファンと別れることがつらいんだ。彼らはいつだって変わらずに僕のことを支えてくれた。彼らはずっと僕の心の中にいるよ。このエミレーツでの試合を特別なものにしてくれたのは彼らだからね。」

そして彼はヴェンゲル監督が現契約の延長に踏み切らなかったことが今回の決断に影響を与えたことを認めている。

「ヴェンゲル監督が契約延長を決断しなかったことは確かに今回の僕の決断における一つの重要な要因になったね。」

アーセナルの大黒柱がチームを去ることになった。しかしバルセロナはアンリを獲得して何をしようとしているのか?エトーが放出される動きがあったときには確かにアンリ獲得も心配したが、それもない今、本当にバルサはアンリを必要としているのか?逆にアンリの働き場はあるのかどうか。

しかしバルサの心配をするより、やはりアーセナルだ。果たして彼の穴を埋める大型補強ができるのか?すでにその算段がついた上で30歳になるアンリを放出したのか?今後はその行方を見守るしかないようだ。

そしておそらくはアーセナルの年間最優秀選手に来週選出されるセスク・ファブレガスが果たしてどんなコメントを出すか注目したい。

あぁ〜、ブルーだなぁ。

シャトー・デ・シャルム ガメイ・ノワール2005

8gmhr3br
まさかカナダワインのコメントを載せるとは思わなかったんで、急遽カテゴリーを追加。日本ではアイスワインとしては入ってきているカナダワインだが、赤ワインは初めて。しかもガメイだし。こんなん酸っぱいだけちゃうんか?と正直怖い気もしていた。

しかし飲んでみるとビックリ。予想外の果実味としっかりとした酒質。ボジョレーとは全く違う味わいだった。驚きだったのはいささかも北の寒冷地で作ったという印象を受けなかったことだ。いったいどういうことなんだろう、と急遽書籍を紐解く。といっても日本ではメジャーじゃないんで急遽洋書の中から探すことに。

このワインはオンタリオ州にあるオンタリオ湖の南沿岸、まさにアメリカ合衆国との国境にある地域、ナイアガラ・オン・ザ・レイクのワイン。オンタリオ州はワイン生産に力を入れており、州法によりVQAというワイン認証制度を制定している。VQAはVinters Quality Alliance Ontalio(オンタリオワイン生産者品質協定)の略で、独立した監督機関が優れたワインに対して認証を与えて、その証明としてラベルに「VQA」の表示を認めている。

実はオンタリオ湖周辺はブルゴーニュ地域と気候が似ているんだそうで、最近はリースリング、シャルドネといった白ワインの品質に定評があるようだ。そして温暖な年はガメイ、ピノ・ノワール、カベルネ・フランや勿論カベルネ・ソーヴィニヨンのワインも素晴らしいものとなる。

シャトー・デ・シャルムはそんなオンタリオにある約50ほどのワイナリーの中でも優秀な作り手という評価を得ている。このガメイもたしかにしなやかで、黒すぐりのジャムのような厚みも感じたし、品質は高い。これだけのボリュームがあるのはやはり温暖化も影響してるのでは?と勘ぐってしまうが。

ただしやはり冬の冷え込みなどは厳しく、そんな気候に耐えるワイン生産への努力は、ドイツと同様に多くの交配品種を生み出した。もう1本飲ませてもらったカナダの赤ワイン、カベルネと「バコ」という品種のブレンドだったが、バコ自身はフランスでコニャックの原料に使われている白ブドウ品種フォル・ブロンシュとアメリカ系地ブドウとの交配品種だそうだ。このワインも滑らかでフルーティ、カベルネがもたらすタンニンとのバランスも十分だった。

このワインはワイン好きの姉御さんが旅行から持ち帰ってもらったもので、そうでなきゃなかなか好き好んで日本でカナダワインを飲もうという気というか、機会はありません。いや貴重な機会でした。次は最近評判のインド、デカン高原でもいきますか!?

【H19.6.16ワイン会にて S.Mさん持ち寄り】

万事休す?アンリ、バルサ移籍

Qvwjmuwi
先週の否定報道はあったが、明確な否定ではなく奥歯にものの詰まったような表現、不安は隠せなかったが、どうやらその不安は現実になりつつあるのかもしれない。

イギリス本国は一斉にティエリ・アンリのバルセロナ移籍を速報で打ち始めた。スペインで信頼の置ける新聞がバルセロナに近い関係者からの情報として、メディカルチェックがすみ次第、アンリとの4年契約を来週月曜日に発表すると報道したようだ。移籍金は2,400万ユーロ、約38億円がアーセナルに支払われるという。

ただし、交渉自体はまだ完全に終っていないという報道もあり、ヴェンゲル監督とアンリとの間の話し合いがまだ続行しているという。

今季4位、無冠に終わりかつ信頼していた副会長の辞任、チーム強化に対してビッグネームの移籍で強化を図らないチームの方針への不満と、30歳を迎える自分自身への不安、これらの要因が、昨年アーセナルとの長期契約を結びながらアンリの移籍への決断を促したのだろうか。

まだチームからも、アンリの代理人、まして本人からのコメントはない状態だが今回の報道が現地の信頼ある新聞、またチーム関係者からのものであることから考えると、信憑性は高いのではないかと思う。

残念ながら破局は現実のものとなってきたようだ。

2007年6月22日 (金)

セスクはアーセナルのスタイルを守る

Syye9pyn
オフ中のアーセナルの公式HPでは、アーセナルの年間最優秀選手がまもなく発表される。既に3位がコロ・トゥーレ、2位がキャプテンのジウペルト・シウバ、となれば、既に1位はセスク・ファブレガスに間違いない。今年は不振といわれたアーセナルにあって、ただ一人各誌でもその活躍に評価が与えられていた。

しかし終盤のチーム得点力不足にはセスクにもその責の幾分かはあるだろう。彼に足りなかったのは、是が非でも自分でゴールを狙いに行こうという積極性だった。

そんな批判に対して、彼自身も認めるところはあるようだ。

「何て言ったらいいんだろう?今季唯一欠けていたのは何度もあったチャンスを前にしてのゴールだったんだ。僕達があまりに細かくやりすぎたって批判する人がいるけど、気にしていないよ。僕達はサッカー選手なんだから、そういうプレイをするものだよ。」

「僕自身、自分がやりたいプレイがわかっているし、チームのみんながどういった試合がしたいのかも理解している。だからそれが僕達のやり方なんだよ。」

「でもゴールは少なかったな。サッカーでは一番大事なものであるんだけどね。」

そうした中でもこのアーセナルの中核は、ヴェンゲル監督への賛辞は忘れない。

「監督が僕にしてくれた最高のこと、それは監督が僕のことを信頼してくれていたってことだよ。それなら今度は僕がお返しをする番だ。だからこそ僕はヴェンゲル監督に、僕がこのチームにふさわしい存在なんだ、という事を示さなきゃならなかったんだよ。時々はよくないプレイもしたさ。それでも監督は信じ続けてくれたんだよ。」

アンリの去就がまだクリアにならない中で、アリアディエールの移籍が決まった。セスクは昨年8年契約を結んでいるので、来季もまずはチームの中核を担うことは間違いない。

今年は確保したが、来季チャンピオンズ・リーグ出場権さえ失うようだったら、このチームの求心力は一挙に失われるかもしれない。そうならないように、来季はますますの奮起を期待せずにはいられない。

2007年6月20日 (水)

ゆる〜い空間 wineshop FUJIMARU

小さい店に行くと、店員さんが「いかがですか」という感じで寄って来る。ゆっくり見たいんだけど、あれがどうもプレッシャーになるんで、たまに入っても満足に見もしないで出てしまうことが多い。

ワインショップだってそれは同じ。やっぱ入ってきた客には勧めてナンボ。なんとか買わせたいという思いはあるだろう。それは理解できる。デパートだって最近はそうなんだから。でもまずはゆっくり見たい。

そんな意味で日本橋、黒門市場の一角にあるこの店はちょっと違う。悪い言い方かもしれないが、あまりそういう熱気が感じられない。セラーの中も殆ど倉庫状態で、乱雑。でも一品一品には説明書きもある。だからまずはゆっくりと品定めできる。そして説明書きもなく前面に置かれていないワイン、実はこの中にとんでもないレアワインが隠されている。

このセラーにいると殆ど宝探し状態に陥って、長時間ぐるぐる何度も中をめぐることになっている。店にとってはこんなタチの悪い客もないだろうが、イヤな顔することなく「なにか会ったら呼んでください」とほったらかしにしてくれる。

こういうゆる〜いショップを他には知らない。でも行く度になにか新しい発見がることは事実。それは店主さんの深い知識、探求の賜物なんだろう。何か刺激的なワインに巡り会いたければ、まずはコチラをオススメしたい。最近HPも開設したようなので、そちらも参照のほどを。

大阪市中央区日本橋2丁目15−3
06−6443−2330
12:30〜21:30(月曜は18:30まで)
定休日 火曜日
http://www.wineshop-fujimaru.com/

ピノ・ネロ アルト・アディジェ2004 サン・ミケーレ・アッピアーノ

E8qkqonc
誰にだって苦手はある。だから僕にだって苦手はある。それは何度試しても合わないもの、それがイタリアのピノ・ノワール、即ちピノ・ネロ。

酸はあっても、それとわたりあえる果実味とふくよかさが感じられない。価格帯を高くすればいいのかもしれないが、イタリアのポテンシャルを考えれば、そんな安直な方法を選ばなくてもいいワインがあるはず。でもなかなかめぐり合えず、それでもあきらめられずの日々だった...

でもやっぱありましたよ。そのポテンシャルに見合うものが。それも北、知名度の低い生産地に。

アルト・アディジェはイタリア最北部、南チロルという言い方もあるように殆どオーストリア。ここのワインで輸出向けは殆どない。実は輸出で稼ぐ必要がないほど質が高いのだ。

標高900メートル以上で高地なのだが、夏は思いの他高温になる。しかしやはり夜は冷え込むので、寒暖の差が激しい。こういうメリハリのある地ではよいブドウができる。

サン・ミケーレ・アッピアーノは醸造組合。組合のワインは生産が多くて、安かろう悪かろうのイメージがあるが、この組合は有機栽培で、畑からセラーまでの管理が行き届いている。グリーンハーヴェストで若いうちから果実の収穫量を抑えるだけでなく、葉も摘み取って日照や空気の循環量にまで気を配る。そこにはハンス・テルツァーというカリスマティックな生産者の存在もあるようだ。

色はそれほど濃くはない。しかしエッジまでしっかり色が入った凝縮感のあるワインレッドだ。紫の印象が強い。

香りは若いベリーの香りが豊か。ジャム的な煮詰めた香りがふんだんに香る。タバコの香りもする。

アタックはしなやかな酸と、それにバランスするやわらかなタンニンと果実味が非常に心地よい。若いながらも、旨みを備えている。中盤に広がる果実の旨みはキビキビとしていて、口の中に躍動感が広がる。

余韻は強くはないが、ブドウ本来のジューシーさ、中庸ながらも品の良い酸の心地よさがきれいに漂う。この価格帯でこのバランス、品のよさはブルゴーニュの同価格帯のものを上回る出来だと思った。

イタリア最北部のピノ・ネロ、今までの経験からすれば絶対に手に取ることはなかったが、その安さゆえにダメモトで手にとって、そして出会ったこの品質。やはりイタリアのポテンシャルはピノ・ノワールにとっても十分その実力を発揮できるものだった。やっぱ探し続ける思いが大事なんだなぁ。当面デイリーには欠かせなくなりそうだ。

【カーブ・ド・ヴァン(堂島 サントリー本社) 2,000円弱?】

2007年6月19日 (火)

ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ1995 グラン・レゼルヴ ヴィニョーブル・ポワロン・ダバン

Da8gpeld
早飲みと思われているワインの古酒があった時、それを手に取るだろうか?まずは「そんなんあかんやろ〜」「売れ残りちゃうか?」と思ってしまって手を出さない。でもそれが確信犯だったらどうなるか?

一般的に若いうちに飲むべきと相場が決まっているミュスカデ。でもこの作り手は10年間熟成させてから蔵出しするという。この「安酒」になぜこれほどの情熱を傾けるのか?

色はかなり黄色く、樽熟をしっかり思わせる。香りはレモン、オレンジの皮といったトロピカルフルーツに近い香り。ミュスカデに特徴的な青い香り、ライム的な香りはあまり感じなかった。

アタックは思いの外酸がしっかりしており、まだ活き活きとした若さを保っている。その後にふんわりとした甘さを感じた。こなれた甘さだ。ブドウ本来の甘さでなく、熟成から来る甘さだと思う。まろやかでやわらかさを感じる。

ただなぜなんだろう、飲んでいて居心地の悪さを払拭できなかった。ピュアな酸、まろやかな味わい、トロピカルな香り、それぞれはいいんだけど、それをつなぐ何かに違和感があった。それが何かを言い当てることはできないんだけど...

ミュスカデは酸がしっかりしているから、長熟のポテンシャルはあると思う。でも若いうちのピュアさを楽しむほうが魅力的な物だってあるのかも。今もセーラー服姿の松田聖子を見るとやっぱ違和感がある、そんな感覚なのかなぁ?

【H19.6.16ワイン会にて cesc22出品】

ティント ヴァルブエナ 5アニョ 1998 ヴェガ・シシリア

K3hslycv
スペインワインの最高峰といえば、まず「ウニコ」という評価が一般的だろう。その飛び抜けた価格ゆえにまだ飲んだことはない。

このヴァルブエナはそのウニコのセカンドワイン的な存在だ。ただし、作り手のヴェガシシリアにとっては、このヴァルブエナがスタンダードで、ウニコはその言葉通り「唯一」、特別な存在ということのようだ。セパージュは主にテンプラニーリョ、メルロー、マルベックがブレンドされているとの事。

樹齢20年から25年のブドウを使用し、2000Lの大樽で6から12ヶ月、新樽225Lで6から8ヶ月、古樽で16〜24ヶ月の熟成を経て、さらに瓶内熟成が約2年。5年の後にリリースされるという。

それにしても色が濃い。赤みがかかった黒色だったが、樽の香りもどっしり乗っている。バニラ、キャラメルの香りがふんだん。黒すぐりジャムのような甘い香りもある。スコッチのような香りもしたかな?

飲むと最初からガツンとやられる。予想以上にパワフル。かなり骨格の強い酸とタンニンが一度にドシンと口に中に突き刺さってくる。最初は若干酸が勝ち気味だと感じたが、後にやってくる果実味ふんだんなボディの膨らみはすごい。

旨みも十分乗っている。強力なワインだが、酸、タンニン、旨みそれぞれが力強さを持っているので、バランスがいい。どれか一つが欠けていたら、印象が変わっていただろう。ただし、それを繋ぐ自然な滑らかさというものがもう少しあれば、という気はしたが。

余韻も強力で長く続く。それでいてしつこさは殆ど感じない。しかし口の中にあった他の余韻を全て流し去ってしまうほどの強力さには唖然としてしまう。

ワイン会最後のワインに持ってきたが、これは正解だった。こんなの途中で飲んだら、後のワインが物足りなくなってしまったことだろう。スペイン、リベラ・デル・ドゥエロの銘酒、いや、すごいワインでした。今度はどこかでぜひウニコをいただきたいもんです。グラスで出ないかな〜?何杯もは飲めそうにないので...

【H19.6.16ワイン会にて A.Mさん持ち寄り】

2007年6月17日 (日)

ボンヌ・マール1997 AOC ボンヌ・マール グラン・クリュ ドメーヌ・フォージュレイ・ド・ボークレール

Ebzi9yww ブルゴーニュのグランクリュ、特級ワインも初登場だ。ボンヌ・マールはブルゴーニュの北、モレ・サンドニ村とシャンボール・ミュジニー村にまたがるグラン・クリュだが、殆どが後者の村が占めている中で、わずか1.5haのモレ・サンドニ村側の唯一の作り手がこのドメーヌ・フォージュレイ・ド・ボークレール。所有者から20年契約でこの畑を借り受けてワインを作る生産者だ。

残念ながら知名度で一歩譲るモレ・サンドニ村。それは不当な評価ではあるが、人気がないのは確かだ。しかし価格が安いことは売り手には不幸でも、買い手には悪い話ではない。特にグランクリュクラスになれば、元値が高いのでその価格差はかなり影響してくる。それでも高価である事には変わりはないが...

このワインも低温でプレ・マセラシオン(醸し)した後、30〜31度で温度管理した中で2、3週間の長い発酵マセラシオンを行う。その後はフランス製の樽で熟成させる。

香りは甘い優しいベリーの香り。干しプラム、花の香りもある。酸はアタックこそキビキビした果実の酸を感じたが、非常に重厚な酸だ。舌をさすような感じではなく、舌の表面から奥にしみこむような、合唱で言うとベースの声のような染み渡り方をする。

構造は割合シンプルで、果実味が素直に出ている。若干深さを求めれば物足りないところもあるが、それでものびやかな味わい、果実のポテンシャルを示すタンニンの豊かさ、それをうまく下支えする重厚な酸、この調和がグランヴァンの力なのだろう。

余韻も長く、雑味はまったく感じさせずに口の中をうまくのびやかに包んでくれる。全体にシンプルなうまさを感じさせてくれる、ピノ・ノワールというブドウに抱く印象を素直にワインに反映させた、そんな好感度大のグランヴァンだった。

【H19.6.16ワイン会にて K.Yさん持ち寄り】

シャペル・ドーゾンヌ2001

Yd_eohy4
始めてオーゾンヌ絡みのワインを飲むことができた。サンテミリオンの格付けで最高峰となるプルミエ・グランクリュ・クラッセAはシュヴァルブランとオーゾンヌだが、どちらか一方となればおそらくはオーゾンヌに軍配があがることだろう。それは飛び抜けた価格に如実に表れている。

シャペル・ドーゾンヌはそんなオーゾンヌのセカンドワイン。セカンドとはいえ、初めて目にするワインだ。セパージュはカベルネフランとメルローが約半々で、年とともに変動があるようだ。低温で3〜4日かけて果皮の旨みを抽出した後に、樽で自然酵母により約1週間発酵。その間デレスタージュと呼ばれる、発酵中の果汁だけを抜き取って果皮や種子を空気中に触れさせるという手法を用いる。こうすると抽出されるタンニンがまろやかになるのだそうだ。なるほど、手間ひまかけている。

色は黒味のあるルビー色で、濃厚というわけではないが深みのある色合いだった。香りはブラックベリー、スパイス、若干鉄の香りもあった。

アタックにのびやかな酸を感じたのは少し意外だった。もっと重厚なのかと思いきや、素直な果実のうまさが先に立つ。
タンニンはきめ細かで、酸と共に伸びやかに口の中を広がっていく。そしてきっちりとした骨格があり、旨みの余韻がワインの味わいをきっちりと締めくくる。

セカンドながら、トップクラスのシャトー物に全く引けをとらない。熟成にも十分耐えるはずだ。これでセカンドなんだから、トップワインはどんなものだろうか?一度ぜひ飲みたいものだけど価格が...

【H19.6.16ワイン会にて A.Mさん持ち寄り】

昨日はワイン会

昨日は自宅で4時からワイン会。Brrwzkjv
定期的というわけでなく、みんなで飲みたいワインがあった時に自然と集まって飲みましょうか?という極めてゆる〜い会合。だからこそ長く続いているのか、なんかもう10年以上こんなスタイルだ。だから会費無し、皆好き勝手持ち寄りで、別にワインを持ってこなくてOKで、アテだけでもウエルカム。

4時から始めて、時折ベランダのベンチに腰掛けて夕涼みや夜景を楽しみながら5時間。総勢6人で数々の珍品(10年物のミュスカデ、カナダの赤ワイン?)も含めたおいしいワインがどんどん開いた。ラインナップは以下の通り。

1.ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ グランレゼルヴ1995 ヴィニョーブル・ポワロン・ダバン(フランス ロワール)
http://blog.kansai.com/cesc22/342
2.シャトー・デ・シャルム ガメイ・ノワール(カナダ)
http://blog.kansai.com/cesc22/347
3.ピノ・ネロ アルト・アディジェ2004 サン・ミケーレ・アッピアーノ(イタリア アルト・アディジェ)
http://blog.kansai.com/cesc22/343
4.カベルネ・バコ?(カナダ)
5.ドメーヌ・ロマノー・デステゼ2005 エルベ・スオー(フランス ローヌ)
http://blog.kansai.com/cesc22/328
6.ボンヌ・マール1997 ドメーヌ・フォージュレィ・ドゥ・ボークレール(フランス ブルゴーニュ)
http://blog.kansai.com/cesc22/340
7.シャペル・ドーゾンヌ2001(フランス サンテミリオン)
http://blog.kansai.com/cesc22/339
8.ティント《ヴァルブエナ》5.° 1998 リベラ・デル・ドゥエロ ヴェガ・シシリア(スペイン)
http://blog.kansai.com/cesc22/341

まぁ、見事なラインナップだった。特に最後の3本、ブルゴーニュ、ボルドー、スペインのグランヴァンが三役そろい踏みだった。まさに大興奮!!

4c_pqru1_s


時と共に移ろいゆく淀川の表情も何よりのアテだ。風に吹かれながらグランヴァンをいただく、何か悪いことをしているような気もするが、それもまた薬味となって、レストランとは違う趣きで楽しく飲める。お越しいただいた皆さん、おいしいワインとパン、料理どうもありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。また楽しみましょう。個々のワインのコメントはまた別途。

2007年6月15日 (金)

週刊フットボリスタ

Z3icn5qs
雑誌ってカバンに入れると結構重くてかさばる。でもたまに電車の待ち時間なんかに読みたくなるんで、ついつい盛っていきたくなる。

タブロイド誌ってそういう時は便利だ。「夕刊フジ」のあのサイズ、電車で読んでも邪魔にならないサイズだ。軽いのでカバンの中でかさばらない。

そんな重宝サイズのサッカー雑誌が「週刊フットボリスタ」。海外サッカー専門で、特にヨーロッパのサッカーシーンは独自の観点で、内容の濃い記事を展開している。今週はほぼ結果が出揃った欧州各国のリーグ戦を総括。そして唯一最後の最後までもつれているスペインリーグを面白くしたディヴィッド・ベッカムが表紙を飾っている。

この雑誌、書店では扱っているのをあまり見ない。自分も定期購読中。フットボリスタのHPから申し込んだ。きっかけは梅田のスポーツバー、「Supporter's Field」で見せてもらって、非常に記事の中身が熱くて濃かったから。

週刊250円、30pほどだが、記事の内容の濃さは保障。欧州サッカー好きにはTVプログラムもついてますので、オススメします。

2007年6月14日 (木)

クローズ・エルミタージュ2004 ドメーヌ・レ・ブリュイエール

Xfyp0tnz
成城石井の三番街店はお気に入りスポット。阪急の梅田駅真下で少々買い物してもすぐに電車に乗れる。そして店の入り口にはスタンディングのワインカウンター。いろんな種類が安くのめるが、レパートリーがややマンネリ気味なところが少し不満。でもバーじゃないから仕方ないか。

その日はカウンターの品を見回したが、あまり飲みたいのがなかったので、売り場に直行。そして新商品のラベルを探したら、クローズ・エルミタージュの新商品じゃあ〜りませんか。ローヌ好きとしては、これはいっとかなあかんでしょ。

レ・ブリュイエールは最近売り出し中の、これもはやりのビオ・ディナミ製法の作り手だとか。ついに成城石井にもビオの波がやってきたか!ビオ・ディナミ製法に関しては、あまりよくはわからない。オーストリアの思想家、シュタイナーの思想を体系化し、生物の潜在的力と土地の持つ本来の活力を引き出す農法ということだが、占星術的な側面も持っているという。

ワインの香りは甘いベリーの香り、スパイスが心地よい。色は黒味を帯びたルビー色だが、さほど濃いという印象はうけない。

アタックは酸もそこそこ感じるが、スパイシー感が結構ある。若い果実の甘みと程よいスパイシーさがうまくバランスしている。ローヌとはいえ、なかなかしなやかで繊細な作り方だ。果実味を前面に押し出そうとしているのだろうか。

タンニンは中庸で、そのあとはスーッと自然な余韻につながっていく。あまりボリューム感は感じないが、全体にうまくまとまりがあり、きれいな作りで好感が持てた。特にスパイシーさはしっかり出ている。ローヌワインにこれがないと、まずは合格点を出せない。

でもやはり物足りない。あまりにもきれいにまとまりすぎて、印象に残りづらい。全て舌の表面で展開してしまう。旨みが舌の中にしみこんでくる、そんな感覚は全く感じなかった。凝縮感が足らないのだろうか?

クローズ・エルミタージュにそこまで期待するのは酷なのかもしれないが、それでもアラン・グライヨと比べれば、そのポテンシャルは雲泥の差だ。別に農法はどうでもいいから、やはりせっかくのローヌなので、無骨な個性を感じさせて欲しい。まだ若いドメーヌのようだから、今後に期待したいが、さてどう展開しますか?

【成城石井 梅田三番街店 2,590円】

2007年6月12日 (火)

アンリ、バルサ移籍を否定するも?

Bh8_dt51
 フランスの『フットボール』誌がティエリ・アンリのバルセロナ移籍を報じた。3年契約で年俸は1千万ユーロ、約16億円だ。ただし、アンリとアーセナルは昨年4年契約を結んでいる。

この話、クラブ間で合意したというものではないようで、案の定エージェント側は否定、訴訟に訴えるとの姿勢を示している。
「フランスでもどこででも、バルサとの話し合いは一切行っていない。『フットボール』誌に対して法的措置を取ることも考えている。」

アンリ自身も。『エキップ』誌に対して明確にこれを否定、「その報道はガセだよ」と語った。

「何にもしていない。もう一度言うよ、何にもだ。やってもいない話し合いについて書くなんてガセ以外の何物でもないよ。今この時点、僕はアーセナルの選手で、去年もこんな状況だったじゃないか。去年だってみんがが至る所で僕がチームを去ると言ってただろう。絶対に移籍するって言ってた人もいた。でも結局僕は動かなかった。今年だってありえる話じゃないか。」

「僕はいかなる決断もしてない。僕の名前は移籍のリストにはあがっていないよ。もし何かあれば僕は皆に話すよ。」

今のアーセナルが意図的にアンリを手放すとも思えない。確かにアンリに頼りすぎの感はあるが、さりとて今すぐアンリ無しで次節を戦えるのかといえば、状況は極めて厳しい。得点の機会を自ら作り出せるようなストライカーは、今のアーセナルには一人もいない。

しかし火のないところには、ということでもあるし、ここ数日はいろいろな報道からは目が話せない日々になりそうだ。


デュラトン2000 リベラ・デル・デュルトン

Sfvnucxv
10時半過ぎて、またカサ・ミラにお邪魔した。いつもの通り小皿2皿、イワシの酢漬けと手羽を頼んだが、席の隣にあった生ハムがうまそうだったのでそれもチョイス。この生ハムが足1本丸出しになっているところから削いでいく。これが迫力。生ハムはあまり塩が強くないので、まろやかで熟成加減もちょうどいい。シェリーの塩っぽさとも合ってうまかった〜

「おもしろい赤ワインが入ったんです」とのオススメ。そう言われたら飲まなアカン。出てきたのはリベラ・デル・デュルトンというところのワイン。デュルトンは初めて聞く産地だ。

カスティーリャ・レオン地方ということで、スペインでも北の地域。裏のラベルを見ると900m級の高地だ。こういう涼しい産地のほうが、ただでさえパワフルなスペインワインの特徴がうまくやわらげられそうで、期待大。

セパージュはテンプラニーリョ、メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニョン。香りは控えめながら甘いベリーの香りと、スパイス、バニラの香りがある。

飲んでみるとやはりやさしいタッチ。酸がしっかりあるのに驚いた。パワー全開で迫ってくるようなことはなく、酸とタンニンがうまくバランスを保って口の中に広がる。果実味が豊かで、緻密な味わいだ。シラーの特徴がうまく出ているワインだと思う。

非常においしいグラスワインだ。まだまだ名の知れていない北の産地のポテンシャルを感じさせられた。いいグラスワイン入れますね。相変わらず期待に反しません。最近いつ行っても繁盛しているようで、これも嬉しい。

【CASA MILA グラス700円?】

2007年6月11日 (月)

サクラ・ナトゥーラ2005 セリェール・ピニョール

Ktdhtph8
近くにあるカサ・ミラで飲ませてもらったDOテッラ・アルタが非常においしかった。
http://blog.kansai.com/cesc22/317

馴染みのない産地ながら、非常にポテンシャルを感じた。で、同じ生産者の上位銘柄が阪神百貨店でも売られていたので試しに購入。

カリニェナ35%、メルロ30%、シラー20%、テンプラニーリョ15%というセパージュ。以前はミゲル・トーレスに樽売りをしていた生産者が自らワインの醸造を開始したのが1995年。有機栽培を実践し、フランス材の小樽で熟成させている。

香りは干しプラム、ブラックベリー、完熟した果実の香りだ。チョコレートの香りもある。

飲むとやはり甘くジューシーな味わいだ。酸もしっかしているが、やはり熟した果実味のパワー全開だ。このワインも1日目よりも2日目のほうがこなれてきておいしくなった。タンニンも荒々しくパワフル。凝縮したボリューム感が口の中をなかなか離れない。

かなり収斂性があり、飲み干した後も口の中に渋みが残る。あまり何杯も一気に飲めるタイプではない。これだけ力強いと料理と合わせるのには注意がいるかも。

まぁパワフル。これだけ強いワインを飲むと、後のワインは軽く感じてしまうだろう。このパワーに付き合うには、飲み手もかなりの根性がないと挫折してしまうかも?スペインの底力を見たワインでした。

【阪神百貨店 2,500円?】

2007年6月10日 (日)

ブルゴーニュ2003 ブシャール・ペール・エ・フィス

_0ygpojw
AOCブルゴーニュに最近注目している。いろいろ話題の生産者のAOCブルゴーニュが多く店頭に並ぶようになって、まずはお試しといった感じで購入することが多い。ユドロ・バイエ、オリヴィエ・ジュアン、マトロ・ウイッターシェイム、ロブレ。モノなど、上位銘柄と比較しながら飲むと、やはりそのニュアンス、凝縮したうまさがある。でも若干価格は高め、3千円後半になることもしばしば。

そういった比較は抜きに、安いブルゴーニュを楽しみたいときもある。そういう時はしっかりしたネゴシアンを選ぶに限る。定番ながらルイ・ジャド、ブシャールはやはり手堅いし、安心できる。

後者の2003年AOCブルゴーニュ。最初開けたときは酸が強く感じて、かなりどぎつい印象だったが1日置いて飲んだら酸が落ち着いて、非常においしく感じた。ストロベリージャムの香り、鉄サビ、ユーカリの香りもある。

タンニンはやはり荒く、ざらつきを感じるが、酸とのバランスは良い。2003年なので、かなり過熟だったはずだが適度な酸を保っているのはやはりネゴシアン物だからできる調整の技か。

2003年は当たり年と言われているが、単に過熟のための甘さが目に付くジュースのようなワインもある。しかしこうしたネゴシアン物はそういう年でも品質が安定している。ブドウを生産者から選択できるので、調整が可能になるからだ。深みはないが、ベリー系のうまさを感じることが出来る、きれいなピノ・ノワールになっている。何より2千円以下なのがいい。安くてウマい、これに越したことはないんだから。

【創酒タカムラ 1,800円】

森ノ宮 定期演奏会

Jo4awsyq
土曜は所属する合唱団の定期演奏会があった。18:00、森ノ宮ピロティホールにて開演。1,000人入る会場が満員sign01に近い入りになった。これにはビックリ。

今回は日本の曲ばかりで、4部構成。1部がラターの宗教曲、2部は「遠野遠音」という民謡調の曲、3部が昭和20年代から現代までの歌謡曲メドレー、4部が滝廉太郎の歌曲集という構成だった。

この団に所属して初めてのステージだったが、こういう独自のステージは初めてで、見ていてスタッフの方々の分刻みの段取りには本当に頭が下がる思いだった。それについていけない自分もあり、ちょっと情ないやら、自分が腹立たしいやら。

日本の曲、滝廉太郎はそうでもないが、概して和音の構成が難しい。今回の民謡調の曲もそうだった。最後まで感覚がつかめなかった。満足に練習に出ることができなかったこともあって、音取りに不安を残したままの演奏。残念ながら不安なところは引いてしまった。

自分的には正直満足いくものではなかった。お客さんはどう感じただろう?自分の演奏を聴くことはできないが、反省するところ大。

この反省は12月のヴェルディ・レクイエムで返したい。前回10年前に出来なかった曲調、言葉のニュアンスまで考えた演奏をしたいと思っている。さぁ、これから6ヶ月が楽しみだ。

2007年6月 9日 (土)

さらばアンリ、移籍に舵を切る?

M3vdkdz8
いよいよ恐れていたことが現実味を帯びてきたのだろうか。coldsweats02

よくも悪くもアーセナルの大黒柱、今季こそケガで不本意な結果に終ったティエリ・アンリがミランへ移籍するという話が出てきている。本人もそれをほのめかしている。

既にバルセロナという話もあったが、今回はミラン。チームの急速な若返りの中で、アンリ自身は29歳。30歳以上の選手には1年契約以上の条件を与えていないアーセナル、若いチームを作るという明確な方針がある中でも、その中心はアンリしかありえなかったし、ヴェンゲル監督も放出を否定していた。しかし彼自身の移籍のタイミングとしては、今季の不振を受けて環境を変えるという意味でも信憑性はあった。それを恐れていたのだが...

ミラノから関心があると聞かされて、アンリが語っている。

そういう事が聞こえてくるって事は素晴らしい事だよ。他にどういったらいいんだい?今まで何度も言ってきたけど、今この時点で僕はアーセナルの選手だ。でも起こるはずないと思っていたようなことが最近になって沢山チームに起こっていることを皆知っているだろ。だから僕が今言える唯一の事は、僕はアーセナルの選手ではあるけれど、ミランの話を聞いて喜んでいるという事は否定できない、という事だ。」

先にヴェンゲル監督の盟友で、近年のアーセナルのマネジメントに多くの手腕を発揮してきたデヴィッド・ディーン副会長が辞任したときに、アンリの移籍の噂が大きくクローズアップされた。

「ディーン氏がチームを去ったとき、凄くうちのめされたよ。何が起こったのかわからなかったんだ。何があったのかは知りたくないけど、でもどうであれチームを去るという選択は正しいとは思えなかった。」

「誰だってクラブよりも大きな存在ではないけれども、それでもヴェンゲル監督とディーン前副会長はアーセナルという存在に本当に近いんだよ。だからもし、取締役会を去って欲しくない人がいるかどうかと尋ねられたならば、僕はディーン氏を挙げただろう。」

「残念だけど、ディーン氏の事は僕の範疇じゃない。起こってしまった事には承服できないけど、時々はそうした事になってしまうものだ。だから僕達は前に進むしかないのさ。」

若返りを進めつつあるといっても、アンリが抜けたアーセナルは想像できない。彼以外に得点を奪える選手が今のチームにいるだろうか。ゴールの機会をこじ開けることのできる選手はいない。ファン・ペルシーが戻ってきたとしても、彼はどちらかというと「ごっちゃん」の選手だ。アデバヨールはアンリのマネをしたが、結果を残せなかった。

今季4位、タイトル無しという不振に終ったアーセナルだが、主力を欠くことになればチーム存亡の危機に陥り、そしてセスクを初めとした移籍のスパイラルに落ち込んでいくシナリオが頭をかすめる。残念ながら不安が現実味を帯びつつあるようだ。

2007年6月 8日 (金)

シャビ・アロンソ、リヴァプールとの契約延長

Rxahp5cy
チャンピオンズ・リーグではミランに雪辱を許したリヴァプール。プレミアシップでも3位に甘んじたが、タイトルを狙えるポテンシャルが十分ある事を示したことで、主力選手の求心力も勝ち得たようだ。先日のジェラードの契約と共に、いぶし銀のセントラルMF、シャビ・アロンソも長期契約を結んだ。

「他のチームが関心を持ってくれていたことも知ってるけど、僕の意思はいつだってこのチームに留まるってことだったんだよ。リヴァプールは僕にとって特別なクラブなんだ。だから離れたくはなかったんだ。」

「ジェラード、キャラガー、ホセ・レイナといったチームメイトが今週相次いで契約したことはいいニュースだったよ。皆僕にとっては凄い選手だし、来季への挑戦を示してくれたことは素晴らしいね。」

「監督が新しい力を引き入れることも確かな事だし、新しいオーナーはチームを強くするために多くの努力をするはずだよ。僕達は大きな貢献ができるはずだし、前回と同じ過ちは犯さない。トップチームにぜひとも挑戦したいんだ。」

冷静なプレイでリバプールの守備から攻撃への切り替えを支配したシャビ・アロンソ。ダイナミックなジェラードとは両極にあるこのコンビネーションが、リヴァプールを単なる力任せのチームでないものにしている。来季もまたトップ2を脅かす存在として活躍できる素地は整ったようだ。

ドメーヌ・ロマノー・ディストゥゼ ヴァン・ド・ペイ・ド・ラルディシュ 2004

6zbosqb5
ローヌの白ではやはりヴィオニエが最高峰だろう。あの甘い白い花の香りと、程よい甘さの中にこれまた程よい苦味が隠れている。そしてもう一つ、ルーサンヌという品種。この品種で作られるワインは残念ながら少ない。しかしすばらしいポテンシャルがあるという。

そしてこのワインはそのヴィオニエとルーサンヌの合作だ。作り手はエルヴェ・スオー。ローヌのビオワイン界の雄、ダール・エ・リボで研修を受け、そしてこれまたビオの代名詞、フィリップ・パカレがワイン作りのコンサルタントを務めているという。まさにビオの王道を行くかのようだ。亜硫酸を使用せず、ノンフィルターで造るワインは徹底している。

香りは華やかで甘い桃缶のシロップ、バラ、ハチミツ、ママレード、ヨーグルト、カリンジャムの香りがある。いずれにしても甘い香りだ。色は麦わらのニュアンスがある黄金色。少しねっとりとした質感がある。清澄していないというが、濁りはそれほどでもない。(最後の1杯を注いだときはすごい濁りが出ました...)

酸はやはり少ない。程よい甘さのボリュームと共に、心地よい苦味が口の中に広がる。甘くやさしい香りが口の中を包み込む。よくローヌの白にあるしつこさは全くない。

余韻も軽やかで繊細な花の香りとコクが豊かな旨みがじわりと続いていく。

トロピカルな味わいだが、決して甘ったるくなくバランスを保っているところが素晴らしい。繊細なヴィオニエの長所が存分に発揮されているし、そこに加わったこのボリューム感はルーサンヌの長所なのだろうか。まさにブレンドの妙だ。

ヴァン・ド・ペイという低いカテゴリーにあるのは、造り手のこだわりだろう。いやぁ、いいワインです。エルヴェ・スオー、当分忘れられないね。

【ワインショップ・ベリエ(神戸店) 3,480円】

2007年6月 7日 (木)

セスク、アンリの去就を語る

Fd_vkggt
無冠のリーグ戦が終って、すっかりセスクに関する話題も少なくなったが、久しぶりにセスク・ファブレガスが語っている。

待望の休暇に入ったはずのセスク・ファブレガスだが、やはりチームの大黒柱、ティエリ・アンリの去就は気が気でないようだ。それも自分が愛着並々ならぬものがあるチーム、バルセロナとの接触であればなおさらだろう。

ヴェンゲル監督への恩を人一倍感じ、アーセナルへの愛着も語っているセスクだが、やはりバルセロナへの思いは別格のようで、いつかはバルセロナに戻ってプレイしたいと常々言っている。そんな中でバルセロナがアンリに関心を示しているとなると、心中穏やかではいられないのかもしれない。

「バルセロナに対して『ノー』と言うのは難しいと思うよ。アンリはバルセロナに好感を持っている。障害となるのは、アーセナルが彼に対して与えてきたいろいろな事や、アーセナルで彼が培ってきた経験に対して、彼がこのチームをとても愛しているということだよ。」

「バルセロナは例え最高とはいえなくえも、世界でも有数のチームだし、アンリは偉大な選手の一人だ。バルセロナは常に世界での優秀な選手を擁している。アンリはもう既にワールドカップでも勝利を手にしているから、彼は今、クラブでのタイトルを望んでいるだろう。」

「僕にとってバルセロナは頂点にあるクラブの一つだし、アーセナルだってそうだ。でも、アンリにとってどこが最高のチームなのかを決めるのは、アンリ次第だよ。もし僕の立場だったら、僕はアンリと残りの選手生活を共にプレイするような道を選ぶだろうね。」

「僕もいつかバルセロナに戻る機会があることを願っている。僕のことをわかってくれる人たちは、この僕の願いを知っているはずだ。でも問題は、スペイン代表チームに関して僕が語っているのと同じく。バルセロナには今既にシャビやイエニスタといった優秀な選手がいることなんだ。願いはいつも持っているんだよ。」

セスクがアーセナルに留まる求心力はまずヴェンゲル監督、そしてアンリのカリスマ的な魅力なのだろう。その一方が欠けた時果たしてどうなるのか、今は噂話であって欲しいと願わずにはいられない。来季の挽回を期すためにも...

2007年6月 5日 (火)

ヴーヴレー・セック2004 ティエリー・ピュズラ

4zqeerrg
最近ワインショップに行くと「これビオですか?」という質問をよく耳にする。デパートでもビオワインの特集をしているところもあるようだ。ビオ=良いワインという方程式ができつつあるのかもしれない。

ティエリー・ピュズラはそのビオワインの代名詞となっている造り手だ。クロ・デュ・チュエ・ブッフのオーナーを勤めながら、自分でも旧知の農家からブドウを買い取ってネゴシアンとしてのワインを出している。このワインは後者。

化学肥料は用いず、使用が認められている添加物も全く用いない。酸化防止剤である亜硫酸も殆ど使用していないという徹底ぶりだ。

シュナン・ブランで造られるヴーヴレイ、酸が落ち着いていて、果実のうまさがあるワインだが、ピュズラ版はどうか。

香りはリンゴ、カリンジャムの香りがある。少し酸化香もある。色は緑がかった黄色だ。

味わいもリンゴジュースのようなジューシーさだ。甘さのボリュームの中に、さわやかな酸が隠されている。バランスも良く、「とげ」というものを感じない。さわやかなワインだ。余韻もリンゴジュースのような果実のうまさが長く続く。

いきいきとした酸と、旨みにあふれたワイン。そして何よりも有名になった後も低価格でワインを作り続ける心意気。ビオ=良いワイン、という方程式には必ずしも賛同しないが、ピュズラ=良いワインの公式は経験則で当てはまると同意せざるを得ないようだ。ティエリ・ピュズラ、見事です。

【ワインショップ・ベリエ(神戸店) 2,800円?】

ミゲル・トーレス サンメディン ソーヴィニヨン・ブラン2005

Pgyffyxv
だんだん暑くなってくると、冷蔵庫でギンギンに冷やして楽しめる飲み物が重宝するようになる。だからあんまり高いのはいらない。そしてシャルドネよりも青い若々しさのあるソーヴィニヨン・ブランのほうがいい。

このチリワインは、スペインの秀逸なメーカー、ミゲル・トーレスのもの。チリワインは安くておいしい、と言われるけど自分は苦手。ボリュームはあるが、後味がしつこい感じが強くて、何杯ものむという気にはなれない。

このソーヴィニヨン、チリのものにありがちな甘い香りよりも、フランスのロワールにあるような青さ、白菜、ネギ、ハーブの香りが強い。すがすがしい香りだ。

色は薄めの緑がかった色で、レモン果汁のようだ。飲むとさわやかな酸が突き刺すように口の中を進んでくる。甘さのボリュームもあるが、控えめ。複雑さはないが、若々しさが心地よい。

チリのメーカーでない、外来のメーカーだからこそ、このワインを抑制のきいたものにしていると思う。安くても十二分に品種の個性を語ることが出来るワインだ。これからのデイリーにはちょうどいい。やっぱミゲル・トーレス、いい仕事しますねぇ。

【阪神百貨店 1,050円】

アルマセニスタ・アモンティリャード・デル・プエルト

U__ywbha
一日の疲れに一杯のシェリー。芳醇な香り、飲む前も飲んだ後も、独特の香りに酔いしれる。

日本におけるシェリーの代名詞となっているティオ・ペペはシェリーのカテゴリー上は「フィノ」に分類される。フィノにはツンとした刺激的な香りがある。それも熟成の過程上、液面に繁殖した酵母、「フロール」の影響を受けるからだそうだ。

そしてこの「アモンティリャード」は、通常は繁殖するはずのフロールが消えてしまったために、空気と触れて酸化の影響を受けたものだ。色はフィノとは全く違う琥珀色、ウィスキーに近い。しかし味わいはフィノの若々しさを保っている。刺激と熟成を併せ持ったワインだ。

このシェリーに冠せられる「アルマセニスタ」は、シェリーを造って貯蔵熟成をしても出荷をしないメーカのことを言う。このシェリーを販売しているルスタウ社では、そのアルマセニスタのシェリーをそのまま瓶詰めして出荷している。従ってラベルにも生産者の名前、生産地、そして樽の数が明示されている。

色は琥珀色。紹興酒のような香りがする。フィノにある青い香り、白菜をちぎったときのような香りもある。カラメル香、金属香、古さと若さが同居している香りだ。

味はまろやかだが、酸も鋭い。口の中で鋭い酸とまろやかなアルコールの甘さが格闘する。ボリュームは豊かで、余韻に塩っぽい味わいが残る。

飲んだ後に長く残る芳香、余韻の力強さ、これがシェリーの醍醐味だ。これだけボリューム感あふれるワインだが、惜しむらくはあまり多くの種類にめぐり合うことはない。日本人の嗜好には若干合わないともおもえる酸化熟成的な味わいがこのワインを遠い存在にしている。はなはだ残念...

【ワインショップ ベリエ(神戸店) 4,500円】

2007年6月 3日 (日)

絶筆展−見果てぬ夢、日本近代画家の−

Bjtd1cpj
絶筆という言葉から無念の表情を思い起こすのは、あまりにも感傷的過ぎるということを思い知らされた。絶筆といえども、そこに込められている思いは多様なのだ。

功成り名を遂げた画家も多い。そうした画家の絶筆には自信というか安息感に満ちたものが多い。100歳を超えて独自の世界を確立した奥村土牛、点描画で独特の世界を築いた岡鹿之助などは絶筆というよりも、その画家歴の集大成という印象だ。

しかし死を予感した画家が描く絶筆も、無念さの発露というだけのものではない。平穏なものもあれば、苦しみの中にうねるような描写、そして苦悩の中でも決して失わない希望の光を見出すことが出来る。そこには死の淵にあっても自我を保とうとする人間の力強さ、執念を感じる。

若くして死した青木繁の透明な世界、古賀春江の静謐、そこには死を前にした絶望ではなく、あくまでも理想を追い求めるかのような純粋さしか見ることは出来ない。

絶筆、と称されるものもこれほど多くの世界を語ってくれる。それは人の生が一つとして同じものがないことを改めて考えさせてくれる、そんな深い思いにさせられる企画展だった。7月8日まで。

【兵庫県立美術館 〜7月8日】

2007年6月 2日 (土)

ブルレンベルク2001 マルセル・ダイス

_vzb8zja
今日は六甲アイランドから神戸へと散策に。帰りに三ノ宮に寄ったので、久々にワインショップのベリエに。

営業時間が3時から7時に変わったようだ。えらい短くなったなぁ。大阪店も閉めたし、業務店対応にシフトしたんだろうか?そういえば最近あんまり案内も送ってきてくれないし。

無料の試飲も5種ほどしていたが、有料ののティスティングも。見るとマルセル・ダイス。お、しかも赤じゃないか、これは珍しい、千円だけどいっとかなあかんでしょ?

マルセル・ダイスはそれまで「品種」中心で語られていたアルザスを、一気に「テロワール」中心へと変えた革命児として知られている。今でこそ彼のワインは、その凝縮度からアルザスの銘酒として語られているが、今でも彼への批判、人為的なワインとの批判が止んではいないという。

そんな事は飲むほうにとっては関係ない。申し訳ないが、おいしければ何でもいいんだから。そしてこのワインはまさにそうしたおいしさにあふれている。

香りは深いベリーの香りが華やかに広がる。スパイシーさもある。色も深みがあり、予想外に濃い。これがアルザスのピノなのか?予想を裏切ることばかり。

そして飲んだとき、まさに思い込みは覆される。シャープな酸の後にやってくる厚みのあるタンニン。凝縮度は他のアルザス・ピノとは隔絶している。ボリューム感あるボディは口の中に濃い果実のうまさを満たしてくれる。しかしまだまだ硬い。この硬さが北の気候を感じさせてくれる。ブルゴーニュとの違いはわずかにそこにある。しかし知っているから言えるのであって、たぶんブラインドならばブルゴーニュ、ポマールと答えるくらいのポテンシャルだ。

さすがに1本買うには勇気のいるアルザス・ピノ・ノワール。決して安くないから、同価格帯ならブルゴーニュを買ったほうが確実なのは絶対だが、こうしてグラスで飲むとその秘めた実力に驚かされることがしばしばだ。グラスで出てたら、ダメモトで飲んでみるにしくはない。当たれば本当にビックリする出会いが待っている。

【ワインショップ ベリエ(神戸) グラス1,000円】

ジュール・ド・ソワフ2005 ブルグイユ ピエール・ゴーティエ

7rk_ocfw
ラベルでワインを買ってしまうときもある。このワインもそう。ラベルがなんだかミロの絵みたいで、軽やかで気に入った。「ジュール・ド・ソワフ」、渇きの日だったかな?そういう銘柄からも、なんか癒してくれそうで期待を込めて購入。

ブルグイユはロワールにおける赤、カベルネ・フランの生産地。ただし知名度はシノンにかなり譲る。やっぱフランス古城めぐりに必ず出てくるシノンだから、そうした旅行の思い出と共にというシチュエーションにも使えるので無理はないと思う。

ブルグイユはシノンよりも若干北にある。一般にシノンはスミレ、ブルグイユはフランボワーズの香りがするといわれるが、そうなのかどうかは飲み比べしたことがないので×。

香りは甘いストロベリー、アメリカンチェリー、カシスリキュールの香りで、いずれにしても甘い果実の香りが顕著だ。フランにある青臭さ、おがくずのような香りは最初は強くなかった。しかし空気に触れさせていると次第にピーマンの香りもしてきた。

色は黒味のあるルビー色で、深くはないがつややかな色合いだ。周縁部まで色がきっちりと入っていて、凝縮した感じはある。

アタックはとてもジューシー、酸はしっかりしているが、タンニンはあまり強くない。ボディの膨らみは小さい。こじんまりとした感覚で、余韻もそれほど強くなく、サーっと引いていく。ボジョレー的な味わいに似ているだろうか。しかし最後に残る土っぽい印象が決定的に違う。やはり品種の差だろう。

このワインの特徴は最初の酸と果実味だと思う。イタリアンでいうとバルベーラがこれに近い。フランスワインでこういう酸がしっかりして、スルスル飲める赤ワインは貴重で、軽快な料理には合わせやすいと思うのだが、いかんせん知名度が低いので店に置くには難しいんだろう。

しかしこういう繊細かつ軽快な赤ワインは、しつこい料理よりもあっさりした料理のほうがいい夏にかけて、活躍してもらう場は多いと思う。生産者もわざわざ「渇きの日」と銘打つからには、そうしたピュアなうまさで渇きを癒すといった方向性で作っているんだろうし、この微妙な味わいはキライではない。北のワインからこういう繊細さを取ったら何が残るんだろう?ジワジワと楽しめるワインでした。

【グラシアス大阪空港店 3,000円以下?】

2007年6月 1日 (金)

シャサーニュ・モンラッシェ ヴィエイユ・ヴィーニュ1999 ポール・ピロ

91qporwy
木曜日は堂島のサントリー本社ビル1階、直営のカーヴ・ド・ヴァンが無料の試飲会を開催している。2種類の飲み比べが可能で、今日はオレゴンのピノ・グリ、ヴェネトのメルローだった。

試飲もいただいて、何かお得はないかと物色していて目に入ったのがこれ。AOCシャサーニュ・モンラッシェの「古木」ワイン。ヴィンテージ1999年ということで、飲み頃に入ってるのではないかと思うが、2,800円という安さに一抹の不安が...

ポール・ピロはこのシャサーニュを本拠としており、出色の評価は受けていないが、堅実な作り手ということだ。

色は深い黒味の強いルビー色。落ち着いた色合いで周縁部は少しだが褐色味を帯びつつある。縁まで色がきっちり入っており、ポテンシャルは高そうな雰囲気だ。

香りは黒すぐりのジャム、チョコレート、銅貨、キューピー人形、シソ漬け、干しブドウといった複雑な香りが感じられる。香りが開いていて、揮発してくる成分が強い。

アタックは酸が舌先を突いてすぐ、怒涛のタンニンで舌の横っ面を張っ倒されるような感覚に襲われる。タンニンはまだまだ硬く、荒い感じだ。そして前半の広がりは強烈なのだが、広がった後は急速に収斂していく。余韻も最初のボリュームからすれば少々弱めの感は否めない。でも味わいは決して悪くない。パワー攻撃が去った後のやわらかな果実のうまみは心地よく、ピノ・ノワールらしい余韻だ。

先制攻撃の割には後半は悪く言うと尻すぼみなんだが、村名ワインだし、あまり多くを求めすぎてもいけないかな。だけど2千円台でこれだけパワフルな攻撃は正直予想外だった。まだまだ熟成のポテンシャルがあるワインだと思う。

【サントリー カーヴ・ド・ヴァン 2,800円?】